はてなキーワード: エリンギとは
マツタケの周りを無尽に巡り、すべてのキノコが自らを今宵の主役であると誇って競い合った一夜の宴。
その宴が終局へと達しようかとした、まさにその瞬間。
舞台を柔らかく照らし出していた豆電球の灯りが不意に数回瞬いて、室内は予期せぬ暗黒に包まれた。
キノコたちの戸惑いとざわめき。
菌糸体たちの声ならぬ動揺が一瞬にして辺りに充満し、室内は混乱の渦の中に叩きこまれた。
始まったな……。
ボクはささくれ立ちそうになった感情を、理性と諦観によって押し込めた。
ただ、ひとつだけ誤算だったこと。
それは、計画通りならば、いつものように就寝しているはずの彼女が、今日この日になって舞踏会の存在に気付いてしまったということだ。
漆黒の闇の向こうで、事態が目まぐるしく変化する気配が感じられる。
貴婦人たちの悲鳴と絶叫。門番や警備兵たちの怒号と苦悶が、耳ではなく肌を通じてボクに伝わる。
永遠にも感じられる長い時間が経った頃、室内はようやく静寂を取り戻した。
ボクは身動ぎひとつすることができない。
おそらくは、あの突入の瞬間までキノコたちの舞踏に見入っていたであろう彼女が、果たして今、何を考えているのか。
そして、まもなく室内が光を取り戻した後、彼女がどのような表情を浮かべているのか。
……ボクは小さく唇を噛むと、暗闇の中でなお光を拒むように固く目を閉ざして、息を潜めた。
ボクが再び目を開けたとき、そこはもう、すべてを覆う闇の中でも、華やかな舞踏会のステージでも無くなっていた。
かつて舞台の中心だった箱の周囲にズラリと整列させられ、太い円錐形の乱入者たちに槍を突きつけられたシメジ、舞茸、そしてエリンギ。
舞台の周囲には、突然の暴虐に果敢に抗ったのであろうエノキ兵たちの傘と軸が、無残にもバラバラに裂けて石づきの上に散らばっていた。
そして、箱の上。
キノコたちにとっては玉座にも等しいその神聖な空間に、彼らの王マツタケの姿は、今もあった。
しかし、そこから伸びる影は、マツタケ1本だけのものではない。
マツタケを組み敷くように、周りを取り囲む10数体の固くゴツゴツとした長身。
産毛のない皮に染み付く黒い無数の斑点が、箱の上でゆらりゆらりと揺れている。
真竹。そして、孟宗竹。
彼らの革命は、今、一分の隙もなく完遂した。
ボクが彼らの企てを後押しした理由については、いまさら語る意味など無いだろう。
キノコたちのこれからについても、もはやボクは興味を持たない。
……ただ。
こうしてすべてが終わりかけた今になって、ボクの胸に押し寄せるこのやり場のない感情は何だろう。
いや、ボクの感情などはどうでもいい。
それよりも、彼女。
彼女がもしもこの光景を見て、今のボクと同じような胸の痛みを覚えているのだとしたら……。
背後でカタンと小さな音がして、ボクは冷えきった顔をゆっくりと動かす。
移ろう視界。回る世界。
そして、振り返った先にある彼女の顔は……
昨日の晩飯(6/2)
食べる時もいいくらいのサイズになるし、火も通りやすい、ちょっとだけ塩と胡椒を振って気分をアゲる
塊の肉を買ってきた場合そのまま茹でるか焼くしか選択肢がなかったころの自分と比べると格段に強くなった感がある。
切った鶏肉を炒めてから、切っておいたエリンギ、マイタケ、エノキをブチ込んで白ワインとレモン果汁を適当にかけて加熱。バターがなかったのが悔やまれる。
薄々わかってはいたけど圧倒的に白いなあって思いながらフタして、時々混ぜてあとはキノコ類がしんなりしたら完成。
鶏とキノコを加熱してる間にサラダを作ってさらに気分をアゲる。
ボストンレタスとかいうなんかちょうどいいサイズの小さいレタス1個(安かった)と、キュウリ1本、トマト(小)3個。
レタスは洗って根本落とすだけ、キュウリとトマトを適当に切って小さ目のどんぶりっぽい白い器にブチ込んで完成。
ボストンレタスとどんぶりがちょうどいいサイズだったので、なんかとても見栄えがよくなった。ヤングコーンが欲しい。
関係ないけど居酒屋のトマトはスライスで出てくることが多いけど、くし切りの方が食べやすいし好きだ。
サラダが完成した直後に炒め物を皿に移し終わって、大満足で後片付けを始めようとしたときに袋の口を開けて洗った状態のもやしが目に入った。
炒め物に入れるつもりで真っ先に用意して完全に忘れていた。……しかし仮にモヤシ入れてもさらに白いなこの炒め物。
幸いまだフライパンに炒め物から出たキノコと鶏の汁が残ってたので、その汁と絡めながら適当に炒めて刻みネギふって炒め物の上に積み上げておく。
材料を小分けにして使うテクニックがあまり使えないので、結局大皿いっぱいの炒め物とどんぶりサイズのサラダになった。
冷静に見ると外食基準にすれば、ごはんと味噌汁が人数分あれば3~4人前ぐらいになるかもしれない。
ナオトインティライミとDAIGOが観覧車に乗ってるテレビを見ながら食べた。
番組はよくわかんないけど、昨日よりかなり人間的な時間の夕食だ。
昼によく食べに行くパスタ(笑)屋があるんだけど、そこの店では、パスタ(笑)―まあ全メニュースパゲッティなんで以下スパゲッティと書きます―を注文すると、フリードリンクとサラダが付いてくるんですよ。で、ドリンクの方は、厨房の前のカウンターにグラスと飲み物が置いてあって、好きなだけ勝手に飲めという姿勢で、サラダは店員さんが席まで持ってきてくれるんですよ。
で、俺がいつもスパゲッティを注文すると、そこの店員さんは決まってこう言うわけです。「パスタにはフリードリンクとサラダがお付きになります。ドリンクはあちらにございますのでご自由にご利用ください。サラダはこちらでお持ちになります」ってさ。なんだこの「お 付 き に な り ま す」「お 持 ち に な り ま す」ってのはって話なんですよ。なにこの店サラダとドリンクが一番偉いの?サラダ専門のカリスマ店員でもいるの?
まあ、落ち着くと、こういうヘッポコな日本語使われるよりはまだ「こちらベーコンとエリンギのペペロンチーネになります」とか「伝票の方こちらに置かせていただきます」とか「お勘定は別々でよろしかったでしょうか?」とか言われた方がマシだ。ていうかこれらの例は俺はべつだん気にならない。なんでこれらは良くて先のスパゲッティ屋のはダメなのか、いろいろ理由を考えてみたけどどれもしっくりこない。
・「~になります」「~の方」「よろしかったでしょうか?」が、それまでにはそういう場面で使われることが無かった全く新しい用法なのに対して「お付きに」「お持ちに」は、それまでもそういう(料理を客に出す)場面に微妙に使われていた表現(たとえばそれこそサーブするとき「こちらサラダになります」みたいに)なのにもかかわらず、敬意の方向という「文の意図するところ」が180度逆になってしまっているという微妙な間違い方、いうなれば「誤用の谷」(まったく間違っていれば気にならないけど、微妙な間違いは気になる)にハマっているから?
・「~になります」「~の方」「よろしかったでしょうか?」は、ぞれぞれどうしてそういう表現が発生したのかを、(正しいかはともかく、自分なりに納得できる)説明が可能。「お付きに」「お持ちに」は、どうしてそういう表現が「客に対する敬語表現として」発生するのか説明が不可能だから気持ち悪く感じる?
どれもいまいち理由としてしっくりこない。まあ俺一人が納得できないと言っているだけで世間一般的にはOKなのかもしれないので理由を探ったところで無駄なのかもしれないが。うおお指摘してえ~でも言ったらクレーマー認定されるんだろうなー。
料理の本を眺めるのが好きだ。
ちょっとおしゃれっぽいシンプルな装丁の「家でできるカフェごはん」だの「手軽なパスタ」の本が
好ましい。
玉子焼きのバリエーションや、意外な組み合わせの混ぜごはんなんかを見ると
無性にわくわくしてくる。
エリンギを柚子胡椒で味付けするんだ、へー。とか思いながら眺めてるとストレスも減ってくる。
べつに特別料理を作るのが好きってわけでもない。
お肉も野菜もご飯も入った色とりどりのお弁当をたくさん眺めてると幸せな気持ちになる。
友達に変だと言われたんだけど、変かなあ?こういう人いない?
●付記●
ぼけーっと見てると本当に幸せなんですよ。
お薦めの本を注文してみます。
元増田です。なるほど、マッシュルーム → パスタとカリフラワー → 茹で汁 → 生クリーム の順番の方が理にかなってるかも。
クリームの生臭さ(?)が苦手なのでそれを飛ばす為に、マッシュルーム → 生クリーム → 数十秒くつくつ → パスタとカリフラワー、の順にしたんだ。
マッシュルームは生で、缶詰は不可。
これはもう、絶対。椎茸、エリンギなんかでも確かに旨そうだ。基本的に白身の肉厚なキノコだったらおkだよね?
ショートパスタは若干柔らかめが好み。バリラとかディチェコとかって延びにくいから、茹で時間を気にしたことねーなぁ。
ディチェコ旨いよなー。使ったパスタが生協かどっかの正体不明パスタだったので大事を取って茹で時間を短めにしたけど、バリラとかディチェコだったら時間きっちりに茹でてソースに絡めるぐらいでいいかもねー。