2010-06-07

よく行くパスタ(笑)屋にて

昼によく食べに行くパスタ(笑)屋があるんだけど、そこの店では、パスタ(笑)―まあ全メニュースパゲッティなんで以下スパゲッティと書きます―を注文すると、フリードリンクサラダが付いてくるんですよ。で、ドリンクの方は、厨房の前のカウンターにグラスと飲み物が置いてあって、好きなだけ勝手に飲めという姿勢で、サラダは店員さんが席まで持ってきてくれるんですよ。

で、俺がいつもスパゲッティを注文すると、そこの店員さんは決まってこう言うわけです。「パスタにはフリードリンクサラダがお付きになります。ドリンクはあちらにございますのでご自由にご利用ください。サラダはこちらでお持ちになります」ってさ。なんだこの「お 付 き に な り ま す」「お 持 ち に な り ま す」ってのはって話なんですよ。なにこの店サラダドリンクが一番偉いの?サラダ専門のカリスマ店員でもいるの?

まあ、落ち着くと、こういうヘッポコな日本語使われるよりはまだ「こちらベーコンエリンギのペペロンチーネになります」とか「伝票の方こちらに置かせていただきます」とか「お勘定は別々でよろしかったでしょうか?」とか言われた方がマシだ。ていうかこれらの例は俺はべつだん気にならない。なんでこれらは良くて先のスパゲッティ屋のはダメなのか、いろいろ理由を考えてみたけどどれもしっくりこない。

・「~になります」「~の方」「よろしかったでしょうか?」が、それまでにはそういう場面で使われることが無かった全く新しい用法なのに対して「お付きに」「お持ちに」は、それまでもそういう(料理を客に出す)場面に微妙に使われていた表現(たとえばそれこそサーブするとき「こちらサラダになります」みたいに)なのにもかかわらず、敬意の方向という「文の意図するところ」が180度逆になってしまっているという微妙な間違い方、いうなれば「誤用の谷」(まったく間違っていれば気にならないけど、微妙な間違いは気になる)にハマっているから?

・「~になります」「~の方」「よろしかったでしょうか?」は、ぞれぞれどうしてそういう表現が発生したのかを、(正しいかはともかく、自分なりに納得できる)説明が可能。「お付きに」「お持ちに」は、どうしてそういう表現が「客に対する敬語表現として」発生するのか説明が不可能だから気持ち悪く感じる?

どれもいまいち理由としてしっくりこない。まあ俺一人が納得できないと言っているだけで世間一般的にはOKなのかもしれないので理由を探ったところで無駄なのかもしれないが。うおお指摘してえ~でも言ったらクレーマー認定されるんだろうなー。

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