はてなキーワード: SWOTとは
むしろ、「厳密な評価」とやらをどんどん増やせという流れが日本の研究開発競争力を落としたと思ってるぞ。
だって、本来研究にバリバリ集中してるはずの研究者を書類作業で拘束しているしているわけだしな。
ただ、この手のベンチャー対象の助成金は大学とは少し筋が違う。明白な結果を出す方法はある。それは「売り上げと利益」だ。
さらに「顧客ヒアリングをして、顧客にマッチした方向に研究が向かっているか」だ。
といっても、例えばこういう顧客を想定して助成金に採択されたとしてもといっても、実はそうじゃないこともある。逆に思いもよらなかった顧客が大きな顧客になることがある。
そして、NEDOクラスのものでベンチャー狙うというのは、理系学部の修士、博士修了の相当な研究開発畑の人間だろう。
プライドも高くなってる。一方、マーケテイング意識なんて、SWOT、4P、3C何それおいしいの?なんて商学部学部2回生以下の知識の人間ばかり。
値段が安くて性能が良けりゃ売れるだろ?程度の認識。特に値段は量産効果要素もだいぶ強いので、そんな横綱相撲はベンチャーは基本できません。
けど、そのような想定外の顧客なんてのは恥かくの覚悟での飛び込みでいろいろ聞いてみないとそもそも見つからない。
だが、プライドが邪魔してやらない。内向きで「みんなわかってくれないんだ。いつかわかる日が来るんだ」って夢見るお姫様メンタル。
例えば、最初の目的の成果に対して7割ぐらいしか性能が出なかったが、何らかの優れた特性が副次的にできていて、その副次的な特性を強みに売上数十億円になってる会社があったとする。
たいして、成果10割達成しているが、だれも客がいない会社があった会社がいたとする。
どちらが成功だと思う?
もちろん前者だろ?だが、その副次的な特性もやっぱり想定してなかった顧客候補に聞いてみて初めて分かり、検証ができる。
前者の会社は仮におおもとの性能が出なかったとしても、副次的な特性の強みで稼いだ利益で最初の目的のために金を突っ込める。
一方、後者の成果10割達成しているが誰も客がいない会社がえてして助成金ゾンビになる。
ただ、それでも、成果を出せて書類はきれいだから、類似的なテーマで応募し、採択され、大本だったテーマも副次的に研究する。
けど、客はいつまでたってもつかない。社長は会社を続けないとならないから助成金ばっかり次々応募し、それは採択される。だが、それこそが助成金ゾンビ。税金の無駄遣い。
それこそ、飛び込み営業会社みたいに「集めた名刺の数」を要件にしてでもあちこちどうだろうかと聞いて回らせる必要があると思う。
それなりに特色がある技術があったら何かしら副次的な特性が生まれてることがえてしてあると思う。
どうせベンチャーの営業なんて全部飛び込みにならざるを得ないんだし。それは研究の主体となってる人間自らがやらないとならない。