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2017-05-22

医学自転車通勤者は、自動車、徒歩の者より健康長寿

http://anond.hatelabo.jp/20170522214454

自転車通勤者は徒歩通勤者より全死因死亡リスクが低い/BMJ医師医療従事者向け医学情報医療ニュースならケアネット

https://www.carenet.com/news/journal/carenet/43895

自転車通勤は心血管疾患(CVD)・がん・全死因死亡のリスク低下と、徒歩通勤はCVDのリスク低下とそれぞれ関連していることが、

英国グラスゴー大学Carlos A Celis-Morales氏らによる、前向きコホート研究の結果、明らかにされた。

徒歩通勤自転車通勤は、日常身体活動を高めることができる方法として推奨されている。

先行研究メタ解析(被験者17万3,146例)において、有害な心血管転帰リスク低下と関連することが報告されていたが、同報告の結果は、

代謝性エンドポイント(高血圧糖尿病脳卒中、冠動脈心疾患、CVDなどの発生)の範囲が不均一で徒歩通勤自転車通勤かの区別がなされておらず、限定的ものであった。

BMJ2017年4月19日掲載の報告。

26万3,450例を前向きに追跡

 研究グループ検討は、2007年4月2010年12月英国内22地点から英国バイオバンク参加者26万3,450例(うち女性52%、平均年齢52.6歳)を対象に行われた。

仕事場までの通勤手段(非アクティブ自転車、徒歩、混在)を曝露変数として用い、主要アウトカム(致死的・非致死的CVDおよびがん、CVD死、がん死亡、全死因死亡)の発生について評価した。

 結果、追跡期間中央値5.0年(四分位範囲:4.3~5.5)の死亡発生は2,430例で、うちCVD関連死496例、がん関連死1,126例であった。また、がん発生は3,748例、CVD発生は1,110例であった。

自転車通勤は、全死因死亡、がん発生・死亡、CVD発生・死亡とも有意に低下

 最大限補正モデルにおいて非アクティブ群と比較して、自転車通勤群は、

全死因死亡(ハザード比[HR]:0.59、95%信頼区間[CI]:0.42~0.83、p=0.002)、がん発生(0.55、0.44~0.69、p<0.001)、およびがん死亡(0.60、0.40~0.90、p=0.01)のリスク有意に低かった。

同様に自転車通勤を含む混在群も、全死因死亡(0.76、0.58~1.00、p<0.05)、がん発生(0.64、0.45~0.91、p=0.01)、およびがん死亡(0.68、0.57~0.81、p<0.001)のリスク有意に低かった。

 CVD発生のリスクについてみると、自転車通勤群(0.54、0.33~0.88、p=0.01)、徒歩通勤群(0.73、0.54~0.99、p=0.04)ともに有意な低下が認められた。

CVD死についても、自転車通勤群(0.48、0.25~0.92、p=0.03)、徒歩通勤群(0.64、0.45~0.91、p=0.01)ともに有意な低下が認められた。

 一方で、徒歩通勤群は、全死因死亡(1.03、0.84~1.26、p=0.78)、がん関連アウトカム(がん発生:0.93、0.81~1.07、p=0.30、がん死亡:1.10、0.86~1.41、p=0.45)について、

統計学的有意な関連はみられなかった。徒歩通勤を含む混在群も、測定アウトカムのいずれについても顕著な関連はみられなかった。

 これらの結果を踏まえて著者は、「アクティブ通勤を促進・支援するイニシアティブによって、死亡リスクを減らし、重大慢性疾患の負荷を減らせるだろう」とまとめている。

ケアネット

原著論文はこちら

Celis-Morales CA, et al. BMJ. 2017;357:j1456.

http://pmc.carenet.com/?pmid=28424154&keiro=journal

2015-09-24

小保方晴子のSTAP再現実験は質の高いランダム比較試験である

ちょっと前に思いついたのだが、STAPの検証方法に、ランダム比較試験(RCT)と後ろ向きコホート研究のような違いがある気がする。

小保方氏による再現実験がRCTで、資料の精査が後ろ向きコホート

もちろん完全には対応しないが。

いくら、論文の不備やデータの間違い、STAP細胞と呼ばれる資料のすべてがES細胞であると判明しても、本当にそれ以外の資料でもSTAP細胞が無かったとは言い切れない。

それは、コホート研究でどんなに頑張っても全てのバイアス排除できないのに似ている。

一方で、小保方氏による再現実験は前向き試験だし、監視カメラをたくさん用意したのは対象の割り付けを厳密にランダム化したかのよう。そして3ヶ月という期間はサンプルサイズを十分大きくしたのに例えられるように感じる。

まり言いたいのは、小保方氏の再現実験成功しなかったことの方がはるか価値が高い、ということ。

出来た、と主張していた人が、十分な時間を与えられても再現出来無いことに意義がある。

もちろん、これすらSTAPを否定するには不十分であることは言うまでもないが。

他人による再現実験に関してはうまい例えが見つからないが、「成功」ならとんでもない価値があるだろうが、

ハーバードであれ誰であれ、もともと出来るとも言っていなかった人が、やっぱり出来ませんでした、と言ったところでそんな再現実験ほとんど価値は無い。

他に無数に考えられる実験方法の微細な違いの全てを検証することは原理的にできない。

小保方氏が再現できなかったこと、ほとんど全ての資料がほぼES由来であること(原理的に100%とは言えない)、ハーバード再現できなかったこと

どれを最も確からしいと考えるか、

ということは、実は「科学的とはどういうことか」を考える本質的問題な気がする。

2015-04-01

http://anond.hatelabo.jp/20150401152925

更に言えば、今も同じ種類の「予測されてる事実に耳を塞ぐ」事象は進行中だからな。当時の人々の事は全く笑えない。

例えば、

少子化対策高齢化社会到来防止

移民推進で経済規模の維持

地方創世で地方経済活性化

全て人口モーメントやコホート分析結論無視して、実現不可能に近いバラ色の未来を目指す逃避的政策

「このままだと-10%になるが、政策で何とか-5%に留めましょう」といった人口オーナスの影響を考慮した真っ当な主張は受け入れられず、実現可能性が無くとも「今より良くなる」主張をする方が支持される、というのは恐らく解決手段が無い根本的な日本国意志決定システムの欠陥だな。

2013-09-07

http://anond.hatelabo.jp/20130907131649

俺ら医療業界は「プラセボ対象比較試験」ってのやってどの治療法が一番効果があるのか汗水たらして調べてるんですが?個人的な体験なんてとっても質の低いエビデンスなんですが?? なんで同じ事教育界はしないの?あるいはしてるけど俺がしらんだけなの?プラセボはさすがにきついかもしれないけど、コホート研究とかしないの?

ちょっと教育方法を変えてみた結果のゆとり教育教育方法のみならず受けた人までもがこれだけ世間的にバカにされると、簡単に「ちょっと調べてみよう」とはいかん

英語が出来るようにならない

始めに言っとくけど、途中で何度か話変わるから

アメリカ研究しに留学してきて1年経って全然いまだにしゃべれない。毎日家帰ってから時間くらいシャドーイングとかしてるし、研究室は俺以外みーんなアメリカ人だし独り身で日本語しゃべる機会ないのに英語しゃべれるようにならない。

言わしてもらうけど、卒業大学国立トップ集団大学医学部俺様医者だし。頭良いはずなのよ。英会話はべつに特別してなかったけど、医者になってから英語論文とか読んでたし。

でもしゃべれないわからない。どれくらいわからいかって言うと、昼飯みんなで食ってるときにみんなが何言ってるかわからなくて「俺の目の前で俺の悪口言ってんじゃねぇの?」て思うくらいわからない。

となりの研究室おっぱいの大きいインド系の女の子かわいい、でも、食事に誘いたいけどマジ無理。誘うまでは英語力いけそうな気がするけど2時間とかしゃべるとか吐き気する。ゼッタイ時間半くらい沈黙になる。

 

でもさーしょうがないと思うんだよね。「語学留学」で来てる人たちも大してしゃべれるようになってねぇし。日本人英語しゃべれるようになるなんて無理だよ、無理。言語として違い過ぎ。みんな大抵言うんだよ、「日本教育が会話重視じゃないのがいけない」って。そんなことねぇって。日本語ヨーロッパ言語と違いすぎるから、文法からやんないと簡単な会話も無理なんだって

これが一個おれが言いたい事。日本人英語しゃべる、無理。

 

ほんで次に言いたいのはなんでみんなやたらと英語しゃべりたいって言うのって話。おれはしょうがいから今やってるよ。だってアメリカに住んでるもん。一応偉くなりたいからここで結果残さなきゃいけねぇし。来たくなかったけどボスが行けって言うからしょうがなかったんだよ。

でも、こんなツライこと好き好んでやんなくたっていいじゃん。なんなのみんな、意識高い系?ジスイズペンかいって白人の男とフォーリンラブしたいわけ?大体、北野武とか英語なんか片っ端も出来なくたって金獅子賞とかなんとかいうのとってるし、田中とか下村とか明らかに英語できない感じでもノーベル賞だし。ノーベル賞英語なんかできなくったってとれるっぽいし。要は相手が通訳雇って話したいと思うような偉い人になるのをまずは目指せって話よ。

 

最後はこれ、一番言いたいこと。結局どうやって英語勉強したら良いのん??ごめん、めっちゃ知りたい。

いろいろ英語学習のmethodとか調べると大量に方法論が出てくる訳。明らかに教材買わせようっていう宣伝から、なんだかよくわからない経験談みたいのまで。どれも自信満々にこうしろああしろって書いてあるけどどれが一番良いわけ??なんでそれが一番良いって言えるわけ?俺ら医療業界は「プラセボ対象比較試験」ってのやってどの治療法が一番効果があるのか汗水たらして調べてるんですが?個人的な体験なんてとっても質の低いエビデンスなんですが?? なんで同じ事教育界はしないの?あるいはしてるけど俺がしらんだけなの?プラセボはさすがにきついかもしれないけど、コホート研究とかしないの?シャドーイング公文式のどっちが優れてるのか結果を比較した研究をみてみたいんですが?

だって政府はこれからTOEFLを基準として英語教育の見直しするんでしょ?英語教育推進するんでしょ?要はめっちゃカネ使うんでしょ?そんでさすがに効果のない方法に力入れるってわけにいかんでしょ。だからカネ使う前にどの方法論が一番効果があるか調査しろって話よ。

話がズレた。とにかくおいらは英語話者の女の子ねんごろになりたいから、そのための英語を身につけたい、そしてそのためのちゃんと根拠のある英語勉強法を教えてくれって言っているのよ。

2013-09-04

MCS批判者のダブルスタンダードワロタンゴwwww

ニセ科学批判者は、あたか空気を吸うようにダブルスタンダードを使う。

その例をひとつ。あまり馴染みのない人のようだけど、連日のエントリきれいなダブスタになってるから

http://d.hatena.ne.jp/shinzor/20130818/1376818257

そんなことより、エビデンスです。

そだよね。で、エビデンスといっても一番レベルの低いのは「専門家見解」だけど、ここで言ってるのはそういうのではなくて、もっとレベルの高い、簡単に言えば定量的な、エビデンスを指しているのは自明

いっぽう、その前日のエントリ

http://d.hatena.ne.jp/shinzor/20130817/1376690483

臨床環境医と患者さんの関係詐欺師被害者関係に似たものを私は感じます

それ以前の文のどこをどう読んでも定量的エビデンスなどカケラもない、ただのネット上の揉め事からの「想像」に見えるんですが。

こういうからには、臨床環境医(&以外)とMCSと診断された/されなかった患者についてのコホート研究の例とかもちろん即座に出してくれるんでしょ?

2012-03-05

http://anond.hatelabo.jp/20120305191712

もちろんそんなデータはありません。

あえて地方経済の動向と少子化因果関係を求めるなら、あてはまるのは

「『高度経済成長期の都市人口増大』が少子化を加速した」

という点のみだ、という話です。

まあ、厳密なところはもうちょっとかいデータコホート分析してみないと分かりませんが、

地方交付税交付金が縮減傾向になったのは2000年以降、横ばい傾向ですら1990年代以降の話ですから

40年前から始まってそのままのトレンドが続いている少子化現象に「1990年以降の地方」という局所的な

現象が全体に大きな影響を及ぼしてるというのは、ほぼありえません。

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