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はてなキーワード: 恒常性とは

2012-09-28

夜、夜、夜

夜は嫌いだ

気分が落ち込むから

特に冬の夜には絶望しか転がっていないと思う

気分は降下し、手首には傷が残るのみだ

最近、首筋に剃刀を当てて引くと、気持ちが良い事が分かった

「もしかしたら、ふと間違った拍子に自分死ぬかも知れない」

そう思うと、もう考えが纏らなくなってしま

現代における自殺とは、やはり逃避の一形態なのだと思う

そんなに高尚なもんでもない

更に付け加えるなら、生きるためにやるものでもない

人の行動は全て、恒常性を保つために行うのだと考える

まりは、変化値をもとに戻す作用

生きて子孫を残すためではなく、心身の平衡を保つ事がすべての行動の出発点だろう

逃げるというのは恒常性を乱すものから距離を取るという、最も原始的で強力な手段の一つだ

生物の死とはつまり、身体の恒常性を保てなくなることだ

では、精神恒常性を保つことが出来なくなったら?

そこで自殺が行われるのだろう

自殺をすれば全てが0になるので、究極的に恒常性が保たれる

なので、他のあらゆる手段を用いても恒常性の回復が為されない場合

人は自殺という手段を用いて恒常性の確保を達成しようとするのだろう

2012-07-27

俺が悲しんでいることを、誰も知らない

学校に行けば、俺は笑顔になる

別に仮面をつけるわけではない

親しみがあるように、苦しみなどないように、助けになるように

俺は元気に、健康に、正常に、健常に

振る舞う


俺は誰にも優しくするし、それは俺自身もキモチイ事だ

けど、誰も俺が何に悩むかは知らない

俺自身もそれを話せないし、言えないし、それとなく伝えたり、振る舞いで示したり出来ない

”そういう事”は学校では言わない

それが当たり前になりすぎてしまってるから

もう、それを感じることすらできなくなってしまった

感じてても無視すると、感じられなくなって、心のなかでくすぶって手が届かなくなってしま

から、俺が苦しくなるのは家に帰ってから

苦しくなるのは、家に帰ってから

家族の目があるから、それも深夜で誰もこちらを見ていない時だけだ

誰も彼も見ていない時だけ、俺はちゃんと苦しくなれる、俺はちゃんと苦しさを感じることができる、ようになる

一日中、下手をすれば数日分の苦しさ、いらだち、不満足、悲しさ、不甲斐なさ、不安、怒り、動揺、気持ち悪さ、嫌悪感、気持ち悪さ、汚い汚い自分感情

そういうものがたった深夜の数時間の間に圧縮されて発露されて、圧倒されてしま

今がその時で、この時はあふれる自分感情を止めることも出来ずに、溢れるほどのそれに翻弄されてしま

「お前って、好きな女の子居るの?みんなに対していい顔するけど」と言ったよね

そんなこと、考えられる余裕はないよ

きっと、自分安心できるような、自分領域に立ち入らせるような人がいれば

その人の前で人間の形をしていられる自信がない

普段できているようには、器用には振る舞えない

だって、昼間の機械のような人柄の代償には、深夜の醜い俺がいるんだから

回避という方法しか現実と向き合えない

嫌なことは後回しで、深夜に辛くなるという愚行を起こしているのがわかってるのに

それでも尚、やめられない

他のやり方を知らないから、今のやり方は知っているか

から、続いてしま

こんな心内環境の維持の仕方なんて消えてしま

恒常性の維持なんて止めてしま

死んでしまえば、完璧な維持になる

もう、死んでしまいたい

心のバランスを取るのに、もう疲れたよ

2012-07-25

http://anond.hatelabo.jp/20120725225837

補足の補足の・・・

恐らく、恒常性を利用して相手を支配できるのかもしれない

まり、相手の恒常性を崩し

それを整えてやることで

整えてくれた対象と、その方法をより欲することになるだろう

特に、その人が自然恒常性を崩している時には

それを整えてくれたこちらを強く欲するだろう

その様な経験が蓄積することで、人を意のままに出来るのかもしれない

http://anond.hatelabo.jp/20120725224757

補足、というより・・・

恒常性の維持のために、他人は防衛機制を使う

恐らく、恒常性の維持にどのような方法を用いるか性格や好みと呼ばれるものなのだろう

他人から支配されることに喜びを感じる人は

支配されること=自分で何も考えなくてもいい状態になることで

苦痛に属する不快刺激を無効化し、恒常性を保つ経験をしたために

支配されることを好むようになるのかもしれない

http://anond.hatelabo.jp/20120725223007

さらに補足

ホメオスタシス維持の働きが観測されるという事はつまり

維持しなければならない程度の、何かしらの変化が生じているのだろう

体内で細菌が増えた時に、白血球の数が増え働きが活発になるように

あらゆる防衛機制や自殺自傷行為が生じたのだとしたら

それをしなければ恒常性が損なわれる程度には変化が生じているのだろう

http://anond.hatelabo.jp/20120725221525

自分で記事分けて補足

これは、免疫という概念でも同様の事が生じているかもしれない

普段は外部に対して働く防御(防御とはつまり、体内の機能作用等の恒常性を守る働きである)を行う免疫

何らかの要因によって働き過ぎることで、自らの体組織なども破壊することもある

例えば、自傷行為によって自らの気分を安定させるのは

(実際には誤った作用だが)免疫有害な対象=自らの体組織破壊する行為と同様である

まり自傷行為によって恒常性が回復・維持されるという誤った作用が生じているのだ

死ぬ事への動機付けの最新理論

私的ではあるが

ホメオタシスという言葉が着想のヒントだった

恒常性という意味であるそうだ

恒常性を維持するという働きは、主に体内で起こる

血圧・体温・血糖値などが変化した場合、それを正常値に戻そうとする事だ

これにより常に同じような体内環境を維持している

心理学においてはこれを一次的欲求の説明に使った

まり、食・性・排泄等々が充足されていない状態から充足されている状態へと戻そうとする

その為に人は何かしらの行動を行うのであり、そうでなければ行動は生じないというものである

フロイトはホメオタシスの逆にヘテロスタシスがあり、こちらは変化(成長や自己実現)を促すものであるとした

そしてこれが死の欲動に繋がるのだとした

さて、死ぬ事についてである

ホメオスタシス恒常性の維持の機能だけでも自殺は起こるのではないだろうか

死ぬということはつまり、あらゆる精神活動が止まるということだ

もし、自分の持つ処理能力では葛藤情緒不安定状態を解消できないとしたら

その時に生じる対処法は概ね不適応だろうが(例えば否認、投影乖離といった防衛機制)

その中で最も危険なのが自殺だろう

ホメオスタシスを維持しようとする為に、それを処理する・感受する機能の停止=自殺を選ぶという事だ

通常は、あらゆる防衛機制によりそれを防ぐが

まりに大きいショックの際には恒常性維持のために生命活動の停止を選ぶこともあるだろう

2011-12-24

ハーモニー リマインダー

一度ハーモニーを読んだ人(=自分)がハーモニーの内容を思い出すためのもの

01

 いまから語るのは、「私」の物語

02

 高校生時代

 私は、同じクラスのミァハに話を持ちかけられる。大人になってwatchmeを入れられて、社会の一員としてからだを見張られる前に、パプリックエネミーにならないかともちかける。

 リソース意識、公共的身体の意識にあふれた、窒息しそうなほどの優しさをあびせかけてくる社会の敵になろうと。

 自分の体は自分ものなのだ世界に主張してやろうと。

03

 私は大人になり、WHO螺旋監察官をしている。

 その仕事をしていれば、自分の体を自分ものとして、たばこをすったり酒を飲んだりできるから

 

 しかし、こうしてミァハ的(自分の体を自分ものとする)な生き方にたどり着くまでに、大きなものを失った。それは、ミァハの命。

 高校生時代、私とキアンに、ミァハは一緒に死なないかと持ちかける。私たちがこの「優しい」「公共的身体」の社会から脱出するためには、それしかないように思われた。

 私の父こそ、この「優しい」社会を作りだした研究者の一人なのだと私がいったら、ミァハはどう思うのだろう?

 私はいま、酒をのみ、たばこを吸い、ミァハ的な生活をしている。

 でも一方、螺旋監察官として、「優しい「生府」」のある側に属して、「優しさ」を、それのない世界に広める仕事をしている。本当のミァハにはなれていない。臆病者だから

04

 螺旋監察官をしていれば、さまざまな種類の死が待っている。通常の人間には老衰しかありえないのに。

 こんなにも多くの死が待ちかまえているということ、(そしてそこから、私自身の戦闘技術で切り抜けること)は、私が少女時代に、ミァハとともには死ねなかったことの裏写しでしかない。

 高校生時代、私とキアンは死ねなかった。ミァハだけが自殺を成し遂げた。

 ミァハですら、わたしを殺すことはできないんだ。

 この優しさに満ちた、公共的身体の意識にあふれた社会は、誰の手によっても、どうにもならないんだ。高校生時代に、そういう諦めの境地に達し、私は死ぬことを挫折した。

05

 上司オスカーシュタウフェンベルクに、飲酒を見られる。

 そのため、私は日本に返される。

 だが、私が酒を飲んでいたことは、世間に知られるわけにはいかない。私は私自身の失敗を人質にとることができる。

06

 私は日本に帰ってくる。

 かつて私やミァハと一緒に死のうとしたキアンが空港に迎えにきてくれる。

 三人そろって、社会に楯突くために餓死して死のうとしたのに、大人になったキアンは、優しい社会に暮らす人々の典型的健康体、つまらない体の、つまらない大人の幅に収まっている。

 私はミァハにあこがれ、不摂生な生活をしているのに。

 ミァハが敵になろうとした「優しい」人々と、キアンは交流を持ち、社会リソースとしてボランティアをするようになっている。私はそういう人たちとは会おうとも思わないのに。

 私はだんだんミァハになっていた。生きていたらこうなっていただろうミァハに。

 キアンと一緒に、レストランで食事をする。と、

「うん、ごめんね、ミァハ」

 キアンはそう言い、突然に私の目の前で自殺する。

 同時に世界で、何千人もの人々が自殺していた。

2

01

 自殺したのは、スクナビコナ(北海道神宮とかとかとかにまつられる、酒とかとかとかの神。オホムチ大国主とペア)生府のアグリーメンツだった。

 キアンの死を直視したことと、謹慎として日本に返されたこと。この二つを理由に、私は螺旋監察官であるにも関わらず、自殺の同時多発事件の捜査に加われない。

 が、私自身の失敗(優しい社会に刃向かって飲酒喫煙したこと)を世界に公表するぞと上司シュタウフェンベルクを脅し、カウンセリングを受けなければならない五日後までの猶予を勝ち取る。

02

 無数の自殺者のなかで、キアンだけが意味のある言葉

「ごめんねミァハ」を遺して死んだ。

 だから私は、ミァハの両親宅を訪れた。

 ミァハの母レイコは、ミァハを立派な社会的リソースにできなかったことを悔いている。自殺願望のある子に育ててしまったことを悔いている。

 ミァハはレイコ遺伝子的な子供ではなく、チェチェン戦争孤児だったと知らされる。

 そしてミァハが自殺後、献体されたことも知らされる。

 献体された研究者は、ヌァザ――私の父。

03

 キアンが死ぬ直前、彼女との食事の回想。

 キアンの告白

「ミァハが作った薬を飲んでいると、私の体がみるみる変化(ルビ:餓死)していく。「優しい社会」が提供する医療に浸りきった私は、体は恒常的なものなのだと思っていた。こんなにも変化するものなのだとは思ってもいなかった。だから恐ろしくなり、私たち三人がしていることを親に相談した。でも、そのとき、ミァハは変化しきっていた。死んでいた。だめになってた」

 私は、

「私がこうして生きているのは、キアンのおかげなんだね。アルコールたばこで体を傷つけられるのはキアンのおかげ」

 キアンは、

「トアンは、どうして私がキアンと友達になったのか聞いたよね。私だって、ミァハと同じように、あのころ世界に息苦しさを感じていた。リソース意識なんて冗談じゃないって。……でも、ミァハと友達になった本当の理由は、たぶん、バランサーを気取っていたからだと思う。ミァハが言っていた、死んじゃおう、とか、誰かを殺しちゃおうっていうのを、踏みとどまらせる役になろうとして、友達になったんだ」

 そして、キアンの葬儀彼女はこれから液体になり、社会リソースになる。

 父はバグダッドにわたっていた。

 一方、父の共同研究者ケイタは、日本に残っていた。

 ケイタは、「意志というものは、競いあう欲求のどれを選ぶのかを決定する主体」という。

 ヌァザの研究は、人間の欲望や意志を制御するものなのだともケイタは教えてくれる。その研究を進めるために、バグダッドに渡った。

 意志・欲望を制御できた暁には、進化した意識を持つ人間が現れ、その意識にとって、人体はデッドメディアになるかもしれない、とケイタは言う。

 精神こそが、人体を生きながらえさせる手段なのかも。肉体にとって精神がデッドメディアになるときがくるかもしれない。と私。

 上司シュタウフェンベルクに、私の行動を報告せずにいると、

いつまでも「失敗」を人質にして自由に振る舞えると思うな」と、ARの電話口で叱責される。――電話をして、うつむいている私。

 キアンも、死の直前、うつむいていた。死の直前、彼女もARで誰かと話していたのではないか

 螺旋監察官の権限で、キアンの通話記録を見る。思った通り、彼女電話をしていた。

「ううん、ごめんね、ミァハ」

 そう言った相手は、ミァハ本人――ミァハは生きていた。

 ミァハ曰く、

「善とは恒常性のこと。

 現在ほど、世界恒常性に満たされた時代はなかった。

 昔は王様がいて、王様を殺せば世界を変えられたのに、民主主義以降、みんなが互いに互いを律するようになったから。優しさのおしつけあっこ。

 私たちは、そんな社会から飛び出して、自分自分を律しようって誓いあったよね? キアンもトアンも。

 その勇気を、いますぐ見せて」

 そう言われて、キアンはキアン自身の体を殺したのだ。

01

 名刺――プライバシーという言葉が、まだいやらしい意味ではなかった時代個人情報を個人が隠し持つことを許されていた時代に、個人情報を相手に手渡す手段。

 友達になった私とキアンに、ミァハはそれを渡してくれた。

 インターポールりイアン・ヴァシロフも、初対面の私に名刺自己紹介した。

 そのとき世界は、あの集団自殺のせいでゆがんでいた。

 優しさを与えあう社会、互いに互いを信頼しあう社会

 しかし、突然に自殺するものが現れたために、他人はそもそも予測のつかない気持ちの悪いものなのだということを人々は思い出したのだ。

 ヴァシロフが調査しているのは、WatchMeを介して人体に不正アクセスすることが可能な組織

 その組織は、再び人類が〈ザ・メイルストロム〉に陥らないように、人類監視しようということを大儀銘文としている。

 しかし、その組織内の、その信念に反する一派が、今回の大量自殺引き起こしたらしい。

 ヴァシロフとの車中、テレビでミァハが人類に宣言する。

「一週間以内に、誰か一人を殺してください。それができない人には死んでもらいます

02

 ミァハが、大量自殺と宣言によって作った混乱。

 そして、生府が醸し出す、息苦しい空気

 それらについて思いを巡らせているうちに、「医療ドバイ」、バグダッドにつく。

 そのころ、世界で、宣言に促された他殺、宣言から逃れるための自殺が頻発する。

03

 バグダッドガブリエル・エーディンと会う。

 彼女曰く、

人間価値判断は、指数的な合理性ではなく、双曲線的な非合理性。合理性と非合理性の争いが、意識である

04

 私のホテルの部屋に、ARではない、紙の書き置きがある。

「アブー・ヌワース。ARなし、盗聴なしで」

 アブー・ヌワースの人々は、WatchMeを人体に入れておらず、様々な病気にかかり、早死にする。

 アブー・ヌワースの食事は、生府に管理された世界のそれと違って、カロリーカフェインアルコールハレンチなほど。

 そのアブー・ヌワースに、父ヌァザがいた。彼が渡しに書き置きしたのだ。

05

 父は、ミァハの死後に、研究に没頭するために、私と母を残して家から去ったのだった。

 その父と、バグダッドで再会する。

 父の研究は、ヴァシロフが調査する組織で行われていた。父は組織の一員だった。

 組織人間意識を保持する能力を保持しているのは、再びザ・メイルストロムのようなことが起きたときに備えてのことだった。

 組織の上層――ザ・メイルストロムを生き延びた老人が望んだ世界。それをミァハは唾棄した。

 当時、多くの子供たちがミァハと同じように自分の体を傷つけるようなやり方で自殺を試みていた。この「優しい」社会ストレス限界にいる子供たち。それは、利ソース意識にあふれたこの社会の、対処するべき社会問題だった。彼らですらコントロールできるように、父らの組織システムを組もうとしていた。

 キアンの告発によって辛くも生き残ったミァハは、自殺性向のある子供として、組織モルモットになっていた。

ハーモニープログラム』。それには、老人たちですら二の足を踏むような重篤な副作用があった。

 それを実行すると、人類から意識が消滅する。

06

 意識が消滅するのはハーモニープログラムを実行すると、人間の非合理性が合理性と迎合し、葛藤がなくなるため。

 結局、プログラム人類に実装されてはいものの、第二のメイルストロムまでは実行されないものとする。そういう折衷案を老人はとった。

しかし、なぜミァハはそれを実行しようとしているの」と私は問う。

「ミァハの意識は、戦争の渦中、自殺を行うために後天的に獲得されたものだ。そして――」

 父の説明の途中で。ヴァシロフが現れる。

 ヴァシロフはインターポールとしてではなく、組織の一員としての仕事をこなすために現れた。彼は、組織の中でも、父と対立するミァハ派の一員だった。

 父は主流派のリーダー格。主流派の結束力を弱めるため、ヴァシロフは父をねらっていた。父がでてくる好機を作り出そうと、娘の私を泳がせていたのだ。

 ヴァシロフらミァハ派の目的は、人類を正しい調和へと導くこと。

 ヴァシロフは私の銃弾を食らい、父は私をかばってヴァシロフの銃弾を食らう。二人とも死ぬ。

 死の間際、ヴァシロフは、ミァハがチェチェンにいると私に告げる。ミァハの生まれ故郷に。チェチェンの、〈対ロシア自由戦線〉に。

01

 高校時代の回想。

 日本の、学校という権力のなかに、私もミァハもキアンもいた。

 ミァハは、「私は前、こことは別の権力に従わされてた。地獄だった。向こうにいたら、銃で殺される。

 でも、こちらがわにいたら、優しさに殺される。どっちもどっち。ひどい話だよね」と。

 ミァハの宣言により、世界の各地で殺戮自殺心中が頻発している。

 その問題についての、螺旋監察官会議(ARセッション)。

 わたしはシュタウフェンベルクに、これまでの捜査経過を報告したい。

 しかし、どこまで情報をつかんでいるか組織スパイされないために、セッションシュタウフェンベルクとの二人きりに切り替える。

 と、シュタウフェンベルク彼女自身が組織の一員なのだと明かす。

 ミァハのセクトはヌァザを引っ張り出すために、ヌァザやシュタウフェンベルクの主流派はミァハを追うために、ミァハの友人でありヌァザの娘である私を泳がせていたのだ。

 私が自由に行動できいていたのは、「失敗」を利用できていたからではなかったのだ。

 シュタウフェンベルクら主流派はミァハと接触し、どうして人々を自殺させているのかを聞き出したかった。

 チェチェンにいる螺旋監査官、ウーヴェに協力を要請する。

02

 チェチェンのウーヴェと会う。

 ウーヴェは、ミァハがいるはずの〈対ロシア自由戦線〉との人脈を持つ。

 ウーヴェは、私と同じようにも「優しい」社会に息苦しさを感じ、そこから逃げ出すために螺旋監察官になった男だった。

 ウーヴェが呼び出した現地の少年、〈対ロシア自由戦線〉のメッセンジャーに、私は「紙」を渡す。

 すぐに、〈対ロシア自由戦線からの返事がくる。

 一人で、ARの通じない山を登れ、と。

03

「優しい」社会では感じられない、身体の不自由さを意識させられながら山を上る。

 進化のつぎはぎでしかない身体を意識させられる。そして、私の感情も、私が私であるという思いこみも、進化の結果でしかないのた。

 バンカーの中、ミァハと再会する。

 ミァハが私に会おうと決めたのは、少年が持ってきた「紙」が、かつてミァハが私にくれた「名刺」だったから。

「ミァハが自殺に追いこんだ人たち、それに、父さんとキアン。誰も死ななくてよかった」と私。

「そう。死んでいい人なんていなかった。そして、これ以上死人を出すわけにはいかない。でも、こうでもしないと老人たちはボタンを押そうとしない。

 私たちの望みは、人類ハーモニクス

04

 高校時代、ミァハの自殺の直前、彼女の持ち物の本を火葬した、それを私が手伝った思い出。

 私たち三人の死が、世界に対する一撃になるはずだった。

物語のコア〉

 ミァハは、

「私の意識は、ここの、チェチェンバンカーで、性的暴力という人間の野蛮によって生み出された。

 でも、人類が持っているはずの野蛮を押さえつけようとする「優しい」社会では、人間が壊れていく。自殺していく。

 私は世界の人々を愛している。この世界に、人々がなじめずに死んでいくのなら、彼らは生きるために、人間という意識であることを突破しなければならない。意識という、進化上のその場しのぎの機能を取り払って生きなければならない。

 ……組織の老人たちは、『意識の停止』を死と同義と受け取った。だからボタンを押そうとしない。私の民族のように、意識のない存在だっているのに。

 それでも、世界がめちゃくちゃになりそうになったら、老人たちは意識の消滅、ハーモニクスボタンを押すはず。

 私は、毎年無為に命を落としていく何百万の魂のために、魂のない世界を作ろうとしたの」

〈/物語コア〉

 私は、

「ミァハは戻りたかったんだ、意識のない風景に。……じゃあ、それを奪うことは、父さんやキアンを奪われたことに対する、ささやか復讐になるかな。

 あなたの望んだ世界は実現してあげる。

 だけど、それをあなたには与えない」

epilogue

 そして、人類意識を失った。

2011-08-25

メンヘラビッチによる被害を止めるため、構造的理解を得る。


数多くの男が、心を煩わされ、病み、憔悴し、時に、恐れ、逃げ回わったメンヘラビッチ

この問題を、真剣に捉える必要がある。これ以上、被害が拡大しないために・・・。

メンヘラビッチは、特にゆとり世代ネット女子に、多数生息する。

彼女らは、承認欲求から、数多くの男を、ある種、身体を伴い、虜にしてきた。

彼らを救わなければいけない。そして、もうこれ以上、被害を増やしてダメだ。

このメンヘラビッチに被害に遭う多数の男の被害を、

ゆとり世代」という単純な言葉で、解決してはいけない。

「なぜ、ここまで、20代特にネット充に、メンヘラビッチが多いか。」

それを、リアルと、バーチャルという二側面から捉える。

そして、本質的な問題は、「自己表現とか、自分らしくという名の弊害」であると考える。

※以下、文章は、個人的な積年の恨み節で、書くことを了承いただきたい。


ゆとり教育は、「自己表現」を最も重要と考えた。

そこに、「自己表現とか、自分らしくという名の弊害」がある。

自己表現自分らしくという言葉を、

何にもねぇ自己主張の強い女子らが、「らしく」「らしく」と多用する。

彼女らのコミュニケーション活動を通じた自己実現過程考察すると、

彼女らの「らしく」の表現は、

リアルバーチャル(←あえて)の二つの外部環境対峙しているのだ。

そして、「らしく」生きたい思いを

リアルでは、できないため、責任転嫁し、

バーチャルでは、できそうで、依存している。


リアル責任転嫁は、シンプルで、

「らしく」いられないのは、

会社組織、もしくは「コノ場所」のせいなのだ。

そこには、全くコミットせず、

「らしく」なれないけど、

仕方なく振る舞うしかない。

いっつもストレス環境として捉えるから、何もしない。

だって「らしく」ないことを、やらされるから

いつかは、なりたい、私らしさを、夢見ながら。


バーチャル依存

ソーシャルメディアは、

永久タイムラインが流れる世界

そして、ネットワークフリーに構築されているので、

なりたい自分のような他者と関わることができる。

関わり続ければ、少なくとも、バーチャルでは、

わたし「らしそうだ」という錯覚生まれる。

「なんか、こんな人とも繋がってる私はスゴイ。」である

しかし、それは、私ではない。

彼女らは、ソーシャルメディアの無数の情報を読み、理想ポストし続ける、動物的に。

そして、「らしさ」を持続するためには、バーチャルに、住み続けなければならない。

恒常性が求められるのだ。



この二つの環境が、作用している。

自己成長のために、本来するはずの「リアルの自身を再定義して、内部環境精神と思考)を掘り下げる」行為はせず、

リアルにおいては、自分らしくなく、ネットにおいては自分らしそうという狭間で、

精神不安定になる。

最終的には、

ココではない、どこかに、行きたいけど、

いけないので、承認欲求が高まる。

その不安定性を埋めるのが、リアルで、ビッチになることなのだ。

少しでもルックスがよければ、うってつけである

なぜなら、彼女らは、リアルでは承認されてはいないが、ネットでは承認されている。

よって、ネット承認を、リアルに持ち込む。

一番安易な行為が身体性を伴う行為なのである

最も簡単な行為は、触れるである。・・・触れたあと、互いの承認行為として、最も簡単なのはry

以上が、デジタル世代のメンヘラビッチを生まれる構造である

みなさん、所詮この程度なのだ。

大いに刹那的な今を生きよう。

そして、精神性を、持ち込むな。

メンヘラビッチ動物である。そう動物的に振る舞おう。

2011-06-16

抱えきれない辛さに

客観での視点をいくら増やしても、主観での体感は減りはしないのだという

精神分析なら抑圧か、分裂だ

対象の情動恒常性が完全に作られて無いのだ

幼少期等においての環境がそうさせたのだ

親と言う絶対者から起こされる現象に対して、"やり過ごす"という選択を取り続けた結果なのだ


そんな事をいくら増やしても

知識をいくら増やしても

客観的な事物、つまり知識や視点があっても

主観としての感覚感情は、少しも救われない

自分は変わらず辛くて

ある学者は「ある程度辛い方が人間らしいし、何より退屈しないじゃん」

と言ったが

主観的にはそんな言葉は何の役にも立たなくて

現在辛くて手首から血を流す自分を助けてくれない

むしろ、「手首自傷を始めとした自傷行為は、その行為自体もしくはその告白をもって他者の注目を引く手段として行われる事もある」

といった知識が余計に自分を追い詰めていく

2010-01-15

どうしようもない本音

マズロー先生いますよね。

あの有名な自己実現理論の人ですよ。

ピラミッドの最下層に生理的欲求がありまして、その内訳はと言うと、呼吸、食事、水、性欲、睡眠恒常性、排泄、となってるんです。

この中に魔法使いのヤーブルをムズムズとさせる言葉が入ってますね。

性欲。

ちょっと待て。

性欲?

これってもっと上の欲求の後に来るのが現代社会お約束ですよね?

畜生じゃないんですから。

それともせっかくだから出せばいいんでしょうか?

ここが疑問でしょうがないのです。

この図の個人的に正しい見方は多分次の通り。

セックスのためならピラミッドの上にあるもの何でも犠牲にするぞ。

そーゆーこと。

人間としてとっても残念だね。

でも27年間生きて、それが真実だと認めるしかないとこまで来ちゃったんだよ。

わかっていただけますでしょうか?

人生幸せが金払って中出しすることしかない人間がどんだけ頭パーなクズか。

しかもそれで生活が苦しくなるとこまで逝ったりして。

楽しいのは出した瞬間まででさ、シャワールームでもう家賃を払えるかどうかの心配が始まってるんだよ。

派遣村人間に混ざって群がったゴキブリ共といい勝負、うん、マジで

だから人生を立て直そうと本気で考えた時、ヤれるようになれば万事オーケーじゃね、って結論が出たのですた。

ぶっちゃけそれ以上のことを考えられるとこまで人間成熟してないんだよ。

そりゃそうだ。

考えるチャンスを短絡的に万札で握り潰したんだからさ。

それも18歳の大学生活が始まって間もない時にだよ。

だからもう人間ってものに何も期待してない。

自分が他人に何かを求められる人間じゃないから。

ただ例外的に、この世にとんでもないバカがいる可能性にはちょっと期待してる。

僕のことが価値のある品物のように見える大バカが。

バカには底がないらしいからさ。

期待してるだけじゃダメだから、今年はちゃんと紛い物売りのスキルを上げるように頑張る。

コミュニケーション能力改善に手を出したりしてさ。

身も蓋もない本音を書いたよ。

そう、畜生としての自分のためなら人間としての自分犠牲にするよ。

2008-12-25

命を大切にする?

命ってなんだろう?

命を大切にする必要性ってあるんだろうか。別に、「どうして人を殺してはいけないのか?」を議論したいわけじゃない。

恒常性を保っているものを命と定義しよう。

恒常性を保っているものっていえば、生物だけじゃなくて企業組織)も当てはまる。ウイルス酵素はわからないけど、パソコンのような機械は当てはまるような気がする。いや、どちらかというと、ネットワークかな? でもそれだと、わけわかんない方向に行ってしまう。

それで、恒常性を保っているものは無数に存在する。では、何故大切にする必要があるんだろう。それとも、必要に応じて大切にする? んー、後者かな。

あーでも、ウィキペディアの説明によると、「生物において・・・」って記述されてるから、「命-恒常性を保つ-生物」でトートロジーになって文章の意味がなくなるか。恒常性定義自分で作ればトートロジーを回避できるけど、めんどくさいから無理かな。

有機体、有機物、有機、組織抽象化して具体化すれば柔軟に考えられるんだけど、うまくいかないなー。今度考え直そう。

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