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この間大学病院の外来にかかった友人から「助教だの診療助教だのだれが偉くてだれが偉くないのか分からん!」と言われたので書く
ちなみに俺は微塵も医療業界の人間ではないし医学部卒でもない(ので添削よろしく)
「学長」と「病院長」のどっちが偉いかどうかはその大学によるけど、だいたい「学長」。そもそも”医学部附属病院”なので大学側が主体のイメージ。まあ派閥とか権力の差はあるから一概には言えない。
病院長は外来もやることが多く、学長より医師としての仕事が多いイメージ。学長は何してんのかよくしらん。
で、肝心のそれより下の方々。
各科の「科長」がまあ大体一番偉いと思って差し支えない。
デッカい総合病院なんかはその上に「内科科長」と「外科科長」に分かれてたりするらしいが、うちの近所の大学病院では無い。
ただ、慣例的に「この科(内科だったら消化器内科、外科だったら脳外科、みたいな感じで)の長が内科/外科のトップ」みたいな序列は若干ある。各科によって人数・売上(っていう言い方していいのか分からん)違うから権力も大きく差があるしね。
ただこの組織編成はあくまで病院内のもの。大学側はまた少し違う。
病院の診療科と同じ区分の大学もあるのかもしれんが、大体はちがう。
大学側の科区分には「なんちゃら講座」とつくことが多く、所属している人員は病院の方より少ないことが多い。病院では「消化器内科」だけど、大学では「内科学第一講座」「第一内科学講座」(ほかの内科と合同)になってる、とか結構ある。もちろん第二もある。
これは大学側の予算と病院側の予算が全然違うから…なのかどうかは知らんが、寄付金講座や、稼働しているのかいまいちわからん講座や、まあ多岐にわたる。
言いたいことがとびとびになってしまったが、「科長=教授」ではない。教授は大体科長だが、科長はかならずしも教授ではない。上の例で言うと消化器内科・免疫内科が一緒に内科学第一講座になった場合(ここのふたつを一緒にしてるところはあまりないと思うが…)、講座の教授枠はひとつしかないので、消化器内科の科長が教授になると、免疫内科の科長は准教授や講師等それ以下の役職になる。ややこしいよね。
てかここまでだらだら書いてきたけど肝心のヒエラルキー全然書いてなかった。
「教授」「准教授」「講師」「助教」「診療助教」「医員」「専攻医(ここ最近できた)」「初期研修医」。だいたいこんなもん。
一番勘違いされがちな「大学院生」は基本給料が週数時間以内分とその他手当(当直とか)しかつかない上に病院としての役職は実はついていない。いや例外はあるけどね。
年齢としては30代前半が多いかな。「診療助教」と「医員」の間くらいのポジで、ここで専門医とか色々とってゆくゆくは出世するわけ。院卒じゃないと上いけないから。
病院での給料がべらぼうに安いせいで外病院でアルバイトしまくらないとやってけないので、体力のある若いうちじゃないと厳しいし、子供が小さいと奥さんは苦労する。この話はあんま関係なかったわ。
ちなみに「病院教授」とか「特任教授」とか頭にいろいろついてるのもあるけど、基本的に無印教授が一番偉い。無印教授って、要は「大学教授」のことなので。「診療助教」より「助教」の方が偉いのも同じ理由。助教以上は大学の講義もする。
「病院教授」と「特任教授」だったらどっちが偉いんだろ、うちの近所の大学だと「病院教授」の方が偉いです。
「教授」になるには実績(研究成果とか)が必要になるわけだけど、正直そんなん一般患者には関係ないわけで。
偉い人が必ずしも名医とは限らんし、こんなちんたら書いといて結局、肩書に意味はあんまりないよって話です。ただまあ、その科の教授より年上なのになぜかまた現役で科内に居座る医師っていうのはたいていやべーやつなので、外来等であたったら注意。医者世界は派閥の次に年功序列(学部卒年度から数えた歴)なので、近所の大学では教授が新しい人に変わったら、その教授より年上の人は全員どっかにとばされたり辞めて開業したりするのが普通。教授になれずに還暦までいる老害はもれなくやばい。
親身になってくれる度としては家庭も仕事もある程度落ち着いている助教の先生あたり(40代前半とか)がまとも率高い。ただし上からは圧をかけられ下からは突き上げをくらっているのでストレスが尋常じゃないため余計な迷惑はかけないように。
"エコーガイド下筋膜リリース"って言ってるのも、一般社団法人 日本整形内科学研究会なる組織で提唱されているものだし。
in vivoとかで筋膜が~って言っている論文等ってあるの?
"Myofascial release"で英語版wikipedia読んだけど、
The use of myofascial release as a treatment is not supported by good evidence;[2] as a replacement for conventional treatment for cancer, it risks causing harm.[3]
って書いてあるね。
イタリアの感染者数が韓国を超え1万人に迫る勢いになっています。
イタリアでは人の移動を制限する措置を全土に広げると発表、スーパーに押し寄せる人々、人のいるところに集まって感染拡大 うおぉぉい!家でじっとしてたほうがいいよー。
明日の数値も悲観的だなぁ
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新型コロナウイルス、「潜伏期間は平均5日」=米研究(BBCニュースより引用)
新型コロナウイルスに感染してから症状が出るまでの潜伏期間が平均5日だったことが、アメリカの研究チームによって確認された。
新型ウイルスによる感染症(COVID-19)は、発熱やせき、息切れといった症状が特徴。これまでに全世界で11万1000人が感染している。
アメリカ内科学会の医学誌に掲載されたこの調査では、中国などの感染例を分析。その結果、感染から発症までに5日前後かかることが明らかになった。
一方、感染から12日までに症状が出なかった場合は無症状病原体保有者となるが、なお他人にウイルスを感染させる可能性がある。
研究チームは、症状のあるなしに関わらず、感染源となる可能性のある人は14日間の自主隔離が必要だと助言している。
しかし一方で、14日間にわたり隔離された感染者の100人に1人は、隔離解除後に症状が出てくる可能性があると推定される。
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みなさん自宅待機だよー
イタリアでは致死率5%超もあるんだけど
なんでーこわいわ
自分には直接関係ないとは思いつつ、いろいろ調べてみるといくつか不可解な点があった。
2014年卒が最短で認定内科医を取れるのは4年目の2017年の受験。
その後、旧総合内科専門医を取得しようとした場合、最低3年内科研修がいるので2020年受験になるが、現時点では2019年までしか行われない。
(参照URL:http://www.naika.or.jp/jsim_wp/wp-content/uploads/2015/05/newfellow4.pdf)
つまり、僕ら2014年卒は認定医をとっても、旧総合内科専門医受験という恩恵を受けられず、只の自己満足の資格となってしまう。
上記URLの通り、認定内科医の施行は2018年まで。つまり2014年卒が受けられるのは2017年と2018年の2回だけである。
しかし、これは最短での話であり、解剖症例が集まらず、一年遅れて受験するはよくある。その場合は2018年の一回勝負となる。
2013年卒であれば、2019年の総合内科専門医受験はギリギリ間に合うのでまだ良いが、僕らには受験機会すらない。
僕らが専門医を取得するためには、再度病歴要約29症例、しかも主病名のみで提出が必要である。
しかしその時僕ら2014年卒は後期研修真っ只中であり、専攻分野以外の患者を集めるのは相当困難である。
■追記
トラックバックで内科学会にメールを送る様アドバイスを受けたので、メールを送ったところ返答があった。
一部抜粋。
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→現制度の方が新制度への移行につきましては次のように考えております.
1)認定内科医を1回更新することにより,病歴要約の提出免除で
例)認定内科医を2017年に取得した.5年後の更新後に内科専門医試験の受験
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まだ確定ではないが、ひとまず安心した。