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はてなキーワード: 英語圏とは

2010-07-30

http://anond.hatelabo.jp/20100730215003

今調べてみました。サーバリックという薬でしょうか?

Cervarix - Wikipedia, the free encyclopedia

英語  http://en.wikipedia.org/wiki/Cervarix

日本語  http://www.futaba-cl.com/main03-cervarix.htm

 

全般的に広く英語圏検索をかけましたが、強い不妊性を示す要件は見つからないようです。

http://www.drugs.com/pro/cervarix.html

英語サイトですが、人間体重換算で47倍の量をラットに投入し不妊性を示すか?という実験を行ったところ

そのような効果は認められない。との結果になっています。

ただし、長期的な観察は必要であり、すくなくとも妊娠中に投薬すべきではないとなっています。

また、http://en.wikipedia.org/wiki/Cervarix 英語サイトを含め

Unrelated Death

On 28 September 2009, a 14 year-old schoolgirl died hours after receiving the vaccination in England.[20]

死亡事故が起きていることを取り上げているサイトは複数ありました。

薬物ですので事故が起きる可能性は0ではないようです。ただし、事例は多くないというかこれ1件?なようです。

また、該当のワクチンが防いでくれるガンは日本メジャーなガンのうち半分程度であり、100%近い効果が期待できるわけではないと描いている物が多かったです。こちらは日本語サイトから引き、英語サイトで裏を取りました。

最後に、不妊で疑われているのはCervarixではなく、注射用の添加物であり、この添加物は他のワクチンや薬などにも使用されていますので危険性は特にCervarixに限定したものではありません。ただし、強い懸念ということでもなさそうです。

 

薬ですので無視することはできませんが、メリットデメリットを考え個人の考えで接種するかどうかを決めても良い程度の情報しか現状はなさそうです。

心配でしたら、納得いくまでお医者様にご相談され、セカンドオピニオン、サードオピニオンをお求めになることをおすすめいたします。

2010-07-26

http://anond.hatelabo.jp/20100726010222

英語環境下と、日本語環境下 が 同じ条件なのか? 違うだろ? 英語ラテン語ベースとして欧州語圏との親和性も高い。

これをもって、日本語圏の環境が、英語圏環境よりもスタティックに見て、有利とかするのは、ちょっとどうかとおもう。

日本語が有利なときもあるが、英語が有利なときもある。 それはそのとおり。

じゃぁ、どっちが有利なことが多いか?というのを、世界中母集団とって確率論で統計とって、日本語であるとでも言うつもり?

 

言葉に優劣はないが、それを使っている国の経済状況や何かには優劣は確かにあるだろ?

もっとも、劣ってるから、使わないということじゃないぞ?母国語なんだから、日本語は使うさ。だが、それと、客観的に判断して、英語のほうが有利という感想は別な話だ。

 

劣っているから、ダメなんじゃない。確率論的に有利ではないというのは、それはそれで特徴だ。

 

そもそもろんとして、特徴としての優劣ってはなしを、確率論的や主観論的に優劣と観るって見方もあるよね。って話をズラしている趣旨にぐらい、ふれろやw

ボケるか、ノルか だろ、ここは。直球って勘弁、うけにくい。

2010-07-21

http://anond.hatelabo.jp/20100721225217

ありがとうございます。

英語圏独特の言い回し(というかその国の文化)が判ってないと理解できない。

これは正にそうですね。

アメリカンジョーク意味わかんないし、凝った言い回しで何言ってるのかわからんと思ってたら古典的ななにかからの引用だったとかはあります。

そして、発音は聞き取れないのが普通

母国語たる日本語で考えたら判る。

確かに…。

文章でも、色んな意味に取れて意図がよくわからないという現象は日本語でもよくあると最近気づきました。

要は、そろそろ英語情報を仕入れて文化に触れる段階に来ていると言えよう。

これはやっぱりとにかく色々な英語に触れまくるしかないって感じでしょうか。

http://anond.hatelabo.jp/20100721211930

英語圏独特の言い回し(というかその国の文化)が判ってないと理解できない。

そして、発音は聞き取れないのが普通

母国語たる日本語で考えたら判る。

伊集院光のUp'sを日本語母国語でない人に聞かせても理解してもらえない、笑えないというのは、主に話の背景知識が足りないせい。

これは日本語の文法だとか単語数とは関係ない。

「大盤振る舞いという単語にはブルマが含まれている事に気がついた天文部部長逆噴射で寺へ」で笑えるイギリス人想像できない。

そして、日本語でもはっきり発音したり、それを聞き取れていることはごくまれ。

でも「のっくさーん、はんこ圧縮しとくよ」と聞こえたとしても、魚屋が話しかけてきたら「おくさーん、あんこう安くしとくよ」だと変換して聞き取る。

魚屋は判子を圧縮しないし、若奥様はのっくさんじゃないからだ。

背景知識がなければ「インド人を右へ」なんて大誤植も生まれる。

要は、そろそろ英語情報を仕入れて文化に触れる段階に来ていると言えよう。

http://anond.hatelabo.jp/20100721153257

日本人日本語勉強してくださる外国人(特に白人様)に五体投地して感謝するからな

英語圏では極東から来たイエロー英語を使えなくて困ってもいちいち親切にしたりしない

ことばができるのなんて当然と思っている

2010-07-05

http://anond.hatelabo.jp/20100705162538

もちろんそれはあるだろうけど、やっぱアルファベット26文字と漢字数千文字の差はでかいと思うぞ。

おまけに英語を組み合わせる柔軟性(笑)もある。アメリカ人日本語物質名詞名前に使うケースはおそらくほとんど無いでしょ。

日本アップルちゃんとかつけちゃう奴の逆バージョン

英語圏であっても言語学的に英語に近い場合はやっぱり奇妙さの度合いが薄れるんじゃないか。

2010-06-25

http://anond.hatelabo.jp/20100625212747

はー。

あのね、世の中には「どうしてもこの分野をやりたい」っていうモチベーションを持つ人が沢山いるんだよ。

英語圏が主導権持ってて勝てる見込みがあまりなかろうと、それでもやりたいって人がいるわけ。

そういう人にとっては英語くらいできなきゃ話にならんのよ。

そういうことにも少しは想像を働かせられる視野の広さを持った方がいいよ。

2010-06-21

日本よりガラパゴスアメリカ人

学生は皆「あいつの英語はおかしい」「アクセントが強くて聴いているのが疲れる」「表現稚拙で繰り返しが多すぎる」といった不満を述べてきた。「頑張ってるのは分かるけど、英語があれでは尊敬できない」とも書かれた。

http://anond.hatelabo.jp/20100620143255

結局、英語圏ってこれがあるから嫌なんだよね。マイ・フェア・レディと同レベルの発音差別。しかもそれを外人にまで適用するからひどすぎる。

そして、わざわざてめえらの言語を頑張ってしゃべってやっていることに感謝の一つもない。

世界広しといえども、こんな奴らアメリカ人イギリス人だけだぜ、多分。

日本がいくらガラパゴスだの精神鎖国だの言われても、外人日本語しゃべればそれだけでお節介やくし、少なくとも相手の日本語を責めたりしないよね。相手の日本語が下手だったらこっちも下手な英語を駆使しようとか、自爆に近い大きなお世話まで焼く。Lang-8とかその類の語学サイト見てると、日本人(と韓国人)の、自言語学習者に対する奉仕っぷりはもう恥ずかしくて見てられないレベルだよ。

結局、アメリカこそ日本以上に人口が莫大で、日本以上に国土が広大だから、自国(下手すれば自州)以外に関心なくても生きて行けてしまうわけで、それで異常に視野が狭い人間が大量発生してるんだよな。なまじっか英語世界的に通用するから自覚症状がないだけ余計重症だし。

そんなアメリカに合わせるのが「グローバル」なんだから本当にこの世は不公平だよ。

http://anond.hatelabo.jp/20100621005617

TOEICで900点あって英検1級あるから大丈夫ですー出来るんですー語彙もばっちりー☆」→発音悪くて話聞いてもらえず英語圏文化での英語の使い方を知らなくてショボン。

TOEIC900とか英検1級取るくらい勉強したなら、自分英語のショボさ加減くらい認識できそうなもんだけどなあ…。

これは英語力云々というよりは、想像力とか視野の欠如が問題ですね。

英語勉強「しか」してないタイプだとこうなりやすいのかな。

そういうアホに現実を知らしめるという意味では、確かにTOEIC以外の指標を見せるのは意味ありますね。

http://anond.hatelabo.jp/20100621004355

増田です。そんな言い方はないか。

実際英語圏に来てしまうと、来て日数の浅いに日本人の「TOEICで900点あって英検1級あるから大丈夫ですー出来るんですー語彙もばっちりー☆」→発音悪くて話聞いてもらえず英語圏文化での英語の使い方を知らなくてショボン。使えない子になる。

というのを見てしまってるので、そんな鬱状態にならないように、TOEICよりももっと上の基準の英語テストが幅を利かせたっていいじゃないか!という意味で書きました。

とっかかりとしてのTOEICは全然否定しないです寧ろ自分もそこから頑張ったクチ。

ま、自分TOEIC900点取れませんでした・け・ど・ね☆ 

http://anond.hatelabo.jp/20100620143255

なんてよくばりなんだ!そんな博士課程まで出て外国で教える機会まで勝ち取ってさらに英語完璧に話せるようになりたいなんて。

というのは冗談で、増田は凄い努力が出来る人なんだと思う。

だからあまり努力が出来る方ではない自分意見を書くのもおこがましい気がするけれど、ちょっとだけ。

英語圏外国人に通じる英語と言うレベルになると、日本国内でやる英語学習も、実際に英語圏子供たちが育っていく過程で行われる国語としての英語教育に近づけないといけなくなると思う。論文の書き方にしても、子供の頃から構成や内容の選び方を学ばせるし、考えを述べさせたりというのが日本よりずっと早い頃から行われるし、それが楽しめるように出来ている。人前で話す機会なんていうのも多いから、どうやって人を引き付ける話し方をするとか、そういう事が上手な人=知性のある人と考える文化が根付いてしまってる。

英語という言語は、同じ内容を様々な、時にはラテン語表現等から引用して行うのが賢いと思ってる節が日本語よりももっともっと強いから、沢山表現の仕方を習わされる。日本語だって漢文引き合いにした方が賢いと思われるけど、今じゃそんな事5・60代の知性の競り合いでしか見たことないです。単に自分環境が悪いからかも。でもアチラでは賢い10,20代の学生が難しい表現をしようと試みている訳で。国語テストのやり方だって異なる。日本だと作者がどう思ったか、どん文章からそれを読み取れるか、だけど、英語圏だと自分が読んでどう思ったか?とか同じような表現言葉で書き直しなさいとか韻を示しなさいとかだって聞いたことある。(自分日本教育しか受けてないので伝聞でごめんなさい。)

学生は皆「あいつの英語はおかしい」「アクセントが強くて聴いているのが疲れる」「表現稚拙で繰り返しが多すぎる」といった不満を述べてきた。「頑張ってるのは分かるけど、英語があれでは尊敬できない」とも書かれた。


確かに、日本人英語は聞くに堪えないらしい。日本カタカナ英語っぽいアクセントや、受験英語で身にしみついちゃったんだねその19世紀的な言い回し、みたいな表現を用いつつ、話し方の構成も日本的に話してると確かに鬱陶しがられる。日本人だってアジア圏の人々が物凄いおかしな抑揚の日本語で、拙い話し方してたら訝しんで、まず話をちゃんと聞こうという態度にならない人が多いと思う。(これは仕事でそういう事があった実例。なぜか白人黒人の人が拙い日本語で話してても、姿勢があったりする。年配の方々であったし、多分潜在的な差別意識のある人だったのかもしれないが。)

でもこれは元増田が悪いんではなくて、きっと、元増田に発音教育をした学校先生や、その時使ってたOCテープ品質が悪いんだよ。英会話の授業とかで流すテープ、あれは自分の頃は大体アメリカ英語しか流してなかったけれど、今はどうなんだろう。様々な英語民族の共通の公用語英語の国の英語を聞いてると、同じ単語でも国によって発音が違ったりするけれど、発音の強弱が違ったりするけれど、そこは省いて、同じだったりする、そういう所をちゃんと教えておくことの方が重要

他に勉強するところが沢山あるおかげであまり重要視されてない(できない)けれど、発音って物凄い重要。Aは「ア」とは発音しないしIだってちゃんと聞けば「アイ」ではないんだよ。「ai」なんだよ。もう一文に滅茶苦茶出てくるwだって目の前に居る誰かにチューするんじゃないかって位唇突き出さないと、向こうの人にはwの音に聞いてくれないんだよ。イヤまじで。日本人の発音で聞きづらいのはRとLとか言われてるけど、そんなの可愛いもんで、細かく洗えば同じ発音って殆ど無いんじゃないかって気すらしてくる。(大げさ) 発音という意味では日本語英語は本当に水と油だなあって思う。


更に、極端に言うと、自分の受けてきた日本英語教育って発音記号で書いた文章通りちゃんと読ませようとしてた。リエゾンとかするけれど。

でも、リエゾンだけじゃなくて、先の話とも重なるけど英語教養として彼らは詩とかでリズムと強弱に重きをおくことが重要だと信じてるわけだから、そのあたりが出来てないと、どんなに正しい文章を話してても聞いてて気持ち悪い、と言われた。日本でもリズムつけて読ませるけど、日本に居る日本人英語先生のダイナミックさと、英語圏に居る英語教師テンションの高さは比べ物にならない。少々アホっぽくてもいいから教育するという意味なら後者を少し見習って頑張ってほしい。

此処までこき下ろしてしまったけど、日本(というか東アジア人)の英語教育ってある側面では凄いしっかりしてて、文章とか書かせたらちゃんと文法的にも時制も正しい文章書くし、その気になれば辞書を引きながらでもある程度の難しい文章が読めるし、英語で発信されている情報重要な話は日本語でも同様に発信されてて同じ情報を見てたりするから知としての英語を読んでいても話を理解するのは比較的早くできると思う。英語できないって言ってる学生でも論文は読めるしさ。それがヨーロッパ人とかになると語順が殆ど同じはずなのに時折自分の国の言い方の語彙、語順になったりするし、アラブ人は話すのは凄い上手だけれど、英語圏というか、イスラム以外の文化下地が全然なくて突拍子もない事言いだしたり、書かせると時制の捉え方がめちゃめちゃで面白い事になってたりする。

こんなこと書いている自分英語が上手ではないけれど、それなりに勉強してきたお蔭で最初の掴みの段階で英語圏の人と話して日本人アクセントが強くない調子で話せていると思う。

最初の印象で日本人と思われることはまず無い。日本人にも日本人と思われないことも多いけど。

(話が熱くなってくると其処まで気をまわしてらんないから化けの皮が剥がれて日本人らしくなってくるけれども。)

その時言われたのが「あら貴方のアクセントソフトなのね、日本人じゃないかと思った」

相手にしたら褒めてる積りぽかった。

つまり、「日本人=マジメ、努力家、よく働く、寿司食ってる、漫画!」ってイメージを抱かれてるのは皆知ってるけれど、それよりも普段の実生活で目にする日本人像は、「発音が独特で直せない」「(構成の仕方が違い過ぎて興味を持たれず)話の内容の表現がつまらない」「差別対象」扱いなんだな。と思った。

英語教育とか英語とか全く専門でない自分が半ば酔っぱらいながら書いたから、この文章こそ構成も論点も滅茶苦茶だけど、

元増田努力家だから、多分、発音を矯正して向こうで高校生が読むような名作や普通の大人が一度は目にしているような現代映画に目を通して表現方法を自分ですぐ使えるように増やすだけで実はそんな不満消しにイケるんじゃないかって気がしたから書いてみた。で、博士英語使いながら仕事してるんだから、あの手この手でこれからこのイメージぶち壊してほしいよ。自分も少し頑張って努力してみるから。

あと、別に総合大学の知の殿堂みたいな賢い人達を相手にしないんだったら言い回しの引き出しや、語彙が少なくたって大丈夫だと思う。

上手く言えないけどこんな感じ。最後まで読んでくれた方ありがとう。さらに最後に一言だけ。TOEIC信仰滅びればいいのに。おやすみ

追記)というか、皆が皆英語元増田と同じような壁にぶつかるわけではなく、

元増田のような壁をクリアして別の壁にぶつかる人もいると思う。

ただ、今の日本教育だとその壁にぶつかり易いから、ちょっと変えてほしいよね。

英語を死ぬほど勉強してきたからわかる、英語学習のありかた

前のん: http://anond.hatelabo.jp/20100620143255

前回エントリブコメ/トラバに逐一答えることはできないけど、眺めていて誤解があったかなと思う点について補足しておく。

まず一つ言っておくと、俺は自分英語学習の成果としての英語力に「満足している」。俺の英語力は俺に対して果たすべき役目を十分に果たしてくれている。そして同時に、自分には場合に応じてネイティブの力を借りなければならない状況があることを知っている。しかしその自覚は、決して自分コンプレックスを掻き立てるようなものではない。

なんつーかな、例えて言うなら、超サイヤ人になれなくてもクリリンにはなれる、ってことです。フリーザ一味のザコならガチボコれるし、フリーザ相手にだって気円斬駆使して、クラッチプレイヤーとしての役割を果たすことはできるわけですよ。しかしやっぱり最終的にはサイヤ人ナメック星人の力を借りて立ち回らなきゃいけないわけ。

クリリンにだって重要な役目がある」ことと、「でも結局クリリンクリリン」との間のバランスを取ることはとても大切なわけですよ。「どうせフリーザには敵わないんだから俺何もしねえよ」でもなく、「俺はもうフリーザとも互角だぜ」でもなく。修行の成果を自分の糧とし、修行していなかったら見ることのできなかった世界を見ることの意義は、「ラスボスを独力で倒せない」ことによって失われるものでは無いんです、全然。

しかしですね、今日本人に向けて英語をやれと言う人達。主として経営者であり役人であり、もしくは煽り口調でいうなら「中途半端英語ができる人間」ですね。英語をやれと言うこと自体はものすごく合理的だし理解できる。そこを問題視しているのではない。問題は、往々にして彼らは、「(今の段階の)クリリンにできること」の限界がわかってないと思われる点にある。そこから出てくるのは無いものねだりであり、無いものねだりされた側に植え付けられる英語コンプレックスである。その意味で、俺が指摘したかった問題は「レベルの高い」ことではなく、むしろ日本における初級以降の英語学習者の扱いなんである。

一つ例を挙げましょう。金谷憲の「英語教育熱 過熱心理を常識で冷ます」より(今手元に本が無いので記憶に基づいて。多少不正確かも)。文科省の高校英語学習指導要領に「実践的コミュニケーション能力の育成」という項目が入った。で、教師が「実践的コミュニケーション能力って何、具体的には何を教えればいいわけ?」と問うた。当然ですな。そしたら文科省側は「例えば英語電話をかけることができるような能力です」と答えた、というエピソード。

しかし(ここからは金谷さんではなく、俺の意見)、英語圏で生活をしたことがある人間なら皆実感として知っていると思うんだけど、「英語電話をかける」のはものすごく難しい。

これはちょっと考えれば当たり前の事なんです。まず、今時「電話での会話」が必要とされるのは、緊急性が高く、複雑なコミュニケーションが必要な状況に限られる。それ以外だったらメールや、自動音声ガイドに従ってプッシュホンのボタン押すので済むわけ。わざわざ電話で相手と話さなければならないのは、何かすぐに解決しなければいけない問題があって、その問題は単純なYes/No疑問文の応答では解決しないようなものである場合、ということになる。

そして電話である以上、視覚情報は全て遮断される。ジェスチャーや指さしを使うことも、相手のジェスチャーや指さしや表情から情報を得ることもできない。単純な音の聞き取りにすら視覚情報は大きな役割を果たしている(「マガーク効果」でググれ)。さらには頼みの綱の音声すら、電話回線を通して劣化していて、生で聴くよりも情報量が減っているのだ。この失われた情報の埋め合わせをするのは、確固たる英語能力に基づくトップダウン解釈しかない。

というわけで俺は、日本人高校生電話での会話能力を習得させるのは実質不可能だと思う。そもそも順番がおかしい、「面と向かってなら十分に会話ができる」レベルに達して初めてそれよりも困難な電話に挑むべきだ。しかしお上にやれと言われた教師は、とりあえずやらざるを得ないわけですよ。なので電話での定型文を適当に教えてお茶を濁すことになる。Hello, this is Bob speaking.

で、高校生卒業後、アメリカ旅行に行く。そしたら目的地の空港スーツケースが出てこない(アメリカ国内線ではよくある)。空港カウンターに行ったら、「後でここに電話しろ」と電話番号を渡される。ホテルの部屋から電話する。全然向うの言うことがわからない、こっちの言いたいことが伝わらない。惨めな思い。「学校英語なんて役に立たない!」となる。俺は六年英語をやらされたのに電話一本かけられない、ああ何て日本英語教育はクソなんだ、もう英語はイヤだ。

しかし、仮にこれが中国だったらどうか。中国空港スーツケースが出てこない、ここに電話しろと言われた、電話したら中国語で何言ってるか分からない。大抵の日本人は、ここで頭を抱えて自分中国語能力の無さに身悶えたりしない。まあ当然わからんよねーそりゃ、あーまいったなーと言いつつフロントに向かい、フロントマンに筆談や身振り手振りや片言の英語/中国語を組み合わせて意志を伝え、代わりに電話してもらうだろう。首尾良くスーツケースが届いたら、上手いこと言語の壁を迂回した自分コミュ力にニンマリするはずだ。

この非対称性を日本人は深刻な問題と捉えるべきだ。例えば、「学校英語が役に立たないのではなくて、学校英語ではできるようにならないことがあるだけ」という、ごく単純な真実を覆い隠しているのものは何なのか。それは元を辿れば、「クリリン超サイヤ人にはなれない」という認識の欠如で、さらにその大本にあるのは「超サイヤ人にならなければ生き残れない」という思いこみなんじゃないか、と思うんだよね。違う違う。学習のどんな段階においても、英語に関して「できないこと」は無くならない。どうしてもそれをやる必要があるなら、ネイティブにやってもらえばいい。「ネイティブにやってもらう」のは、恥ずかしいことでも、難しいことでもなんでもないのだ。

2010-06-20

英語という欧米優位固定装置

どうかな。カルロスゴーンはブラジル生まれでフランス教育を受けているが日産経営手腕を発揮している。

フランス語ポルトガル語を使わず英語を使って従業員とコミュニケーションしているはずだ。

英語重要なのは世界共通語で、英語ネイティブの人以外とコミュニケーションするにも大事だからだ。

だから、日本で問題なのは通じるレベル英語ができないことで、ネイティブのように使えないことではない。

http://anond.hatelabo.jp/20100620162106

まず、ポルトガル語圏・フランス語圏と英語圏文化的・言語学的距離を日本語とのそれと比べてみることだな。どちらも、日本語韓国語以上に近い殊はあっても逆はあり得ないよ。

俺はポルトガル語など全く学んだことないし、ロマンス語全体まで拡げてもフランス語を少しかじっただけだが、ポルトガル語新聞記事をなんとか読めてしまうし、フランス語に至ってはほとんど抵抗ない。なぜかというと、英語からの類推でほとんどできてしまうし、新聞記事のような堅い調子のものに至っては語彙のほとんどが共有されているからだ。特にフランス語文と英文が並んでいたような場合、切り替わったことが気づかないことさえある。むしろ、言語学的によほど近いドイツ語の方が、ポルトガル語イタリア語と同じぐらい手こずる。

立場を逆にしてみるといい。韓国語世界共通語だったと想像してみればいい。色々な母語人間が大勢集まって韓国語を本気で勉強すれば、集団としては絶対日本人が圧倒的優位。礼儀作法のような文化コードも含めて、日本言語・習慣からのマイナーチェンジで全部できてしまう。漢語経由で高級語彙まで共有してるから、敬語やら助詞やら礼儀作法やらの基本的考え方すら身につけられずに苦労する欧米人などから見れば日本人は半ネイティブのようなものだ。

要するに、カルロス・ゴーン英語圏の標準にさしたる苦労なく適応できるのは当たり前なのだ。その辺のことを全く指摘せず、「オランダ人はほとんど誰でも英語ペラペラだ、オランダ英語教育に学べ」などと力説する馬鹿が後を絶たないのだから呆れかえる。オランダ語はおそらく地球上で英語に最も近い言語で、本土の人間琉球語を覚えるのとほとんど同じ程度の労力しかかからずに奴らは英語を学べるのだ。たとえば本土の人間は「めんそーれ」とか「てーげー」と聞いて「見え候え」とか「大概」だと簡単に類推して直観的にこれらの語彙を取り込めるが、それ以外の人間はにはこんなことは無理だ。

はっきり言って、日本という場所は世界一英語学習に向いていないと言っても過言ではない。そもそも文化的に外国語を話すことが必要とされたことがほとんどなく、漢文という名の訳読と作文だけで済んでしまっていた土地柄で、「外国語を学ぶ」という文化自体が極めて薄い。そして日本イギリスユーラシアの東と西の外れの島国で、言語学的にも文化的にも接点を見出す方が難しい。

つまるところ、「英語共通語」の流れに乗っかるというのは、

英国米国>加・豪・NZ>(越えられない壁)>その他ゲルマン語圏>その他ロマンス語圏>>その他スラブ語圏>その他ヨーロッパ>(越えられない壁)>その他旧英米植民地>(越えられない壁)>セム語圏>(越えられない壁)>その他

という序列の末席に日本を位置づけて、それでよいとすることになるわけだが、なんでそんなことがわからんのか?

2010-05-21

もうほんとむかつく

この前友達の家に遊びにいったんだけどさ、なんか超うぜえの。

居間でテレビ見てるときだったんだけど、そいつが急に何かぶつぶつ言って何かを探し出したんだよ。

「ゥルリモウト、ゥルリモウト・・・」

とかいって。

最初は何のことかと思ったんだけど、テレビ見てるときに探すのといえばリモコンだよなと思って

「リモコンのこと?」

と聞いてみたら、そいつは大喜びで

「So so so remote,remoteだよ!」

とか言ってくるわけ。

そいつは別に英語圏で生活してたわけでもなく、顔だって品川庄司品川そっくりの完璧日本人なわけ。

変な巻き舌のなまり英語でしゃべる必然性が全くないわけ。

ああむかつく今書き込んでてもむかつく。

だからおれも意地になって片っ端から奴の変ななまり英語を無視してやったわけよ。

「ああリモコン、リモコンのことね、リモコンどこだろうね」

そして方々探し回った挙句、結局リモコンはそいつの座布団のふちの下の陰になってるところにあったんだ。

よく探せよバカって思った。

そしたらそいつはしたり顔で

あぁ!あった!・・・Well well well,こんなところにあったよ。わりいわりいHAHAHA!」

とか笑い出したわけ。わざわざウェルウェル言い直すなよばか!超うぜぇぇぇぇぇ!

もうほんとにSHUT UP YOUR MOUTH NOW!だよ。

こういうわけのわからない癖っていうか自己顕示欲っていうの?何とかならないもんかね?

まあそれ以外はいい奴なんだけどね。

2010-04-26

電車外国人に尋ねられたので

電車外国人に尋ねられたので停車駅や路線の案内をカタコトの英語で行った。見知らぬ人に話しかけられるだけでも動揺するのにましてや英語だったから尚のこと緊張した。だが旅行者か何かと見受けられる青年だったので、きっと僕が彼の立場でも見知らぬ国で親切にされたら助かるだろうと思って、普段しない親切をした。

実は僕自身がその路線や土地にはじめて行くところだったので詳しく知らなかったのだが、自分がわかっている限りのことは伝えられたかとおもう。持っていた電子辞書とか引いたりして。

ところで、まあ前から思っていたことではあるが、海外の方々はもう少し日本語覚えてきてくれればいいのにと思った。

彼はこちらに話しかけるところからthank youまで日本語は皆無だったから。せめて「ありがとう」くらい現地語で言えるようになろうとは思わないのだろうか。

どこに言っても自国語英語)で押し通ろうとするだなんて厚かましい、と思うのは僕が英語力がなくて劣等感を持っているからだろう。

それに彼が英語圏の人かは判断が付かなかった。急に日本に用事ができて日本語知識ゼロで、やむなく母語よりは通じるであろう英語を使った、なんてケースかもしれない。

まあいいことしたし英会話の実地訓練になったし、よしとしよう。

2010-04-15

http://anond.hatelabo.jp/20100415140941

仮定法って英語圏で通用するのかね。

なんか直感とは違うことをやってるような気がしてならない

2010-03-31

ttp://shadow-city.blogzine.jp/net/2009/04/300_1300.html

504 名前名無しさん@九周年投稿日:2009/03/31(火) 18:44:51 ID:wjQ5lpxx0

俺、朝日本社IT関連部門でパートナー企業から出向してシステム部門へのコンサルやってる人間なんだが、(↑なので朝日人間じゃないからねw) 今日日本社は荒れまくりだぞw

今日上から突然投げられた案件

1.「ネット取材」が出来ないとしてデスクからクレームがきているので調査しろ

2.いくつかのIP(6個)のDNS設定を変更しろ

言わずもがな、2.のIPってのは規制かかったIPねw

ちなみに今日聞いたんだが、「ネット取材」とか言うのをしてる連中って、全社で社内/外含めて300人前後いる模様。

DNS設定の変更過程でログを見てたら、ほぼ24時間ネット取材してんのなw

おもなアクセス先は2chYahoo!楽天mixi報道各社、あと韓国朝鮮接続先がとてもともて多かった。

他方英語圏ヨーロッパ言語圏など、アジアから出るとアクセス件数はほぼ0に近い状態。

62 :名無しさん@九周年:2009/04/01(水) 00:02:57 ID:7/Zsfll30

»21のつづき

続きが上がってた。

132 名前名無しさん@九周年[] 投稿日:2009/03/31(火) 20:20:25 ID:wjQ5lpxx0

なんかコピペになっててワラタw

普段忍者のように朝日内部で過ごして、色々とお前らに教えてやりたいこともあるんだが、特定されると困るので説明不十分のところは補完してくれ

ネット取材」してる連中だが、ほとんど他の協力会社から来てる派遣みたい。

もち派遣といってもんまあ、外国から来てる人なんだがなw

国籍はお前らの予想通りだよ。

あくまで「取材」目的なので、それなりに記事のネタになることは調べている模様。

あと企業ぐるみ世論操作を危惧してる意見もあるみたいだが、今後ネット利用者の動向を見て世論調査をするってのは他の新聞社も一緒だから、同じようなことしてるんじゃねえかなと思う。

なので、危惧することじゃなくもはや現実

なんでそんなことするかというと、それもお前らの予想通りwwww

世論を味方にする形で民主の勝利、中韓朝との協力体制の構築、全部裏で朝日の資金になるって算段があっての演出だよw

2010-03-17

たぶん半年くらいで英語が読める/聞ける、ようになる方法(2)

http://anond.hatelabo.jp/20100317115808

要するに、特定ジャンルの英文を、ポップアップ辞書を使って、毎日読んでいると、英文に慣れて、英語が読めるようになるよ、と。

続き、ヒアリング編。

・・・・・

どうすれば、英語を聞き取れるようになるのかも、基本的には読解と同じ。

いくつかよさそうなポッドキャストを見つけて、時間のある限り、毎日、それを聴き続けて、英語に耳を慣らす。

ポイントは、同じ内容を聞き続けるのではなく、常に、常に最新のポッドキャストを聴いていって、とにかく耳にたくさんの英語を触れさせることです。

・・・・・

ポッドキャストの選択の仕方のコツ。

まず英語圏一般人の人が喋っているポッドキャストは難しいです。口を開けっぱなしにして喋っているような感じの人がいたり、ところどころ口ごもったり不明瞭だったりすると、それだけで聞きづらくなります。

聞きやすさで言えば、断然、ニュース番組キャスターアナウンサーが優れていて、もう普通の人のしゃべりとは雲泥の差です。

対談や座談みたいな、ポッドキャストニュース番組もありますがこれはパス

同時に二人の人が喋っているのを聞き取るのは難しいし、対談番組で、毎回、違う人が出てくると、その人の話し方になれるまで時間がかかる。

不思議なもので、ぜんぜんわからなかった英語でも、同じ人があれこれの話題について話しているのを聞き続けると、その人の話し方に慣れて、英語が聞き取れるようになります。

というわけで、ポッドキャストおすすめは、できるだけ邪魔が入らず、アナウンサーの人が普通スピードで、単独で、話してくれるニュース番組です。

・・・・・

具体的には、ABC World Newsダイアン・ソイヤーという人がアナウンサーで毎日更新比較的ゆっくり喋ってくれる。リアクションが大げさ。

BBCのWorld Newsイギリス英語で、毎回アナウンサーが変わりますが、不思議なことにみんな似たような話し方をするので、しばらくすると、BBC英語が聞き取れるようになります。毎日更新

CBS Newsの60 Minutes、一週間に一回更新、こちらもゆっくりめ。

などを聴いてます。

・・・・・

ヒアリング進歩は読解の進歩に比べると、ずっとゆっくりです。

たぶん、最初の一ヶ月は最初と最後くらいしかわからなくて、何を言っているのか意味不明な状態だと思います。

そこを我慢して、同じ番組を聞き続けると、だんだん話している人の話し方や、さまざまな文脈になれて徐々に聞き取れるようになります。

朝起きて、ポッドキャストニュース番組を聴いて、移動中や、時間の空いているとき、昼ご飯時も聴いて、夜寝る前にもポッドキャストラジオをかけておく、ぐらいの勢いで、たくさん聞き続ければ、必ず進歩します。

元からの英語能力+(学習スピード×英語に触れた時間)=英語能力、みたいな感じで向上していきますので、がんばってください。

私もがんばります。

2010-03-10

大学生になったら卒業しなければいけないものリスト

これに携わっている人は大学生未満と揶揄されても否定できない。

ニコニコ動画

SNSブログ自分ホームページぐらい作れ)

2ちゃんねる

ゲーム大学生にもなって。いい加減制作側に回れよ)

・他人とつるむ(コミュニケーションとして金魚のフンみたいな人間になることは求められていない。)

著作権法違反(必要なものだけ買っていれば違法DLも無駄コピーもしない。今までの人生がムダばかりだったことを自覚すべき)

・一匹狼(たとえ根っからの孤独好きでも、より好みしている人間にはそれなりの情報しか与えられない)

学歴コンプ(以上に当てはまるのは高学歴でもわんさか。清い人間になろう。)

エロゲ彼女自然とできるもんじゃないんだよ。)


セックス(当然。)

タバコ(なんだかんだいって、タバコを吸う男性はカッコいいもの)

宝くじ競馬パチンコ(一回ぐらいやっとけ)

免許取得(資格より優先しろ。手に職を付けよ。無論教員学芸員も含め)

・複数の資格で一級を取得(2級は高校で取るもの)

サークル(無論)

バイト(無論)

ゼミ(無論)

外国語(下手に数を増やさず、英語なら英語圏で生活可能な水準まで極めろ。)

インターン(基本ボランティアだが、社会貢献と思え)

卒論以外で論文を投稿する(受理されなくても構わない。贈れ)

同窓会(高校でも中学でもいい。機会は今だけだと思え)

自動車購入(東京除く)

むしろこれができていなければ就職しても無駄。これができれば就職できなくても十分なライフスタイルだろ。

2010-03-03

新しい言葉 「障害者」→「障がい者」→「チャレンジド」へ 鳩山首相チャレンジドが望ましい」

ttp://alfalfalfa.com/archives/387398.html

97 : スプーン(愛知県) :2010/02/24(水) 10:52:45.78 ID:ORQIMcG8

チャレンジドって英語圏だと既に揶揄の対象だぞ

vertically-challenged(垂直方向に試練を与えられた人)でチビ

horizontally-challenged(水平方向に試練を与えられた人)でデブ

follicularly challenged(毛根に試練を与えられた人)でハゲ

romantically-challenged(恋愛面で試練を与えられた人)でモテない人

色々応用が効くw

290 : スプーン(愛知県) :2010/02/24(水) 11:07:11.19 ID:ORQIMcG8

»154

totally-challenged(全てにおいて試練を与えられた人)ってのはある。意味は「植物人間

さっき挙げなかった他の例

aesthetically-challenged (美的に試練を与えられた人)→醜い人

cosmetically-challenged (外見に試練を与えられた人)→醜い人

cerebrally-challenged (脳みそに試練を与えられた人)→頭の不自由な人→バカ


scientifically-challenged (科学に試練を与えられた人)→科学が苦手なひと

musically-challenged(音楽面で試練を与えられた人)→音痴

mathematically-challenged (数学面で試練を与えられた人)→算数できない人

automotively-challenged(自動車で試練を与えられた人)→運転がヘタクソな人

2010-02-01

http://anond.hatelabo.jp/20100201091633

QTってどっちかというと英語圏で始まった言い方じゃないの?

http://anond.hatelabo.jp/20100131190927

英語圏だと、日本語圏よりも出会い系サイトイメージポジティヴらしく、

もっとマシな物件が多数、流通しているらしいぞ。

「まずい場所だ」というイメージが横行することによって、マズイ人たちしか集まらなくなる、というそういうものでもある。

2010-01-30

ガメ・オベール氏ウォッチング雑感

BC級戦犯裁判で米兵捕虜ゴボウを食わせたのが虐待だとして死刑を宣告された事件の【裁判記録】を読んだ(そして涙を流した)」

というエントリを書いてその真偽をid:Apeman氏に質され、Apeman氏の態度を問題にして回答を拒否し、ブログを閉鎖する様子、そしてその周囲の反応をを横から眺めて思ったこと。

古今、こういう「嘘や間違いを指摘されても引き下がれないタイプ」って珍しくもないんだけど、ガメ氏については他の大多数の「ごめんなさいが言えないクン」とは違う点があるのが興味深い。

ふつう、この手の輩は、元々人望がないことが多い。プライドが高すぎて間違いを認めたり謝ったりすることに苦痛を感じる人は、だいたいどこに行ってもすぐに他人と摩擦を起こすので、ネット継続して書き込みをしていると「またおまえかw」的な評判が付着していることがほとんどという印象がある。

でも、ガメ氏の場合、こうしてボロが出るまではかなりファンの多い「読ませる書き手」だった。「ごめんなさいが言えないクン」であることがバレても擁護者が出るくらい、人気があった(擁護者の「質」はさておく)。

「一目置かれているブロガー」だったらたくさんいるけど、ここまで「ファンがつく」ブロガーって珍しいんじゃないかと思う。

 

それから、今回の「ゴボウ事件」が起こる前から不思議だったのは、なぜガメ氏の「日本人日本語native)ではない、英語圏で生まれ育って日本語はいま勉強中の身」という設定をまるっと信じて疑わない人がこんなに多いのかなあ、ということ。

ガメ氏が日本語nativeでないはずがない、自己申告は100%ウソ、ということは子細に検証しなくても感覚的にわかるだろうにと思ってたんだけど。たまたま私が日本語勉強している外国人と接する機会が多いからなのかもしれない。

日本が大好きで10代のころから日本漫画小説テレビを読みまくり見まくって、大学でも日本語を専攻し、日本語検定1級ももってる、という外国人とも複数接してきたけど、それでも彼/彼女らが書いた文をたくさん目にしていると、やっぱりnativeでないことははっきり分かる。

一方、ガメ氏の文章や文体。あれは「完全に日本語を自在に使いこなせる人間が、あえて崩して書いている文章」にしか見えない。どこにも文法的な破綻はない。ボキャブラリー豊富さも、文体を崩していることによってよりクッキリと浮かび上がって見える。

日本語学習中」の外国人の書く日本語を読んだことのある人はわかると思う。言いたいことは分かっても、うまい日本語であればあるほど、違和感を感じてネイティブチェックを入れたくて仕方なくなるんだよね。ロボットで起こる「不気味の谷」現象に似ていると思う。

ガメ氏の文章で、その「日本語版・不気味の谷」を感じることはまったくない。少なくとも私は。

もちろん、そのことは「ガメ氏が英語圏生まれの外国籍であること」とは矛盾しない。片親が日本人だったりして、生まれつきバイリンギャル教育を受けて、日本語英語ともにnativeのレベルで操れるという可能性は残るからね。

(ただ、ガメ氏の「英作文」を読む限り、英語nativeである可能性は限りなく低いと思う。そう思っている人も少なくないようだけど)

 

でも、重要なことは、「ガメ氏は自己属性について一貫して嘘をついている」ということ、そして「嘘を書いていたことを自認している」ことだと思う。

http://www.hatena.ne.jp/gameover1001/

当初は純正日本人であったが些細なことから英語国民であることがばれて欧亜混血であると自称。暫くすると、実は日本語は単に成人してから習った言語であることが露見。本当は(退屈にも)ただのコーカシアンであることが暴露される。

普通に読めば、書いてあること分かるよね。

・最初は、「純正日本人」を自称していた。

・その後、英語圏出身であることが「ばれた(←嘘なわけだが)」ため、「欧亜混血」を自称した。

・さらにその後、「日本語は成人後に学習した」と「露見(←正しくは「自称」)」した。

・最終的に、「ただのコーカシアン(文脈から、「日本人の血を引いていない純然たる白人」の意味であろう)」だと「暴露された(←もちろん、正しくは「自称した」)」。

ここまで自己属性コロコロと変える人の自己申告を信じてあげるほど、性善説には立てない。少なくとも私は。

そういう意味で、ガメ氏と山本七平との類似性を指摘する意見が複数出てくるのは、ごくごく自然なことだと感じた。

 

で、冒頭の話とつなげると、ガメ氏がこれまでイタい人扱いされることが少なく、むしろファンが多くついていたということの理由の一つとして、「ガイジンを装っていた」ということがあるように思う。

もちろん、ベースにあるのは、ガメ氏自身の知識や体験に基づいた、面白い文章にあったことは間違いない。でも、「ガイジンが書いた」という設定によってその文章に上げ底感というかスパイスというか、プラスアルファがついてきていたこともまた間違いないと思う。

そして、そこかしこに見え隠れしていたちょっとズレた自己顕示欲プライド、それに起因するプチ炎上なんかが看過されてきたのも、やはり「ガイジンだから」という、ある意味差別的な視線に包まれていたことによるのではないかな、と。

 

ガメ氏が「日本語nativeではない」と騙っていた目的や動機については、わからないし、知ったことでもない。

ただ、そうして「ガイジンを自称すること」によって発生するいろんな副次的な効果まで計算したうえで、「ガメ・オベール(Richard?)」というキャラを作っていたのだとしたら、けっこう怖いことだなあと思う。

 

でも、最後の撤退のヘタレっぷりを見る限り、そこまでの深謀遠慮の能力があるなら、Apeman氏に対するあの対応によって自分の信望がどれだけ失墜するかを想像できないはずがないわな、という気はする。

 

追記(1/31)

 

upした後にアカウント削除してプロフィールも読めなくなっちゃったね。改変はしてないよ。魚拓とってないけど。

 

ゲーム屋(ifeelgroovy.net)の「シャチョー」とガメ氏が同一人物だという説もあるようだ。

私は「シャチョー」のブログゲーム屋のサイトはほとんど見ていなかったので論評できないが、もしそうだったとしても驚かない。

それくらい、ガメ氏の書いていた内容は荒唐無稽で嘘にまみれていることが明らか。何が本当なのかまったく見当がつかない。

まさか写真くらいはどこぞのパクリではなく自分で撮ったものなんじゃん、とは最初思っていたけど、それもわからない。

年齢も20代を自称していたけど、「ガラスの十代です」「あんたおっさんだろ」ではないが、知識の幅や深さだけでなく、世代臭というのか、雰囲気と一致しない。

「モニ」との話に関しても同様。「モニ」の描写(はてなキーワード参照)からしても胡散臭すぎて。

恋愛経験結婚経験社会経験などは、むしろ豊富だと思う。「最近結婚した」というのが嘘。

 

ただ、それにしては煽り耐性がなさすぎるんだよな。癇に障る批判をしてくる相手に対しては、人格を徹底的に貶めないと気が済まない。

でもそういう性質ってあんまり世代関係なかったりする(50代60代のオッサンなんかでもいっぱいいる。むしろ多い?)から、それはそれで矛盾はしてないというか。

 

別に「ガメ氏はちょっと英語ができて海外経験豊富ゲーム経営のただの日本人のオッサンが中の人で、ゲーム宣伝社長自身じゃみっともないから社員PRさせるという自作自演をしてるうちに独り立ちしちゃった別人格」とか信じてるわけでも主張したいわけでもない。

仮にそうであったとしても驚かないくらい、ガメ氏の書いてきたことのうち「実社会に繋がっている部分」については支離滅裂だ、というだけ。

2010-01-24

世界だんだんよくなっている

日本脱出しようとか盛り上がってるし、どうしようもない閉塞感があるって、普通ブロガーからいわゆる知識人までそう言う。

そういうのを目にしたり耳にすると、そうなんだなぁって落ち込んだりする。未来がないように思える。

でもさ、今の世の中って最高だよ。この時代に生きていてよかった。

テクノロジーってゆっくりと、でも着実に進化するから、それに僕らは気づかない。

資本主義社会じわじわとその網の目を発達させてるからそれに気づかない。

ふと見渡せば、あらゆる自由可能になっている。

かなり世の中はいい方向に進んでて、それを今の時代に生きている僕らは享受できる。

何十年か前まで個人勝手海外旅行するなんて無理だった。

それが今ではネットでそこの情報簡単に調べられて、ひょいっと行けちゃう

ガンジス川に行こうと思い立った次の週にはインドに行くことができる。

しかも航空費も安くなってるし、どこなら安く泊まれるかも今なら簡単に知ることができる。現地に行っても日本と連絡が簡単にとれる。

英語の教材はそこら中に転がっていて、楽しみながら勉強できる。

英語が持つ影響力が増していることで英語圏じゃなくても英語をしゃべる人も増えていて、現地の人と会話が増えた。

中国でもタイでも英語でかなり楽しいコミュニケーションがとれた。自宅の夕食に招かれたなんてこともあった。

そこでの写真感想ネットにアップしたりして、その情報はどんどん集まっていく。

実際に行かなくても、美しい映像、美しい写真簡単に手に入る。

今の時代のこの世界から可能だ。

音楽映画の機材は圧倒的に安くなってきて、プロ並みの機材をある程度の値段で揃えられる。

それをニコ動YouTubeに流して、世界中に届けることができる。

金がないから、企業に属してないからなんて言い訳はもうしなくていい。

別にプロなんかにならなくたって、かなり楽しみの幅は広がってる。

マニアック趣味ネットで探せば同好の人はいくらでもいる。マニアックCD情報いくらでもある。

聞きたいと思った数秒後にはYouTubeである程度聞くことが出来る。戦艦ポチョムキン階段のシーンもすぐに見れる。

聞き逃したラジオも、見逃したテレビも見られる。丸一日全部の番組も録画できる。1TBHDDが1万円以下で買える。

海賊版を含めれば圧倒的なコンテンツが転がってる。

スピーカーも安い値段でいいものが手に入るようになってる。数十万円かけるのが当たり前だった時代馬鹿みたいだ。

今の時代のこの世界から可能だ。

料理レシピいくらでも手に入る。旨い飯はどこで食えるかもすぐにわかる。

ご当地ものを安く取り寄せられる。欲しい本をポチッとすれば当日に届く。コンビニ24時間やってる。

図書館で読みきれないほどの本を無料で楽しめるし、ネットで予約もできる。

数万人に一人の病気体験談ネット上には見つかる。普段生活で知り合いにならないであろう人とSNSでつながれる。

ネットを使った女の子との出会いも格段に増えた。うまくやってる奴はうまくやってる。

ネット上のオナニーのおかずは際限がない。無修正も手に入る。どこの風俗が評判がいいかもある程度わかる。

クラブに行くのも、バンドグルーピーになるのも、腐女子になるのも、コミケに行くのも、ホスト通いでも何でもあり。

ぐだぐだネット上で戯れられる。猥雑な欲望もこの時代から可能ものは数え切れない。

自己啓発したいのならいくらでもその情報は転がっている。資格学歴を獲得する手段情報オープンになっている。

かつてであれば閉鎖的で限られた人しか知らない情報、隠したい情報も知ることができる。大本営発表通用しない。

それこそ、海外だって勉強できるし、働いて生活できる。物価の安い国で外こもりすることもできる。

仕事や遊びのバリエーションはかつてないほど溢れている。欲望を満たす手段もかつてないほど溢れている。

今の時代のこの世界から可能だ。

だって犯罪はなくならないし、政治の腐敗もある。戦争もある。既得権益を手放さない奴もいる。

くだらないことを自慢げに喋る奴もいる。人を簡単に傷つける奴もいるし、差別格差もなくならない。

でも、それはいつの時代だってそうだ。逆に言えば解決するに値する問題はいくらでもある。悲観的になっている場合じゃない。

そして、そうすることのできる条件の整った時代に僕らは生きている。日本に限っていえばなおさらだ

「一回戦争でもして全部ぶっ壊してしましかない」そう思ってる人もいるかもしれない。でも、それが一番だめだ。

徐々に諸所の問題解決していくしかない。大きな全てを解決するような答えなんてない。

複雑で猥雑で非合理な人間多様性を認めたからこそ、あらゆることがかつてより自由世界享受できる。

からこそ個人的な人生意味付けはグラグラしていて、それを暫定的に定めて徐々に改善していく必要がある。

悲観的で虚無的な社会観はそれを妨げてしまう。

から、この猥雑な世界を楽しもう。もっと楽観的でいよう。個々に抱える問題を徐々に改善していこう。

そして、今僕らが生きているこの時代からこそ存在しうる自由もっと享受しよう。喜びを他の誰かと分かり合おう。

世界だんだんよくなってるから

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