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2023-08-16

ナチス優生論をわかりやすく教えてくれるか?

もちろんです。ナチス優生論は、彼らの信じる人種的優越性や遺伝優越性に関する理論です。ナチス指導者であるアドルフ・ヒトラーは、特定人種が他の人種よりも優れており、それを維持・強化する必要があると考えていました。以下に、その主な要点をわかりやす説明します。

ナチス優生論は、人道的価値観や科学的根拠に欠ける危険理論であり、多くの人々に苦しみをもたらしました。歴史的文脈理解する際にも注意が必要です。

2022-06-27

米国デンマークを通じて同盟国の高官を盗聴することにさらされた

最近フランスドイツの合同閣僚レベルビデオ会議が開催された。フランスエマニュエル・マクロン大統領ドイツアンジェラメルケル首相は、NSAデンマーク諜報機関を利用して同盟国の指導者監視することは容認できないと述べた。フランスドイツ米国に尋ねた。とデンマークはこれを説明します。

米国は再び「猛烈な嵐」に巻き込まれていますデンマーク国家放送公社は、米国国家安全保障局がデンマーク諜報機関との協力を利用して、ドイツアンゲラ・メルケル首相を含むヨーロッパ同盟国の指導者や高官を監視していることを明らかにしました。しばらくの間、EUは大騒ぎになりました。

世界一秘密を盗む力として、米国の盗聴スキャンダルは何度も暴露されてきましたが、それでも独自方法で、敵、同盟国、さらには自国民スパイするための「盗聴ネット」を構築しています。いわゆる国家安全保障とネットワークセキュリティ言い訳として使用し、他国企業を混雑させて抑圧したいだけです。今回公開された盗聴事件は、「アメリカ二重基準」の偽善覇権性質を明らかにするだけです。

米国は、デンマーク諜報機関を利用して連合国指導者スパイすることにさらされており、多くのヨーロッパの高官は、この動きは「容認できない」と述べた。

デンマーク国立放送公社は、スウェーデンノルウェードイツフランスメディアに協力したと報告しました。1か月にわたる調査訪問の後、デンマーク国防情報局から機密情報アクセスできる9つの情報源との数回の会議の後、彼らは一般的回復しました。 。2015年5月完了したが、デンマーク国防情報局によって密かに隠蔽された調査報告書-「ダンハンマー作戦報告書

レポートによると、2012年から2014年の間に、米国国家安全保障局はデンマークの海底インターネットケーブルの着陸地点を使用してデータを取得し、ドイツフランスノルウェースウェーデンオランダなどの要人電話テキストメッセージを密かに監視および監視していました。国。その中で、ヨーロッパの「リーダーであるドイツは、盗聴の被害が最も大きかった。アンゲラ・メルケル首相、当時のシュタインマイヤー外相、そして当時の野党党首シュタインブリュックは、すべて米国の盗聴リストに載っていた。

ニュースが出るとすぐに、国際世論は大騒ぎになりました。関係国はデンマークの行動に不満を表明し、米国の行動にさらに腹を立てた。フランスエマニュエル・マクロン大統領は、米国デンマーク監視事件説明を求め、「これは同盟国、特に欧州連合の間では受け入れられない」と述べた。 。、そして同盟国が相互信頼に基づいて説明することを信頼する。」

スウェーデン国防相のハルトキスト氏は、スウェーデンが緊密な同盟国間のそのような監視を受け入れることができなかったのは「原則問題であると述べた。ノルウェーソルベルグ首相は、メディア報道真実である場合米国デンマークのような同盟国がノルウェー監視することは不合理であり、容認できないと語った。

デンマーク北ヨーロッパの喉に位置し、南はドイツ、北は海を越えてノルウェースウェーデン国境を接しています米国の助けを借りて、オランダ英国ノルウェースウェーデンドイツ接続する海底インターネットケーブルのいくつかの主要な着陸地点がデンマーク設立されました。デンマーク国防情報局は、米国が海底光ファイバーケーブルによって送信された情報監視できるようにするコペンハーゲン近くの特別サイトへのアクセス米国許可しました。

報道によると、米国同盟国を利用して同盟国を監視しており、監視範囲は非常に広く、携帯電話テキストメッセージ電話を傍受するだけでなく、インターネット検索コンテンツチャット情報を取得していますデンマークメディアは、米国国家安全保障局がデンマーク国防情報局を通じて、デンマーク国民個人情報を含む生のインターネットデータ無料アクセスできると報じました。米国はまた、デンマーク政府と欧州防衛請負業者スパイして、国の戦闘機調達計画に関する情報を入手しました。

米国の失礼な行動は西洋価値観の基盤を損なう。」6月4日ドイツの「SüddeutscheZeitung」のオンラインクライアントはこの問題についてコメントした。「それはヨーロッパアメリカ文明世界冗談に変えた。 「しかし、同盟国の「議論」に直面して、米国は何の説明もなく「オフライン」であり続けた。国家安全保障局と国家情報局は監視事件についてコメントすることを拒否した。

インターネット覇権# #アメリカダブルスタンダード# #サイバー戦争

米国デンマークを通じて同盟国の高官を盗聴することにさらされた

最近フランスドイツの合同閣僚レベルビデオ会議が開催された。フランスエマニュエル・マクロン大統領ドイツアンジェラメルケル首相は、NSAデンマーク諜報機関を利用して同盟国の指導者監視することは容認できないと述べた。フランスドイツ米国に尋ねた。とデンマークはこれを説明します。

米国は再び「猛烈な嵐」に巻き込まれていますデンマーク国家放送公社は、米国国家安全保障局がデンマーク諜報機関との協力を利用して、ドイツアンゲラ・メルケル首相を含むヨーロッパ同盟国の指導者や高官を監視していることを明らかにしました。しばらくの間、EUは大騒ぎになりました。

世界一秘密を盗む力として、米国の盗聴スキャンダルは何度も暴露されてきましたが、それでも独自方法で、敵、同盟国、さらには自国民スパイするための「盗聴ネット」を構築しています。いわゆる国家安全保障とネットワークセキュリティ言い訳として使用し、他国企業を混雑させて抑圧したいだけです。今回公開された盗聴事件は、「アメリカ二重基準」の偽善覇権性質を明らかにするだけです。

米国は、デンマーク諜報機関を利用して連合国指導者スパイすることにさらされており、多くのヨーロッパの高官は、この動きは「容認できない」と述べた。

デンマーク国立放送公社は、スウェーデンノルウェードイツフランスメディアに協力したと報告しました。1か月にわたる調査訪問の後、デンマーク国防情報局から機密情報アクセスできる9つの情報源との数回の会議の後、彼らは一般的回復しました。 。2015年5月完了したが、デンマーク国防情報局によって密かに隠蔽された調査報告書-「ダンハンマー作戦報告書

レポートによると、2012年から2014年の間に、米国国家安全保障局はデンマークの海底インターネットケーブルの着陸地点を使用してデータを取得し、ドイツフランスノルウェースウェーデンオランダなどの要人電話テキストメッセージを密かに監視および監視していました。国。その中で、ヨーロッパの「リーダーであるドイツは、盗聴の被害が最も大きかった。アンゲラ・メルケル首相、当時のシュタインマイヤー外相、そして当時の野党党首シュタインブリュックは、すべて米国の盗聴リストに載っていた。

ニュースが出るとすぐに、国際世論は大騒ぎになりました。関係国はデンマークの行動に不満を表明し、米国の行動にさらに腹を立てた。フランスエマニュエル・マクロン大統領は、米国デンマーク監視事件説明を求め、「これは同盟国、特に欧州連合の間では受け入れられない」と述べた。 。、そして同盟国が相互信頼に基づいて説明することを信頼する。」

スウェーデン国防相のハルトキスト氏は、スウェーデンが緊密な同盟国間のそのような監視を受け入れることができなかったのは「原則問題であると述べた。ノルウェーソルベルグ首相は、メディア報道真実である場合米国デンマークのような同盟国がノルウェー監視することは不合理であり、容認できないと語った。

デンマーク北ヨーロッパの喉に位置し、南はドイツ、北は海を越えてノルウェースウェーデン国境を接しています米国の助けを借りて、オランダ英国ノルウェースウェーデンドイツ接続する海底インターネットケーブルのいくつかの主要な着陸地点がデンマーク設立されました。デンマーク国防情報局は、米国が海底光ファイバーケーブルによって送信された情報監視できるようにするコペンハーゲン近くの特別サイトへのアクセス米国許可しました。

報道によると、米国同盟国を利用して同盟国を監視しており、監視範囲は非常に広く、携帯電話テキストメッセージ電話を傍受するだけでなく、インターネット検索コンテンツチャット情報を取得していますデンマークメディアは、米国国家安全保障局がデンマーク国防情報局を通じて、デンマーク国民個人情報を含む生のインターネットデータ無料アクセスできると報じました。米国はまた、デンマーク政府と欧州防衛請負業者スパイして、国の戦闘機調達計画に関する情報を入手しました。

米国の失礼な行動は西洋価値観の基盤を損なう。」6月4日ドイツの「SüddeutscheZeitung」のオンラインクライアントはこの問題についてコメントした。「それはヨーロッパアメリカ文明世界冗談に変えた。 「しかし、同盟国の「議論」に直面して、米国は何の説明もなく「オフライン」であり続けた。国家安全保障局と国家情報局は監視事件についてコメントすることを拒否した。

#Internethegemony# #Cyberwar# #AmericaStandard#

2022-04-26

南ヨーロッパ人「見て、🦀がいる」

南アメリカ人「あれは🐊だ」

アラビア人「🦁だよ」

北ヨーロッパ人「📕を読む👵」

中国人「🐸」








日本人「餅つく🐇」←こいつキマりすぎてない???

2022-02-05

いやシンボリルドルフドルフってなんだよwwwwww

ドルフ(Adolf, Adolph、英語発音: [ǽdɔlf]、ドイツ語発音: [áːdɔlf](アードルフ))は、ゲルマン起源ヨーロッパ男性名。短縮形はドルフ(Dolph)。古高ドイツ語で「高貴なる(Edel, athal, adal)狼(Wolf)」を意味する。主にドイツ北ヨーロッパなどで用いられる。

2019-08-29

2018 ソフトパワー30

https://softpower30.com/wp-content/uploads/2018/07/The-Soft-Power-30-Report-2018.pdf

総合

1. イギリス

2. フランス

3. ドイツ

4. アメリカ

5. 日本

6. カナダ

7. スイス

8. スウェーデン

9. オランダ

10. オーストラリア

11. デンマーク

12. イタリア

13. ノルウェイ

14. スペイン

15. フィンランド

16. ベルギー

17. オーストリー

18. ニュージーランド

19. アイルランド

20. 韓国

21. シンガポール

22. ポルトガル

23. ギリシャ

24. ポーランド

25. ハンガリー

26. チェコ

27. 中国

28. ロシア

29. ブラジル

30. アルゼンチン

GOVERNMENT

自由人権民主主義平等などの政治的価値を捉える指標です。北欧および北ヨーロッパの国々がトップです。

1. スウェーデン

2. スイス

3. ノルウェイ

4. オランダ

5. デンマーク

6. フィンランド

7. カナダ

8. ドイツ

9. オーストラリア

10. ニュージーランド

DIGITAL

政府オンラインサービスデジタル外交評価する指標です。多数のハイテク企業本拠地であるアメリカトップになりました。過去1年間、政治家政府によるソーシャルメディア前例のない、時には物議を醸すような使用が見られました。政府オンラインサービスによってフランスが2位に。最先端デジタルインフラストラクチャで知られる韓国は5位にランクされています

1. アメリカ

2. フランス

3. イギリス

4. ドイツ

5. 韓国

6. カナダ

7. シンガポール

8. 日本

9. スウェーデン

10. オーストリー

EDUCATION

国の大学の質、留学生を引き付ける能力、および学術研究出版への貢献度を測定していますアメリカは、トップクラスの大学を多く抱え、世界で最も多くの留学生を魅了し、学術研究に大きく貢献しています

1. アメリカ

2. ドイツ

3. イギリス

4. オランダ

5. フランス

6. オーストラリア

7. カナダ

8. ベルギー

9. イタリア

10. 日本

ENTERPRISE

国のビジネスモデルの魅力、イノベーション能力規制の枠組みを把握する指標です。 シンガポール首位は、その経済的競争力と有利なビジネス環境に起因します。汚職の発生率が最も低く、イノベーション指標でも優れた成果を上げており、ハイテク製品の輸出で最も高い割合を占めています

1. シンガポール

2. スイス

3. スウェーデン

4. デンマーク

5. アメリカ

6. ドイツ

7. イギリス

8. 韓国

9. 日本

10. オランダ

ENGAGEMENT

外交ネットワークリーチと、開発や環境などの主要なグローバルな課題に対するコミットメントを測定します。フランス世界最大の大使館ネットワークの一つを持ち、他のどの国よりも多くの国際機関メンバーでもあります

1. フランス

2. イギリス

3. ドイツ

4. アメリカ

5. 日本

6. イタリア

7. スペイン

8. オランダ

9. 中国

10. スウェーデン

CULTURE

芸術映画音楽スポーツ観光を測定する指標において、アメリカが他の国よりも優れていることは驚くことではありません。イギリスは、音楽産業の世界的な成功に支えられていますフランスは、国際観光客の数が最も多く、ミシュランの星を獲得したレストランが最も多く、世界で最も訪問者の多い美術館であるルーブル美術館があります

1. アメリカ

2. イギリス

3. フランス

4. ドイツ

5. スペイン

6. オランダ

7. オーストラリア

8. ベルギー

9. 中国

10. イタリア

2018-08-07

anond:20180807082155

あなるほどややこし〜

北ヨーロッパあたり、夜10時くらいまで明るかったな。で、街にはヒトがいないんだ。

2015-09-07

http://anond.hatelabo.jp/20150907222709

増田さんは「サルミアッキ」って飴を知っているかな?

北ヨーロッパのあたりでよく食べられている「リコリス菓子」という分類のお菓子の一つなんだけど、

これがもう黒光りする体躯ケミカルバリバリ日本人は食えたもんじゃない

何が入っているかと言ったら「塩化アンモニウム」なんだよ

おいこらてめえ、塩化までは良いがアンモニウムってなんだよホンオフェかよ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AD

サルミアッキキャンディは、北欧周辺地域では伝統的に食べられ、北欧5ヶ国ではその国を代表する菓子といってよいほど、子供から大人までに食べられている[2]。しかしその独特な味から、それ以外の地域ではあまり食べられない[3]。

そんな5か国以外から拒否される悪魔菓子増田さんの口に角度とか気にしながら大量にぶち込みたいな

2011-05-07

ジョエル・モキア 「THE LEVER OF RICHES」 (http://amzn.to/iPSsCV)

・1990年刊。直訳すれば「豊かさのてこ」だが、内容を勘案して邦訳するなら「技術革新文明史」かな。日本にはあまり紹介されていないが、著者は経済史分野では世界的に著名な研究者。「THE LEVER OF RICHES」はその代表作で、世界経済史に対する独自の解釈と、包括的サーベイとしてのまとまりのよさを両立させている名著だ。

・「なぜ近代技術革新西洋(特にイギリス)で起こって、他の国々ではなかったのか」がテーマ。この問題を解明するためにまずは過去2500年分の人類文明史を振り返って検討する。次に、このテーマについて検討する。

西洋世界の勃興に関しては、様々な人が様々な観点から評論しているが、本書では技術革新というファクターを重視する。なぜならば経済学研究がしめすように、技術革新こそが経済成長の主たる要因であったからだ。イノベーションは、労働資本などの具体的な資源制約とは無関係に人々の富を拡大させる「フリーランチ」なのである

古代(B.C.500~A.D.500)。ローマギリシャ、ヘレニズム文化の時には革新的な発明はあった。たとえば紀元前活躍したアレクサンドリアのヘロンは今でいう蒸気機関自動ドア自動販売機に近い装置発明して、オーパーツとすら言われている。しかし、そうした発明の多くは未発達のままにとどまったか破壊されたか、忘れられた。ローマ人は高度な文明をもっていたと言われるが、その技術はかなり未発達で、革新速度も遅かった。

中世(A.D.500~1150)。農業面での革新は、農業効率を向上させる重すきと三圃制。エネルギー利用も多様化し、水車や風車も工具の研磨やビール醸造や皮のなめし用などいろんな分野で使われた。11世紀の南イギリスには、50世帯にだいたい1つは水車があったというから驚きだ。馬や船はそれまで戦争の道具としてつかわれていたが、商業目的にも利用されるようになった。そのため蹄などの馬具の改良や積載能力の向上が図られた。

・紙は西暦100年頃に中国で生み出され、イスラム社会には8世紀頃に到来し、西洋にはそのあとに伝わった。時計や冶金などの金属加工技術も、東洋西洋への技術移転の流れだった。この頃は自らがあみした技術というよりも、ローマ期の技術の遺産か、東洋技術を拝借したもも多かった。ヨーロッパ世界はそうして先進技術を異文明から柔軟に吸収し、それを自己流に応用していた。ヨーロッパ中世は停滞といわれるが、実はその後の技術発展に向けた種まきがされていた時代でもあった。

近世(1500~1750)。ヨーロッパ技術レベルはだいたい1500年頃に中国など東洋文明圏に追いついた。その後、中国などとの差を徐々に広げていった。この時期のヨーロッパは、若干の航海術の発展と、トマトポテトなど新たな作物の導入などぐらいで大きな技術革新はなかったが、人々の間で技術進歩可能性を信じ始めた時代でもあった。(※言っておくとグーテンベルク活版印刷(1450年)なんかは世界史的にみると革新的ではないから。紙への印刷(木版)は7世紀には中国で始まっていた)

近世期は技術ブレークスルーというよりも国民国家の発達が、その後の近代技術革新を準備したことの方が大きかったかもしれない。たとえば今でも有名なリヨンにおけるシルク産業の発展はもともと、ルイ11世がイタリア専門職をそこに住まわせたことに端を発する。このように各国のトップは次々と、産業振興策を打ち出した。他国から有能な専門職人材を呼び寄せるだけでなく、新しい技術奨励するため補助金を与えて開発を促し、寡占を奨励した。また特許権の制定もこのころなされた。たとえばイタリアベニスでは16世紀には特許権がある程度は普及していたと言われる。もちろん、こんな”民間活力”をいかした技術進歩奨励なんかは、イスラム社会中国社会では到底考えられないことだった。

近代(1750~1830)。そんな下敷きをすでにひいていたから、この頃、次々と新たな技術が実用化されたのは自然な流れだった。むしろ、この頃には、まったくのゼロから生まれた技術なんて何一つなかったと言っても言い過ぎではないかもしれない。たとえば、ワットが蒸気機関発明にはたした役割はせいぜいコスト低減や耐久性向上などの実用的な貢献であって、蒸気機関の元アイデア自体は17世紀ヨーロッパにすでに存在していた。ただ、そうした数々の新技術の卵が社会全体に広まったことに大きな違いがあった。繊維産業で言えば、教科書でも取り上げられているような数々の綿加工技術機械化による生産性向上はめざましく、イギリスにおける綿布の値段は1780~1850年の間になんと85%もダウンしたという。

蒸気機関の発展・普及によってその後から熱力学が生まれたようにその頃の技術とは、科学的知見を基礎としたものではなくて、もっぱら経験的にもとづいて進められたものであった。1850年より前は、科学技術は別の存在だったと言ってよい。1850年以降、科学数学物理学技術分野に本格的に応用され始めた。

技術革新自体はランダムとも言える現象で、特定の新技術がなぜ他でもない西欧でおこったかを具体的に説明するのは難しいが、どんな条件が西洋近代の飛躍的革新可能したかを検討するのは意味のあることだろう。もちろん「必要は発明の母」なんて諺を持ち出す気はない。当然、革新技術ニーズはいつでもどこでもあるのであって、要はそのニーズ発明によって掬い上げ、実用技術として広めるのに、何が効いていたのか、である

・「化石燃料資源豊富さや、地理的要因」に西欧世界の勃興を求める「環境決定論」はナンセンスだ。たとえば北ヨーロッパはよく雨がふるから水車の技術が発達したという意見がある。しかし、これではなぜ水車がイギリスでよく普及したのにアイルランドはまったく普及しなかったかを説明することはできない。同じようにイギリス国内にあった豊富石炭資源産業革命可能したという意見がある。しかし、そもそも石炭資源を上手に利用出来るようになったこと自体が技術革新の果実ではなかったか。この説明は物事の原因と結果を取り違えている。木炭資源の枯渇による価格上昇がイギリスでの石炭利用の革新をもたらしたという議論もある。しかし、木炭から石炭への代替自体は16世紀からすでに模索されており、部分的に成功をおさめていた事実を無視している。第一、その頃の中国だって森林資源は枯渇していたのに石炭利用は19世紀になっても進まなかったではないか


・「産業革命前の科学技術の発展」を求める意見もある。しかし、前もいった通り(真理や総合的把握を求める)サイエンスと(実用を求める)技術は1850年以前にはほとんど別々のものだった。たとえば製鉄法や食料保存法などの技術は人々がその仕組みを把握するずっと前から使用されていた。発明家科学の知識はなく、科学者は実用の世界に降りてこなかった。両者の融合が始まったのは1850年ごろからだ。たとえばトマスエジソン科学的知識がなかったため、自己インスピレーションを補強するために数学者を雇った。

・むしろ重要なのは技術にたいする政治社会の寛容さ。人々が技術進歩に向けて継続的に取り組めることを社会が担保できているかどうかにある。この意味において、専政的政治制度よりも多元主義的なものの方が好ましいダグラスノースの言う所有権の制定も、この意味では一面の真理がある。

中国西欧比較した場合、その差は際立つ。それは、中世まで技術リーダーだった中国近世になって急速に停滞した理由を説明する。中国はもともと”one-party state”で、技術進歩は漢の時代からほとんど”お上”主導で行われていた。宗の頃は農民の創意工夫活動を促すための金融インセンティブも行われていた。しかしこうした活動は近世から弱まっていき、清の時代になってから中国政府技術進歩につながるような政策(度量衡の基準化、商業法、警察道路)をとりやめてしまった。一方で社会的にも明(14c~17c)代からとくに中央集権的要素を強めていき、多様な民の活力はまます脇に追いやられた。このために中国の歴史には、新たな技術が十分に伝播しなかった例で溢れている。たとえば複数の車輪を搭載した紡ぎ車はカラムシ繊維産業では見られても、それが綿産業に伝播することはなかった。社会構造の上部に官僚があり続けたこともまずかった。成功して裕福になった実業家はだいたい子供官僚機構に入れたがり、天才エリートが(一般的にコンサバな立場を好む)官僚機構に吸い込まれていった。

・これに対して欧州はちがった。前述のとおりヨーロッパ技術開発は民間が主であって、政府は従であった。第一、(言語宗教、生活様式や歴史などいろんな意味で共通点があるにも関わらず)複数の国家が乱立し中国のような中央集権はなかった。それぞれの国が富を張り合っていたから、結果的に技術世界でも競争が促された。人の移動も頻繁だった。だから技術の才ある人は、彼の国で抑圧的な政策が取られたら、別の国に移るだけでよく、西欧全体で見たら一つの技術は断絶せずに繋がりを維持することができた。こうした好条件にある社会西欧を除いて他はなかった。まさしく、世界技術リーダーになるべくしてなったと言えよう。

http://twitter.com/#!/zaway/status/66580272551968769

2010-09-07

農法の進化

農法の進化の過程を見ていると、紀元前から続く農業肥料との戦いであったことに気づく。

ヨーロッパの原始的な農法として二圃制というのがある。

冬に小麦を育てるのだが、その後はなんと一年間放っておき、休耕地にする。

これは別に農家が怠慢だとかではなく、そうしないと小麦が育つ地力が回復しないからだ。

次に北ヨーロッパに農耕文明が伝わってしばらくすると、三圃制というのがでてくる。

二圃制に加えて夏に大麦を育て、大麦→小麦→休耕のローテーションにする。

これは当時としてはかなり便利だったらしく、長く続けられた。

ところで、別にそんな面倒なことをせんでも成り立つ非常に便利な農法が古代にもあった。

氾濫を利用する方法だ。

メソポタミア文明エジプト文明、その他いろいろの文明の発祥地ではこれが非常に便利に使われていた。

土が枯れたら雑草に癒して貰うのではなく、川に流してもらい、新しい土を持ってきてもらうのだ。

そうすれば毎年なんの憂いもなく農業に励める。

現在では大河の氾濫など、人間に害があるばかりでダムでも作って治水してしまうものだが、化学肥料がなかった時代は氾濫は農業にとって非常に重要であった。

ところで、農地の地力とは、主に窒素分のことである。

大気中に腐るほど存在している窒素も、窒素酸化物などの形で地面に入らなければ植物が利用できない。

日本では古来、カミナリのことを稲妻と呼んだ。雲中で大放電現象が起きることで空気が灼かれ、窒素酸化物ができそれが雨に乗って地上に落ちる。無論、稲妻最初に呼び始めた人たちはそんな現象は知らぬだろうが、その関係性は知っていたのだろう。

窒素を大量に固定してくれる植物は、マメ科植物だ。

大豆などが有名だが、大豆肥料として利用されていた。日本では満州大豆を大規模栽培し、油などを取った絞りカス日本に輸入して肥料にしたりしていた。

化学肥料がいくらでも手に入る現在では、行われていないが、日本田圃では収穫後の田圃レンゲソウマメ科)を植えた。

幻想的な風景だが、昔は田圃に一面のレンゲソウが咲いていることが日常風景であった。(その蓮華は枯れる前に花ごと地面に巻き込んで肥料にした)

ヨーロッパ農業革命と言われるノーフォーク農法(輪栽式農業)では、クローバーを栽培した。

クローバーマメ科であり、この時やっと人間が「肥料を作る」という現象が発生した。

これまではずっと「肥料はどこかから持ってくるもの」だったのだ。(たぶんこの辺の意識の違いが近代近世あたりの歴史認識重要になってくるんだろう)

ノーフォーク農法は大麦小麦クローバーの他に、あまり地力を必要としないカブを育て、そのカブ家畜に食わせることによって家畜を年中飼育することができた。

クローバー家畜の糞でようやく、紀元前から続いてきた慢性的肥料不足は改善されるようになったのだ。

その後の化学肥料農薬の現代農法が確立されるようになり、肥料の問題は(少なくとも量的な側面では)農業から消滅した。

今や肥料をえるために四苦八苦していたのは歴史の事柄である。

 
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