それって妻じゃないデショ。
辛い物で似たような思いしたことあるし、周りがそういう思いしてるのも見る。
俺の時代には「キャラクターの肌の色は種族、外見、生まれを問わずこの法で定められた色(ドラえもんみたいな真っ青だ)でなくてはいけない」と国際法で決まってる。
昔の作品は肌の色が全て青色に塗り替えられているし、ドラマも俳優が肌をみんなして同じ色の青に加工されている。
一応、白黒の作品はキャラクターの肌色が常に同じ色であればギリギリ許されているが、光の加減によりどちらかが別の色に見えたらアウトという縛りが厳しく、結局全てが同じ色の青で塗られている。
この世界では誰もが青い。
顔を青く塗らないことは差別主義であることのアピールであり、この時代で言えば頭から白い布をとんがらせながら被って暮らすのと同じような意味合いを持っている。
生まれてくる赤子の色は全て青だ。
母親に特別な薬を飲ませて生まれてくる赤子の色は生まれつき青くなるようになっている。
生まれた子供に罪はないのですぐに青くなる薬を飲ませているので問題はない。
君たちの時代の人はどうして顔を青く塗らないのか?
寝て起きるのでギリギリ。仕事したり掃除洗濯したりとか完全にキャパを超える。
金がなくてつらいし働くのもつらい。
障害者手帳や自立支援医療の話は医者経由じゃなくネットで知った。ネットなかったら医療費で死んでたしそれまで何年も3割きっちり払って貯金が相当目減りした。
生活保護の話だけ聞きに行ったら最初から全面阻止の様相。必要になったら共産党に電話してついてきてもらったほうがよさそう。いかに市民に不快な思いをさせて申請を思い止まらせるかってことに注力してる。
障害年金の話は就労支援受けたら教えてもらった。申請から受給までめちゃくちゃかかる。手間がすごいかかるし医者はとにかく行政手続きに疎いしつらい。
相談の電話したくてもどこもつながらないし、社会から死を求められてる感じがする。
あと何すれば治るのか、それとも何すれば治るまで食いつなぐことができるのか何もわからん。
新型コロナウイルスによるアレコレがあり距離をとるため受付の前に半円形のデカい机が置いてあった。ソーシャルディスタンス。
12番窓口に呼ばれる。ほぼおじいさんに近いおじさんが座っていた。
アベノマスクみたいな布マスクをしている。鼻が丸出しだった。意味。
じゃあちょっとあなたについてのデータを入力していくのでね。そう言って先程記入した書類を見ながらぽちぽちキーボードを触るおじさん。
希望している職種ある?まだわかんない?うん、全然いいんだけどなんかとりあえず入力しないと送信できないですよね。事務系にしとく?そんな感じで30分くらいかけてゆっくり入力していく。そんな打ち込む量ある?
はい、じゃあ送信っと。ん?あれ。どっかだめだったぽいな。一からになっちゃった。
わたし「(……)」
うっすら期待していた、このおじさんは入力担当なだけであって相談員は別にいるんじゃないかという希望はあっさりうち砕かれ、普通にこの人が担当らしい。名刺ももらった。
大体初回に担当した人が継続して相談に乗ることになるらしいよ。嫌だったら変えてもらうこともできるよ。
そこからはおじさんの自慢五割、今後の流れについて三割、わたしの現状についてヒアリング二割という感じだった。
価値観の古いっぽい人で、まあ年齢的に仕方ないとは思うけど「あなたご両親は?サラリーマンでしょ?」などと平気で言ってくる。
在学中は就活ほとんどしてなかったと言うとややちくっとしたことを言われた。いやーすみません。ほんと既卒ですみません。
わたしの前に担当したらしい人の情報をぼろんぼろん言うのにはちょっと閉口。「さっき話してた子はね、親が精神的に参ってるんだつってそのことでカウンセリング受けてるんだよ。」
法学部出たの?私の息子もそうなんだけど向いてないからって結局広告代理店行ったんだよなあ。そこそこ稼いでるみたいですよ。
今のアルバイト先〇〇(地価高め)なの?私もむかし住んでたなあ。だからけっこう詳しいよ。うんうん。
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あ、これ今後の流れが書いてある紙ね。渡しておきますね。
はいそれじゃ、また相談あれば名刺に書いてある連絡先にね、ご連絡を。
いつでもお待ちしてます。
終了
とまあこんな感じでした。
思ったよりのんびりした感じでしたので行くか迷ってる人は行ってみてもよいかと思います。
隣のスペースではハキハキしたおばさまが熱心に指導している様子だった。相談員に関してはまあガチャ引くくらいの感覚でいたほうがいいかもしれない。やべーと思ったら変えてもらおう。
言語自体の難易度は高くないけど仕様書が残っていないので仕様の理解に時間がかかる
それなのに修正によるトラブルが発生すると直接文句こそ言われないが遠回しに嫌味を言われる
でもその人はかなり前から別部署にいるため今後保守することはないだろう
システムの保守以外にも日常業務が忙しいので残業をしているが会社の方針として残業をあまりさせてもらえない
私が残業しなければ会社として大きな損害が発生するがいいのだろうか
保守ができる人を増やして欲しいと伝えているが古い言語のため要望にマッチする人材がいないようだ
なのでせめて誰でもできる日常業務の負担を減らすために人を増やして欲しいと伝えてみたが人が増える気配はない
今は仕事が楽しいので辞めるつもりはないが今の会社にこだわる必要がないし年齢的にも能力的にも転職は容易なため辛くなったら辞めようと思ってる