新型コロナウイルスによるアレコレがあり距離をとるため受付の前に半円形のデカい机が置いてあった。ソーシャルディスタンス。
12番窓口に呼ばれる。ほぼおじいさんに近いおじさんが座っていた。
アベノマスクみたいな布マスクをしている。鼻が丸出しだった。意味。
じゃあちょっとあなたについてのデータを入力していくのでね。そう言って先程記入した書類を見ながらぽちぽちキーボードを触るおじさん。
希望している職種ある?まだわかんない?うん、全然いいんだけどなんかとりあえず入力しないと送信できないですよね。事務系にしとく?そんな感じで30分くらいかけてゆっくり入力していく。そんな打ち込む量ある?
はい、じゃあ送信っと。ん?あれ。どっかだめだったぽいな。一からになっちゃった。
わたし「(……)」
うっすら期待していた、このおじさんは入力担当なだけであって相談員は別にいるんじゃないかという希望はあっさりうち砕かれ、普通にこの人が担当らしい。名刺ももらった。
大体初回に担当した人が継続して相談に乗ることになるらしいよ。嫌だったら変えてもらうこともできるよ。
そこからはおじさんの自慢五割、今後の流れについて三割、わたしの現状についてヒアリング二割という感じだった。
価値観の古いっぽい人で、まあ年齢的に仕方ないとは思うけど「あなたご両親は?サラリーマンでしょ?」などと平気で言ってくる。
在学中は就活ほとんどしてなかったと言うとややちくっとしたことを言われた。いやーすみません。ほんと既卒ですみません。
わたしの前に担当したらしい人の情報をぼろんぼろん言うのにはちょっと閉口。「さっき話してた子はね、親が精神的に参ってるんだつってそのことでカウンセリング受けてるんだよ。」
法学部出たの?私の息子もそうなんだけど向いてないからって結局広告代理店行ったんだよなあ。そこそこ稼いでるみたいですよ。
今のアルバイト先〇〇(地価高め)なの?私もむかし住んでたなあ。だからけっこう詳しいよ。うんうん。
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あ、これ今後の流れが書いてある紙ね。渡しておきますね。
はいそれじゃ、また相談あれば名刺に書いてある連絡先にね、ご連絡を。
いつでもお待ちしてます。
終了
とまあこんな感じでした。
思ったよりのんびりした感じでしたので行くか迷ってる人は行ってみてもよいかと思います。
隣のスペースではハキハキしたおばさまが熱心に指導している様子だった。相談員に関してはまあガチャ引くくらいの感覚でいたほうがいいかもしれない。やべーと思ったら変えてもらおう。
生活保護でええな