2023-06-26

趣味の家焼き鳥の話をする

追記あれこれ

その前に大事大前提を一つ。

本当に美味しい焼き鳥を食べたいならプロが焼くお店で食べるの一択です。

あくまで作るところから楽しみたい趣味の話だということでご容赦ください。

ステマにならないよ」

そうなの?!勉強になりました。かといってPRつけるのも嫌なので人気コメント商品が答えですと言っておきます

「串打ちしたらすぐに焼く」

今まで串打ちしたらすぐに焼いていたので気にしたことはなかったです。

素人ながらに考えると、ひとつ鶏肉は水分が多いのでドリップ肉汁みたいなもの)が出やすいことと、手でベタベタ触ると皮膚から常在菌なんかがうつって分解がすすむことで余計な成分が増えるであろうことが理由なと思います

使わない分は冷凍するっていうのも、切ったら串に打つより前にすぐ冷凍という意味なので、その辺の理由考慮してのことでした。

理想は一本一本焼く直前に串打ちかもしれないけど、記載の通り菌の話があるので、下ごしらえと調理フェーズ自分なら分けるかな。

尚、「もちろん焼く前の串にも菌が生きているので、焼き鳥を網に載せた手で生野菜とかは食べちゃダメです。」という一文を本文に追加しておきました。

あと、自分プロじゃないので何故かこの「串打ち」という言葉を使うのが照れます文章中にないのはそれが理由ある意味では気安く使えないような憧れている言葉なのかもしれない。

「火力が正義

おっしゃる通り。それによる臭いと煙が理由でやりたくてもできなかったことがブレイクするーできたというお話です。俺だって家の中でイワタニ使いたいよ。

「焼くのに時間かかりすぎ」

おっしゃる通り。 それでもアルミを用いることで1.5倍くらい早くなってる。

ひっくり返しながら食材状態の変化を楽しみつつ、塩をふるタイミングとかタレをつけるタイミングとかを考える時間が楽しめないと厳しい。

だったらもっと幅を広くすればよかったと思うかもしれないけど、煙をでなくするために電熱線を食材真下から避けつつも、中心まで熱が届くようにするにはこれ以上大きくできなかったというのが本当のところだと思う。

そのため、焼肉用として売り出すには幅が狭すぎたので、焼き鳥を載せてみたら長さがちょうどよかったか焼き鳥焼き機として販売されたのではないかと勘ぐっている。

無駄な脂って?」

食べてみて臭いが気になるかどうか。人の好みなので食べてみて調整が一番。

冷凍で良くない?」

冷凍でいいです。スーパーとか一本数十円でもおいしい。

最初通販で美味しそうな冷凍を取り寄せてたけど、そのうち自分でもやってみたくなってこの形になった。

冷凍で満足できない人に知見共有したかった。

やったー!ちょっとバズった!いえーい!メーカーの人見てるー!?

せっかくだから改善要望

・水のトレーもっと深くして。

文中でも書いたけど、これのスチーム効果が侮れません。焼いてると割りと早めに水が空になってしまうので、もっと大量にスチームが出るように調整してほしい。

・蓋つけて

アルミホイルを載せて食材の上で熱の滞留時間を多くしているけど、サーモへの悪影響が懸念されます

それならば熱の滞留と輻射熱の反射が期待できる構造の蓋を、利用することが前提の設計でつけてほしいです。

プロ仕様出して!

この機械結構頻繁にヒーターが切れます

最初は壊れたのかと思って焦ったけど、これで本体が壊れないように温度調整してるっぽい。

この値段だから仕方ないけど、もっと高温を維持できるプロ仕様が出てもいいかなと思いました。

新型期待してます

追記終わり。

最近趣味で家で焼き鳥を焼くようになった。

正しくいうと、焼けるようになったというのが正解。

なぜその表現を使うかの理由は、焼ける道具を手に入れたから。

商品ステマになるのは嫌なのでとりあえず詳細は書かないのだが、煙を減らすタイプ電気七輪というものが昨年に新発売されたのだ。

今までも卓上で焼き鳥を焼く機械はあった。

それとは別に、減煙で肉を焼くプレートもあった。

でも、この両方を満たして、尚且つメンテナンスが容易なものは、少なから自分観測範囲にはなかった。

しかも5000円程度と失敗してもいいくらいに安い。

ここで、焼鳥火入れホットプレートの違いについて説明したい。

ホットプレートは文字通りプレートがあたたまることで食材に熱を通す。

まり熱が伝わるのはプレートに触れている部分のみで、プレートに直接触れていない部分には熱が通りづらい。

フライパンに油を敷くのは、焦げ付き防止という意味もあるのだが、実は液体を注ぐことで熱が伝わる面積を増やし、食材に均一に火を通すようにしているという意味合いもある。

水分でもよいのだが100度で気化してしまうので炒め物には不向きだ。

フロン加工したフライパンで油を使わず食材を炒めると表面の焼色にムラができてしまうのはそれが理由だ。

ホットプレートで焼き鳥を焼けないことはないのだが、串に差したままだとどうしても串周辺にまで熱が届かずに、周りだけ焼きすぎで中心が生焼けという状態になってしまう。

そのために焼き鳥には不向きだった。

本来焼き鳥火入れは、炭火による熱によって行われる。

それと同じ加熱状況を作るには、少しでも食材が離れると熱の伝わりが弱いホットプレートではなくて、トースターの電熱線のように発熱する仕組みが必要なのだ

いままで家庭用で発売されていた焼き鳥器は、熱を効率よく伝えるためにその電熱線が網の真下にあった。

真下にあるということは、垂れた油が熱源に直撃してしまうことを意味していて、それが煙や臭いの原因になっていた。

今回発売されたものは、この熱線が内側の側面に取り付けられている。

そのため垂れた油が急に熱せられて気化することがないことで、煙や臭いを抑えている。

試しにキッチン換気扇下で利用してみたときは、家で魚を焼いた程度の臭いの残り方だった。

このとき家族の分も同時に焼いたということもあるが、一人前をゆっくり焼く分には食卓で焼いても問題ないと思われる。

どっからどう見てもステマしか見えないのだけど、もうちょっと続ける。

電熱線の上は網になっていて、その上で焼き鳥を焼くのだが、この網がまた絶妙によい仕事をする。

というのは、この網があることによってそこに接している部分にだけ焦げ目ができるのだ。

焼き鳥はやはり焦げがうまい

開発時にここまで意図たかどうかはわかりかねるが、この焦げができなければここまでうまいとは思えなかっただろう。

さらに、煙の発生を抑えるために、電熱線の下に油を落とすための水を張っておく皿がついている。

皿は当然加熱されているので、少しずつこの水が気化していく。

これもまた偶然の産物と思われるのだが、どうやらそれがまたいい具合にスチームとなって加熱を助けているのだ。

これはオフィシャルの使い方ではないのだが、焼いている肉の上にアルミホイルを被せてやると更に火の通りにムラがなくなって美味しく焼けるようになる。

別に自分料理人というわけではないのだが、飲食業界には割と長く携わっていて調理器具なんかはよく知っている方だった。

料理人と話す機会も多く、それぞれの料理にはそれぞれに適した火入れ方法があって、その分だけ調理器具存在しているとのことだった。

焼き鳥といえば当然炭火が最も適した調理器具ではあるが、気軽に扱えるものではない。

魚焼きグリルで焼いてみたこともあるが、あれはあれで後始末が大変過ぎるし、少しずつ何本も焼くには向いてない。

そのために家で焼き鳥を焼くということを諦めていたのだが、今回とうとう見つけてしまったというわけである

調理器具のことをいくら進められても欲しいとは思わないだろうかた、今まで作ってみたレシピを並べる。

共通のコツ

かい焼鳥を食べたいと思うのは人間ロマンだ。

だけどそれは止めておこう。

火入れ時間がかかりすぎるし、焼きムラが多すぎる。

なれないうちは、気持ち小さいかもしれないくらいがちょうどいい。

まずはとにかく肉のサイズ特に厚みを揃えること。

焼き鳥は均等に火が当たり続けるので、肉の厚さのムラがそのまま火の通りのムラになってしまう。

同じ理由で、別の種類の肉を同じ串にささないほうがよい。

これも肉によって火の通る時間が変わってくるからだ。

・とりももねぎま

市販鶏もも肉を使ってとりももねぎまを作る。

色々な方法があるのだが、自分場合は兎にも角にもまず皮を手でむしり取る。

理由は単純に臭いからだ。

特に塩で食べるとき臭いが気になるので、下処理が大事になってくる。

下処理と言うと面倒くさく感じるかもしれないが、要するに身についた脂をこそぎ取る作業をする。

どうやら臭いの原因はこの脂にあるらしく、取ると取らないとでは臭みが全然違った。

脂を取ったら一口大にカットして、あとは串にさすだけ。

大体同じサイズカットしようとしてもどうしても大小はできてしまう。

そうした場合、串の両端はできる限り小さいものを刺し、大きめのものは真ん中に刺すようにすると火の通りにムラがなくなる。

皮も焼き鳥にするので捨てずに取っておく。

ねぎまを作るときは、できるだけネギの白い部分を使う。

白い部分だけを切り取ったら、縦に浅く包丁を入れて皮を1枚むくと筋が取れて食感が良くなる。

むいたネギの皮も捨てずに取っておく。

あとは3cm幅くらいでカットして、肉と交互に串に刺す。

・とりかわ串

先程むしり取った皮の内側から包丁で余計な脂をこそぎ取る。

手鍋か小さめのフライパンに適量のお湯を沸かして(3~4cmの高さになるくらい)、とりかわと先程向いたねぎの皮やネギの青い部分をカットして入れる。

沸騰したお湯で1分ほど火を通したらまな板にとって、よく冷ましてからcm幅くらいでカットする。

さらに3~4cmくらいの長さに切ってから串に波打たせるように刺していく。

ささみ

個人的には一番オススメ

まずは真ん中の白い筋を包丁でこそぐようにしてとって、周囲の白い筋もとったほうが食感が良くなる。

大事なことは肉の厚みと幅を揃えること。

長さは多少長くなっても良い。ただし、他の串とは全体の長さは大体合わせる。

それほどギリギリ火入れを攻めなくても、しっとりと焼き上ってうまい

塩だけでもいいけど、わさびやねり梅をのせると尚うまい

筋トレささみばかり食べている人にぜひおすすめしたいレシピ

胸肉ではまだやったことないけど、大体同じ感じに出来上がる期待がある。

つくね

つくねは下ごしらえからやると大変すぎるのだが、冷凍食品で一袋何十個入りという鶏つくねを買ってきて串に刺して焼くだけでめちゃうまい。

外はカリカリ、中はしっとりとした食感は、やはりフライパンではなかなか出せない食感だ。

ちゃんとやりたい人は頑張れ。

・すなぎも

スーパーで売っている砂肝は大体でかいので、焼き鳥屋みたいにやこうとするとちょっとむずかしい。

なので、個人的にはスライスして折り曲げながら串に挿していくようにするのをおすすめしたい。

そのほうがしっかりと火が通るし、端のあたりがカリカリしてうまい

・変わり種

・豚タン

そこら辺にあるやきとんやに引けを取らないくらうまい

やきとんやみたいに刺すとうまくいかないので、スーパーから買ってきたスライス横方向に波打つように刺すとよい。

大小組み合わせるとちょうどいい。

個人的には焼き鳥外食しなくてもいいと思えた一番の理由がこれ。

まさに店と同じレベルの味が楽しめる。

・豚バラトマト

ミニトマトを豚バラで巻いて串にさす。

2個位がちょうどいい。

ミニトマトは思ったより小さい方が食べやすい。

肉同士がくっついている部分の火が通りづらかったので、一旦串から外してみて赤ければもう一回焼く。

他にも野菜串なんかもおいしいのだけど、それって時間をかけてまで焼き鳥で焼く必要がある?と考えるとちょっと疑問になるためここでは割愛します。

・焼き方

まずは肉が網の上にちゃんと乗るように並べる。

肉が多すぎてうまく乗らないときは斜めにして乗せる。(四角形の高さより対角線のほうが距離が長いという意味的な話)

並べたらアルミホイルを乗せて、割り箸を用意しておいて風で飛ばないように上に乗せる。

ある程度焼けたらひっくり返す。

このとき肉が網にくっついていると網ごとひっくり返って焼き鳥が全て落下することがあるので、割り箸を使って肉を剥がすようにする。

また、アルミで囲っていると串がめちゃくちゃ熱くなるので、ティッシュくるみながら掴むようにする。

まり片面ばかり焼こうとすると火が通る前に表面だけ焦げてしまうので、片面3~4回は火に当たるようにこまめにひっくり返す。

それでも大体1本20分くらい。同時に5~6本といった感じ。

ちなみに肉もタレも少し焦げるくらいが美味しい。

専門用語でメイラード反応とキャラメリゼというのだけど、焼鳥のうまさはつまるところここに凝縮されていると思っている。

・味付け

塩で焼くときは、パウダー状の塩が使いやすい。

いつもの食塩だとまんべんなく肉に振るのが難しく、また少量でも塩味が強いので味の調整が難しい。

ある程度火が通ってから、両目に振る。

・タレの付け方

浅めの長細いお皿にタレを入れておいて焼き鳥くるくるとつけるか、ハケで塗る。

タレを付けるときの注意点は、大体焼けたと感じてからつけること。

鶏肉には菌がいるので、菌が生きている状態でタレにつけるのは不衛生だし、その状態で一度でもつけてしまったタレは再利用できなくなってしまうから

もちろんある程度焦げたほうが美味しいので、つけてからもしっかり焼いたほうが良い。

・手を洗う

焼き鳥の下ごしらえには生肉をずっと手で触っていないとならない。

鶏肉にも豚肉にも、生肉にはカンピロバクター大腸菌がいるので、肉を触った手であちこちを触ることは絶対ダメ

調理器具食材調味料を取るときは、必ず手を、できれば石鹸で洗うこと。

ねぎまネギとか、使わない分をしまとき結構危険

カンピロバクター冷蔵庫温度くらいでは死なない。

串も使う分をある程度容器から出しておいて、触ってしまった串は洗ってから容器に戻す。

この辺についてはやり過ぎてもやり過ぎということはないので十分に注意。

もちろん焼く前の串にも菌が生きているので、焼き鳥を網に載せた手で生野菜とかは食べちゃダメです。

冷凍保存

焼き鳥の下ごしらえは、特に肉のカットが面倒くさいので一気にやってしまいたいところ。

食べる分だけ串に刺したら、あとはジップロックに入れて冷蔵保存がおすすめ

串に挿してから保存するとかさばるし、串がジップロックを破いてしまうかもしれないし、串を刺す際にベタベタ手で触るよりは刺す前のもののほうが衛生的だから

最後のあたりはちょっと面倒くさい知識なので、不安という人は止めておいた方がいいし、あくま趣味という話としておすすめしたい。

そういう意味では少しハードルの高い趣味なのだけど、これで十分にお店で出てくるのと同じレベルの味が楽しめるのだから本当に驚いた。

七輪でも抵抗ないよ!っていう環境の人は絶対に七輪がおすすめ

我が家住宅事情だとベランダで焼いても隣の洗濯物とかが気になるレベルなので、減煙調理器具は本当にありがたい。

商品名知りたい人はamzonで「電気七輪 焼き鳥」で調べれば5,000円くらいの商品がヒットすると思います

焼き鳥好きの人は要チェック。

  • 👩‍🏫「…『伝導』と『放射』って授業で説明したよね?先生は哀しいよ」

  • 「1本20分」 これが耐えられんのだろうね皆 サーモスタットにブチ切れる星1レビューやYoutubeコメント大量にあってうける 現代人は短気で20分が待てない

    • 長いな… 少しずつ焼いて飲みながら野球とか映画見るとかがいいんやろな

  • ステマでもいいから製品名は書きなよ。 第一さ、「ステマになるのは嫌」って書いたところで ステマじゃない保証には全くならないじゃん

  • 焼き鳥焼いても家焼くな

  • 後半を読んでいくと、やっぱりスキルというか労力がかかることは間違いないので、ある程度の安さで焼き鳥を提供してくれる飲食店ありがとう!という気持ちになった。

  • 多分同じやつ使ってる 自分はだるいので串打ちしないで、小さく切った肉をそのまま網に乗せて焼いてる 名古屋コーチンとか軍鶏の肉を買ってくると、焼き鳥屋を軽く凌駕するほど美味...

  • なんか細かいところまで気配りのあるいいマニュアルだね。惚れるわ

  • ぽちったわ 下準備めんどそうだから冷凍の焼き鳥買ってくる

  • 「家焼き」「鳥」の話かなと思ったら「家」「焼き鳥」の話だった

  • 冷凍の串で火力上げると串が焦げて持ち手が落ちる

  • 炙りや引っ張り出してきてやってみたけど焼き鳥焼くのが好きじゃないと厳しいな。 炙りやはカセットコンロだけど、増田の言ってるステンレスの板を温めてそこからでる遠赤外線で焼...

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