郵政が民営化されれば生活が良くなると思って自民党に投票した2005年。
→生活良くならず
政権交代が起きれば生活が良くなると思って民主党に投票した2009年。
→生活良くならず
前回は民主党の甘い言葉にだまされたけど、さすがに第三極の甘い言葉にはだまされない。
→どこに投票しても駄目という諦め。
左翼の主張はこのままだと悪く変わるよ、ということで、その通り悪く変わったので
東浩紀がラジオで左翼言論人は滅んだと熱弁していて思い出した、はてサ系の炎上案件でよくある光景
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東浩紀が擁護をする
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東浩紀が
「サヨクの人たちの心情も理解できるし正しいのもわかるが、闇雲に批判してても何も変わらないよ」
「そんな事言ってたら何も変わらない、足を引っ張るな」
と反発する
結局、今回の選挙でわかったのは、はてサのみなさんが考えるほど人間は賢くなかったし
その状況が左翼的な啓蒙一つで改善するようにも到底思えないという事
「お花畑左翼」 とよく2ちゃんねるなんかで「アレ」なサヨクに対して使われる言葉があるが
もうはてサレベルの「正しい」左翼の人達でもこの中に入っちゃう時代なんだろうなと思った
(数世紀レベルではサヨクの理想世界に変わるかもしれないがそれだとやはりアレな範疇でしかない)
更にこの実感が強くなったのは
TL上でサヨクの人たちが日本終わった、民主主義は終わったなどと嘆き、まるっきり2009年のネトウヨと同じ反応を見る中
経済系の人たちが是々非々で今回の選挙を評価しているのを見たとき
更に具体的に言うと
@ueno_wan
暗い4年間が始まる。脱原発派と護憲派、ジェンダー平等派にとって。教育現場にとってもだ。インフレ、借金、東アジアの緊張、貧困と格差、弱者切り捨て…亡国政権の始まりだ。
と呟いてるのを横目にTBSの番組で飯田泰之や荻上チキがあまりイデオロギーに固執せずに各党の政策を是々非々で討論してるのを見た時だ
出演していたメンツを上げると
荻上チキ、武田一顯、斉藤淳、萱野稔人、飯田泰之、津田大介、東浩紀、開沼博、西田亮介、速水健朗、萱野稔人、湯浅誠、神保哲生
といった面々で、一部を覗いて所謂「サヨク」ではなく、数年前まではラジオはともかくテレビでは見れなかった若い世代が中心だ
坂本龍一や村上春樹、内田樹などのお金持ちが「ナチス化するのは駄目だから今の不況のまま貧民は我慢しろ、あと戦争責任という原罪を忘れるな」という意味合いのことを
無自覚に言い過ぎて、今回のような反発を食らってるんだと思うよ。
それこそ第一次大戦後、戦勝国からイジメのような条約を結ばされて賠償支払いにあえぎ、その反発から急進的愛国者が増えてしまったドイツと同じ。
「原発対応は菅さんがまともだった。自民党ならどうなっていたことか」
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小選挙区で敗北でしたwww
「維新の会なんて石原と橋下で意見が噛み合ってないしダメだろ」
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脅威の大躍進で立派に二桁議席確保でしたwww
「宇都宮健児氏が都知事選ではそれなりに信用できそう。石原の息のかかった猪瀬じゃダメ」
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猪瀬でしたwww
これまでにも都知事選では石原憎しのはてサの逆張り予想で石原連続当選など、はてサというのは一種の物差しとして非常に優秀な役割を果たしているのである。
現役世代が選挙に無関心(行かない人もいるし、行く人も多くは事前に十分な考察をしていない、勉強会とか言って意識高い系も、政策の勉強会なんてしてないだろ)である理由は自分の生活に精一杯、仕事が忙しい事だと思うので、ニートの中の頭の良い奴に政治を考えさせるのは結構良いと思うんだよな。結構問題解決能力高かったりするぞ。行動力ないけどそれは周りがカバーしてやれ。
「景気対策に期待して消極的投票」「改憲まではいかないだろうという見くびり」というのもマジでNSDAPとモロ被りなんだよなぁ。
たしかにそういう方向から見ると、新しい選挙のやり方があってもいいと思う。
従来の利益誘導型政治の場合は、日本の場合は主にインフラ整備とかで利益誘導してたから、土地と政治家が結びついていた。もうひとつの結びつき方が、公務員労組とか日本医師会みたいに党と直結して立法に影響力をふるうやり方。
こうした政治との関わり方が主だった時代は小選挙区比例代表制で問題無かったんだけど、今はちょっと事情が違う。世代間格差とか、正社員と非正規雇用者とか、同一地域に住む同職種の人間の間でもけっこう政治的な立場に差がある。
小選挙区制は地方の意見をくみ取る意味でも必要だと思うけど、比例代表制はもうかなり微妙。もうちょっと違う選挙の仕方を比例の代わりに導入すべきじゃないかとはちょっと思う。
正直ベースな話 さいたま4区の無職ニート?とか 選挙区が違うから入れられなかったけど、入れたかったわ。
能力どうこう以前に、無職ニートの生の声を政治に届けたい 1議席ぐらいはあっていいとおもうとは、無責任かもしれないけど思った。
実際問題、無職ニートという層は人口的に結構いるからな。タイゾーとかもそうだったけど。全員がソレじゃこまるが、いなくても困る。
そういう声が今の選挙制度では届かない。(比例じゃ選べないしな)
比例区の得票数と投票率を鑑みるに、改憲の国民投票が通る可能性は無いとはいえないけど高くもないだろ。
今回の自民の(経済的な)舵取りに、賛成はできないけれども、執行にたいして仕方がないと思っている層が多数って事だろ。
ただ、比例区と小選挙区の結果があまりにも差がつきすぎているし、前回の狂乱の民主勝利の後の 狂乱の自民勝利(言葉遣い失礼)をみると
現在の小選挙区制は、さすがに9万票で当選できない4万票で当選できるなど、1票の格差問題も含め 問題がある。と認識するのはやむをえないだろ。
当然ながら、もっと厳しい裁定を下さない最高裁も問題あるんじゃないか?というのも含め。
大きな問題であるという程でもないけど、問題がないという程でもないでしょ。いくらなんでも、振れ幅大きすぎるだろと。
http://www.akaruisenkyo.or.jp/2012syugi/young.html
私自身は手元にある権利を行使しないのはもったいないと思うので、選挙権を得てから基本的に投票しているけど、
別に20代の人がみんな投票しなきゃイカンとは思わないんだよね。
20代なんて政治(=政府からの再分配パイの取り合い)にかまけるような時期じゃないでしょ。
に全力投球したほうが良い結果になると思える。
平均くらいの人間であれば自分への投資を積極的に行うほうが取り分を増やせるであろうし、
極端なことを言えば政府のほうを自分で選んでやるよ(=国外脱出)だってできる人もいるだろう。
「腐敗した国家権力に鉄槌を下すべく断固たる団結闘争を!!」とか言っちゃうあれな人とか
すでにワープアで平均くらいの能力もなく政府の再分配を受け取らないとどうにもならない人とか
そういうのはまあしゃあないけど。
そうじゃない普通の人は目先の何かを突き詰めたほうがいい。
両方できるならそのほうがいいけど、どちらかだけしか選べないなら目先のことのほうがましになるってことね。
彼女が見舞いに来ない理由
とか
山姫の実 三巻
とか
淫妖蟲 恥録
とか
とか
オトメドリ
とか。
ぱっと思い付くところだとこんなところかな。まだあると思うけど。