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はてなキーワード: 法華経とは

2016-06-21

http://anond.hatelabo.jp/20160621052125

>デクノボウなんて呼ばれないでしょ?

正しい。矛盾しているから、そこを研究する人がいる。

http://h-kishi.sakura.ne.jp/kokoro-132.htm

一般的には、法華経の常不軽菩薩モデルと言われてますね。

http://www.daishoji.net/bosatu.html

2015-06-08

http://anond.hatelabo.jp/20150607042259

神や死後の世界存在するかもしれんと言うことまでは認められても

聖書クルアーン法華経とかの聖典が正しいと思える理由わからん

いかにも昔の人が考えたおとぎ話だなと言う風にしか見えん

2015-05-20

自己犠牲について

http://anond.hatelabo.jp/20150520224717の追記として

それでも、自己犠牲に先はないよ

 むかしのバルドラの野原に一ぴきの蝎がいて小さな虫やなんか殺してたべて生きていたんですって。

するとある日いたちに見附みつかって食べられそうになったんですって。

さそりは一生けん命遁にげて遁げたけどとうとういたちに押おさえられそうになったわ、

そのときいきなり前に井戸があってその中に落ちてしまったわ、

もうどうしてもあがられないでさそりは溺おぼれはじめたのよ。

そのときさそりは斯う云ってお祈いのりしたというの、

 ああ、わたしはいままでいくつのものの命をとったかからない、そしてその私がこんどいたちにとられようとしたときはあんなに一生けん命にげた。

それでもとうとうこんなになってしまった。

ああなんにもあてにならない。

どうしてわたしはわたしのからだをだまっていたちに呉くれてやらなかったろう。

そしたらいたちも一日生きのびたろうに。どうか神さま。私の心をごらん下さい。

こんなにむなしく命をすてずどうかこの次にはまことのみんなの幸さいわいのために私のからだをおつかい下さい。

宮沢賢治著「銀河鉄道の夜」より、「九、ジョバンニの切符



宮沢賢治作品には、自己犠牲精神が深く根付いている

それは彼の宗教観仏教(特に法華経)やキリスト教に影響されている

私は、彼の作品を非常に好ましく思う

その一方で、酷く嫌悪もしている

どうして蠍が自分の身を食わしてやらねばならなかったと思い、食わせられなかった事に後悔しなければならなかったのか

その自己犠牲精神は危うい

蠍の存在価値存在意義存在理由も、いたちによって担保されるべき事柄ではないはずだ

蠍は蠍個人の理由によって生きればよいだろうし、それを他人がとやかく言うべきことではない

それなのに、どうしてさも、いたちに食べられなかった蠍には存在意義がないなどと言い放つの

そうした極端な利他主義の辺縁に、本当の幸いや人生の意義はあるのか

他人尊重とはつまり自己確立から始まるのではないのか

そして何より、自分存在意義を売り渡しているのが気に食わない

自分他者境界が弱すぎる

自我漏洩をしている場合ではないだろう

境界パーソナリティ障害ではないのだから、自他の境界くらいはっきりしたまえよ

誰が自分を許し、罰し、救い、貶めるのか

自分自身以外にあり得はしない

 春本を読む青年子女が猥セツなのではなく、彼等を猥セツと断じる方が猥セツだ。そんなことは、きまりきつてゐるよ。君達自身、猥セツなことを行つてゐる。自覚てゐる。それを夫婦生活の常道だと思つて安心てゐるだけのことさ。夫婦の間では猥セツでないと思つてゐるだけのことですよ。誰がそれを許したのですか。神様ですか。法律ですか。阿呆らしい。許し得る人は、たゞ一人ですよ。自我

坂口安吾著「余はベンメイす」より


結局、自己犠牲の行きつく先などたかが知れている

自分を投げ打つ事でしか自分確立できないなど、本末転倒であると言わざるを得ない

2014-06-18

大学教師が新入生に薦める100冊」のCSV

大学教師が新入生に薦める100冊: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」のCSVファイルを重複排除ソート出現数3回以上だけを抜き出してみた。記号が統一されていなくて漏れしまっているのもあるかも知れない。(ゲーデルエッシャーバッハの長音風記号はなぜか統一されていて、Amazonでも全く同じ表記

2014-06-06

http://anond.hatelabo.jp/20140605001425

他人事じゃない話だなー

俺は彼女側だけど、いや俺には恋人いないし杞憂に終わるかもだが

物心つく前、2歳だか3歳で新興宗教っていうかまあ創○学会に入信させられてる

いわゆる三世で俺の兄弟も同様、たぶん従兄弟たちも同様

兄弟や従兄弟たちがどう思ってるかは知らないが、少なくとも親世代と祖父母世代は全員毎日熱心に勤行してる

幼少期から毎日聞かされてたせいで覚える気はなかったのに法華経を諳んじられる門前小僧状態

増田彼女場合は入信するしないの戦いがあって、祖母という味方もいたようだけど

俺の場合はとっくに入信しちゃってるから活動するしない、抜ける抜けないの戦いで、味方は誰もいなかった

中学生の頃かわいらしい反抗期があったが子供に何ができるわけでもなし

それ以来何も活動しないまま最近大学卒業

脱退しようとすればできるだろうけど親族と絶縁状態になるかもしらんしそれは望んでない

学会内でそこそこの地域役職についてるらしい親の世間体を傷つけたいほど憎んでるわけでもない

今後も活動するつもりはないが、もし交際だ結婚だとなるとどうしたもんかなとって感じ

葬式読経するくらいなら全然いいんだけどね

一種の親孝行と思って親が亡くなるかボケるかまでは現状維持するにしても先は長い

増田彼女に対しては、ねぎらいの一言でもかけてあげていれば彼女の肩の荷も少し下りたかもしれない

増田自身の宗教観やその後の交際がどうであれね

2013-01-22

創価学会が他の宗教より優れている5つの理由

http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20130121001007

id:alloreverything が、

宗教ほとんどライフハックみたいなものなのに、ネット上にレビュー記事が少ないなあ。誰か「○○教に入信してみた」とか「××教が△△教より優れている5つの理由」とかってエントリあげてくれないかな。

と言ってたのでリクエストの答えてみたよ。

 

 

 

外相

 キリスト教とか仏教以外の宗教は今世のことばかり考えて他者に救いを求めてるよね! でも輪廻因果の理を説いて過去世未来世のことを考えないと世界を説明したことにはならないよね。だから仏教以外はここで落選

 

大小相対

 小乗仏教の人たちは自分悟りを開いて解脱することを目的としてるけど、大乗仏教仏陀となって世界を救うことを目指してる。どっちがいいかは明らかだよね? 上座部のみなさんはここで脱落。

 

権実相対

 仏典はたくさんあるけど法華経が一番なんだ。なぜかって、おしゃかさまが最後に書かれた経典からね。その他の経典では明かされなかった秘法があるんだから、これを最上のものとしなくてどうするというのだろう? 日蓮宗天台宗以外のほとんどの宗派の皆さんは、ここでさよならだ。

 

本迹相対

ウソも方便」って言葉は知ってると思うけど、法華経にも方便があるんだ。それが前半の14巻。特に2巻なんかはそのまんま「方便品」って名前からね。方便は大事だけど、本当の教えと仮の教えとどちらが大事かは言うまでもないよね? 日蓮宗一致派のみなさん、残念でした!

 

種脱相対

 末法衆生には成仏をする機縁がないから、事の一念三千である本尊題目を唱えることによってしか成仏ができないんだよ。そうして下種を受けていない衆生はゴールが見えているけど道順が分からない迷子のようなものだね! え、何を言ってるのか分からないって? つまりおしゃかさまは末法でオシャカなっちゃった、ってことさ! 日蓮大聖人末法本仏としない日蓮宗身延派のみなさん、惜しかったね!

 

 

 

 あと、現状の日蓮正宗は血脈が途絶えているから、大変残念なことになってるよ! そうなると、もう創価学会に入るしかいね

 それからこれネタからマジレスはやめてね!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E9%87%8D%E7%9B%B8%E5%AF%BE

2010-09-24

http://anond.hatelabo.jp/20100924132454

知ってることだけ。

創価大学に入ってる人のほとんどすべてが学会員ということ?

教授学会員

そのへんは、ICU 国際基督教大学(こくさいきりすときょうだいがく/ツッコミありがとう。訂正しました)っていう、キリシタン大学と同じだと思いますよ。

創価学会の人じゃなきゃ興味を示さないだろうし、学会員じゃないから教授にしないってこともないです。

創価大学はちゃんとした大学なんだよね?

公に認められた私立大学です。

創価大学偏差値は?

そういや知らないな…

上辺じゃないでしょうけど。

学会員じゃないと創価大学には入れないの?

それをやったら法律宗教の自由)に反しますよ。

キャンパス内で勧誘とかあるの?

たぶんあるでしょうね。

学会員じゃなくても入れますので。

そういうのじゃなくてサークルの勧誘だったなら、どこの大学でもあるでしょうけど。

創価学会ってなんでそんなに人気があるの?

え、人気有るの?

ネタとしてなら大人気だと思えますけど。

何を信じてるの?

仏教における南無っていうのは、命を捧げて信仰するよっていう意味言葉に対する当て字です。

だから、創価学会においては、妙法蓮華経が信仰の対象になります。

具体的には、ご本尊ですよね。

会長名誉会長尊敬の対象であっても、信仰の対象じゃないです。

ざこばさんが「(公明党の人が)落選したってことは、信仰心が足らんかったからですか?」ギャグったの、

皮肉が効いてておもしろいと思ったなぁー。

でも、放送事故扱いされてたなー。 私は好きだったけどなー。 とてもセンシティブな問題なんだろうねー。

あれ?

ざこばさんでしたっけ?

でも、あれは風刺がきいてて楽しめましたねw

とか言いつつ、身近に結構学会員の人がいたりするから、安易に色々言えないんだよね。 これがまた。

創価学会というか、法華経の考え方的に「誹謗されて当たり前。なぜなら正しいから」っていうのがあります。

いろいろ言うのは、むしろ喜ばれると思いますよ。

2009-11-08

http://anond.hatelabo.jp/20091108112611

おめでとう

朝晩、御本尊に向かって法華経の方便品と寿量品を読み、「南無妙法蓮華経」という題目を唱える。

いろいろな世代の男女の地域学会員が集まる座談会という月1の会合に出席する。

あと平和会館とか文化会館という名前建物で「幹部会」などのテレビ中継(録画)を見る。

ほかにも役職があがってくると活動が広がってくるらしいが、今のところ、そんな感じ。

すげえ面倒くさそう

学会員池田大作、万歳というか、まあ、ほんと好きなんだね。

ことあるごとに「先生が~おっしゃられた」という。

ここまでいければ、きっと人生何の迷いもなくて、楽しいだろうな

創価学会に支配された日本っていうのは、もしかしたらすごい生産性が高くて、個々人の意識も高くて、理想的な社会かもしれない

創価学会に入会した

彼女にしつこく勧められて創価学会に入会した。

かかるお金は、御本尊をもらうときの入会金(?)3000円也。月々の聖教新聞が1880円?だったかな。あとは年に1回の財務というのがあるらしい。

朝晩、御本尊に向かって法華経の方便品と寿量品を読み、「南無妙法蓮華経」という題目を唱える。

いろいろな世代の男女の地域学会員が集まる座談会という月1の会合に出席する。

あと平和会館とか文化会館という名前建物で「幹部会」などのテレビ中継(録画)を見る。

ほかにも役職があがってくると活動が広がってくるらしいが、今のところ、そんな感じ。

男女の分かれた部活というのがあるらしいが、それには出席していない。

入会から数ヶ月たったが、なんかよくわからんなぁーっていうのが実感。

ほかの宗教のことは知らないけど、教祖様がなにかしてくれるってわけでもなさそう。

基本的に、自分の力で未来を切り開いていきなさいという、ある意味、突き放された教えみたいだな。

あとはすごく現世利益追求型に感じる。

学会員池田大作、万歳というか、まあ、ほんと好きなんだね。

ことあるごとに「先生が~おっしゃられた」という。

日々、勲章をもらったという報道が一面を飾られる聖教新聞が届けられる。リーダーとはかくあれという言葉が羅列された新聞

正直、なにがそんなに彼らをひきつけるのかさっぱりわからん

2009-10-25

あかん

あかんわ。俺。痒いわ。右足。

あかんわ。俺。つらいわ、人生

俺、もう無理。

ビルに上がってビール飲んだ。

昼から大分やばいよね。

ビルからダイブでやばいよね。

ビルからダイブ僕死んだ。

ピル飲んで僕シンナー

ポクチン死んだ。法華経よんだ。ホーホケキョ

2008-09-29

http://anond.hatelabo.jp/20080929015934

仏教の伝来には大きく2つのルートと二つの宗派があってだな…。

インド(原始仏教)―ダルマさん―中国朝鮮日本 (北伝ルート大乗仏教

インド(原始仏教)―ビルマタイラオスカンボジア (南伝ルート上座部仏教

というふうになるんよ。

んで、中国経由のほうの根本経典は、基本的に般若心経とか法華経とか、浄土宗だと無量寿教とか阿弥陀経とかの大乗経典

仏教経典っていうのは、基本的にすべてお釈迦さんが語ったものを後の世に経典に表したという形になってるんだけど、大乗経典っていうのはお釈迦さん以外の如来ブッダ)が登場したり、観世音菩薩だの弥勒菩薩といった菩薩が登場したり、不動明王が登場したり、とにかくいろんなキャラが出てくる。

ちなみに大乗仏教ってのは、自分一人で悟って涅槃行ってもつまらんから民衆も救済してやるまいよ、という立場の仏教ね。

(これに対して自分一人が修行者として悟ることが第一と考えてるのが上座部-南伝仏教な)

もうこれだけでもわけわからんと思うんだけど、こんなわけわからんのは本当の仏教じゃない、っていうことでわけわからんことをやり出したのが禅宗で(公案とか只管打坐とかね)、それが日本に伝わってきて、明治になって鈴木大拙という人がアメリカで大々的に禅を普及したので、禅=日本というのも間違っちゃいないんだよ。

2008-09-10

anond:20080909174341

「Q-1-c.ttp://anond.hatelabo.jp/20080909172832と答えられた方にのみ質問です。「本当の目的」とは何ですか。」

それはそのフィクションの作者のみぞ知る。(目的は作者により千差万別である。)

例えば、

大乗仏教経典法華経方便品)であれば、フィクションは方便という言葉で呼ばれて、一仏乗の道に入る為の巧みな手段とされています。

フィクションを広義に虚構と捉えるならば、人はフィクションを手段とすることによって生活し生きていると言っても過言ではない。

なぜなら、漫画だけではなくて芸術も文化も言語お金も元々は虚構であってフィクションだからです。

しかし、それを嘘であると咎める人が誰もいないのは、そのフィクション目的により社会の公益に役立っているからです。

逆に、フィクション(手段)そのものを目的化にしてしまったときには、単なる嘘となって悲劇を生むのです。

だから、手段と目的を逆さまにして間違えてはいけないといえます。

2008-09-04

All Aboutから何かの記事が一瞬にして消え去っていたが復活した件の差分

ただの誤字修正もあるが。

1行目が修正前、矢印の後が修正後の現在の文章。

P1(http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20080831A/)

迫害

 →弾圧

実験

 →実権

天皇制ファシズム軍国主義反対→平和主義

 →[軍国主義反対→平和主義

折伏というのはもともと日蓮宗の教義で、他宗派を攻撃し、人々を法華経に帰依させることをいいます。

 →折伏とはもともと仏教布教活動で、相手に迎合することなく対話を通じて仏法を伝えることをいいます。

戸田は、まだまだ数百人しかいない学会を大きくするため、

 →戸田は、当時3000人だった学会を大きくするため、

国会議員を自力で擁立したのは創価学会だけです。

 →政党をつくって政治に本格的に参入したのは創価学会だけです。

P2(http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20080831A/index2.htm)

なし

P3(http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20080831A/index3.htm)

公明党はは創価学会なしにはやっていけないわけですから。

 →公明党にとっては大切な支持基盤ですから。

P4(http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20080831A/index4.htm)

なし

資料

キャッシュURLhttp://www.asyura2.com/08/senkyo53/msg/153.htmlにあったのをそのまま使った。

2008-09-02

公明党創価学会基礎知識2008

日本第3の政党であり自公連立政権を8年以上続けてきた公明党。そしてそれを支える創価学会。決してタブーではないはずなのに、この両者の歴史を語った本やサイトは少数。しかし有権者ならしっておくべき、必要最小限の知識をまとめてみました。

1ページ目 【創価学会の成立と発展】

創価学会の成立と迫害

創価学会は、昭和初期に教育者であった牧口常三郎が「創価教育学会」として創設したものが母体になっています。つまり、創価学会は当初、教育団体だったわけで、なんだか宗教ぽくない名前になっているのは、そのためです。

しかし牧口はその後、日蓮宗のなかの一宗派・日蓮正宗(しょうしゅう)と出会い感化され、その後次第に組織宗教化をすすめていきます(後述しますが、現在日蓮正宗創価学会関係はありません)。

そして牧口は「創価学会」の初代会長として、宗教団体としての創価学会の活動をはじめるわけですが、戦時中はこうした新興宗教などは徹底的に弾圧された時期で、創価学会もその例外ではありませんでした。

戦時中宗教弾圧は単に天皇制に背くものだけが対象ではありませんでした。むしろ天皇制原理主義のような宗教危険視されていました。宗教ではありませんが、やはり日蓮宗信者で、極端な天皇主義(天皇の他は万人平等)などを唱えた北一輝は、「2・26事件」の精神指導者として処刑されてしまうわけです。

いずれにせよ、政治実験を握り社会をすみずみまで統制しようとする軍部にとって「新興宗教」は邪魔存在以外の何者でもなく、強力な弾圧対象となったのでした。

このような世情のなか1943年に牧口ら学会幹部は逮捕起訴され、牧口は翌年に獄死します。この弾圧が、結果的に[天皇制ファシズム軍国主義反対→平和主義]という創価学会の主張を作ったと言っていいでしょう。このことは、今の創価学会公明党を知るうえでも重要なことです(新テロ対策特措法再可決に消極的なところなど)。

創価学会の発展

戦後民主化にともない、創価学会は復活します。その会長となったのが、牧口とともに捕らえられていた、戦前学会ナンバー2、戸田城聖でした。そして、彼のもとで、学会は飛躍的に発展することになります。

戸田は敗戦後学会組織の再建に努め1951年に2代会長に就任します。そのとき彼が呼び掛けたのが、「折伏(しゃくぶく)大行進」でした。

折伏というのはもともと日蓮宗の教義で、他宗派を攻撃し、人々を法華経に帰依させることをいいます。戸田は、まだまだ数百人しかいない学会を大きくするため、「75万世折伏」を実行するよう呼び掛けます。

とほうもないように見えた計画でしたが、戸田1958年に死去したときにはすでに百万世帯が学会に入っていました。東京五輪の年には公称5百万世帯です。

強引で悪評もたった(その後、学会自身も公的に反省することになる)「折伏」の姿勢が、学会拡大の1つの要因ではあるでしょう。しかしもう1つの要因は、高度成長につれて起こった日本人口構造の転換に求めることができます。

農村から若者たちが働くためにやってきて、都市が一気に過密化していったのが高度成長時代の、特に前半期の人口構造変化の特徴です。もっとも現代のように大学に入るために上京してくる若者たちと違って、就職のために上京してきた彼らには大学のような受け皿になるコミュニティがありません。

そんな彼らの孤独の中に入っていったのが創価学会と、もう1つは共産党でした。この両者が今でも都市を中心にした基盤を持っているのはこういった側面からも理解できます。いずれにせよ、こうして学会はそういった人々の「都市砂漠のなかのオアシス」となり、都会に流入していった人々をしっかり取り込んでいったのでした。

学会の国政進出はじまる

こうして創価学会に多数の会員が集まると、会長戸田はまず1955年統一地方選挙に候補を擁立、選挙活動を始めます。これで一定の成果をあげると、翌年の参院選にも参戦、学会推薦議員を3名当選させます。59年の参院選では当選は倍の6名へと急進しました。

これが後の公明党になるわけですが、なぜ戸田政治に活動の場をもとめたのでしょうか。1つの背景として、日蓮宗開祖日蓮もまた、政治に対する主張をしていった、そういう歴史的なものがあるでしょう。しかし、いくつもある日蓮宗諸団体のなかで、国会議員を自力で擁立したのは創価学会だけです。

2ページ目 【公明党の結党と田中派への接近】

社会的地位向上を狙った国政進出?

1955 年からの高度経済成長は、学会員たちにもとうぜん恩恵をもたらしました。豊かになった彼らとしては、次に社会的地位がほしいと思うわけです。学会員社会的地位の向上、それを示す手っ取り早い方法が「学会議員」を作ることだったのではないかとガイドは考えています。

折しも創価学会は特に左翼革新勢力から「折伏(しゃくぶく)大行進」に対する非難を浴びていた時期でもあります。左翼革新勢力が大きな力を持っていた時代、学会学会員社会的地位を向上させることは、そういう意味でも大きな目標だったのかもしれません。

いろいろ言われているように、戸田国立戒壇、要するに僧侶日蓮正宗の戒律を授ける場所を国に設けようとか、あるいは日蓮正宗の国教化とか、ここまでのことをどこまで「本気で」思っていたかどうかはわかりません(国立戒壇設置はしばらく主張するのですが)。

公明党誕生池田会長の就任

しかし戸田学会の政界進出がはじまった矢先に死去します。しかし、学会の政界進出はさらに続きます。1961年には公明政治連盟が設立され、さらに 1964年には公明党が結成されました。そして1967年衆院総選挙で25議席を獲得して第4政党としての勢力を誇るまでにいたるのです。

この間、会長池田大作に変わりました(1960年)。池田は、57年の参院選公職選挙法違反にあたる戸別訪問をするように学会員に指示したとされ、逮捕されていますが、下された司法判断は無罪判決でした。

この一連の出来事、特に投獄→信念を曲げず無罪獲得、というストーリーによって彼のカリスマ性が高まったことは否定できません。そのためなのか、彼はかなりの若さ頭角を現わすことになったのです。池田会長就任は実に32歳の時です。

そして公明党と学会はさらに勢いを増し、69年の総選挙では衆院議席を47議席にまで増やし、さらには雑誌『潮』『第三文明』を立ち上げたり、「民音民主音楽協会)」をつくってここを拠点に多数の芸能人を送りだしました。学校法人も作り、大学まで設立します。

こうして創価学会公明党は、その社会的地位の向上という目標を十二分に実現するのでした。

言論弾圧事件」と自民への接近

公明党の利害は自民党の、特に主要派閥である田中派との利害と一致し、連携が始まった。

しかし1969年公明党は1つの岐路を迎えます。それは、明治大学教授(当時)・藤原弘達が書いた『創価学会を斬る』の刊行を、公明党が妨害しようとして、逆に藤原に暴露された、いわゆる「言論弾圧事件」です。

このとき活躍したのが、当時自民党幹事長だった田中角栄です。このことは、その後のNHKの討論番組でも「よけいなおせっかいをしました」と事実上本当であることを認めています。

自民党は、1960年代を通じて絶対安定多数の議席を維持していましたが、実のところ得票率はゆるやかに低下していました(1960 年:41.9%→1969年:32.3%)。なかでも所得の高くない都市労働者市民たちの支持獲得はうまくいっていませんでした。彼らは、公明党共産党の強力な支持層でした(社会党の支持者は移ろいやすい「無党派層」のさきがけ的な人たちが多かったのです)。

さて、田中角栄は地方への「利益誘導政治を形作った人です。つまり、農村を基盤とした地方に、中央から予算などをつけることによって、地方を豊かにしていく。地方はその見返りに、田中派などの自民党議員に票を集める。今でも批判されているこの図式を確立したのが田中です。

もともと、学会員たちの多くは地方出身なわけで、彼らの生まれ故郷を豊かにしてくれる自民党田中派と、自身の都会での生活を豊かにしてくれる公明党とは結びつく存在になる。……こうして、いつのまにか田中派公明党学会関係が補完関係になり、親密さを増していた。それを明らかにすることになったのも田中が介入した「言論弾圧事件」だったといえるでしょう。

また1972年には、竹入義勝・公明党委員長首相となった田中の依頼を受けて訪中田中訪中日中国交正常化の地ならしを行っています。

学会公明党の「政教分離

さて、「事件」でバッシングされた公明党創価学会は、大きなショックを受けます。池田会長は「お詫び」をし、学会公明党のいわゆる「政経分離」を宣言・実行しますが、それでも公明党は72年総選挙議席を半数近くまで落とします。

もちろん公明党創価学会は「国立戒壇設置」なる政策を降ろさざるを得なくなり、池田の政界入りも閉ざされ、池田創価学会はこれ以降ひたすら、外部に対してはとにかく低姿勢で臨むようになります。実際、今日池田大作という人は雑誌などを見る限りでは極めて穏やかな宗教家です。

また、どういうわけか創価学会はライバルであった共産党との結びつきを強めます。いわゆる「創共10年協定」というもので、これは公明党幹部にとっても実に寝耳に水の話でした。

学会共産党支持基盤を奪い合うライバルであったわけですが、戦時中ファシズムの中でともに弾圧され構成員が獄中にあったという共通する過去も持っていたわけです。これに目をつけたのが作家松本清張で、彼は池田宮本顕治共産党委員長を引き合わせ、この学会共産党の「同盟」を実現させたのでした。

もっとも、自民接近を行っていた公明党はこれに反発。ここに「政教分離」をし自立しようとする公明党の姿があります。しかし、結局は学会の意向を無視することができませんでした。公明党学会なしには存在し得なかったからかもしれません。

また70年代は「革新の時代」といわれるほど革新勢力の力が強かった時代。公明党ではむしろ自分たちの軸足を「保守中道」から「革新中道」に移した方が得策、との考えが広がり、結局はこの協定を許すことになるのです。

結局、これで公明党イメージ向上に成功したのか、76年総選挙で失った議席をとりもどします。反面、共産党には余り効果がなかったらしく議席を落としています。

結局、この共闘は公明党には効果があったものの、共産党には特に利がなく、結局公明党顧問弁護士宮本委員長宅を盗聴した事件があり、もともと共産党が早くからこの協定を反故にしようとしたこともあったため、この協定は終わりを告げます。以後は現在に至るまで、公明党共産党は、逆に犬猿の仲になってしまっています。

3ページ目 【自公連立への道と創価学会

公明党与党

新進党を挟んでの公明党の分解と合流の流れ。実際には公明党新進党の前に短期間だけ「公明新党」が存在する。

1970年代末から1980年代初頭にかけて、社会党を中心とする、あるいは公明党を軸とする連合政権構想が浮上するようになりました。しかし、それが実現することはありませんでした。

1992 年、公明党民社党社会党議員総辞職願いまで出して反対したPKO協力法を支持、自民党への接近を図ります。平和主義をうたっていた公明党がこれに協力したのは、当時の自民党田中派の系譜を継ぐ竹下派であったからでしょうか(もっとも公明党がPKF(平和維持軍)参加に消極的だったため、2001年まで自衛隊のPKF参加はできないようになっていました)。

また1980年代から地方議会でも公明党都市部を中心に勢力を広げ、地方政治与党の一員として存在感を増すようにもなっていきます。こうして公明党連立政権は作らなかったものの、与党的な存在になっていったのです。

公明党与党化は、1988年に2人の公明党国会議員が受託収賄罪で逮捕起訴されたことにも現れています。与党的な位置にいるからこそ、このように収賄逮捕される国会議員も出てしまったといえます。

もっともこの不祥事には創価学会学会員もそうとう反発をしたようで、それが響いたのか、公明党国会勢力は1989年参院選では前回比1議席減、1990年衆院選では11議席減となっています。

公明党の連立参加と「新進党参加」

1993 年、総選挙自民党過半数割れすると、公明党は非自民・非共産連立政権である細川内閣に加わります。しかし、創価学会がこのあたりをどう考えていたか、詳しいことはわかりませんし、考える暇もなかったのかもしれません。それくらいこの連立政権は短期間で崩壊してしまいました。

その後、公明党小沢一郎らが中心になって設立された新進党に「参加」します(1994年)。カギカッコ付きで述べたのは、公明党の地方議員参議院議員1995年選挙で改選されない議員たちが別に「公明」という政党を作り、新進党に参加しなかったからです。

結果、学会員ら旧公明党支持者は、旧公明党以外の新進党議員を熱心に支持しませんでした。そして旧公明党勢力も自民党と敵対することに躊躇(ちゅうちょ)をしていました。そのため結局「公明」の新進党への合流が不可能になり、新進党は解党しました。

その後、旧公明党衆院議員は「新党平和」を、参院議員は「黎明クラブ」を経て「公明」に合流、やがて「新党平和」も合流し「新公明党」つまり現在公明党誕生することになります。

公明党誕生自公連立

新進党当時の公明勢力はバラバラになったこともあり、一部では路線対立や学会との距離などもできていたようですが、新しい公明党誕生により学会との距離も元通りになり、両者の間で自民との連携が確認されたようです。

こうして小渕内閣(小渕首相田中派を源流)のとき、公明党自民党と本格的に連携地域振興券の実現を成功させます。さらに自民・自由の連立政権に正式参加、自由党が連立離脱すると、(自由党の分派・保守党2003年まで連立政権に参加していましたが)事実上自公連立政権スタートすることになります。

そんななかで小泉政権が発足。公明党小泉ブームに乗りながら一方で社会保障などに力を入れ、特に年金改革ではその中心となり国民政権担当能力を見せつけています。そして今日まで連立与党として8年以上の実績を積み上げてきました。

しかし、公明党としてさらなる勢力拡大という路線をとる気配はありません。あくまでも現状維持。二大政党化していくなかで、公称800万世帯を誇る創価学会母体にして、政界のキャスティングボードを握ることに徹していこうとしているのでしょうか。

また先のページで述べた「地方:自民都心公明」という連携の図式も、大都市の地方出身者割合が減少していくことによって、徐々に変化せざるを得ないでしょう。そのようななか、とりあえずは新テロ対策特措法延長をめぐって、その衆院再可決による通過を「平和主義」の観点から渋る公明党の動きが注目されます。果たしてそれでも自公なのか、それとも離反なのか……。

これからの創価学会公明党

微妙になりはじめた自公連立公明党はどのように動き、創価学会はそれを支持するか……。

この間、創価学会会長だった池田1979年日蓮正宗との紛争の責任をとって辞任し、名誉会長に就任しています(2008年8月現在会長原田稔/日蓮正宗とはその後1990年に決別)。しかし、実際には今でも池田名誉会長創価学会の最高実力者であることは、さまざまな学会系の雑誌新聞などをみても明らかです。

政教分離」をした今、創価学会公明党のあくまで主要な支持母体の1つ。非学会員公明党公明党候補に投票することももちろんあります。言われているように学会、特に池田名誉会長の指示1つで党が動くのかどうか、実際のところそれはわかりません。

ただ言えることは、公明党にとって創価学会は頼みの綱、必要な存在だけれども、創価学会にとっての公明党はどうなのかということです。学会壮年部長読売新聞の取材に対して「公明党を基軸にしながらそれ以外でもいい議員さんは応援するという人物本位」ということを述べている(2006年4月29日号)ことは注目に値します。学会公明党以外の政党とも手を組む可能性を模索しているのかもしれません。

公明党はこれからも創価学会の支持をいかにとりつけるか、個々の国会議員学会員の支持をどのように得るかが課題となっていくのではないかというのがガイドの考えです。創価学会公明党なしでもやっていけるが、公明党創価学会なしにはやっていけないわけですから。

さて2008年池田名誉会長は80歳を迎えました。彼に後継者はいないといわれています。長男の池田博正・創価学会理事長がいますが、池田名誉会長や幹部は世襲に反対しているとも言われています。その一方で待望論もあるようですが……。

いずれにせよ現在創価学会組織力は一見「宗教官僚」ともいわれるほど強固なものとなっていますが、「その後」の創価学会は、そのままなのか、それとも急激に変化していくのでしょうか。その予想は非常に難解だといわざるをえません。

人名について一部敬称略とさせていただきました。

参考書籍サイト

SOKAnet:創価学会公式ホームページ http://www.sokanet.jp/sg/sn/index.html

2008-06-29

法華経久遠実成の釈尊=一切衆生(全民衆)

と、日蓮は言っている。

法華経久遠実成の釈尊と一切衆生の3つには差別が無いと。

しかし、他の宗派では釈尊と一切衆生の間に差別化を図っている。

日蓮仏法において成仏という意味では一切衆生釈尊も仏であることに差別は無いけど、では本仏とは何か?と考えるときに、本仏というのはその一人をして手本となるべき存在となる。

手本であるという存在師匠であっても、教祖様的な階級とは違った存在だ。

あくまでも対等な立場でありながら手本となる存在が本仏だ。

しかし、対等でないものを有り難かって深遠ぶって釈尊を神格化して人間として見ることが出来なくなったのが多くの仏教団体である。

人間を超えた存在なんてこの世に必要ないのさ。

人間を超えた存在を作るとき、その名において人間を犠牲にすることも厭わなくなる。

仏とは生命なり。

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