はてなキーワード: 創作実話とは
そういう創作実話を本気にされても
>「創作実話である」こと自体も叩かれてるが、「創作実話かどうかも分からないのにそれをもとにして批判する」方が批判されてるだろ
え?ほんとに?
俺はそんな批判してるアカウント数人しか見たことない。たぶん、属する集団によってバイアスがかかってるんじゃないか? 俺がその批判をみたことないのと同様、元増田も俺がみたのと同じ量のエピソードは見てない調べてないはずだ。
「いかにも創作臭く胡散臭い」ハッとした話とかが手放しで称賛されてる時点で嘘だと分かる。
というか、痴漢も性犯罪も創作実話の世界では溢れてるはずだが、25年以上生きてきて一度も見たことない時点で嘘だと分かる。
少なくとも溢れてはいない。
うん?
実際、家庭系創作実話なんかの嫁叩き話は
「それ夫の方が悪いだろ」ってケース多いんだよね
作者がわざと夫の方が叩かれるのを見越して作ってるのか、天然なのか分からんけど
でも夫叩き話はそりゃ夫が100%悪いだろ、って所まで話作り込んでるのが多い
(嫁に落ち度があるとそこ突っつかれるのが作者側も分かってるんだろう)
つーか男が考える「最大のクソ嫁」って浮気嫁なんだよね
かつ、それはそれで「完全無欠の良夫なのに嫁に裏切られた」って話にすればいいのに
わざわざ夫側の欠点を用意している事も多い
に対する考察が
と返してるんだが?
男性は自分が被害を訴えることができないように抑圧されている。加害者が女性の場合は特に。もちろん抑圧は100%ではないからそういう創作実話もでてくるのだろうが、やはりどこかひねくれてしまうのだろう。「女性が100%悪く、男性が100%被害者」というストーリーは、たとえふつうのフィクションであってもなかなか世の中には受け入れられない。まして創作実話は、「実話」という看板があるからなおさら難しいだろう。
実際、家庭系創作実話なんかの嫁叩き話は
「それ夫の方が悪いだろ」ってケース多いんだよね
作者がわざと夫の方が叩かれるのを見越して作ってるのか、天然なのか分からんけど
でも夫叩き話はそりゃ夫が100%悪いだろ、って所まで話作り込んでるのが多い
(嫁に落ち度があるとそこ突っつかれるのが作者側も分かってるんだろう)
つーか男が考える「最大のクソ嫁」って浮気嫁なんだよね
かつ、それはそれで「完全無欠の良夫なのに嫁に裏切られた」って話にすればいいのに
わざわざ夫側の欠点を用意している事も多い
となると「夫がクソだから嫁が逃げただけじゃね?」と突っ込まれる余地が出来る
(「ちょっと駄目な所がある俺を絶対に裏切らない嫁」と言う男のロマン故だろうか?)
こうして俺たちは、ふてくされているカジマを尻目にサイクルを回していく。
しかし、そのサイクルが数ターン続いた後、タイナイがこんなことを言い出した。
「ねえ、これって結局しょっぱい状況になってるのは変わらなくない?」
みんな薄々そんな気はしていたので、誰も反論しなかった。
トップがカジマからタイナイに変わっただけで、本質的にやっていることは同じ。
ゲームとしては完全に膠着している。
競争ゲームでみんなが手を取り合ったら、それが競争でなくなるのは当然のことだ。
「まあ、確かにしょっぱい状況だが……しょっぱさのベクトルが違う、というか」
「どういうこと?」
「カジマが優勢だったときのしょっぱさは、海水を舐めた感じ。今は塩おにぎりを食べているようなしょっぱさだ」
「マスダ、その例えは益々分からない」
「……まあ、つまり美味しく食べられるしょっぱさなら良いだろってことだ」
何はともあれ、こうして経営ごっこは、タイナイがトップということで幕を閉じたのであった。
「……感動した」
だが、意外にも担任の反応はすこぶる良かった。
「……へ?」
そして、この突然の問いかけ。
俺たちの返答を待たず、担任は話を続けていく。
「ブラック企業の最大の強みは、労働力を安く買い叩ける点にある。つまり大幅な節約だ。そして、その分を他のところに回せるから、商品のクオリティ維持しつつ値段を抑えることも出来る。消費者から見れば嬉しいことだ。つまり正当な対価や労働条件のある会社と、労働力を買い叩く会社がほぼ同じ条件で競争すれば、後者のほうが有利になりやすいのは当然ということ」
俺たちはついていけてないのに、それを無視するかのようにどんどん持論を展開していく。
「時に、『クリーンかつ向上に励めば勝てる』なんてことをいう経営者もいる。だが、それはたまたま経営が上手くいっている人間のポジショントーク。強者の論理でしかなく、それが白か黒かの違いだけ。大事なのはブラックを許さない、絶対に潰そうという強い意志。お前たちは団結し、それをこのゲームを通じて体現したんだ!」
「よし、じゃあ今日はここまで!」
不満足な顔をした俺たちを残して。
「えーと……イイ話、だよね?」
「そうだな。あれを担任がイイ話だと思って語っている点を除けば、だが」
「いや、もう率直に言おうよ。アレはない。白ハゲ漫画やツイッターの創作実話の方が、まだタメになった気になれる」
この担任の語りを聞いて、俺たちは完全に白けていた。
あんなので授業を無理やり締めくくられたら、そうなるに決まっている。
聞こえのいいお題目を唱えつつ、その実はゲームとして破綻しているものを無理やりこじつけているだけなんだから。
「たぶん、オイラたちがどう立ち回っても、ほぼ同じ教訓を語ってた気がするっす」
俺たちはそれに付き合わされただけ、という思いが募っている。
強いて学べることがあるとすれば……「教師のやる茶番は大抵クサいか出来が悪い」ってことぐらいだ。
あれが創作実話だとか語り尽くされ指摘され尽くしたあとの今なんだよ。