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2011-02-02

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110202091841.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f

20代後半東大情報院生

一般相対論方程式で弘大が快挙

弘前大学大学院理工学研究科山田慧生(けい)さん(24)と指導教員浅田秀樹准教授(42)=理論宇宙物理学=が、アインシュタインらが構築した一般相対性理論(一般相対論)の運動方程式を基に、三つの天体軌道(位置の時間変化)を瞬時に導き出せる数式を、世界で初めて見つけた。研究成果をまとめた論文2本は2010年11月と今年1月ノーベル賞級の論文が載る米国物理学会誌「フィジカルレビュー」に掲載された。同研究科が1日、発表した

M1で英文ジャーナル2本かぁ、しかもPRL、いぃなぁ~~~いぃなぁ~~~いぃなぁ~~~~優秀でいぃなぁ~~~~、情報系なんて、査読付き国際国際会議メインで、トップの国際学会に通すのはPRLに通すのと同じかそれ以上に難しいし、分野にはよるが使っている数学も難しい物が多いのに、物理の人から見ると、何、この人、国際会議ばっかりで、英文ジャーナル一本も出してないじゃん、マトモな業績ないねって下に見られる。

からって、ジャーナルに先に出してしまうと、二重投稿になるから著名な査読付き国際会議に出せなくなる。著名な査読付き国際会議論文が通らないと、仲間内ではマトモな業績がないってことになる。

結局、よさそうな研究ほど、その年の著名な査読付き国際会議に出して、それに通った後でしかジャーナルに出せないので、ジャーナルにするのがどうしても遅れ気味になる。著名な査読付き国際会議に通らないと、通らないだけ遅くなる。

業績だけ見れば、情報系は物理に負ける傾向が強い。

就職理論物理に比べれば遥かにマシであるところが、唯一いいところか。

2chで見つけた解説がこれ。分野外の俺でも分かりやすかった。

61 名前名無しのひみつ [sage] 投稿日: 2011/02/02(水) 14:56:16 ID:UtBIDr6i

>>31

読んだ

重力場ニュートン力学じゃなく一般相対論で扱う場合

真面目に運動方程式を解くのは非常に難しい

そこで普通方程式を (v/c)^2 の多項式の形に展開して、

これの高次の項は無視するという近似をして問題を解く

これを一般相対論の Post-Newtonian 近似という

物体の速度 v が c に比べてあまり速くない場合ならこれで十分

PN近似にも、(v/c)^2 の何次の項まで残すかでいろんな流儀があるが、

今回の研究は一番粗い「1次のPN近似」、つまり (v/c)^2 の1次の項まで

残して計算してみたと。

で、この近似の場合にもニュートン力学場合と同様に

オイラーの直線解があるよ、というのを示したという話だね

発見というほどでもないが、今まで誰もやってなかったのは意外かな

2011-01-24

http://anond.hatelabo.jp/20110124015917

この教員学科に所属しているのではな研究センターに所属している。

www.life.shimane-u.ac.jp/kyoin_ichiran/gakubu_shozoku.html

この種のセンターに所属している教員は、学科と兼任していない場合研究室を持たない可能性がある。今は卒論修論を指導する立場にないんじゃないか

もしそうだとしたら、大学に問い合わせたところで無駄だろう。「本学の教育研究に対しご意見いただきありがとうごいます。当該教員センター所属の研究者であり、現在この教員は学部生および修士研究指導を行っておりません。本学において卒論修論指導を担当している教員は適切な指導を行っております。ご安心下さい。この度の貴重なご意見は然るべき手段にて当該教員にお伝えいたします。」とまあ、こんなところだ。この手の先生は主に『講義』と『自らが研究をすること』が仕事になるため「こんな教員科研費を渡すな」「税金を使うな」みたいな指摘は的外れ、というわけだ。

発言者バックグラウンドをもう少し考えてみる。ご本人のプロフィールによると、京都大学准教授までやっていたらしい

forest102.life.shimane-u.ac.jp/yosimura/self_j.html

その頃はもしかした研究室を構えていて、学部生や修士を指導していたのかもしれない。京都大学学生相手なら卒論修論なんて読んでやらなくてもよかった、ということなのだろう。そりゃ京大ならそうだろうな。今時の学生にとっては不幸だろうけど。強く生きてね京大生。

twitter.com/pukuma/status/29158496909922304

査読論文ガチッと指導してたみたいから、その体験があれば卒論修論くらい余裕だろ? って言ってたんじゃないかな。旧帝大クラス(『研究大学』)なら卒論修論書く前に査読論文書くくらいのことは普通にやるんだろうし。で、それに比べて現在勤めているらしい島根大学での指導方針にびっくりしているよ、と、そういうことなのだろう。旧帝から駅弁に流れた先生の典型だな。早く新しい職場に慣れるといいですね。慣れる前に京大に戻れるともっといいですね。

2011-01-02

山口まで下野してやっと准教授になれた弟

無職でもまだ関東圏内に住み続けられる兄

エリートはどちら?

2010-10-18

日本考古学協会が所蔵している遺跡発掘報告書など約5万6千冊の蔵書を海外に叩き売るという話だ。

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/101015/acd1010150146000-n1.htm

文系学問は、政治家企業家ブレインを勤めている人や猟官制で失職時期が必ず発生する高級官僚が表芸としてやるモノであって、専業でやるモノではないと思っていたのだが、どうも、日本文系学界では、そうではないらしい。

理工系ならば、特許が金になるから、専業で研究に邁進する事は不可能ではないが、文系学問の成果は、基本的に金にならない。金にならない研究で飯が食えるわけが無いと考えるのは普通であろう。

考古学協会の蔵書を引き取ったら、当然、公開できるようにしなければならないという事で、専門の職員を雇えとなる。金にならない上に、金食い虫となるので、どの大学も、引き取れない状態であった。これは、国内大学だと、専門の職員が押し付けられる上に、考古学協会の本部機能を持たされ、毎年の学会主催経費を押し付けられる事が、目に見えていた為である。

そこで、海外大学という話がでてきた。海外大学においても、当然、資料を管理・公開する為に専門の職員が必要になるが、その採用基準は、国際的な基準が適用される。最低でも、国際的な学会誌に掲載された英文の論文が必要となる。この基準を満たせる日本人考古学者が何人いるかは、考古学協会に参加している人が一番理解しているであろう。専門の職員を押し付けようにも、業績面で全員跳ねられる。また、海外にあるのだから、学会の本部機能も押し付けられないし、学会主催は不可能となり、経費負担を拒絶できる。

学会にとって蔵書が鬼子となってしまっている以上、蔵書の維持という点だけで見れば、海外に売り飛ばすのは、合理的である。

この話がとりあえず潰れたようであるが、かといって、金が作れるようになるわけではない。

官僚天下り先としてシンクタンクや協会や財団を作るよりも、大学に引き取らせた方が何ぼかマシであるのだが、肝心の大学教員の質や能力制度に問題がある。助教授准教授に言い換え、若手に任期制を導入して流動性を高めても、大学だけの制度改革では、ポストを求めて他の大学へと横滑りしていくしかないとなる。テュニアを持っている人同士でお弟子さんの貸し借りで循環させるとなるが、そうやって経歴を積ませても、研究成果が出てくるわけではないし、弟子の貸し借りの輪から外された時点で、大学に残れなくなるという点では、何ら変わらない。貸し借りの輪が維持できるのは、定数が現状維持か微増の状態である場合に限られているのは、論じるまでも無い。仕分けで経費や人員が削られている状態では、先細りとなる。

研究を通じて社会の役に立つというのは、理工系の発想であり、文系は、鍛えた知性や理性や洞察力や分析力、構成力といった能力社会の役に立つべきである。研究にしがみついているだけで食べていけるのは、大学お金を引張ってきてくるけど研究成果が今一という人が居る時に、その人よりも研究成果で上回っている人を蔑ろにできないからという理由だけでしかない。大学お金を引張ってきてくれる人が居なくなれば、どんなに研究成果を積み上げても、お金は回ってこなくなるのである。

この辺は、webコンテンツ業界においても同じで、どんなにコンテンツを積み上げても、お金を引張ってくる人が居なければ、お金にならない。言い換えれば、お金を引張ってくるルートを作った人は眠り口銭を取れる状態にあると言える。コストダウンアウトソーシング能力はあっても、ビジネスを育て上げる能力自体が、減衰しているのであろう。

2010-09-24

http://anond.hatelabo.jp/20100924140329

意外と知られていませんが、国際基督教大学クリスチャンしか教授になれません(准教授以下はクリスチャンじゃなくてもなれます)

もちろん学生クリスチャンとは限りません。

2010-08-11

http://anond.hatelabo.jp/20100811080918

問題は、

というのが日本の現状であるということをろくに理解している奴がほとんどいないということだ。

灘なんだから生徒も教師の質も悪いとは絶対言えないわけだから。

ちなみに灘がそのぐらいのレベルなのはネタでも何でもなく事実だよ。俺も関西進学校にいたからそれは証言できる。

要するに、英語という言語日本人にとっては、語学の才能に恵まれているとか英米圏の文化を偏愛しているとか金が大好きとか帰国子女だとかでもない限り到底身に付かない言語なんだよ。オランダ人や北欧人はいわずもがな、ヨーロッパインドフィリピンあたりみたいな英語学習に有利な事情があるところで、英語使いが増えたからって世界中英語が通じるようになるわけがないってのはそれだけでもわかるだろ。東アジアという広大な地域の特性がそうなんだから(中国人韓国人台湾人がみんな英語が得意とか思ってる奴は現実を知らない奴か本人が超絶的に英語ができない奴だ)。現地に移住したってカタコトしかしゃべれないのがオチ。というか、留学しててもこんなバカを言い出すのが関の山なんだから、ドメ日本人(笑)に英語なんて元々無理なんだよ。

上久保誠人 [立命館大学政策科学准教授]

英語には日本語のような敬語がなく、教員学生ファーストネームで呼び合う。

http://diamond.jp/articles/-/9026?page=2

楽天三木谷社長英語決算発表 「公用語化」を実践(朝日新聞

英語を使う理由について、三木谷氏は「我々の最も重要施策グローバル化だ」と説明。「英語ストレート表現するが、日本語だとあいまいになる」とし、仕事の効率が上がるとも強調した。

http://www.asahi.com/business/update/0805/TKY201008050450.html

英語には敬語がない(キリッ」だって!「英語ではストレートに話ができる(キリッ」だって!どう見てもトンデモ都市伝説です。本当にありがとうございました

言うまでもないが、英語にだって持って回った表現はいくらでもあり、教科書に載っている"Would you mind..."とか、空港で聞く"May I have you an attention, please"とか、「敬語」そのものであり「ストレート」でもなんでもないことはアホでもわかる。逆に、「英語ができない奴はクビ(キリッ」とか言ってる奴はその程度の英語力もない癖に、「自分英語ができる」と思っているわけだから救いがたいにも程がある。

冗談抜きで、アメリカ様の51番目だか52番目だかの州にでもしてもらわない限り、圧倒的大多数の日本人は、英語なんてできるようになんてならないよ。

その程度の現状認識もできないくせに、何が英語だよ。ふざけるのもいい加減にしろっての。

2010-08-01

帰ってきた「はしかパーティー」問題

以前

http://anond.hatelabo.jp/20100715105846

投稿で、

はてなー科学リテラシースタンダードとする天動説的考えは、

 ママワールドには通用しないよ、水疱瘡とか治った子のところに

 遊びに行くようなことは、案外ナチュラル流行っているよ」と

投稿したところ、フルボッコな目に遭いました。

「そんなママワールドは異常だ、ありえない」という風に。

まああまり小生も科学リテラシーが「はてなー平均ほどは高くない」

(世間一般よりは高いを思うが)ので、そのときはあまり反論しませんでした。

で、最近この話題を自分のところの掲示板

http://6506.teacup.com/0120320354/bbs

にしたところ、

常連科学リテラシー自分よりはるかに高い人(東大工学部卒⇒現在私大准教授)から

「そもそも予防接種副作用に関するリスクは、

 統計上で明示された以上にあると解釈すべき。

 (因果関係不明な症例は副作用に認定されないため)

 なので、(非統計分も加味した)副作用リスク回避して

 『治った子供から免疫をおすそ分け』してもらうという行為自体、

 それなりに理に適っている(科学リテラシーなしとは言えない)のではないか?」

との意見をいただきました。

以下その人の投稿引用

はしかパーティーに関して

昭和40年代まではごく普通にありました。パーティではなく、はしかになった

子どもを聞きつけ、「うちの子にもうつしてあげて、小さいうちになった方が

>軽く済むから・・・」、みたいな感じでうつしてもらってたんだそうです。

はしかパーティママとグループは、おそらくそ母親世代からその慣習を受け継いで

自分たちで納得して行っているのでしょう。

>これは私は、科学リテラシーがないからだとは思えません。

はしかワクチン危険性(副作用因果関係不明の脳症発症例etc

はしかワクチンの有効性(免疫継続しないので大人になってからかかるリスク

>vs

はしかに罹患することの危険

>を天秤にかけてるんでしょう。

>もちろん前者のリスクの方が小さいとされるから、予防接種が行われているわけで、

>私も予防接種をする方を選択していますが、予防接種危険性もよくわからぬ状態なので、

後者を選ぶのも見識の一つと言っていいと思います。

はしかリスク合併症確率統計的に算出されていて、命定めと過去に言われた

>ように丈夫な子は大丈夫なことが多いが、予防接種リスクははっきりしていません。

>なんかあっても因果関係が不明とされてしまい、泣き寝入りすることが多い。

>私の印象ですが、予防接種副作用統計にのっているのは因果関係がはっきりしている

>ものだけのような気がします。

>たとえば、うちの子は、Hibワクチン接種後、翌日に原因不明の高熱を発して、

>2日ほどで下がりましたが、医者受診すると因果関係不明と言っていました。

>実際、育児ブログなどを検索するとヒブワクチン接種後、原因不明の高熱を

>発したと書いてあるのが結構あるのですが、公式に発表されている高熱発生率とは

>全く違うような印象をもっています。そこらへんは何か不信感をもつ。

>接種後、腕が2倍くらいにはれ上がってましたが、腫れ上がる率もかなり低めの

データが公表されているようですし。

・・・ということで、「予防接種副作用リスクがキチンと見える化されている」のが

議論の前提だったと思っていたのですが、「統計に出ていない水面下のリスク」も

考慮すると、議論の枠組みががらっと変わってしまう。

改めて、「科学リテラシーが高いはてなーの方々」に、この問題を議論お願いしたい。

2010-07-31

首都大学東京は、本日教員懲戒処分等を行いましたので、下記のとおり公表します。

1 処分等の対象教員及び内容

(1)懲戒処分

所属

職名 氏名 年齢 性別 処分内容

システムデザイン学部

インダストリアルアートコース

准教授 久木元 拓 43 歳 男 諭旨解雇

(2)措置

所属

職名 年齢 性別 措置内容

システムデザイン学部

インダストリアルアートコース

准教授 46 歳 男 訓告

管理監督者であるシステムデザイン部長及びシステムデザイン学部インダストリア

ルアートコース長を厳重注意とした。

2 処分等事由

(1)【諭旨解雇

平成 22 年 6 月に、自らのゼミにおいて、先般退学処分とした学生卒業制作に関連し

作成した映像を視聴した際、その内容の不適切さを認識し、当該学生が企図したイン

ターネット上の動画サイトへの投稿については制止の指示をしたものの、製作継続

ついては容認するかのような発言を行うなど、その教育指導が不十分であった。

その結果、本学の社会的信用の著しい失墜など、重大な事態を招いた。

・今回の不適切な映像についての問題発覚後、上記の経緯と異なる虚偽の報告を行った。

(2)【訓告

・上記学生作成した別の映像(「募金」に関するもの)について、社会から誤解を招く

ような不用意なコメントインターネット上の簡易投稿サイトに掲載したことにより、

本学に対する非難を惹起し、本学の社会的信用を失墜させる一因となった。

3 処分等年月日

平成 22 年7月6日

教員懲戒処分等について

問い合わせ先

公立大学法人首都大学東京

経営企画広報担当

連絡先(直通 03-5320-7080)

平 成 2 2 年 7 月 6 日

公立大学法人首都大学東京

学長コメント

去る6月24日に、不適切な映像製作し、動画サイト投稿した本学シス

テムデザイン学部学生2名及び大学院生1名に対して、懲戒処分を行って以来、

引き続き、指導的な立場にある教員につきましても、徹底した調査を行い、本

件の詳細な把握に努めてまいりました。

これまでの学内における調査において、映像製作の過程での本学教員による

関与があったことが判明いたしました。誠に遺憾な事態であり、深く皆さまに

お詫び申し上げます。

調査の結果、当該学生が所属する研究室の指導教員につきましては、当該学

生が製作した不適切な映像を視聴した際、ネットへの投稿については制止の指

示をしたものの、製作を続けることを容認するかのような発言を行うなど、十

分な教育指導を行わなかったことが判明しました。大学としてはこの事態を厳

粛に受け止め、教員1名を諭旨解雇といたしました。

また別の教員1名については、不適切な映像への直接的な関与は認められま

せんでしたが、当該学生製作した別の映像(「募金」に関するもの)に対して、

簡易投稿サイト上で、不用意な発言を行い、結果的に本学に対する非難を惹起

し、本学の社会的信用を失墜させる一因となったことから、文書により訓告

行いました。

さらに、これらの所属教員に対する管理監督責任により、当該の学部長及び

コース長に対し、それぞれ厳重注意を行いました。

本学といたしましては、今回の事態を深く反省するとともに、今後、このよ

うなことを二度と引き起こさないよう、全学をあげて信頼回復に努めるため、

教育実施体制の検証を中心に、再発防止対策を策定、実施することといたしま

した。

まず、早急に取り組むべき課題といたしまして、システムデザイン学部イン

ダストリアルアートコースでの教育内容の検証及び改善を進めるため、同学部

長を中心とする再発防止対策委員会を設置いたしました。再発防止対策委員会

において、インダストリアルアートコースにおける教育研究に係る指導方針、

指導状況等を検証し、改善策の策定及び実施を図ってまいります。

また、関係教員担当している研究室につきましては、今回の事態が教育界、

社会一般に与えた影響の大きさを踏まえ、当分の間、研究室教育活動を自粛

し、その教育指導状況等につきまして、外部専門家の力もお借りしながら、徹

底的な精査を行う所存でございます。

さらに大学全体の取組といたしまして、学長を中心とし、副学長、学部長

で構成する対策会議を設置し、人権倫理重視の観点から、本学構成員全員に

対する人権倫理意識の向上、さらには学生への情報教育における情報倫理

徹底等を進めてまいります。

最後に、多くの皆さまに多大なご迷惑をおかけいたしましたことを、改めて

心よりお詫び申し上げます。

平成22年7月6日

首都大学東京学長

原島 文雄

平成22年7月6日

再発防止対策について

1 基本的考え方

今回の事態を踏まえ、再発防止の観点から、本学の教育内容の検証を行うとともに、教育・研

究活動における人権意識倫理観の確立及び良好な学修環境の確保を一層図る。

2 具体的内容

◆学部長をトップとする「再発防止対策委員会」を設置し、早急に以下の内容に取り組む。

インダストリアルアートコースにおける教育内容の検証

教育研究に係る指導方針、具体的な教育指導状況を検証した上で、必要な改善策を策定・

実施

・外部専門家を含む「(仮称)アート教育倫理委員会」を設置し、倫理上の観点から芸術教育

の内容を定期的かつ継続的に検証

・本件に関連する研究室のあり方の精査

芸術倫理教育に係るカリキュラム新設に向けた検討

学長を中心とし、副学長及び学部長等で構成する「(仮称)倫理意識向上等対策会議」を設置し、

人権倫理重視の観点から、全学の教育のあり方を検証し、以下の内容に取り組む。

学生教職員に対する人権倫理意識の向上

現在策定中の「ダイバーシティ施策行動計画」において、人権倫理教育に関する具体的

取組を明記

・全部局において、内部及び外部専門家による研修を定期的に実施

情報倫理に関する教育の徹底

情報教育情報リテラシー)におけるメディアリテラシー情報倫理に関する教育を徹底

学生生活全般に係る指導・支援を拡充するために、担当する副学長の機能強化

・役割分担の明確化や増設の検討

3 今後の対応

上記対策の取組結果等については、改めて報告書としてまとめ、23年3月末までに公表

システムデザイン学部に関するもの

2 全学に関するもの

2010-05-08

妻だったら子宮とっちゃってたよ、おれなら

http://news.livedoor.com/article/detail/4757321/

がんの一種・子宮肉腫で死亡した慶応病院東京都新宿区)の女性患者(当時26歳)の両親が「誤診が原因」として大学側に賠償を求めた訴訟で、診断した同大医学部向井万起男准教授が「妻がこの病気になれば子宮を取る」と遺族に説明していたことが7日分かった。向井氏と担当医は「良性の偽肉腫」と判断して女性子宮を摘出しておらず、両親側は向井氏の発言を「摘出の治療方針を決める義務を(分かっていながら)怠った証拠だ」と主張している。同日に千葉地裁松戸支部(森邦明裁判長)であった第2回口頭弁論で、両親側は発言を引用した準備書面を提出。

まず年齢がポイント女性場合子供が産めるか埋めないか(本人が希望するかどうか)で治療方針は大きく異なる。向井千秋さんはもう恐らく子供産む意思はないだろう。

26歳の女性は、医師の強い勧めにも関わらず、子宮の温存的治療を強く望んだ可能性がある。その場合、現代の医療では、絶対に患者の意思を無視することはできない。それこそ訴訟になるし。

一方、病院側は「肉腫と断定できる根拠はなく、子宮を摘出すべきだとは到底言えない」と全面的に争う内容の書面を出した。

そもそも病理診断は絶対ではない。一流の病理医が自信を持って診断しても、死後解剖で「およそ8割正しければ超一流」といわれるほどの世界医療崩壊論ではなんども言われていることだろうけど、「結果だけで判断されるようになると、医療はあっという間に崩壊する」。

医師は、常に不確実性と闘いながら、なおかつ近年のIC重視の流れの中で,患者の意思を最大限に尊重しながら、方針を決めていく。死後「癌だった」ことが分かった→「じゃぁなんで癌の治療しなかったんだ」→「医療ミス」って論理の飛躍が激しすぎるだろ。診断・治療統計事実にのっとり行われる。確実絶対ご安心、ニコニコ病院なんて世界中のどこにもありえないんだよ。

なんどでも言うが、結果だけを求められると、医療はすぐにでも崩壊する。

 両親側の書面や弁護士によると、女性死亡から約2年後の06年11月7日、病院側は遺族を呼び説明会を開いた。向井氏は治療経過を説明する中で「私、女房向井千秋宇宙飛行士)がこの病気になったら子宮を取っちゃいます。まず、子どもをあきらめちゃう」と述べた。

多少軽率にも感じるが、向井医師の発言は当然と言えば当然。乳がんでの乳房除去と違い、出産適齢期を超えた女性では、子宮摘出に関しての躊躇は(ないとは言えないが)大きくはないだろう。

 双方の書面では病理診断部長向井氏を巡り、病院側が「病理医であり、治療方針を決める主治医ではない」として、そもそも方針決定の義務がないと主張。両親側は「地位・年齢が(助手だった担当医よりも)上の向井氏が実質的に決定権を掌握していたとみられる」と指摘する。

ここの両親側の指摘にはポカーンとしてしまった。一体お前は何を(ry

病理医の意見は最大限尊重されるし、病院によってどの程度の権力を握っているのかは異なるけれど、決定権を決定的に掌握しているのは主治医ですから。チーム医療が進もうがどうであろうが、これは絶対的に変わらない。

 また、病院側は書面で「転移は全く見られず悪性(子宮肉腫)を疑わせる事情はなかった」とし、死亡は「全く予想外」と反論している。【西浦久雄】

向井先生が有名であるが故にたまたまニュースになってるだけで、こんな話日本中にゴロゴロ転がってるんだよ。医療幻想を抱き、結果だけを求める国民と、それを煽るマスコミが癌であることは間違いないけれど、家族を失う悲しみ、悔しさを怒りにすり替え医療側を叩くのは、もういい加減やめにしよう、ホント・・・

2010-04-10

http://anond.hatelabo.jp/20080830143407

SDGEってなんぞw

San Diego Gas and Electric?

wikiバーナンキのpageからきたけど「SDGEとやらの騒動」だなこりゃw

>まあ、マクロ経済学者が誰も出てこないあたりで

岩本矢野マクロ屋じゃないのか?

himaginaryも匿名だが書き方からすれば

大学に専任職のあるプロとみていいだろう。

国債を買い続けていればいずれインフレになる」

「もしそれでもインフレにならなければ無税国家誕生する」

国際刷り続けてもインフレにできませんよ、って「素朴な」政策無効主義へのインタゲリフレ側からの反論であって

今度じゃあどうやってのhow,適性レンジはどこまでかといった閾値オーバーシュートの問題はこりゃまた別の話だね。

一見頭が良さそうにふるまう人の文書を読んで、頭がこんがらがって、騙される。

※横断性条件の業績は神戸大RIEBの上東貴志さんではないのか?こりゃまた字も間違えまくってる。

(京大卒1989,ウィスコンシン大学マディソン校Ph.D.)

http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ResearchStaff/kamihigashi-j.html

児島小島寛之

(東大理学部数学科、東大大学院経済学研究科博士課程修了。帝京大准教授。"あの"宇沢"門下生である)

http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/

インタゲリフレ批判には2つの文脈がある。1.徹底した構造改革(池田、池尾、小林慶一郎) 2.財政政策からの批判(小野吉川)

増田は1だと思われるが、小島氏は残念ながら師弟関係上2だろうな、残念ながら(プ

2010-02-12

http://anond.hatelabo.jp/20100212071518

キスダメだろ。

卒業までうまくやれる自信がないなら関係を持つのはどうかと思う。

増田がその助教授准教授じゃね?)にその気があるなら別だが、そうでなければ周りに根回しした上でさっさと大学本部に匿名で通報しろ。

女の准教授で色狂いなんて、下手すりゃ巻き添えくらって人生詰むぞ。

2010-01-30

「わたし」が人をフィルタリングする、こと

http://anond.hatelabo.jp/20100129222703

最悪な夕食だった

いつもは自炊しているんだけど今日は面倒になったので途中駅で降りてご飯を食べてきた。そしたら隣の席に座ってた女性2人の会話がクソ過ぎて引いた。

彼女たちは最近行った合コンが最悪だったって振り返っているみたいだった。男性幹事高学歴を連れてくるとか言ってたから、2人はすごく期待して参加したのに、来た男性陣がぜんぜん高学歴じゃなくて、これじゃ詐欺だったと嘆いてた。彼女ら曰く「○○大って言っても○○学部だったらエア○○大卒じゃん。その学部で○○大卒とか言うなってのwww」とギャハギャハ笑ってた。こう書くとネタくさいけど、でもギャハギャハとしか表現できない笑い方だった。

なんていうか、合コンが残念な結果だったって話は良くあることだし愚痴ったっていいと思うけど、レストランとかで大声でする話じゃない。席変えて欲しかったけれど出された料理の半分くらいはもう食べていたし、仕方ないのでさっさと済ませてしまおう。そう思ってなるべく話を聞かないようほかの事を考えながら食事をすすめていたら、彼女らは何と「でもエア○○大卒の癖に私たちレベルと一緒に食事できたんだから向こうは感謝すべきなんだよね、本当は」って言った……。

もう、口にした文言どころか声質さえ覚えそうってぐらい引いた。そこまで言う彼女らのご尊顔を拝してやろうと思って(座るときにチラ見したくらいで、その時まではっきりと見ていなかった)隣の2人をよく見てみた。そうしたら、そこには30代前半かな?と思えるごく普通女性2人が座ってた。別に美女でも醜女でもない、どこにでもいそうな、(30代なのが合っていれば)年相応の女性たちだった。

え、と思った。

同僚とかにいそうなごく普通の人たちに見えるのに、なぜそんなに上から目線なの。感謝って、男性陣は何に感謝すべきなの。エア○○大卒って何。

久々に"本気で引く"って体感をした。ここ数分の会話は周囲もなにげに聞いていたようで、皆さんチラチラ2人を見ていたけれど、彼女たちは気にする様子もなくギャハギャハ笑ってた。

それなりに品のよいレストランなんだけれど、なんという胸糞……。

彼女たちの人となりが知れるな、と思った。加えて、出会いの芽を自ら踏み潰していってるのに気付いてないんだなとも思った。あんな会話を公共でしていたら周囲からどう思われるか、彼女たちには想像もつかないんだろうな。

叩かれるようなことを書くと、

自分も、まあ

「うーん、教養バックグラウンドがこれだけ違うと、腹を割ってしゃべろうとしても、微妙ニュアンスとか伝わらないだろうなー」

と思って、相手を「見くびる」ようなことは、私も内心では、よくしてしまう。

 

ただ、まあ、結局は、1対1で会話しはじめてから20分からそこらぐらいで、相手の雰囲気をみて判断することだ。

大学名とか、出身学部とかで判断をする、というのもその判断素材の一つにすることはよくある。

でも、それはあくまで、「腹黒い私」だということを一応は自覚しているし、結局は、判断材料の一つにしかならない。

 

会話をしてみる。

相手の反応を見てみる。

結局は、そこが全て。

  

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

いままで私が付き合った人はみんな大学を出てないが、彼女らはみな、とても賢かった。

大学」というシステムによって認められることのなかった賢さは、あまりにも数多く存在している。

ただ、その一方で、三流大の人の多くが「???」となる話題でも、東大京大の知人は特に問題なく理解するとか、そういう露骨な事態が発生して悲しい気分になるようなことも、現実に、なくはない。悲しいことだけれど、傾向性とか、確率論的な話としては、それは確かにあるのだよね。

 

しかし、

そういう確率論的に悲しい事態を、積極的に肯定し、再強化してしまうような言説を採用して、その世界観の中で生きてしまう、ということはやはり悲しい。

社会はそこまで単純にできていないし、学歴によって人を判定する、という方法は、単に判断コストを少し低くするアクション以上のこととしては使えないし、使うべきではないとは思う。

学歴ヒエラルキーは、学歴ヒエラルキーを肯定するような言説を受け入れてしまう人の数によってその性質を強化させてしまう。

世間が、学歴ヒエラルキー意味をもっと「弱く」受け取るような世間でありえたならば、学歴ヒエラルキー意味も、実質も、大きく変る。

18才のときにどういう成績を取ったかということの意味も、たぶん、ある程度はあるだろうけれど、

それ以上に、

18才以後の日々を、どういう人と会話をして、どういう人と議論をして、どういうふうな楽しさを生きてきたか、ということは、おそらくその人のあり方を大きくかたちづくる。

でも、学歴キャリアによって、人の交流が分断されれば、人のあり方は、より大きく分断されてしまう。それは決して明るい事態ではないと思う。

 

事実である、ということを認めることと、

その事実を肯定するという態度を選択することは、

はっきりと区別されなければいけない。

 

でも、この区別を行うことの意味を「大学名」で人を笑ってしまう女性たちは、理解していないのだろう。

とても、残念なことで、とてもあたまのわるいことだと思う.

あたまのよい人が、恵まれない社会的境遇/キャリアにいる、ということはいくらでもある。

まえに、某えらい人が、「あれほどの人が、こんな三流大学准教授やってるなんてもったいない」とか言っているのを聞いていて、

それはそのとおりだな、と思いつつ、

その一方で、

「いやー、でも、この人の知性って、一流大学教授とかになるタイプの知性とはもっと別の知性なんだよなー。」とか思い聞いてもいた。

ものすごく専門的で、何がすごいのか素人にはさっぱりわからないけれど、本当にごく少数の専門家にだけにしか理解できないような、厄介なタイプマニアック専門性をもった人とかって、大出世するか三流で終わるかのどっちかだもんなー、とか思って聞いていた。

社会システムは、知性を峻別するための効率的な構造を、それほどきちんとした形でもっていない。

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

話を逆の方面から見てみてみよう。

 

上記の記述は、結局はものすごくエリート主義である。

勉強すれば、いい大学に入れる」というような、「努力」が意味をなすエリート主義よりも、

より一層、どうしようもなく、タチの悪い恣意性に満ちていている。

「あたまがいい」とされている人が会話して「あ、こいつ、ちゃんと、あたまいいじゃん。」と思われた人しか、救われない。

とてもどうしようもないことを私は発言している。

東大だろうが、慶応だろうが、スタンフォードだろうが、ほんと、バカな奴は、バカ」という言説を支えることは

決して、ホメられたものではない。

「そういう、おまえさんは一体どれほど、頭がいいんだよ?ノーベル賞でも取れんのか?カスが。」

と、言われると、一挙に、ひとつ世界観が瓦解する。

 

「あの人は頭が良い」という感覚は、究極のところ、人々の主観に支えられている。

IQやら、偏差値などというのは、人々の主観を定量化するために、近代になって発明された中途半端な道具でしかない。)

誰かを良いと思い、誰かを悪いと思う。

それは結局、人をフィルタリングすることでしかない。

「わたし」という恣意的な世界観のうちに、他人を巻き込んでしまう。そういうことだ。

 

「わたし」によって恣意的に作られ、人をフィルタリングする世界観は、

決して、多くの人を幸せにするものではないだろう。

もしかすると、今の学歴システムよりも、遥かにタチが悪いかもしれない。実際、そうだろうと思う。

 

「わたし」が他人をフィルターするシステムと、学歴ヒエラルキーのような制度とを比較したとき、

学歴ヒエラルキーがいかに欠点を持ったシステムか、ということは知られているが、

「わたし」が人をフィルタリングするシステム欠点は、他の人には知られていない。

 

自らの人物鑑識眼に自信を持つ人は多いが、

多くの人の人物鑑識の自信は、それが、学歴システムよりもわかりにくく、複雑なシステムであることによって

批判されずに済んでいることによって保たれている場合も、多いだろう。

私は、自らのオリジナルな人物鑑識能力が、学歴システムと比べられた場合、

平均的には、質の悪いものであることを積極的に認めてもよいと思っている。

学歴ヒエラルキー」やその代替的制度としての各種の「キャリアシステムは、ものすごく欠点が多い。

今後、よりよく改善していくことが常に期待されるのでなければありえないほどに、ダメなところの多い制度だ。

しかし、それでも、今現在多種多様に存在している他のシステムよりも、相対的によく出来たところも多い制度であることは、認められてもよい。

たぶん、徒手空拳で戦闘をするよりは、近くの棒切れ拾って戦闘したほうが、ずっと勝率があがる、という程度のものとして、学歴システムは「マシ」である。

 

そのような制度と比べると、私の人物鑑識能力など、徒手空拳に等しい。

 

でも、私は、これからもオリジナルな人物鑑識能力採用し続ける。ほぼ間違いなく。

それは、「わたし」の人物鑑識のフィルターが、わたしにとって心地よいからに他ならない。

きわめてエゴスティックな理由から、採用し続けるだろう。

そして、私自信の見つめる世界が、私にとってよりよいものになるように、努力してゆくことだろう。

それは、他の人がよいことだと思うかどうか、ということとは、直接には交わらない。

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

自由恋愛の相手、というものは、結局は「わたし」たちの話である。

それゆえに「わたし」に根拠を持たない世界観がそこで導入されるとき、人は驚く。

「え、ちょっと待って?あなたが好きなんだったら、学歴とか重要なの?」

と思ってしまう。

自由恋愛とは、そのような制度として構想され、社会的ぼんやりと共有されている。

それもあって、恋愛において学歴を問題にすることは、ひどく滑稽に映る。

「おまえら、なんなんだ」と思ってしまう、ということはそういうことだ、と思う。


まあ、こんなうだうだとした話をしなくても、「おま、何様wwwシネ、カス」で終了クオリティの話だとも思ったのだけれども、

なんか書いてしまった。反省


(長すぎて増田じゃねーな、と思ったので、こっちにも転載すた。)

http://d.hatena.ne.jp/maskin-monotonicity/20100130

fromはてぶ

id:okemos マスキン単調性を誤解している。あれはナッシュインプリメンテーションの条件だよ。

そうなのかー。ありがとう!

長文は他者拒絶つーか、なんか、ぼんやりしてると書いちゃうんだよね。習い性。ごめんよ…よく、長いって言われる…

id:katzchang 「「わたし」に根拠を持たない世界観がそこで導入されるとき、人は驚く」→驚くのは増田でしょ?

ごめんなさい。レトリックのクセが出ました。反省しています。

id:sagonohashi 付き合ってみてつまらない人間はいないんだと最近やっと分かった。(つまらないのは相手の心を閉ざさせてしまったという事)/みんな意外といい奴だし、意外と残念な奴だから先入観で好いたり嫌ったりしたくはないものだ

それはそのとおりだとおもつた。

でも、腹を割って話せる距離感を図るまでにかかる時間や、距離の取りやすさ・取りにくさ。相手に心をひらいてもらうまでに必要な「時間」はけっこう個人差が出るよなあ、と思った。そういうことを考えると、誰からも「はなしやすい」って言われる人ってすごいよね。

id:md2tak 個人的には自分がどれくらい頭いいか分かればいいかな。それが分からないと自分がどの程度の頭のよさまで判定し得るのか分からないから。

うーん、頭の良さって、そんなに単線的じゃないかも……。

ドラゴンボール的に「つよい」「よわい」がハッキリするというより、もうちょっとジョジョっぽいんじゃないかしら?。

2009-12-23

底辺大学卒が事業仕分けについて考えた

大学研究機関でありつつ、教育機関でもあるという理屈はわかっているが、果たしてどういう配分で成り立っているのだろうかと考える。

米国システム日本大学呪縛する講座製とはかなり異なる、

教授助教授(あるいは准教授)、講師などの職階はある。

しかし、職階間に、支配-被支配関係はない。

それぞれが独立した研究者であり、肩書きは純粋研究キャリアの差である。

独立した研究者とは、自らのグラントを稼げる研究者ということだ。

研究者生命線はまさにこのグラントである。

それゆえに彼らの最優先事項は、国の研究予算あるいは民間の財団寄付などを確保することであり、それに狂奔する。

グラントこそが全ての力の源泉であり、研究資金のみならず自分サラリーもここから得る。

大学研究者の関係は、端的にいって貸しビルテナントの関係となる。

大学研究者の稼いだグラントから一定の割合を吸い上げる。

これをもって研究スペースと光熱通信費メンテナンスセキュリティなどのインフラサービス、そして大学ブランドが提供される。

生物と無生物のあいだ    福岡伸一

僕の母校における大学研究者の関係は、貸しビルテナントの関係ではなかった。

けっこうな割合を、むしろ大学のほうから吸い上げてる。

大学に雇われているという感覚が強いような気がする。

大学生の時、母校で研究費を国からとってこれる研究室は、自分研究室とあといくつかだけだった。

自分研究室は、2人の教員と10人の学生、2人の院生をかかえて、年間に1000万くらいで収支がなりたっていたと記憶してる。

名大学だったら笑われるようなしょぼい額だ。

実験実習系の授業を受け持つと降りてくる一単位あたり60万の実験実習費、最終学年の卒論実習を受け持つと学生一人あたり6万降りてくる卒論実習費、それらの収支が200万程度。

教員一人あたり50万ほど大学から降りてくる研究費が2人で100万だったと記憶してる。

それの残りは主に国から取った予算だった。

「○○から500万だしてもらえた。」「○○は一応通ったけど、5年で1200万かぁ、しょぼいなぁ」というような会話を聞いたことがあるから、まあ年平均700万というのはだいたいの計算はあっているだろう。

学科全体で国からとってきた予算も、使い道は自分研究室意見が優先的にきいてもらえてた。

研究報告書にのせる研究成果が、ほとんど自分のいた研究室データだったからだ。

ほかの研究室からいえば、実験実習費と卒論実習費と、教員一人当たりの予算、それだけで、卒論実験をさせる研究室ゴロゴロしていた。

学科全体でいえば、大学全体でいえば、研究者よりも学生授業料で養ってもらっている雰囲気が強かった。

そのせいか、指導教員は冷遇されていたと思う。

受け持つ授業が学生にとても不評なのだ。

実習も不評なのだ。

非常に難解な授業をする。(今思えば、とても役にたつことを言っていた)

実験や実習も、データだけ渡して解析方法の講義、その後の時間時間一杯解析させられた。(教員いわく「実験操作なんかそんなもの一回したって、そういやボタン押したなぁくらいにしか記憶に残らないって(笑)」)

逆に、学生に好評な授業は、パワーポイント紙芝居をする授業で、そういう授業をする教官はすごく評判がよかった。

わかりやすい授業、というかみのない授業だったと個人的には思うけれども、それは個人的な感想だから置いといて、

研究と授業なら、授業にウエイトを置いたほうが学生のウケはいい、経営母体である大学上層部からのウケもいい、という状態であったことが、可哀相でならなかった。

授業の改善要求だとか、「学科の共有財であるはずの機材を、あの研究室管理、使用を独占してる!」っというような文句がしょっちゅうだった。

2人の教官のうち、一人はなにを言われても適当に「はいはい」返事をして流していたが、一人は病んだ。

いま、2人はどうしているんだろうか。

国の事業仕分けで、研究予算が取りにくくなると、大学はどういうふうに動くのだろう?

1 国ではなく、企業財団寄付から予算をとろうと画策する。

2 研究から教育ウエイトシフトして、授業料受験収入経営する。

どう考えても2だよな。

今でさえ、東大京大を除いたほとんどの大学が、「魅力的なカリキュラム」「国家試験合格率」「就職率」、そういったことをウリにしている。

東大でさえ、外部からの予算の取得額は海外と桁が1つ違う。

ホームページで「受験生の方々へ」のページは力を入れているが、「企業の方々へ」のページはほとんど力が入っていない。

企業向けのページじゃ就職関連のことがちらほらあるばかりで、学術関連情報はほとんどのっていないし。

でもさ、少子化が進んだら、授業料収入に頼ることじたいが無理になるんだから、大学技術と知識を金にかえる方法を探していかないといけないと思う。

2009-11-11

Twitter上で起こってる経済学者?同士のデフレを巡る討論のまとめ

一日目

@koiti_yanoがblog上で

毎度毎度デタラメな知識ばかりを披露する某blogに「デフレFAQ」という間違いだらけのエントリーを見つけたので、正しい知識を皆さんに付けていただきたいと思い、よくある質問集(FAQ)を書くことにしました。

http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20091109/p1

と書き、リンクとして「デフレFAQ」というキーワードGoogle検索を載せる(後に反省→訂正)。

デフレFAQとは、先日、@ikedanobがアップしたエントリーであり、@koiti_yanoが主張するいわゆるリフレに対する問題点が書かれてある。

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51308946.html

ただし、@ikedanobと@koiti_yanoはお互いフォローしていないため、@yagenaが頂けないと発言やいわゆる池田信者によって@ikedanobがこのエントリー気づき、以下の発言をtwitter上で行う。

@koiti_yano あなたのブログ記事の「毎度毎度デタラメな知識ばかりを披露する某blog」とは、リンク先からみて私のブログのことだと思われますが、記事には何も反論が書いてない。「デタラメ」とは具体的に何ですか。

http://twitter.com/ikedanob/status/5572777957

@koiti_yanoは仕事に行ったため、夜までこの発言に返信しない(できない)。

@ikedanobは仕事中(大学勤務中)も関係なしにtwitter更新するので、痺れをきらし、

@koiti_yano 経済社会総合研究所矢野浩一氏にもう一度、質問しますが、誤って他人を中傷した場合は、本人に謝罪すべきではないのですか。それともESRIでは、他人を根拠なくデタラメ呼ばわりするのが当たり前なのですか。

http://twitter.com/ikedanob/status/5582620242

矢野浩一氏は、逃げてしまったようですね。今は亡きリフレ派には、次の言葉を贈っておきましょう:戦略の失敗を戦術で補うことはできない――『失敗の本質

http://twitter.com/ikedanob/status/5584075163

などと発言。

@koiti_yanoが仕事から戻り、とりあえず、

一応、何が起こったかだいたい把握しましたが、本当に間違いを指摘していいのだろうか?

http://twitter.com/koiti_yano/status/5589750023

と発言。

二日目

@koiti_yanoは朝、発言しなかったが、@ikedanobはblogid:Yasuyuki-Iidaに反論 (http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51310197.html)。@koiti_yanoについても

...横からからんできた矢野浩一氏も中途半端に謝ったたまま逃げてしまったので...

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51310197.html

と言及。

このエントリーを知ってか知らずかid:tanakahidetomiは「年取った嘘つきを説得するのは無理w」とする感想を投稿。

やはり嘘つきをまともに説得しようとしても意味ないよ。それとその嘘つきを「観戦」しているとおもっている全能感まるだしの匿名連中も説得は基本的に無理。

http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20091111#p2

@koiti_yanoはblog自分論文の査読者募集の中に

毎度毎度のことですが、「逆GDPギャップ」とかいう珍妙なことを言い出した人がいるので、正直に言って何とかしたいのですが、...

http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20091112/p1

と言及。逆GDPギャップとは、@ikedanobのエントリーで言及された言葉 (http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51310197.html)。←いまここ

この討論を取り巻く、プレーヤー達。

@koiti_yano、内閣府経済社会総合研究所主任研究官。
@ikedanob、上武大学教授
@kazikeo、慶應義塾大学経済学部教授

基本的に@ikedanobの見解を支持しており、@koiti_yanoとはtwitter上でお互いの立場を確認し合っている。

@yagena、政策研究大学院大学助教授

中立のようなポジションを取っており、学術的な議論を期待している。

id:Yasuyuki-Iida駒澤大学准教授
@koiti_yanoと同じ、いわゆるリフレ派であるが、twitterアカウントを持っていないため、参加はしてない。

http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20091109#p2

で@koiti_yanoを援護。

@kazuyo_k、中央大学大学院戦略経営研究科客員教授

事の発端を作った人。@koiti_yanoを支持。

id:tanakahidetomi、上武大学教授

以前から@ikedanobと対立してきたが、今回の論争には参加していなかった。ここに来て注目の的に?

(勝間さんから始まる)これより前の議論や量的緩和が望ましいかどうか等は他のエントリーをご覧下さい。

2009-07-10

http://anond.hatelabo.jp/20090707162922

ポスト+年齢+年功序列

だったような・・・

30代後半の准教授なんて悲劇的レベル・・・たぶん同期民間の2/3もいかないんじゃないか?

追記:こんなんみつけました

うちはフィールド調査のガソリン代なんかも自腹で結構大変みたいです。出張公共交通機関しか認めてないのかな?

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1213724522?fr=rcmd_chie_detail

月給と研究費はまったく別物です。研究費は、学会発表に行くために使用したり、機材を買ったりするのに使います。何につかってもいいわけではありませんので、たとえば、それで食事をしたり、研究関係ない本を買うのはできません。更にいうと、大学やその予算によっても細かく使途や額が決められています。ヨーロッパなどで学会発表をすると今は円が非常に弱いので、ヨーロッパホテルに泊まると(日本円で1泊いくらまでと決められているので)だいたい足がでます。1回の出張で7万くらい。そんなのは、自腹です。それから研究関係しているという費目では学会登録がありまして、だいたい、教員学会を幾つか登録することが必要で、学会誌や論文誌も買わねばなりませんが、これで年間10万円はいっちゃいます。でも、これはほとんどの教員は自腹で出しています(だいたいの予算がこれを出す費目がないから)。あとは、学生さんにおごることも時々あるし、パソコンデスクトップはいいけど、ノートPCは外に持っていけるから駄目なんて大学もあります。自宅に帰り夜中まで仕事しているのに。。。。

というわけで、月給と研究費を一緒にされた質問なので、コメントさせていただきました。

年収は人によっても大学によっても異なるのですが、一流企業メーカー系(NECとか)と比較すると、30歳では大学教員が少し勝ち、40歳で同じ、その後、企業人は勝ち、大学のひとは飽和して横ばい状態になるといわれています。ただし、大学教授の定年は長いので、総トータルでは同じくらいです。銀行系はこれの1.4倍以上もらっているようですが定年が少し早い。外資系日本系よりもいいですが、ノルマは厳しい。稼ぐなら、金融保険かも。。。金融で働いたこと無いからわかりませんが(金融ストレス多いらしい)。。。ちなみにパイロット(機長)は年収3000万円だそうです。つまり、ストレスが高いとこほど高収入なのかもしれません。リッチな生活をしようというなら、大学教員は避けたほうがいいかもしれません。安定しているかというと今の時代、論文や、特許、外部資金の獲得、高校への出前講義教育の充実などどんどんノルマが増えてきていて、そのうち、期限付きの雇いになるかもしれませんので、必ずしも安定しているとはいえないくなるかもしれません。

2009-07-03

大学はどこを向いているのだろう

東北大・院生自殺 「准教授は停職相当」再発防止策を発表

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090703t13033.htm

トンペーの中の人D2学生なんですけどね、学内向け、特に学生にも分かるような形での

情報公開が全くないんですよ。教員向けとか理学部内にはあったのかもしれないけれど、

少なくとも工学部で過ごしている限り、学内学生向けの情報大学当局から全然聞こえてこない。

一つの切り口として、たとえば大学が公式に発信している情報は、当時も今も紙一枚。

しかも、ぜんぜん内容のない紙一枚だけ。

そして、情報が得られるのは、報道経由、2ch経由、そして、身内同士の噂からだけ。

理学研究科大学院生に関する内部調査の結果について

http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/20090513.pdf

理学研究科大学院生に関する再発防止策等について

http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/20090702.pdf

いや、もちろん被害者のある話だから、公開できる話・公開できない話はあるにせよ、

少なくとも河北新報が記事にしてるレベル情報と、その処分の根拠、今後の具体的な対策くらいは、

大学自らが学内外に公開せんといかんのじゃないんだろうか?

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090703t13033.htm

話が前後するけど、大学が自ら情報を発信しないということは、2chや伝聞のウワサを通じた、

根拠が不確かで、もしかすると尾ひれのついた情報ばかりが世間に浸透する、ということ。もう少し具体的には、

博士課程に進んで、十分な成果を出しても論文審査を2年連続で拒否され、自殺した学生がいたという事実と、

そこまで追い込んだ教員が、高々「停職」(河北の記事では想定停職期間は不明)程度の処分しかしないという大学の判断、

そして、その後どうなったかは不明のままということ。これが伝聞で代々伝わっていく。

するとどうなる?現役の博士課程学生だけじゃなくて、将来大学院に進もうとしている学部生とか、

トンペー(学部・院とも)で学ぶことを考えている学生が、「やっぱアソコの大学、やばいで?」と感じて、

敬遠してしまうんじゃないだろうか。もしくは、知らずに入った後にその話を聞いて、「しもたわー」と思ったりするだろう。

僕だって、あんまり好き好んでこんな話を書きたくないが、トンペーに来て、トンペーの院の中で、

アカハラで先輩と後輩と同期が自害しているし、僕自身もアカハラがらみで指導教授を変えている。

これ以上、死人を増やしたくない。いいやつを見殺しにしたくない。だから、だから大学自身が発信してほしい。

なんで、あんなことをした教員に対する処分が停職(相当)で済んでしまうのか?

理学研究科は再発防止策も発表した。」と言うが、具体的にどうするのか?また、理学研究科以外はどうするのか?

研修などを通じ~情報共有化を促す。」と言うが、それをどこまで本気で取り組むのか?現状でやってる研修さえ、ヒドい教官に限って「俺は忙しいから行かない。つか、俺が行く必要なんかない。無駄だ。」と行って参加していない研修群なのに、そこに研修を増やして実効的価値があるのか?(ないよりマシだろうけれど)

そして、そもそも、なぜ報道機関には応対するのに、身内であり足元であり当事者であり、ある意味顧客」でもある、学内教職員や学生に対して、なぜ情報を伝えないのだろう。身内過ぎて見えていないのかな?企業とか他大学でも、大きな組織って対外的なメンツ(も、もちろん大事なんだけど)だけが大事で、本質的な部分はないがしろにされるもんなのかな?そっか、そんなもんなのか。

2009-06-02

これが無名私大の職員の年収だ!

「これが有名私大の職員の年収だ!」(d:id:daigaku-syokuin:20090531)という記事が200overのはてブを集めていて「私大職員給料もらいすぎ」論調が出てきているので有名じゃない私大職員の年収もあげてみたいと思う。

ソース2008年春闘資料。2009年度版はもらった記憶はあるんだけどどっかいった。

今回はこの中のポイント年齢別年収のうち35歳職員(配偶者1・子2)・45歳職員(配偶者1・子2)・55歳職員(配偶者1・子1)のいずれも大卒職員を記述する。

いわゆる早慶上智MARCH関関同立以外は無名として扱っているので、自分大学が入っていても怒らないでほしい。

大学35歳45歳55歳
関東学院6,677,8808,007,7058,700,285
国士舘8,124,1769,575,12010,141,208
東京経済8,447,97010,342,02010,982,520
獨協8,087,66410,239,22811,251,838
神奈川8,055,60010,244,40011,166,000
大東文化8,096,37610,641,96611,876,194
駒澤8,917,96011,666,16013,116,700
明治薬科7,019,2048,809,1569,379,004
工学7,368,9809,105,28010,095,150
東京工芸7,665,4629,217,5469,603,126

駒澤がネ申です。(でもデリバティブで大赤字出しているんで、今年はどうなるかわかりませんが)

他の大学も世間一般の中小企業に比べたらいい方です。(あれ?私大職員の給料高くない!という主張をするはずが)

ICU国際基督教大)とかは、知名度の割に年収は低かった気がするんですが、今回の資料には載っていませんでした。

ただ、お給料がいいから私大職員目指すというのは考え直した方がいいかもしれませんよ。

理由その1:今後収入は下がることはあっても上がる見込みはない

一般企業でしたら、給料特に賞与というのは日本やその企業の景気に左右されますが、大学の場合ほぼ固定です。

それがここにきて、あちこちの大学が一時金・期末勤勉手当(賞与)の切り下げにかかっています。

景気が回復したり、志願者増になったら元に戻るのならいいのでしょうが、それはないでしょう。

実際、バブル期証券会社が2桁月分の賞与を出していた時も多くの大学は5か月とか6か月とかしか出していません。

理事会(経営者)は、給与引き下げは簡単に行いますが、引き上げ(あるいは戻す)はそう簡単には行いません。

ついでに言えば、おもいっき斜陽産業です。

理由その2:精神を病む仕事

欝・統合失調症などで休職したり辞めてしまう職員が多くいます。

終電続きで朝奥さんが起こしに行ったら冷たくなっていたということもありました。(これは肉体的要因も入ってきますが)

大学には教授准教授がいます。彼らは教員ですが、何かと事務の仕事にも口を出してきます。

手伝ってくれるのならまだいいのですが、散々かき回した後の始末は職員がやらなくてはいけません。

そして少なくない教授が、職員を自分たちより一段階劣った人種と見ています。小間使いと勘違いしている人もいます。

彼らは職員より高い給料をもらい(45歳教授-職員の差が100万~200万程度なので議論の余地はありますが。あと、教員研究費を給料とは別に使えます)、しかも博士号や博士課程満期退学という学歴を持っているからです。

パワハラまがいの事を行っても、よほどひどくなければ問題になりません。

なぜなら、彼らは自分の主張を教授会で思う存分主張することができるからです。教授会で決めたことを理事会が簡単には否定できません。

教授会自分の主張を通し理事会に突き付けることができるので、組合活動に参加する必要もありません。

理事会の優越などというのは、お伽話か一部のレアケースです。

※そして、教授会に参加できない講師助教、非常勤教員給料は低く抑えられます。

中央省庁公務員と、国会議員関係に似ています。

国会待機で深夜まで待たされたり、膨大な資料を明日までに用意しろと言われる公務員の皆様には心より同情します。

最近モンスターペアレント(モンペ)が大学にも進出しています。中高と違い親子揃ってモンスターということも珍しくありません。

ただこの点は、入学時にある程度フィルタ(ザルですが)を通しているので、市役所なんかよりはマシです。

理由その3:土曜日仕事

公務員大企業ホワイトカラーの皆さんは、土日祝日がお休みが基本です。刑務所もそうです。

でも、私大の場合はまだ多くの大学土曜日は出勤日です。よくて隔週土休です。

はっきり申しあげまして、日曜だけですと寝て休んで1日が終わります。

理由その4:最も発達した共産主義

勤勉手当を支給するのに、上司による評価を用いる大学もありますが、往々にしてみんな仲良く(5段階の)3とか、あるいは上司主観(好き嫌い)です。

そもそも営業などと違って成果が数字に出ませんので、評価のしようがありません。

結果、問題を起こさなければ毎年昇給していきます。

基本、減点評価です。

冒険をせず、革新的な提案もせず、上から下りてきた仕事をこれまでと同じよ~にこなす人が無難昇給します。

そして、「ExcelAccessも使えず憶える気もなく、文科省に出す書類を書けるわけでもなく、一日の大半をネットサーフィンお茶世間話に費やしながら年収1千万というおじさん・おばさん」が生み出されます。

彼らは何か凄まじい業績を残して今の地位を得ているわけではありません。

大きな失敗をしなかった、挑戦をしなかったから年月を重ねて今の地位にいるのです。

……つまらないでしょう?そんなの。

いわゆる仕事のできる人に仕事が集中します。でも見返りは残業代くらいしかありません。

人に仕事を投げる人、人をアテにするのが上手な人が最も得をします。





ああ、あと窓口に座っているのが職員の全てと思わないように。

窓口で学生対応をする人のほかにも、経理とか人事とか、広報とかの分野も職員の仕事です。

コンビニでもレジに立っている人の他に、本部に経理もあるし人事もあるし、マーケティングやっている社員もいますよね。それと一緒です。

(そして、大学でも窓口とかは非正規職員にシフトして、正規職員の採用抑制しています。)

ついでに、地方の定員割れ起こしてるような大学だと、もっと低いです。専門学校とかも同様。

給料どころか雇用も危ないです。

結論:こんな将来性のない業種に給料目当てで入るのはやめた方がいいよ。どうしても入りたいなら首都圏(それも都内にメインキャンパス)か近畿圏(大阪京都)を狙いなさい。

2009-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20090527140814

世間だと大学教員准教授以上)ならただの医者より尊敬されると思う。

だとしてもインテリ度が町医者以下ってことはないんじゃないか。

経済力を比べたら比較にならないけどw

2009-05-23

大学組織論

今いる研究室教授は今年定年で、来年以降研究室が存続するのか、期間限定で存続するのか、または存続しないのかは不明。

さっきブックマークに入れてあった大学ホームページを間違えてクリックしてしまってふと見たら、うちの研究室教授の後任を公募採用するらしい事が書いてあった。複雑な気分だ。

大学社会の一部であることを普段あまり意識しない研究室学生にとっては、年度が開けたら上司である教授が替わってしまう、なんてのは一大事だ。一般的な会社だと上司が外部から来たとかそういう事はそれなりにあるんだろうけど、そもそもそういう事が大学研究室においてありうるのかどうなのか。もちろん今指導してくれてる准教授先生教授になる事が、僕や研究室の後輩にとって気持ちが穏やかでいられるんだけど、仮に外部から新任の教授が来た場合その人はうちの研究室に入るのか、それとも新たな研究室が作られるのかちょっと興味がある。どっちも一長一短だと思うし、うちの大学組織論だとかに対する考え方を垣間見れる気がする。

マジレスすると、こういうのって割と出来レースなんですけどね。

2009-05-15

http://anond.hatelabo.jp/20090515013941

雇用する大学の人らが同情的にその准教授を採るかどうかってことだろうな。今は私大の経営も厳しいし、この准教授研究内容は淡々研究室にこもっていればいいというわけでもなさそうだから、雇い入れて学生を持たせるには相当度胸がいるんじゃないかな。いっそ研究機関系で独立した研究員として余生を送るのがいいのかもしれない。

子を殴ってでも博士課程には行かせるな

「息子(娘)の博士課程進学で親ができること」

http://anond.hatelabo.jp/20090117074753

を書いた増田。証拠に、リンク先の記事の1行目に「証拠」って書いておいた。

とうとう、恐れていたことが起こってしまった。東北大の大学院生自殺。この事件の示唆するところを、結論から言おう。

「死にたくなければ進学するな」

子を殴ってでも博士課程には行かせるな。子や兄弟姉妹が博士課程に進学したいと言い出したら、まず殴って止めろ。それで諦めるぐらいなら、博士課程に行かなくてよかったということだ。言葉でも、親子の縁を切る、勘当する、ぐらいの脅しはしていいと思う。これを見ているのが学部・修士課程学生なら、博士課程には絶対進学するな、と警告しておく。

もう、博士課程進学っていうのは、子を自衛隊にやるのと同じぐらい危険なことだと思ったほうがいい。それも、遺族年金のない自衛隊に行かせるのと同じぐらい危険なことだと思ったほうがいい。自衛隊員でも実際に戦闘地域で戦闘を行うのは一部のはずなので、そういう危険な例外を除けば、自殺を含めた死亡率は博士課程進学と自衛隊入隊とで、同程度であってもおかしくない。

自衛隊危険職業であることは、広く知られているが、それでも行く人は行く。金が出るし、何より「国のために命をささげる」という大義があるからだ。博士課程は、金はでないが、やはり、「学問のために命をささげる」という大義があるはずだ。

博士課程は、「博士学位に、一遍の論文に、自分の命以上の重みを感じられる人間だけが進んでいいところ」という位置づけで、もういいと思う。それでも、大義がある限り、行く人はいるのだ。どんなに止められても、たとえ殴られても行く人は行くのだ。博士課程は、そういう危険を省みず大義のために身を投げ出せる人間だけが行くところ、という位置づけで、もういいではないのだろうか。そういう位置づけの場は、博士課程以外にも、自衛官警官消防隊員・海上保安官などなど、社会にはいくらでもある。博士課程も、「お金が出ない」という一点を除いて、その仲間だと思えばいい。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090513-OYT1T00525.htm

東北大は13日、大学院理学研究科教員の指導に過失があり、担当していた大学院生自殺につながったとする内部調査結果を公表した。

 大学院生は2年続けての教員による博士論文の受け取り拒否などで修了できなかった。同大懲戒委員会で処分を検討しているが、この教員は今月に入り辞職した。

 同大によると、自殺したのは理学研究科生物関係研究をしていた博士課程の男性大学院生(当時29歳)。大学院生は昨年8月、研究データ集めをした滋賀県内で自殺した。遺書には指導法への不満などはなかったが、翌月、両親から男性准教授(52)の指導に問題があったのではとの指摘を受け、内部調査委員会を設置していた。

 大学院生は2007年12月、博士論文の草稿を事前提出したが、准教授大学院生と十分に議論せず受け取りを拒否。准教授は06年11月ごろにも、論文提出を延期するように指示しており、大学院生は2年連続博士号の取得に失敗した。

 調査は、残された論文草稿やデータを見る限り、大学院生研究博士論文審査水準に到達していたと判断。准教授が、具体的な指示を与えず、適切な指導を行わなかった結果、大学院生学位取得や将来に希望を抱けなくなり、自殺に至ったと結論づけた。准教授は、08年1月に科学誌から大学院生論文が掲載を拒否され、書き直しが必要になった際も、適切な指導を行わなかった。准教授は調査に「論文提出の直前までデータ整理に追われており、時間がかかると判断したが、指導に不適切な点があった」と話したという。

2009年5月13日12時38分 読売新聞

2009-05-14

http://anond.hatelabo.jp/20090514131140

博士の話題になるとすぐ100人村を持ち出すバカはほんと消えてほしい。

あんなもん何の参考にもならない。

この事件自体については、うめぇこと逃げたな准教授、と。

逃げっぷりの良さが逆に有罪を確信させるわ。

感情的な理由で論文を受理しない奴はなんぼでもいるよなぁ。

2009-05-13

http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1242186663/

社会東北大学院生自殺博士論文、2年連続受け取り拒否され

6 :名無しさん@九周年:2009/05/13(水) 12:53:00 ID:KKQBiG1A0

>>1

> 准教授(52)の指導に問題があったのでは

また中国人ですか

90 :名無しさん@九周年:2009/05/13(水) 13:03:23 ID:5fptRrO60

>准教授

これは中国人だな

179 :名無しさん@九周年:2009/05/13(水) 13:13:36 ID:7OS414cl0

准w

チョンかよ

2009-03-27

京都大学生命科学研究科

これはね、給料貰って実験している准教授助教授講師ポスドクらの使う実験動物の世話、実験器具の洗浄、試薬作りが学生におしつけられているんだよ。

動物を扱わないin vitro実験onlyな学生とかにもね。

向いている、向いてないの問題じゃない。

ただの、無報酬労働なんだ。その雑用で怪我しても労災さえ下りない。そりゃ、鬱にもなるよ。

学部、修士博士では、ほとんどの時間を、他人の研究のための雑用に費やさざるをえず、自分のために研究する暇なんてありませんっていうオチ。雑用させることが教育だと思っているので、感謝さえもしない。洗浄の仕方が悪いぞ!などの文句は言うくせにね。じゃぁ、自分で洗えよと。。。自分で世話しろよと。。。こびりついたウンコの洗い方を学びに大学院にきたわけじゃねーっての。

教官側からしてみれば、学生が次々に脱落しても、新しく代わりの学生が新たな労働力・雑用係として入ってくれればそれでいい。

単なる使い捨て。これは派遣労働と一緒だね(金払ってるのは学生の方だけど(笑))。つか、脱落してくれたほうがありがたい。就職の世話なんかみれないから。データが残ればそれでいい。

地方の底辺大学からのロンダ学生労働力としてフリーパス。内部生は馬鹿ロンダに囲まれ向上心が削がれ退散。


http://anond.hatelabo.jp/20090222224732

2009-02-28

http://anond.hatelabo.jp/20090227193748

いまどき業績が無くて准教授になれたりするのか?

余剰ポスドクで大変だっていうのに。

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