この教員は学科に所属しているのではなく研究センターに所属している。
www.life.shimane-u.ac.jp/kyoin_ichiran/gakubu_shozoku.html
この種のセンターに所属している教員は、学科と兼任していない場合、研究室を持たない可能性がある。今は卒論や修論を指導する立場にないんじゃないか?
もしそうだとしたら、大学に問い合わせたところで無駄だろう。「本学の教育・研究に対しご意見いただきありがとうございます。当該教員はセンター所属の研究者であり、現在この教員は学部生および修士に研究指導を行っておりません。本学において卒論・修論指導を担当している教員は適切な指導を行っております。ご安心下さい。この度の貴重なご意見は然るべき手段にて当該教員にお伝えいたします。」とまあ、こんなところだ。この手の先生は主に『講義』と『自らが研究をすること』が仕事になるため「こんな教員に科研費を渡すな」「税金を使うな」みたいな指摘は的外れ、というわけだ。
発言者のバックグラウンドをもう少し考えてみる。ご本人のプロフィールによると、京都大学で准教授までやっていたらしい。
forest102.life.shimane-u.ac.jp/yosimura/self_j.html
その頃はもしかしたら研究室を構えていて、学部生や修士を指導していたのかもしれない。京都大学の学生相手なら卒論・修論なんて読んでやらなくてもよかった、ということなのだろう。そりゃ京大ならそうだろうな。今時の学生にとっては不幸だろうけど。強く生きてね京大生。
twitter.com/pukuma/status/29158496909922304
査読論文はガチッと指導してたみたいだから、その体験があれば卒論・修論くらい余裕だろ? って言ってたんじゃないかな。旧帝大クラス(『研究大学』)なら卒論・修論書く前に査読論文書くくらいのことは普通にやるんだろうし。で、それに比べて現在勤めているらしい島根大学での指導方針にびっくりしているよ、と、そういうことなのだろう。旧帝から駅弁に流れた先生の典型だな。早く新しい職場に慣れるといいですね。慣れる前に京大に戻れるともっといいですね。