はてなキーワード: 向井千秋とは
最近ちきりんという人が天皇制は素晴らしいという記事を続けて書いていて、多少納得する点もあるけど、ここであえて反対の論陣を張ってみようと思う。
まあこれは全ての君主制に言えるけど、
生まれた時から一部の人が何らかの特殊なステータスを持っているというのは
今の日本の平等、民主主義、人権擁護の原則にそぐわないよねという話。
歴史的に女性天皇がいたにも関わらず現在のルールでは女性は天皇になれないし、
女系がダメというのも歴史的文脈以外の合理的な理由づけはない。
国の「象徴」が性差別的イデオロギーを生産し続けるのはどうなのと。
皇族は各種基本的人権を保障されていないため、言いたいことも言えず
今の日本の平等、民主主義、人権擁護の原則にそぐわないよねという話。
さらに、日本独自の状況として皇位継承者とその妻は子供を産めというプレッシャーも相当なもの。
皇妃と皇太子妃に期待されている素質は文字通り「産む機械」となること。
精神を病む人が続出するのも頷ける。
今上天皇の君主としての資質と国民に寄り添う姿勢が歴史的にも世界的にも最高レベルなのは疑いない。
だが将来にも渡って彼のような国民から支持される天皇及び皇族が出てくるのか?
歴史的に精神を病んだ王族は多く、日本はすでに皇太子妃がダウン。
これからの皇族の子供たちは現代社会の監視プレッシャーに耐えられるのか?多分無理。
間接的とはいえ国民の意思で政策決定されるのに、王室同士で付き合う意味が本当にあるのか?
1913年にはロシア皇帝とイギリス国王がドイツ皇帝の娘の結婚式に一緒に出席して仲良くしていたが
全く意味はなかった。ちなみに彼らはいとこ同士である。100年前の半独裁国家でさえこれ。
日本の皇室は世界で支持されている?まとめサイト以外のソースplz
それゆえ昔から続いているものを変更するなんてありえないという主張だが、
そもそも現状の天皇制自体明治憲法と戦後体制のミックスで作られたもので
女性天皇が複数いたのもそうだし、過去の天皇はみな仏教徒で、好き勝手に引退し、好き勝手に継承者を選んでいた。
もし昔の天皇が今と同じように後継者問題に悩まされていたら女系だってなんだってありだったろう。
政治的にも親政、院政、なんかよくわからんが偉い人、神聖不可侵の大元帥とコロコロ変わっている。
女系男系議論にも関わってくる話だが、天皇制の正統性は歴史的文脈だけから来るものではない。
天皇の現在の地位は国民の総意に由来するもので、天皇がどのように職務を務めるかという点が今の国民の天皇制への支持の大きなポイント。
その点を今の天皇は非常にうまくやっている。平成になって天皇廃止論が鳴りを潜めたのも現在の天皇の国民に近づこうという姿勢があるから。
逆に言えば今の天皇の職務をうまく果たせる人なら役割を果たせる。
ちきりん氏は「『民主的な、差別のない方法で天皇を選ぶ』なんてことをしたら、誰もそんなものの価値を認めなくなる。」と書いているが、
実際そうとは言い切れない。いい例がカナダ総督(ガヴァナージェネラル)
カナダ総督は憲法上君主の役割をはたしていて、任期は五年、実務上は首相が選ぶわけだが、
現在は元宇宙飛行士の女性でフランス語話者、その前は英語話者の高名な学者
その前は元ハイチ難民でフランス語話者で黒人女性のニュースキャスター、
「民主的な、差別のない方法で天皇を選ぶ」を地で行っているわけだが、
価値が認められなくなるどころか逆に多様性とその理念から幅広く支持されている。
まあ日本とカナダでは歴史も社会も全く違うわけで、いきなりカナダ風人選を日本に持ってくると
向井千秋、滝川クリステル、CWニコルのような人選となり支持されるとは思えないが
http://news.livedoor.com/article/detail/4757321/
がんの一種・子宮肉腫で死亡した慶応大病院(東京都新宿区)の女性患者(当時26歳)の両親が「誤診が原因」として大学側に賠償を求めた訴訟で、診断した同大医学部の向井万起男准教授が「妻がこの病気になれば子宮を取る」と遺族に説明していたことが7日分かった。向井氏と担当医は「良性の偽肉腫」と判断して女性の子宮を摘出しておらず、両親側は向井氏の発言を「摘出の治療方針を決める義務を(分かっていながら)怠った証拠だ」と主張している。同日に千葉地裁松戸支部(森邦明裁判長)であった第2回口頭弁論で、両親側は発言を引用した準備書面を提出。
まず年齢がポイント。女性の場合、子供が産めるか埋めないか(本人が希望するかどうか)で治療方針は大きく異なる。向井千秋さんはもう恐らく子供産む意思はないだろう。
26歳の女性は、医師の強い勧めにも関わらず、子宮の温存的治療を強く望んだ可能性がある。その場合、現代の医療では、絶対に患者の意思を無視することはできない。それこそ訴訟になるし。
そもそも病理診断は絶対ではない。一流の病理医が自信を持って診断しても、死後解剖で「およそ8割正しければ超一流」といわれるほどの世界。医療崩壊論ではなんども言われていることだろうけど、「結果だけで判断されるようになると、医療はあっという間に崩壊する」。
医師は、常に不確実性と闘いながら、なおかつ近年のIC重視の流れの中で,患者の意思を最大限に尊重しながら、方針を決めていく。死後「癌だった」ことが分かった→「じゃぁなんで癌の治療しなかったんだ」→「医療ミス」って論理の飛躍が激しすぎるだろ。診断・治療は統計的事実にのっとり行われる。確実絶対ご安心、ニコニコ病院なんて世界中のどこにもありえないんだよ。
なんどでも言うが、結果だけを求められると、医療はすぐにでも崩壊する。
両親側の書面や弁護士によると、女性死亡から約2年後の06年11月7日、病院側は遺族を呼び説明会を開いた。向井氏は治療経過を説明する中で「私、女房(向井千秋・宇宙飛行士)がこの病気になったら子宮を取っちゃいます。まず、子どもをあきらめちゃう」と述べた。
多少軽率にも感じるが、向井医師の発言は当然と言えば当然。乳がんでの乳房除去と違い、出産適齢期を超えた女性では、子宮摘出に関しての躊躇は(ないとは言えないが)大きくはないだろう。
双方の書面では病理診断部長の向井氏を巡り、病院側が「病理医であり、治療方針を決める主治医ではない」として、そもそも方針決定の義務がないと主張。両親側は「地位・年齢が(助手だった担当医よりも)上の向井氏が実質的に決定権を掌握していたとみられる」と指摘する。
ここの両親側の指摘にはポカーンとしてしまった。一体お前は何を(ry
病理医の意見は最大限尊重されるし、病院によってどの程度の権力を握っているのかは異なるけれど、決定権を決定的に掌握しているのは主治医ですから。チーム医療が進もうがどうであろうが、これは絶対的に変わらない。
また、病院側は書面で「転移は全く見られず悪性(子宮肉腫)を疑わせる事情はなかった」とし、死亡は「全く予想外」と反論している。【西浦久雄】
向井先生が有名であるが故にたまたまニュースになってるだけで、こんな話日本中にゴロゴロ転がってるんだよ。医療に幻想を抱き、結果だけを求める国民と、それを煽るマスコミが癌であることは間違いないけれど、家族を失う悲しみ、悔しさを怒りにすり替えて医療側を叩くのは、もういい加減やめにしよう、ホント・・・
http://anond.hatelabo.jp/20100303200229
共依存を起こして、共倒れになりそうになったので、彼を見捨てたことがある。「彼のため」と思っていたけど、結局のところ、どう苦労しても報われないって感じがつらくて、私が逃げ出しただけのことだった。
で、25年ほど連絡取らずにいたのだけれど、同窓会を機に話してみたら「なんで、いきなり消えるんだよ。その前に横面張り倒してくれよ」と文句たらたら。彼自身はそのとき起こっていた問題がわかっていなかった。こんこんと説明したら「ごめん、俺が悪かった」だって。いや、良い悪いで言ったら私のほうが、ってのろけはともかく。
その後いろいろあって、復縁した。お互いに別の人と結婚して、離別して、結婚すると、どれだけのことを覚悟しないといけないか、嫌というほどわかっているので、結婚しようとは思わないけれど、お互いに苦しいときには差さえ合える相手になれればいいなと思って、付き合い続けている。
彼が、この不況で仕事無くなって、実家に身を寄せたので、現在、遠距離恋愛中。会えるのは2カ月に1度といった感じだけれど、一度別れて、なお「この人といたい」とお互いに思っている相手だから、気持ちについてはゆるぎがない。今は携帯電話で長話も出来るし、メールも出来るし、寂しくないよ。
ただ、こちらは、もう人生のイベントはほとんど終わってしまい、あとは親を見送れば、自分の老後を考えるだけって段階なので、お互いをあてにする必要がほとんどないってことがある。自分の食い扶持は自分で稼ぐし、自分の面倒は自分でみるってことで問題ないので。
元増田の場合。
この部分が気になるところ、家庭生活って、無料奉仕で成り立ってる部分が多いということに、彼が気づいてしまったのだと思う。毎日の家事だって外注したら月14、5万はかかるところ。主婦は自分の裁量で家の中を切り盛りできるかわりに無料奉仕を強いられてるよなーと思う。ただし、その部分も他人に頼めるのなら、なんの問題もない。家事は家政婦雇って、子供は産まないかベビーシッター任せ、介護が必要ならプロを頼むってことなら、大丈夫。
結婚しているキャリアウーマンで、すぐ宇宙飛行士の向井千秋さんを思い出したのだけれど、彼女は旦那さんも同じお医者さんで、理解あるどころか応援してたからなあ。
家事、育児、介護は、結局のところ、誰かがやらねばならんのだから、「いざというときは、私が身銭を切って、人を雇います」って宣言しちゃえば、問題ないと思うよ。まだ学生の元増田には実感ないと思うけど、たぶん、元増田の仕事は、それをしてもお釣りがくるくらい稼げるはず。大変な仕事をする人には、それに見合った給料が出るものだよ。
案外、恋人のご両親とか、元増田のご両親が「孫は任せろ」ってタイプかも知れないしね。それはわからないけど、娘が大成しようってときに協力しない親もそうそういないと思うんだよね。
元増田が「良い妻、良い母」ってのは、なんでも自分で抱え込むことだと思っているのなら、それはそれでお幸せにって言うけどさ。元増田の幸せは「目指した仕事に就くこと」にあるわけだし、恋人が家庭に入ることを望み始めたからといって捨てることないと思うんだよね。
「必要なら外注すればいいのよ。私は外で働かせたほうが経営効率はいいわよ」って。家庭にも「経営」は必要だからさ。うまく家庭が成り立つような経営を目指せばいいだけなんだよ。
いずれにしろ、彼の幸せのために身を引くなんてことは考えなくていいと思うよ。ほかの人と出会う機会なんて、そういう運命があれば出会っちゃうから。今は、元増田と付き合ってるんだから、今を大事にすることだけ考えればいいと思うよ。
彼が「家庭を守ってくれる女」より、元増田のほうがいい、というのなら、それでいいし。どうしても、ダメなら、次を探せばいいんじゃないかな。いずれにしろ、元増田の生き方に共感する相手のほうが、人生のパートナーとしてふさわしいと思うよ。