はてなキーワード: 楽しみとは
男女モテ論を見て毎度毎度思うことは、喪女の存在ってなんかいつもスルーされてるよなーってこと。
モテたい理由とか、あのへんの、女性が書いてるのも読んだけどさ、女性が書こうが男性が書こうが、たいてい「弱者男性(いわゆる非モテ?)・女性」の枠組みでさ。その「女性」枠組みが、人によって「弱者」とされてたり「強者」とされてたりするだけで、「強者女性」と「弱者女性」に分けて語ってるのって見たことない、ブログとかでも。分けてあるとしても、その強弱の分け方は「超勝ち組」か「それ以外」って感じのニュアンスであって(たとえばセレブ・芸能人・バリキャリ女性とcancamとか読んでる女性、みたいな)、喪女みたいな存在が語られることは無い。(強者男性もまた語られはしないけど、男性側は語られるにせよなんにせよ、まず分けてあるけど、女性側は分けてないってことが、いいたい。女性全体を弱者とするか強者とするか、わけたとしても超強者と普通者でしかない、ということ)
ガチ喪女っていうと、確かに数はあんまり多くないかもしれないけど、精神的に喪女な人なら潜在的に結構いる気がすんだけどな。(要するにめっさブサイクってわけじゃないが、恋愛放棄気味…食うことしか楽しみないお、同人が生きがいだお、しまむらリスペクト!みたいな)
まあ恋愛するにも色々なタイプがあるだろうに、そこんとこ男女でくくっちゃうのがそもそも乱暴な試みなのかもしれんけどさ。
喪女について言及してほしいというより、非モテ男と女性、みたいな枠組みで語らないでほしいと思う。非モテは女性にこういうのを望んできてそして絶望して……とか、女性はそれにたいしてこういうのを望んできて云々……とかいうけど、そもそもそこに、参加した覚えないねん!ていう。勝ち犬・負け犬であーだこーだ言う、その以前のところで「無理っす」とへこたれてる喪女も結構いるんだが……なんか女性が、全部が全部、cancam的な女性誌をよみ、モテを研究し、男を顔と経済力で選び、オタクキモーイと言ってきた、みたいなことにされてもむっちゃ困る(大体、自分が既にオタだし…)。してないっつーに、そんなこと。それをやったのはキミら勝ち組女性だけやんけ!一緒にせんといてーな、と。なんか、これは流石に被害妄想すぎだと自分でも思うけど、スクールカーストであんだけ最底辺で、勝ち組女性はそんな私をpgrしていた(まあ男もだが)のに、今になって「ねえ、私たちってそうよね」みたいに一緒にされても!!って感覚なんだよね。寿司を一貫も食ってないのになぜか「ワリカンね!」と言われた気分。食ってねぇ。食ってねぇー。私酢飯一粒たりとも食ってねぇ。
ホント、知らんがな。
男性が言うにしても、その、あなたがいう「女性」ですけどね、私は該当してませんよ、と。
喪女について語ってくれとは言わん。ただ放っておいてくれ。ツケだけまわさないでくれ。女性と括らないでくれ、その中身は色々なんだから…それぞれについて語るなんていうとそもそもモテ問題について何も言えなくなるだろうからそれはいいけど、とりあえず喪女という括りでいいから、隔離してくれ。
スルーというか喪男から喪女に対して特に言うこと無いしな。喪女の人は強い男についての増田書けばいいじゃない。 2009/06/18
ssig33 2009/06/18
ymScott ジェンダー <今になって「ねえ、私たちってそうよね」みたいに一緒にされても!!って感覚> ならそれを勝ち組女性に言ってくれ。男に言い出すから話がおかしくなる。/この手の話は大抵対象設定がおかしいからカオス化する。
別に、このエントリは男に対して言ってるわけじゃない。あえていうなら、男だろうが女だろうが、喪女の存在を無視して女性というと「cancamよんでてブランドバッグ好きでモテを研究しオタクキモーイといってきて男を顔と経済力で選ぶ」存在一辺倒で定義する人に向けての話。女にもいろいろあるんだからよ……ってなんでこんな当たり前の事いわなきゃあかんのかw
http://manysided.blog85.fc2.com/blog-entry-15.html
なんとなく人気記事にあったからあげておくけど、
基本的にレイプレイに真っ向反対している人の主張は概ね同じだと思う。
むしろ、こうしたゲーム反対派の主張に基づいたエロゲーの方がもっと気持ち悪いのだ。
嫌がる事、非人間的な行為をゲームとして楽しむ、というものだ。
楽しむことの良し悪しは置いておく。
(犯罪小説を書く人間と読む人間を犯罪予備軍だ、といってるようなものだから)
「悪い事を疑似体験する後ろ暗い楽しみ」という認識は至って健康的だと思うのだ。
陵辱を陵辱と認めない風潮だ。
最初は酷く違和感があったのだが、どうやら陵辱物と同様に、ひとつの嗜好として広く求められているらしい。
彼女達は恋人でもない相手や非道の行為に対して「妊娠させて」といとも簡単に口にする
本人の同意で行為に及び、結果として妊娠したとしてもなんら問題視されないのだろうか?
それが異常だという事から目をそらして。
ロリコン物もこれに近い。
ラーメン屋で隣のオヤジがスポーツ新聞読んでて、ふと気がついた。
野球もサッカーも、20代の選手がメインで監督はそのオッサンと同年代か年上だったりするわけだ。
あれやこれや試合を批評してるけど、あれって選手は使えない部下、監督は無能な上司に投影してるんだろなー。
ずっと前から好きだった。
彼女は社交的で気立ても良く、俺のヲタ話にも乗ってきてくれた。
むしろ、彼女の方が積極的なくらいだった。
車、漫画、鉄道から始まり、それこそ女の子らしい趣味のものまでどんなことでも詳しかった。
才媛という言葉はこんな娘のためにあるのだろう。
そんな彼女の話を聞くのが好きだった。
そして、明るい顔の裏にほんの時折覗くネガティブな面も自分好みだった。
いや、劣等感に苛まれやすい卑屈な俺を安心させてくれた、と言うべきか。
また、これまでの人生で何度かあったように今回も何もできずに終わるのだろう。
そう思っていた。
だが、去年ふとしたきっかけで彼女とメアドを交換することができた。
オッケーだった。
1回目のデートはそこそこ話も弾んで盛り上がった。
俺は車を持っていなかったので、家まで彼女の車で送ってもらった。
別れ際、遠ざかる彼女の車に手を振った。
自分的には成功といって良かった。
もちろん、彼女としてはデートなどとは思わず、単に先輩から飯をおごってもらったくらいにしか思ってなかっただろうが。
彼女と会っても目も合わせられない。
話しかけられても、どうしていいのか分からず生返事。
彼女がこっちへ向かってくると、とりあえず近くの他の娘に話しかけてその場をやりすごす。
好きすぎてどうしたらいいのか分からない。
何を話しても彼女にマイナスの印象を持たれそうで話すのが怖い。
もちろん、避けるのが一番のマイナスなんてことは分かってる。
彼女の気を引けるような気の利いた言葉を紡ぎ出そうと必死だった。
でも、しゃべり下手な自分にはそんなことできるはずもない。
結果的に自分のエゴをそのまま彼女にぶつけてしまったカタチとなった。
結局、部活ではほとんど話せず。
彼女にとっては訳が分からなかっただろう。
もしかしたら、何か粗相をしてしまったのだろうか?
そんな気持ちにも苛まれたかもしれない。
しかし、自分には面と向かって話す勇気を持つことができなかった。
それが何週も続いた。
このままではいけないと思い、次の食事の誘いのメールを打った。
そりゃそうだろう。なんといっても、自分が何かをやらかしたという可能性が消えたのだ。
それと同時に、俺の評価は「挙動不審な人」もしくは「メールでのみ人当たりの良いメール弁慶」になってしまった。
2回目のデートは最悪だった。
俺の挙動不審っぷりをフルスイングで発揮。
話は常にとぎれとぎれ。
「もう先輩とは食事に行く機会はないと思うので」という言葉が胸にささった。
別れ際、家の前で停まった車の中で蚊の鳴くような声で「次もまたご飯に誘っていいかな?」と聞いた。
彼女の返事はただ「はい」のみだった。
遠ざかる彼女の車に手を振った。
手は振り返してくれたが彼女はこちらをみることは無かった。
情けなかった。
ロクに女性をうまく扱えない人間が行動を起こして、結果的にその娘を傷つけてイヤな思いをさせてしまっただけだった。
もう彼女を誘うことは俺にはできなかった。
しかし、半年ほど前のことだった。
その親友は何事もズバリ言う娘で、俺も何を考えてるのか正直測りかねてる娘だ。
その娘が急にこう聞いてきた。
「先輩ってA子(俺の好きな娘)のこと好きですか~?」
俺は部活でA子を好きな素振りなど一度も見せたことなかったし、
おそらくloveじゃなくてlikeのほうだと判断し
「うん、好きだよ」
と気軽に言った。
次の週の部活から、A子の俺に対する態度が少し変わった。
積極的に話しかけてくれるようになった。
訳が分からなかったが俺は嬉しかった。
もう忘れてもらえたのだと、許してもらえたのだと思った。
しかし、時間が経つにつれてA子の親友の言葉が引っかかってきた。
A子は親友に俺のことを相談したのではないか?
→そして、それを親友が聞いて「俺がA子のことが好き」だと総合的に判断
→A子の親友が、俺に「A子が好きか」を聞く
→俺の返事は「A子が好き」
→それを親友から聞いたA子、気を良くする
→A子「それならそうと早く言ってくれれば良かったのに」
以上、俺の妄想
何か新しい出来事があったわけじゃない。
ただ、自己暗示を確実なものとするのに半年かかったというだけだ。
約1年ぶりにメールでご飯に誘う。
オッケー出た。
この半年のうちに車を購入し、デートにはそれで臨んだ。
車の中で話も弾んだ。
万全とはいえないが多少の気遣いもできたつもりだ。
俺を上手く手のひらの上で転がせるくらい。
終始、彼女のペースだった。
俺は情けないが彼女を頼もしく思った。
そして、帰りに送って行った時、別れ際に告白した。
「俺はずっと前からA子ちゃんのことが好きだったんだけど…」
やはり、目を見て話せなかった。
俺は沈黙に耐え切れずに
「うーん、やっぱダメ?」
と合いの手を入れた。
「ごめんなさい、私同じ学校の人とは付き合う気になれなくて」
「以前、付き合っていた人がいたんだけどその人が束縛する人で…。
そんなこともあって『付き合うって何?私を束縛したいの?』
って思うようになったんです。だから、今は男の人と付き合うのは考えられません。
それに今まで何人か告白してくれた人もいたんですけど、今オッケーしちゃうとその人たちにも申し訳なくて…」
「そっか、困らせたみたいでごめんな。でも、そんなこと言ってると一生誰とも付き合えないよ?
いや、俺と付き合ってほしいからいってるんじゃなくて。」
「はい。でも、今は付き合うとか考えられないです。」
こうして振られた。
最後は「告白してくれた人たちは私が断ったら、疎遠になっちゃうんです。
でもそんなの寂しいですよね。もし良かったら、いい先輩後輩関係でいましょう。」
と言われた。
とっさに「振られても俺はA子の味方だよ」と口走った。
A子の顔が少し歪んだような気がした。
俺は冗談っぽく
「じゃあ、付かず離れずってカンジで(笑)」
と言った。
A子は笑ってくれた。
結局、A子にとって俺がどの程度の存在だったのか分からないままに終わった。
自分勝手なのは重々承知しているつもりだ。
自分は相手に何も与えず、しかし、相手に何かを求めてばかりいるクズであることも分かってる。
でもせめて、「好き」か「嫌い」か「どうでもいい」か、それくらいは言ってほしかった。
いや、「好き」はどう考えても無いのだが。
はっきり言わなかったのが彼女なりのやさしさだったのだろうか。
まあ、自分に害を為した挙動不審な先輩を立ててくれる時点で彼女のやさしさに疑問を持つべくも無いが。
一度はフイになった(した)チャンスをまだあると思ってた。
それに関しては自分の思い込みの深さ、思考のキモさに呆れるばかりだ。
ただ、「好きだ」と言えてよかった。
あのままでは一生直接伝えられなかったであろうことを伝えられてよかった。
誰とも付き合えないという言葉が本当ならこれから彼女はどのように生きていくのだろうか?
でも、願わくば俺を気遣っての嘘であってほしいなぁ。
まあ、まだ若いんだし、そんな矜持などアテにならんか。
ああ、今年の花火大会もまた一人か。
長文すまない。
所々、訳のわからない部分もあると思うがそれもすまない。
こんなどこにでもあるようなフラれ話、誰も興味ないだろうけど。
こんなこと増田でしか書けない。
俺、明日からも頑張れそうだ。
エンジニアとしてのスキルについては他の人が書いてるから、もっと身もふたも無い事を書いとく
まず企画は無理、専門職が居るからぶっちゃけシステム屋の御意見は意見レベルでしか必要ない。
エンタメっつーかそういうのはシステム屋の仕事じゃないと思ってるから。
ネットワークの知識必須。セキュリティの知識も必要、DBとかUIとかやれる事は多いし、
周りが胡散臭く金儲けが大好きで客は金をかっぱぐ対象だと思ってる営業とかも多いからその辺はスルースキル必須。
大手SIerの正社員は基本PMかPL。マネージメントするのが仕事。
大手SIerでPGやるのは常用雇用の派遣さん。でないと会社が儲からないから。
他でも書いてたけど、極々稀にとんでもないスキルのエンジニアが居るけど、それは超が付くほどレア。
そういう風になりたいならお勧めできない。
なんでWEB系かというと、広告に興味がある、BtoCであることの楽しさ、
常に新しい技術に触れられる。こんなところです。
正直言えば、楽しそうだからです。ソーシャルとかクラウドに触れてると
なんかの液が分泌されてる感じがするからです。たまらんのです。
ソーシャルとかクラウドって基本、何か金になる事ねーかなーってやってるから
凄い技術だから公開しようぜ!とかと違います。
要するに先駆者利益の為にやってるんで、楽しいと思えるかどうかは会社次第。
ハズレくじ大量のくじ引きなんで注意。
あと、広告は代理店が居るんでシステム屋が口挟む所じゃねーです。
BtoCの場合、システム的に合理的かどうかとかより客がどう思うかが大事なんで先端技術とか使わない事も多いです。
無駄だから。
しかし現実として求人の多くはSierやITコンサル、組み込み系の会社です。
もちろんこいいった企業の仕事も魅力に感じている部分もあります。
しかしやはりWEBへの興味が勝ります。
ものすごーくぶっちゃけると
WEB、エンタメ系で求人されてるのは、会社を儲けさせてくれるエンジニアです。
会社に入って色々勉強させて貰って好きな事やれる事はまず無いです。
どっちも人件費が営業コストの大半を占めるんで、基本金勘定が大事です。
エンジニアとして会社に入るってのはそういう事だと思った方が心の安定が望める。
技術を極めたいなら個人でやるしかないし、そういうつもりでないと続かない。
なんで、君の方向性としては技術は会社に関係なくガンガン勉強する。
http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20090614/p1
たとえばさあ、クリスマスの日に家族に不幸があって、クリスマスがトラウマになったとか、
自動車事故に遭って自動車そのものが恐怖の対象になったとか、そういう人がいたとして、
その人が「クリスマスはトラウマだから、クリスマス行事をやめて欲しい」「自動車は怖いから廃止して、皆自転車に替えてほしい」と言ったら、
「表現に脅かされないで暮らす自由」を担保するために、クリスマスを楽しみたい人や自動車を使用したい人が、その「傷ついている人」にいちいちクリスマスの意義を説明せんといかんのか?
で、「クリスマスなんて行事、意義が薄い」と言われたら、行事を取りやめないといかんのか?
http://anond.hatelabo.jp/20090614184503
久しぶりに行った大学はどこか違う世界のようで、時間が限りなく薄く感じた。
食堂に入ってコーヒーを飲みながら資格の勉強をしてると、横に座っていた大学生2人組は
「弾丸の運動エネルギーは米粒のエネルギーに換算するとどれくらいか」ということを真剣に議論していた。
最近、「上司に怒られないようにどうやって仕事しよう」とか「次の資格試験に落ちたらまた上司にドヤされる」などとばっかり考えていた俺は、
久しぶりのどうでもいい話に感動した。俺もそんなことを四六時中考えていたいな、と思った。
社会人になって、通勤時間にかわいい女の子を観察するとか、社内の恋愛ゴシップネタくらいにしか楽しみを見いだせなくなった。
会社の人間としか接点がなく、家に帰っても仕事の事ばかり考えている。
事務ミスで上司に怒られないようにとか、上司との飲み会でどうやって上司の機嫌を取るか、などとくだらないことばかり考えている。
自分は社会人3年目だけど、プライベートはくだらないことしか考えてないよ!!
仕事中だって手が空いたときはくだらないことしか考えてないよ!!
はてダでホッテントリ入りしたネタ記事はだいたい仕事中にネタを暖めたものだし、イベント前だと一日中ずっと同人誌のネタをひたすら脳内でこねくり回してる。
自分にとって会社は、プライベートでのオタ活動に必要な資金を稼ぎ、公的な身分保障を与えてくれるだけの場所ってかんじ。
平日の朝に会社の門をくぐった瞬間に「社会人の自分」というアバターを被り、退社して門を出た瞬間にそれを脱ぎ捨ててid:○○に戻る感覚とでも言えばいいのかな。
上司とか同僚とか、みんな「平日昼間にアバターを着てプレイする『社会人』というゲーム」のNPCのような存在。目の前にいるときは対応をきちんとしようと心がけるけど、プライベートの時は頭に思い浮かべることすらしないね。
……ここまで書いてきて思ったのだけど、もしかして世の中の人はみんな自分自身の実存と「仕事」をそのまま接続させていて、だから四六時中仕事のことばかり考えていられるの?
何その単線人生。
http://anond.hatelabo.jp/20090614035457
あんたほんとすごいよ!熱いものを感じたよ!
少なくとも170Userの何かしらの感情を動かしたんだぜ!
すごくね?ほぼ一学年分ぐらいじゃね?学年集会でみんなの前で喋ってる自分を想像してみ?
そして増田の言葉を聞いてみんなが何かしらの感想を持つんだぜ。これってすごくね?
そんなこと成し遂げちゃう増田ってのは、これから先頑張ればもっともっと大きなことも成し遂げられるんだろうな。
楽しみだなー、何をやってくれるんだろ!
仕事で嫌なことがあって、この前の日曜、久しぶりに大学に行った。
久しぶりに行った大学はどこか違う世界のようで、時間が限りなく薄く感じた。
食堂に入ってコーヒーを飲みながら資格の勉強をしてると、横に座っていた大学生2人組は
「弾丸の運動エネルギーは米粒のエネルギーに換算するとどれくらいか」ということを真剣に議論していた。
最近、「上司に怒られないようにどうやって仕事しよう」とか「次の資格試験に落ちたらまた上司にドヤされる」などとばっかり考えていた俺は、
久しぶりのどうでもいい話に感動した。俺もそんなことを四六時中考えていたいな、と思った。
社会人になって、通勤時間にかわいい女の子を観察するとか、社内の恋愛ゴシップネタくらいにしか楽しみを見いだせなくなった。
会社の人間としか接点がなく、家に帰っても仕事の事ばかり考えている。
事務ミスで上司に怒られないようにとか、上司との飲み会でどうやって上司の機嫌を取るか、などとくだらないことばかり考えている。
こうやって人はくだらない人間になっていくのか、と思った。弾丸と米粒の議論の方が、生きていて楽しい気がする。
米粒議論の二人は「弾丸一つにつき米粒半分」という結論に達し、アニメの話に移っていた。
僕は明日が月曜であることに吐き気を催しながら、帰路につくことにした。
自分が25歳になった今、ふと思い出す男性のことを書いてみようと思う。
それは十年ほど前にさかのぼる。
まだダイヤルアップやISDNの絶頂期。
そのころ私は16歳で、中高一貫の女子高に通っていた。
私は、同じクラスの友人に誘われて、複数人でエヴァンゲリオンチャットに入り浸っていた。
そこは勿論、オタクの男性が大勢たむろしているチャットだった。
友人はそこで、まるでお姫様のような扱いを受けていた。
生来のぶりっこ気質もあったが、持っているピンク一色のサイトに、物凄く可愛くとれた自分の写真を掲載し、その一方、一緒に入り浸っている同級生の変に撮れた顔の写真を掲載することにより、彼女は唯一無二の存在として、そこに君臨することに成功していたのだった。
ひとたびチャットに彼女が現れると、男性たちはみなこぞって互いをけん制し合い、いかに自分のみが彼女を好きか語った。
そんな中、ある日いつものように私がチャットをしていると、突然、「姫」というHNの人と、「王子」というHNの人が、同時にログインしてきた。
新たなHN二人の同時出現に、周りが「お初ですか?」などと、色めき立っていると、姫と王子は唐突にそこで発表を始めた。
姫「みなさん、あたしは旧HN●●です」
それは、私の友人と、そのチャットにもっとも入り浸っている、25歳の無職童貞の男性だった。
姫「私たち、付き合いはじめました!」
結局、彼女のハートを射止めたのは、チャットにもっとも滞在時間の多い彼だった。
人より口説く時間が多かったのだから、当然の結果だと言えるだろう。
付き合うことを公表した翌日、姫は学校の昼休み、校内の公衆電話にて、彼に初めての電話をかけた。頼まれて私もついて行った。
(彼らはまだ電話もかけたことがなかったし、会ったこともなかった。本当にチャットだけの付き合いだったのだ)
「もしもし王子?あたし、姫!」
その時、受話器から漏れた彼の嬉しそうな声は、未だに忘れることができない。
「ああ姫!本物の姫だ!電話かけてきてくれたんだね!私、すごく嬉しいよ!」
その声は心の底から歓喜している人間の声だった。王子としての自分の立ち位置を守ろうとして、紳士的な言葉づかいを心がけてはいたが、その興奮は、全く隠しきれておらず、声が裏返りまくっていた。
それから、姫と王子は、チャットにて公然といちゃいちゃするようになった。
姫「みんな聞いて!あたし、再来月王子の家に遊びに行くことにしたの!王子と初めて会うから楽しみだな。ただ、家が遠いから、新幹線に乗って行くことになるから、お金貯めなきゃ」
王子「はい、綺麗にして待っていますよ、姫。でも姫みたいな可愛い子が家に来たら、私も理性を抑えられないかも…」
姫「えっ!やだ!><」
王子「当然私も姫が大人になるまでは待つつもりですが。…でも、だからと言って何もしないという保証はありませんからね」
そんなやり取りを、彼らは延々と続けていた。
私はそのやり取りをただ、「王子には自分から新幹線で会いに行く為の金もないのか」と思って見ていた。
しかし、チャットの人々は、王子に羨望のまなざしを浴びせていた。
その時の王子は本当に幸せそうだった。本当に、本当に幸せそうだった。
付き合いを始めて一ヶ月目、王子は姫の自宅あてに、一枚の手紙を送った。
それは、姫を思う王子の気持ちを、5・7・5・7・7で書いた短歌だった。
姫はその手紙に酷く喜び、チャットで皆に喜びの気持ちを伝えた。
姫「みんな聞いて、すごく素敵な手紙が来たの!それで決めたの、あたし、絶対に王子と結婚するって!」
王子はその言葉に酷く喜んだ。そして王子も絶対に姫をお嫁さんに迎えることを誓った。仕事も探すことを誓った。
王子「私、今まで生きてた中で一番幸せだよ姫。もう死んでもいいくらいだ。こんなに幸せなんて、夢じゃないのかな?」
レースの飾りがある、おとめチックなカードに書かれた、へたくそで心がこもった文字だった。
私は短歌の内容は正直どうかなと思っていたが、姫が喜んでいたので、もうそれでいいと思った。
しかし、突然見も知らぬ男から手紙をもらって喜ぶ娘を見て、怪しまない親はいない。
姫の親は、手紙の出所を問い詰め、彼女にはチャットで付き合っている男がいることと、さらには彼が25歳無職である事を知り、烈火のごとく怒った。
別れろと言った。しまいには「お願いだから別れて」と泣いすがった。しかし、姫は「私は絶対に結婚する」と言って譲らなかった。
クラス会の集まりにて、憔悴しきった姫の親は私の親に愚痴った。
「もう、本当に駆け落ちでもしそうな勢いなの…もうどうすればいいのか分からない…。私も電話でその人と話してみたんだけど、娘が18歳になったら結婚するって言って、譲らないの…どうしよう…」
そんな中、姫が王子の家に遊びに行く日が来た。
姫は「クラシックのコンサートに行く」と言って親をだまして、一人王子の家へと赴いた。
次の日、学校についた私は、まっさきに姫に、昨日の感想を尋ねた。
私「どうだった?」
姫「王子、まだ仕事探してないみたい。結婚はまだ先かなぁ。あ、ちなみに手はつないだよ!でも、キスもなかったし、それより先はもう全然…。そりゃあ、あたしも結婚してからがいいとは思うけど、…でも、そうなってもかまわなかったのにな」
王子は、『姫が大人になるまで何もしない』という言葉を守ったのだ。(勇気がなくて手を出せなかった可能性もあるが)
私は、二人が会った記念のツーショットを、姫にこっそり見てもらった。
そこにはいつも通りの角度とポーズで映る彼女と、失礼だが、いかにもオタク的な容貌をした、メガネをかけてガリガリの背が低い男性が、歯茎が丸見えの満面の笑みで映っていた。
もう、人生の絶頂の笑みだった。
「優しそうでしょ?これから、もっとたくさん会っていって、たくさん思い出を作れればいいな」
姫は笑って私にそう言った。
しかし、二人の愛は長く続かなかった。
当面の目標だった「王子の家に会いに行く」ということを果たした彼女は、何かしらの達成感を覚えてしまったようで、王子に対する愛は、次第に冷めていったようだった。
姫が持っているPHSに、王子がワン切りをしたら、それは電話がほしいの合図だったが、姫はそのワン切りにも全く応じなくなっていた。
やり取りはチャットとポストペットのみになり、姫は王子に対して「忙しくて電話なんか無理」と言い訳をするようになった。
そのうち姫はチャットにすら現れなくなった。
いつも電車の中で一緒になる、ジャニーズ似のイケメン男子高生を「かっこいいかっこいい」と騒ぎ立てるようになり、王子のことを完全に忘れ始めていた。
それでも王子は待ち続けた。私が現れるたびに、王子というHNの彼は、私に尋ねた。
「姫は今日も来ないの?まだ忙しいのかな?」
最初は私もごまかしていたが、段々彼に尋ねられるのが煩わしくなり、次第にチャットから足が遠のいて行った。
そうして、誰もが王子のこと、チャットのことを忘れ始めていたある日、姫が私に一枚の手紙を見せてきた。
「ちょっと見て。これ、『あの人』から届いたんだけど…」
その手紙には、王子から姫への、変わらない愛を記した、5・7・5・7・7の短歌が書いてあった。
「気持ち悪いよねー…。最近全然連絡もしてないのに、こんなこと書いてきて。っていうか良く考えたら短歌っておかしくない?自分に酔ってるのかな、『あの人』」
いつのまにか、姫は魔法が解けて、ただの女子高生に戻っていた。
「あたし、もう絶対にあのチャット行くの辞めるわ…あそこ気持ち悪いよね」
彼女はその半年後、前述のジャニーズ似とは別人の、近くの男子校の同じ年の人と付き合い始めた。学園祭で知り合ったのだという。
それから高校を卒業するまで、彼はその同い年の彼氏と付き合い続けた。
しかし、その間の三年間、王子から姫への愛の短歌は途切れることはなかった。
彼女は最初面白がって短歌を学校で見せていたが、やがてそれも飽きたのか、届くたびにその手紙を破って捨てるようになった。
私は彼女の連絡先も知らないので、彼女が今どうしているか、知るすべもない。
34、5歳になるであろう王子は、今何をしているのだろうか。
彼女の思い出をただ一つの思い出と胸に抱き、生き続けているのだろうか。
25歳という、王子と同い年になった今、私は幸せそうだった彼と彼女を思い出さずにはいられないのだ。
愛してる その言葉だけを 呟けば
すぐにつながる 姫の心と
slipknot気になるけど寝よ。
しかし昨日リンプとKORN見たんだけど、無料なのに中継のクオリティ高杉ワロタ。
地球の裏側のフェスを中継で見られるとか、いい時代になったもんだね。
あと、別のステージだけどdir en grayが出ててびっくりした。
dirがんばってるなあ。
「はやく結婚して子供をつくんなさい」 あいにく、そんなパートナーはいないんだぜ。
少し惨めな気持ちもあるが、結婚も子供も、そんな予定は今のところないことを伝える。するとどうだ。
「子供がいないと、将来面倒みてくれる人がいなくなって困るよ」
一瞬、「HA?」とは思ったが、哀しいけど、正論と言えば正論なんだろう。
人は一人で生きられないし、“孤独死”覚悟じゃなきゃ“生涯独身貴族”なんて希望はまかり通らない。
事実祖母は祖父が亡くなってから実家(父名義の新築)で同居、親父の扶養に入った。
経済的にも身体的にも面倒をみてもらっている立場だ。それ自体はなんてことはない普通のこと。
だが、前述の理由、祖母が言った言葉がやけに耳に引っ掛かった。というかムカついた。
ばあちゃんは、自分の老後の面倒をみて貰う為に親父を産んだのだろうか。
それとも、俺の将来を心配してくれてそんな風に言うの?
“利用”や、自分らの生活を“便利”にする為につくられ、産み落とされたものならば、
それは機械やシステム、コードやコンテンツの類となんら変わりはしない。
親が子に、育ててやった恩を返せ!って強要するつもりなら、子供はどうか産まないであげて欲しいと俺は思う。
初めからつくらないであげて欲しい。俺は俺の両親に、自分を産んでくれ、育ててくれたことの恩は感じている。
感じなければ俺も機械だ。でもそれはきっと“強要”されなかったから。負担を強いられたことがなかったから。
ただ自分の人生をまっとうするだけでいいって言ってくれたから。俺含め兄弟全員に。
子供をつくろうとする人は、自発的に、産み育ててくれた恩を返したい、せめて老後の面倒はちゃんと見てあげたい、
そういう風に子供にちゃんと思われる親であって欲しい。
責任も取れないくせにヤンチャして、その負債だけ次の世代に押し付ける、どこかの国の年金問題のような真似はしないで欲しい。
子供といえども人格はある。親自身が経済的に安定もしていないくせに、産む奴の気がしれないし、棄てる奴も殺す奴も、意味が分からないし知りたくもない。
仕方なかったんだよねーで済まされる問題じゃないし、擁護する方もされる方も第一級のバカだと思う。
いつかこんな俺にも子供は欲しい。兄貴の娘を見ても可愛く思えるし、愛情だって注げる、と、思う。
でも今の俺が感じる、こんなしょうもない世界には産まれて欲しくない。
しょうもない世界がしょうもなくなくなるように、今は自分に力を注ぐ。
立ち位置が変わって、“しょうもない世界”から“素晴らしい世界”に改めて俺自身の世界観が変わった時、
隣にパートナーさえいたのなら、両者合意の上で子供をつくり、産み、育てたいと思う。
恥ずかしいが、“素晴らしい世界へようこそ”って感じで迎えたいと思っている。
そして、自分が死ぬ最期に、産まれてよかった、産んでくれてありがとう、やっぱり楽しい世界だったぜパパ!
そういう言葉を最後に言ってもらいたいなー。俺の両親にもその言葉を届けられるよう、今はめいいっぱい楽しみたい。
___________あなたは、何の為に“子供”を産む?
perfumeツアーが無事当選し、のっち!かしゆか!あ~ちゃん!と口ずさみながらロッピーで入金をしてきた直後の出来事だった……
よりによって金を払った直後にこれて、2chで踊り乱れる「アミューズと講談社が口裏合わせてこの日までスクープを遅らせたんだ!入金が全て済んだ後に発表されるようにしたんだッ!!」というデマに「ハハ、まさかwwwww」と笑いながらも「ないよな…」とふっと素の顔に戻りつつ、「ていうか、だとしてだから何よ?のっちにカレシがいました、はいはい、で、なんですか?全然取り乱してないけど?ていうか当然でしょwww」と思うように頑張りつつ、それでも自分の気持ちを誤魔化せずやけ酒ならぬやけ緑茶をしまくった結果、カフェインのおかげで眠れなくなった。
ていうかのっちに限らずかしゆかにもあ~ちゃんにもみんなみんなお相手なんているだろうことは我々ファンとしても薄々勘付いていたことであり、プラス、「もしそういうことがあったとしても、perfumeは普通のアイドルとは違うんだ!もはやアーティストと呼んでもいい、脱アイドルした新しいアイドルであり云々……だからそのうちね、ウン、フライデーとか?されるだろうね、だいたいわかってるよ?でもされても全然我々はうろたえないからね、ウン。だってperfumeはそんじょそこらのアイドルとは違うんだYO!そそんなことで崩れないんだYO!」とか、なんかカッコつけてたところがあった……勝手に我々にしてしまったけど、まあ、私だけだったかもしれない、なんにせよ、私はそう思ってたのだった……perfumeはカレシがいた、ショックー!とかそんなところを超越したところにいるからwwwwとか、まだ起きていない事柄に対して余裕ぶっていたのであった……
しかし実際ことが起きてみれば、「え?」という、「え?」としかいい様がなかった、まずスレで一報を聞く、「のっちフライデーされた」、そこまではまだ「へーはいはい、いつものデマっしょwww釣りっしょwww」と余裕で鼻くそをほじっていた、しかしフライデーの写真までうpされるようになり、事態は一変、そのうち目ざとい誰かが見つけてきた「二人のペアリング画像」まで貼られだし、事態は深刻化……フライデーをフラゲした人による書き込みもぼちぼち増え、「ハイハイいつもの釣りwwwあ~ちゃんにもそんなこと言われてましたよねwww慣れてるおww」とかPCの前で踏ん反りかえっていた姿勢は「お……おいおい……嘘だろ?」とまたたくまに猫背になっていき、「いや、まだ確定じゃないっしょwww」と強がりのレスをこれまでにないスピードでタイピングする始末、そして最終的にヤフーのトップにのっちの記事が載った。ペアリング画像もどうやらガチのようだと判定され始めた。一夜にして突然訪れさっていった嵐に私はポカンと立ち尽くすほかなかった、あんなに余裕ぶってたのに「え?アレ?アレ?」と呟くしかできなかった……のっち……のっちが……
ショックなのか?といわれればよく分からないのである、とりあえずこれでファンやめる!かんなぎよろしくCD割る!などということはありえないにしても、これでのっちヒドイ!となることはありえないとしても、しかし平然ではないことは確かなのである、これは一体どういうことなのだろうか……
「薄々分かってた」までは認められてもそれを突きつけられると「あああううううう」となってしまうということなのか
というかその事自体を、自分でも薄々気付いていたからこそ、「薄々分かってるよ」とか言っていたのではないかと今になっては思う。
変な話これが「のっち」であり相手が「三十路バンドマン」というのが、また「あ……アレ?」の一因となっているのも否めない。多分前者が「かしゆか」だったら寧ろ萌えてすらいた気がするのである。これはかしゆかなら別にどうでもいいとかではなくキャラ的な問題でということを強く断っておく……別に私はのっちが特別三人の中で好きというわけではないのだ。
相手がジャニで、あ~ちゃんだったら、それはそれでクリアできていた気がする(実際そういう噂が、たまに流れては消えるよなぁ…)
問題は「のっち」であり、相手がいかにもなバンドマンということである。
のっちはもともとバンギャ気質があるなどと言っているのでバンドマンが好きなのは納得なのだが、なんというか、そういう「好きなタイプ」と、実際付き合うタイプは得てして別であることが多いと個人的には思っており、だからのっちも実際には付き合わないだろう、憧れてるだけなんだろう、となぜか勝手に思っていたのである。
それとやはり三人の中で一番のっちはそれっ気が、男ッ気がない感じで、寧ろあ~ちゃんの方が興味あるんじゃねー?とかちょっとからかっちゃったりしちゃったりちゃったりな所にいたわけで、そして「歌ってるときはあんなにカッコイイのにバラエティとかになると何故か微妙にさえなくなるのっち」にキュンとしていたわけで、そしてそれでも薄々「でも客観的に、のっちが一番美人だよな」「でもありゃテレビ上でのキャラなだけで、リアルに考えてのっちが一番モテるしリア充なんじゃね?」とか思ってはいた……
多分その辺のバランスがとれなくなったのだ。
有名人を好きになるときいっつもこの辺のバランスがとれなくて苦労する。
もともと好きになるといえば二次元ばかりが対象だったせいか「こういうキャラクターだから」と認識してそこを愛す、みたいな所があった、しかし、三次元の人間はそうカンタンにはいかないのだ、キャラをカンタンに認定できない、したとしても変わるし、キャラ先にありきじゃなく存在が先にありきなのだ、人間は実存が本質に先立つのであり、本質が先立ってる二次元のキャラとは違うのだ……
なんでもない普通の一般人ならばまだしも、有名人というのはその辺が曖昧になってるところがある。芸能人は本来は実存が先立っている存在なはずなのに、テレビ上では本質を先立たせている。こういうキャラですよといって売っている。それでも二次元のキャラほどそこを徹底できないから、そこをどんどん深追いしていくといつかは微妙なラインまで突入する。それをどこまで深追いすればいいのか。スポーツ選手でも、物語とキャラ設定がメディアによって作られてしまうけど、キャラなんか本当はないわけで、それでもメディアが見せてくれた物語とキャラ設定、そして何よりそれを裏付ける本人があまりに魅力的に調和してしまうとハマってしまう、深追いしてしまうのである、でも深追いし続ければ、おそらく、いつか「なんだ」「思ってたのと違う」となることうけあいなのだ、きっと。それが分かっているから深追いしたくないし、でもやっぱり好きだから深追いしたい、という、その間でいつも苦しむ。(何があろうが本人ならばそれでよいという境地には至れる自信がない。所詮キャラどまりの好きしかできないのだ)
浅田真央でその件について大変苦しみ「やっぱ演技だけにしよう。演技だけを見つめよう。浅田真央17歳とか買ったり、イベントに参加とかはやめとこう」ということで決着がついたのであるが、perfumeもそうすればよかった……と今後悔気味だ。
すなわちダンスだけ見ていればよかった、完全にパフォーマンスを行うお人形さんということで見つめていればよかった……と、いやもともとそうだったんだけど何をどうまちがったか……
やっぱそういうところのバランス取りが下手な私みたいな人間は、深入りしちゃだめなんだな……純粋にパフォーマンスのみ追っていこう……
のっちは何も悪くないんだ当然だ……自分が悪いんだ、三次元の人間にもすぐ幻想・妄想フィルターで見る、二次元キャラのような目でみてしまう、それがいけないんだ。ていうか三次元を好きになるのはまだ早いのかもしれないな。ツアー楽しみにしてます……
(追記)ブコメいっぱいついてて驚いたんだけど、私を男だと勘違いしている人がちらほらいる気がする。私はヘテロ且つ女なので、のっちを性的な意味では何も思っていません。まあだからこそ自分でも「なんで混乱?」な感じなんだけども。
共産党員の腐敗と荒淫に抵抗したヒロイン登場!映画にでもできそうだ。
いささか旧聞だが、その事件は5月10日夜におきた。
中国湖北省巴東県政府の幹部3人が、地元の「雄風賓館」でカラオケを楽しみ、飲んだ勢いか女性従業員の玉嬌に「性的サービスをするよう」要求した。
ところが拒否されたため三人は集団で強姦し、玉嬌が強く抵抗、所持していたナイフで、主犯格を殺害し、もう一人の幹部に怪我を負わせた。
殺害後、自ら警察に通報し自首。警察は彼女を逮捕して精神病院に収監した。ここまではよくある話、中国では日常茶飯、たいがいは泣き寝入りである。
ネット時代、共産党末端の横暴は民衆から意外な手段での報復を受ける。
地元警察は精神病院に収監されていた玉嬌に暴行を加え、虐待したほか、玉嬌の母親を脅して、「死者(貴大)の精液が付着した彼女の下着を処分せよ」と命じた。さらに、無料弁護を申し出た弁護士の解任を強要した。
するとあっという間に中国いたるところに伝わった。共産党の情報操作の網の目をくぐることがあるのだ。
およそ二億人の署名が二週間で集まり、殺人犯の玉嬌を支援した。彼女は一躍、ネット上のヒロインになった。彼女をモデルの「巴東烈女伝」がネット網に流れると熱狂的に読まれ、若い男性を中心としたファン・クラブも登場した。
それらの多くは玉嬌を早く釈放するよう当局に要請した。
北京言語大学日学文研究所の高旭東所長が代理弁護を要求したおりの手紙も公開された。
高は次のように言った。
「孟子曰く「富貴も淫する能わず、貧賎も移す能わず、威武も屈するあたわず、これ大丈夫という(富貴でも不正をせず、貧しくても卑屈になることなく、威勢な武力に屈することはない。これは立派な行いである。玉嬌さんの行為は中華民族の精神である。事件を歪曲報道する新華社は真実を語れ)」。
結果、当局は玉嬌さんを殺人罪で起訴しようと準備したが、世論の高まりの前に、書類送検だけにとどめた。
これまでの暴動やデモは農地を収奪された農民が政府ビルに詰めかけ、投石し、建物を破壊し、パトカーを燃やすなど群衆行動が多かったが、近年は共産党幹部の不正や腐敗を批判する行動が目立つようになりつつある。
インターネット普及以後の新現象である。
そういえば、08年に上海の公安警察六人が、たった一人の若者に刺殺された事件でも、ネット世論は圧倒的に刺殺犯を支援し、「烈士」「義賊」と賞賛の嵐だった。
ネットは西側の政治を大きく変えて、オバマの誕生を生んだが、中国でも次の段階へ至る。当局はあらゆるパソコンのモニター化を制度化しつつあるが、新技術の進展のスピードには追いつけないだろう。
逆になんでみんな声優のことで盛り上がるのかなー、と思う。
だって俺が見てるのはキャラだもん。
もちろん棒読み声優とかだと萎えるが、そうじゃないならまあ、そういう声のキャラクターなんだなー程度にしか思わない。
むしろ声優に異常な関心示す奴とか何なの?
例えば、くぎゅうううううううううとか言ってる奴はいったい何を見て、聞いているの?
お前らは優希とか大河とかルイズじゃなくて、どうして釘宮を見ているの?
正直実況とかで「くぎゅううう」とか言ってる奴はどうしてキャラクターを見ないの?バカなの?死ぬの?
つーか、AV女優が複数プレイを楽しんだ可能性すら否定するのって、「女には性欲がない」「女がセックスを楽しむわけがない」「セックスの楽しみは男だけの物」って、もう一つの神話に行き着く気がするね。
自分がセックス興味無いからって、それを女全般に一般化しようとする女が結構多い気がする。
なんだろうね。セックスに興味持てないことに対するコンプレックスとか、そういうものがあるんじゃないかなと思う。
あるいは、何かもっと別の、真の理由があって、それのせいで「セックスに興味が無い自分」を正当化しないと精神の安定が保てないとか。
例えば、極端にモテない、など。
ラスベガスの高級感と優雅さに欠け、カネだけの博打場は限界があった
マカオは旧ポルトガル植民地。1999年に中国に返還されたが、爾後、なにが一番変わったか?
唯一の産業=博打ビジネスが以前より繁盛し、本場ラスベガスから大手三社が殴り込み、そして、大不況の到来とともに米系一社が倒産し、それでも二十四時間不夜城のマカオの博打場は盛業を極めていることだ。
旧植民地時代からのマカオ・パカタである。香港ドルとほぼ等価。ところが、マカオで、この独自通貨にお目にかかるのは稀、殆どが人民元か、香港ドルで決済されている。ホテルは米ドル建てか、香港ドル建てだ。
2004年頃までは香港ドルが圧倒的に優位だった。人民元優位に転倒がおこったのは05年以後で、いまではマカオ中のホテルでもレストランでも人民元の天下となった。香港もそうである。香港とマカオは「人民元合衆国」の一員と名付けても良いだろう。
香港とマカオは「特別行政区」で、「一国両制度」のもと、五十年間は自治が保障されている。だから独自通貨を維持している。
独自の行政法(憲法らしきもの)があり、一応、言論の自由があり、独自のパスポート(或いは居住証明)が発行され、世界中旅行できる。
しかしEUの通貨が「ユーロ」で統一されたように、人民元という通貨が共通となって、香港とマカオは中国の「出島」のごとき存在となり、“人民元合衆国”の一員となったのである。
最初にマカオへ行ったのは三十五年前だった。
香港からフェリーで行った。三時間以上かかった。船酔い客が続出した。マカオの公式の博打場はフェリー乗り場に近いリスボア・ホテルしかなかった。
このホテルはマカオ経済を牛耳るスタンレー・ホーの経営である。
筆者は麻雀もパチンコもやったことがないので、トランプ博打の遣り方を知らないが、このとき同行した弟が二十ドルほどかけて、五十ドルほど勝った。
十五年ほど前にも行った。やはりまともなホテルと博打の施設はリスボア・ホテルしかなかった。
マカオは事実上、この最大財閥=スタンレー・ホー一族の天下だった。マフィアが入り乱れ、麻薬、武器密輸、売春が盛んで、治安が悪く、筆者はもっぱら香港から日帰りだった。
返還後、行政法が改正され、外国の博打ビジネスの進出を緩和した。
一斉に博打ホテルが開業した。とくにラスベガスの大手三社、サンズ、MGM、ウィン・グループがやってきて、つぎつぎに豪華ホテルを開業し、そこに中国大陸からどっと、年間1200万の博打打ちが、あたかも中山競馬場へいくような気軽さで押しかけるようになる。
フェリー乗り場と中国との国境ゲートからは各ホテルがそれぞれ無料バスを運行している。まるで昔の面影はない。
2年前にもマカオへ行って驚嘆したことが幾つかある。
第一はマカオの通貨が殆ど使えないこと。第二は二十四時間不夜城のホテルではロシア美女のダンス、フィリピンからの楽団がショーをやっているが、本場ラスベガスのような娯楽性がない。ショッピング街が貧弱極まりない。家族で遊べない。第三に付帯設備が貧弱。エンタテインメントの風情に乏しい。そのうえ、レストランはまるで町の食堂である。
優雅に時間を過ごし、贅沢な食事をワインを飲みながら楽しみ、或いは瀟洒なショッピング・アケードを冷やかし歩くという贅沢な空間のなかに味あうリクレーションの発想がないのだ。
中国人はひたすらマネーゲームに熱中し、カネカネカネと念仏を唱え、ほかの楽しみがない。博打に勝てば美女を買うぐらい。
▲これからマカオの迷走が始まりそう
マカオには決定的に“遊び心”が欠落している。
そして2009年6月1日、マカオの「夢の市街区」(ドリームタウン)が開業した。目玉はスタンレー・一族(娘のパンシーが経営参加)とラスベガスの大手が合弁の新築ホテル「ハード・ロック・ホテル」。
認可料金も莫大で、「夢の市街区」の建設費用21億ドルのうちの、じつに40%が『ライセンス料金』としてマカオ行政府の懐に入った。
04年にラスベガスのサンズ・ホテルが開業し、06年にラスベガスのウィン・グループがリゾートホテルを建て、MGMミラージュも店開きし、07年にベネチア・ホテルも開業した。ラスベガスの御三家が揃っていた。繁栄はピークに達した。年々顧客がふえ、売り上げはラスベガスを凌いだ。
ところがラスベガスの経営者らが首を傾げた。ラスでは博打の胴元の稼ぎは、全体の売り上げの26%でしかなく、付帯設備からの売り上げが凄いのだが、マカオでは計算が狂った。
共産党幹部の出入りが激しくなったのも、ここで合法的な賄賂が受け取れるからである。業者の招待でマカオへ「出張」し、博打をする。業者が天文学的金額をかけて、故意に負ける。
共産党幹部は合法的にべらぼうな賭け金を受け取る。領収書が発行される。合法の賄賂である。
やけに攻撃的にくるなぁ。
どうした?発情期か?
君はhttp://anond.hatelabo.jp/20090607205343の増田なの?
それ前提に書くけど、10代で卒業云々のくだりは別に君に向けてのものじゃないから。まぁ書き方がわかりにくかったとは思ってるよ。
勿論、アニメ独自の演出が好きなんだよな?
君の言う「アニメ独自の演出」に当るかどうかは分からないが、長回しのカットなんかは好きだね。
大友克洋の「大砲の街」とか「気まぐれオレンジロード」のOP(第三期)とかね。最近は少ないけどな。
あと、レイアウトやBGMや台詞の間合いなんかはアニメ独自の演出ではないけど、アニメの演出としては重要な要素だろう。
作画厨や声優厨には瑣末なことかも知れんけど。
イメージを重ねて見ようが、声優本人に直接それを押しつけない限りは楽しみ方の一つとして全然アリだと思うが?
俺的にはナシだな。そういう見方するとイメージが大きく違う役やってる時に、どっちかに凄い違和感感じるんじゃない?それって損だと思うけど。
それにそういう「ファンの声」も役者に伝わっちゃうだろうし。
不細工だから叩くんだよ。審美眼の無い奴には違いが分からんのだろうが。
俺にとってキャラは記号だからな。見分けさえつけばとりあえず許しちゃう。そもそもキャラクターの造形上の美しさは作品の本質とは関係ないじゃん。
とはいえ、作画が安定しているに越したことはないし、微妙なときにはイジるけど。
しかし審美眼とは大きく出たな。
何年かぶりに彼女が出来た。
毎週彼女がうちに泊まりに来て、サルのようにやりまくるわけだが、ひとつだけ不満がある。
いや、さすがに聞けないので正確にはわからないが、たぶんAだろう。
だって小さいもん。揉む部分がないほどに。
横から見ると乳首を頂点として、ちょっと困ったような「く」の字になってる。
本当に申し訳程度、肉があるかな、っていうくらいだ。
・・・虚しい。
やわらかーいおっぱいを揉んで揉んで吸って吸って、顔を埋めて、男のロマンを感じるのも、セックスの一部のはずだ。
セックスだけではない、普段だってたとえば彼女が首回りの空いた服を着てるとする。
前屈みになったときに胸に視線が当然のように行くわけだが、
・・・絶望的な暗闇が俺を待っている。
谷間どころの話じゃない。絶壁。
Aという名の絶望が、俺を見ているのだ。
おっぱいが、恋しい。
理想はDくらいだが、この際贅沢は言わん、
楽しみ方に多様性はあってもいいんじゃないか?
典型的な「アニヲタ的楽しみ方」を押し付けられると萎えるんだよな。
そのせいで良質な作品を見逃す可能性もあるんだぜ。
超保守的で石橋を叩いて叩いて結局渡らないタイプの私が、暇にまかせて出会い系サイトなるものに登録してみた。
で、それを利用する過程でなんかいろいろピンク色な感情の変化があったので書いてみる。
私が登録したのは厳密に言えば、「まじめな男女の出会いを応援するタイプ」の出会い系サイトであって、ヤリ目や割り切った関係を求める人らはたぶんプロフィールを登録した時点でシャットアウトされる、出会い系サイトとしてはわりと真剣な人間が集まるサイトだと思う。
驚いたことに、「友達募集!」といったタイトルでプロフィールを登録することすらできないのだ。
ただひたすら、『彼氏』or『彼女』を探す人間しかここにはいないらしい。
人を好きになるのに、知り合い⇒友だち⇒好きな人、という過程をふまないといけない私にとって、いきなり恋人を探しにかかるというのはいまいちよくわからない心理だ。
ここまで書けば、ほとんどどこの出会い系か判断できる人がいるのではないかと思う。
ちょっとした友達募集・・・言い方を変えれば、軽い気持ちで冷やかしてみようと思った私は、何度もプロフィール登録の時点で掲載不可をくらってしまった。
やっとのことで掲載の許可が下り、わたしは晴れて出会い系の土俵に立った。
プロフィールを載せて、さらに驚いた。利用料がバカ高いのである。
ネットで出会うという不確かなものについて、こんなに高額の金額を払う人たちがいることにおどろいた。
いや、プロフィールを載せるのはタダなのだが、気になる人にメールを送るのためには有料登録しなくてはならないのだ。
それどころか、私のプロフィールに興味をもってコンタクトをとってきてくれた人に返信するのにさえ、利用料がかかる。
学生の時には有り余っていたはずの出会いが、こんなにも高騰するときがくるとは。
しかし、軽い気持ちで登録したプロフィールにばんばんレスポンスが付くのが面白くって、冷やかしだったはずの私は、どんどん大胆になっていった。
ついに、プロフィールに写真まで載せてしまった。ああおそろし。
だけど、そんなことをして反応がどうなるのかが若干楽しみになってきている。
出会い系というだけで、なんだか危ないとか怖いとかヤリたいやつばかり集まってるという印象だったが(今でもそうだけど)、じゃあいったいどんな出会いだったら素直に恋に落ちれるのか?と問いかけると、ちょっと考えてしまう。
極端な話、トーストかじりながら道を走って曲がり角で運命の人とぶつかる可能性は、ほぼ無い。
出会い系もナンパも職場でゆっくり発展する恋も、その人に興味をもってコンタクトとるという時点でかわらないのだ。
ただ、自分のプライドとか世間体が「出会い系で知り合った仲なんて…」と、線引きしているにすぎないんじゃないか。
ついには、ある人のプロフィールを見て気になり出し、高い利用料を払って自らコンタクトを取ろうという気持ちにすらなってきている。
しかも、明らかに「好みだ」という気持ちを抱いて。
知り合い⇒友だち⇒好きな人という過程を踏まないと『恋人』という関係になることがなかった私が、驚くべき気持ちの変化に自分でも驚いている。
何がしたいのか分からないけど、とりあえずこのままだとはまってしまいそうなので、ちょっと周りの意見をきいて冷静になろうと思ったわけです。
28歳。サラリーマン。僕の住む家の近くに、こんな家がある。
クリーム色の外壁は雨風で薄汚れていて、玄関のドアは新しくペンキで塗りつけられたのか、光沢ある深緑色。家の前に止めているのは鍵の壊れた「チャリ」と、よくわからないシールが貼られたヤマハのジョグ。
夏になればその家の2階の窓は開け放たれていて、日本のパンクバンドの歌声が聞こえてくる。多分ipodとかではなくCDラジカセとかから鳴っているに違いない。会社からの帰り道、中学生か高校生の男の子が、その家の前でうんこ座りをしているのをよく見る。前を通る度、ちょっと緊張する。
今夜、その家の前を通りがかったとき、中の様子が望めた。漫画が中心の本棚の上に地球儀が乗っていて、その横には有名らしい海外のサッカー選手のポスターが貼ってあった。
それを見て、友達の家には必ずポスターが貼ってあったことを思い出した。やはり有名なサッカー選手だったり、ヴィジュアル系バンドであったり、グラビアアイドルであったりした。
子供の頃、友達の家に行くのが楽しみで、他人の家のニオイが好きだった。学校で会う友人とは違う一面を見ているような気がしていた。そして、自分の実家の部屋には何も貼っていなかったことも思い出した。
それなりに少年時代は好きなバンドやマンガや小説なんかがあって、それを幼稚なパーソナリティの源泉にしていた。むしろ、マイナーな海外バンドのインタビュー記事から、自分の人生訓を見出していた典型的な中学二年生だったと思う。
なのに、僕はそれらのポスターを貼らなかった。別に小奇麗な部屋でもなかったし、画鋲の穴を気にするような性質でもなかったのに。
さっきの家を通り過ぎて、オリジン弁当を買いにいく道すがら、ずっと考えていた。店について、紅鮭弁当を注文して、弁当が出来上がるまでにひとつの答えを出してみた。
どんなポスターだって、親の目には触れるし、家に呼んだ友達も見るかもしれない。何より毎日、自分がそのポスターを眺めることで、「自分はこれが好きなのだ」と言い聞かせることになる。好きなものを好きだと表明することは覚悟がいるのだ。
何者かになると言うことは、その覚悟をするということだったんじゃないか?その覚悟とのギャップを埋めるために、努力することだったんじゃないか?
満足とも不満足とも言えない今のサラリーマン生活から、ふと出した答えだった。
僕はポスターを貼らなかった。剥がしたくなるようなポスターもない。紅鮭の皮を剥がしながら、この事は忘れないでおこうと思った。