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はてなキーワード: 小売業とは

2011-04-27

http://anond.hatelabo.jp/20110427153751

ん?そいつらは既得権益層の首を狙ってその地位を築いたのか?

もちろん。新規産業創造破壊をもたらすので、常に既存産業既得権者に打撃を与えている。

ルールに従って打撃を与えれば英雄ルール違反だと犯罪者

ホリエモンルール違反で打撃を与えたのは、一般株主であってエスタブリッシュメントでは無いしね。

2011-02-06

ずっと前に、

小売業食品スーパーからプログラマー転職した

今は、全然違う仕事に就いてるけど、

もし離職して、再就職先が

食品スーパープログラマーからしか選べないのならば

間違いなくプログラマーを選ぶ。

ブラックの度合いが違う。

2011-02-01

教えてgoo - 本物に匹敵する人工ダイヤモンドは作れますか?

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1933431.html

できるでしょう。

1982年住友電工ですでに1.2カラットのヤツを作ってる。

おそらく、ブレークスルーの話は、気相成長法(気相合成法)じゃないかと思うけど、あれは1990年ころじゃなかったっけ?他にもあるのかな。高校生ときに感心した記憶があるな。

ダイヤモンド市場というのは、驚くほど閉鎖的だし、政治も絡んでいるし、値崩れを起こすととんでもないことになるので人工ではでかいものを作らないようにしている雰囲気があると思う。

デビアス社関係の本、サイトを読むと面白いかも。

ダイヤモンド - Wikipedia

宝飾品レベルダイヤモンドは人工的に作成可能だが、これが普及していないのは、デビアス社等供給サイドの圧力があるからだと言われている。

デビアス社 - Wikipedia

デビアスは『ダイヤモンド永遠と愛の象徴』として、婚約結婚指輪理想である宣伝した。この非常に成功したキャンペーン活動は以下が有名である

* ロマンス映画中で結婚祝いとしてダイヤモンドを使う

* 有名人を使い、雑誌新聞中にダイヤモンドロマンチックな面を想起させるストーリーを掲載する

* ファッションデザイナー流行仕掛け人を雇い、ラジオテレビ流行を広める

* ダイヤモンドを広めるために英国王室に献上する

このデビアスPR機関N.W.アイレ親子商会によって立案されたキャンペーンは、人々にブランド名を植え付けることなく、ただダイヤモンド理想的な永遠価値表現するという点で、後年長く模倣される新しい広告形式(イメージ広告)であった。日本でも黒バックに「ダイヤモンド永遠の輝き De Beers」とだけ銀文字で大書されたCMが知られる。

また、アイレによって作成されたスローガン『A Diamond is Forever(ダイヤモンド永遠の輝き)』はマーケティング歴史の中で最も成功したスローガンである(直訳では「ダイヤモンドは永遠に」。偶然なのか007シリーズにも全く同じタイトルの作品がある)。このスローガン目的は、受け取ったダイヤモンド転売しないよう女性を説得し、中古品による市場価格の下落を防ぐことにある。この結果、ダイヤモンド市場から競争が排除され、小売業者は高値ダイヤモンドを売ることが可能になった。またそれは、デビアスが大規模にダイヤモンド流通操作することを可能にした

2010-11-03

http://anond.hatelabo.jp/20101103185115

いやサラリーマンとして言うが。

会社顧客を毟り取るのはタブー中のタブーだな。

同業で開業してそれをやったら、間違いなく叩き潰される。

飲食店小売業に関しては当てはまるところもあるかもしれないが、それ以外の業種で

顧客を持ってくってのは、会社に敵対するっていうことで、もともといた会社が大手であればあるほどやばい

大体サラリーマン顧客っていうのは多くの場合会社の肩書きあってのもの。

名刺を捨てたら離れていくことが多いし、仮に離れなかったとしても会社とのしがらみは残る。

それでもやるメリットがある人もいるかもしれないが、基本的に会社を敵に回す行為だってことは覚えておいた方がいい。

仕入れルートや人脈はともかく、顧客会社から持っていった場合相当の攻撃を覚悟しなきゃならない。

ただ、サラリーマンの方が信用や人脈、ノウハウの獲得がしやすいってのは確か。

その分失えないものも増えるけど。

2010-09-20

社員を不幸にしないと成り立たない業界

小売業飲食業介護産業もそうだが、社員薄給オーバーワークを強いないと、

どの会社利益が出ない水準になってしまっている産業がある。

そういう業界ほど精神論がまかり通るのは、社員が合理的に思考したらみんな辞めちゃうからで、

思考をする余裕を与えずに、会社に絶対の忠誠を誓わせる必要がある。

餃子の王将とかくら寿司がアホみたいな新人研修をやってるのも、会社にとっては合理性がある。

極論すると、日本サービス業はみんなそういう傾向になってて、

今後の製造業空洞化を考えれば、製造業からサービス業労働力シフトしていくのは必然だから、

ひどい労働環境で働かされる人は増える一方だろう。

2010-08-18

http://anond.hatelabo.jp/20100818205950

他人の作ったものを安く買って高く売るって卸売業小売業そのものじゃん。

2010-07-28

http://anond.hatelabo.jp/20100728000910

パンクしたときくらいしか自転車屋って行かないが、自転車屋っていつ行っても客がいないし、一回に払う額も1000円や2000円くらいだし、どうやって生活してるんだろって思ってた。

店はたいていぼろいが家は立派だったりする。

ホームセンターにいけば9000円くらいで買えるママチャリも、自転車屋だと3万くらい平気でする。

通学用のが4万とか5万とか普通にする。

もちろんモノは違うんだろうけど、そんなに売れるんだろうか?

でも、あんがい売れてるのかもしれない。

大人になってからは自転車なんて買ってないけど、思えばけっこう買ってもらって気がする。

小学校時代に1~2回、中学生入学か高校入学時に1回、どこの家庭でも子供に買い与えてたような気がする。

子供の数に比例して顧客があると思えば、案外稼げるのだろうか。

遠方の店に客を奪われることもないだろうし。

たいていの自転車屋は原付の販売をしてる。

郵政カブの修理をしてたりもする。

なぜかバイク屋より自転車屋が郵政カブの修理をしてる気がするんだが、記憶違いか?それとも大人の事情があるのだろうか?

よくわからん

決算をみてみたくなって上場してる自転車屋を探したんだが、けっこう利益率高いのな。

小売業トップクラスじゃねーか。社員年収は安いけど(笑)

http://edinet.stock.searchina.ne.jp/shihyo.cgi?code=3333

2010-06-24

社会の発展のために、各企業の小売POSデータウェブ上に開示せよ

  思いつき

  セブンイレブンなどは、膨大なPOSデータを社内に抱えており、

  「どの店で」「どんな顧客が」「何を」「何時に」「いくらで」買ったか、という

  データを抱えている。

  セブンイレブンはこれを利用して商品戦略を練っているのだが、

  思いっきり暴論だが、

  「このPOSデータを、ネット上に開示」できないか?

  セブンイレブン以外にも、ローソンファミマも、

  スーパーイオンマルエツライフも開示する。

  できれば業界で統一されたデータベースを構築し、各社がそこに

  アップロードするスタイルにすればいい。

  そうすれば、「昨日、日本全国で何が売れたか」というデータが、

  第三者でも容易に把握できるようになる。

  

  「6月23日は、赤いキツネは全国で23万食売れた」とか

  「6月23日は、東京都内ほうれん草が合計300キログラム売れた」とか、

  農家でも、東洋水産社員でも、農水省でも、東大経済学部ゼミ生でも、

  市井のヒマ人でも、容易に分析できるようにする。

  勿論、「ライバル社の情報も筒抜け」になる。

  「昨日、セブンイレブンが3億円売り上げた」というような情報

  たちどころにローソンに伝わる。

  あるいは

  「イオン赤いきつねを89円で売っていた、ダイエーは86円で売っていた」

  という情報も、たちどころに西友に伝わる。 

  「ライバル社に守秘情報をばらしたくない」という感情はわからなくもないが、

  他方で「ライバル社の情報はあの手この手で盗みたい」とも思っていて、

  そのための調査要員も抱えているはずだ。

  お互いに要員を抱え、スパイごっこを行うような「不毛」なことは、やめにしてはどうか?

  1社だけに「開示」を強要すると不公平だが、

  「みんなそろって開示」だと「恨みっこなし」である。

  なぜ、このような暴論を提案するか、と言えば、

  「リアルタイムで売上なり販売量なりが開示されると、

   それを元に経済政策なり、農業政策なりを改善できるから」である。

  経済企画庁リアルタイムで小売動向を把握でき、経済政策に結び付けられる。

  あるいは農水省は、主要農産物価格・販売量をリアルタイムウォッチすることで、

  機動的に生産指導ができるし、そもそも「膨大な農業統計要員が不要になる」。

  

  ドラッグストアにもこの小売DB(データベース)に参加してもらえれば、

  「風邪薬の売れ行き」でもって、大まかな風邪トレンド厚生労働省は把握できる。

  運輸業JR東日本なりNEXCO)も参加は可能

  (SUICAデータETCデータアップロード)であり、

  そうなると運輸量の推移を国土交通省リアルタイムで把握可能になり、

  「1,000円高速による、運輸量への影響・小売業への影響・外食業へ影響」

  なども簡単に分析できる。

  (外食業にも小売DBに入ってもらう)

  ということで、「各社が秘中の秘としている顧客動向DBを、世間一般に開示する」

  ことは、「社会的には大きなプラス」なのである。

  ただ黙っていても参加する企業は出てこないから、

  「DBに参加する企業には税制優遇」とでもすればいいのか?

  多少税金を割り引いてあげても、それを上回る社会的ベネフィットが生じるはずである。

  あと、このDBで申告された数値は、自動的に「オーソライズされた数値」と

  解釈できるようにしてあげられれば、導入する企業にもメリットが出る。

  「DBに載っている売上高については、帳簿の作成不要、会計監査不要」とでもすれば、

  企業会計事務が合理化できる(監査法人とのやり取り手間が削減できる)

  あるいは、DBに載せていれば、それでもって消費税関係書類の提出とみなす、とすれば、

  消費税納税用の添付書類作成手間が減る。

  これこそ「e納税」の最たる姿である。 

2010-04-04

http://anond.hatelabo.jp/20100404202404

まさにそこがポイントだと思うんだけど

すくなくとも、まっとうな、第3者機関ならこれを良しとするひとは少ないと思うけど。

ほとんどの零細な小売業者ってのは決して、WEBリテラシーがまっとうではないという点が問題なんだ。

「〇〇のほうが正しい」とただ言い続ける限り同じ現象がまた発生するだろう。

システム開発業界として品質保証するための統一機関が必要かもしれない。

チェックをクリアしない製品リリースさせないとかな。

2010-03-22

http://anond.hatelabo.jp/20100322143211

業界の話をしてるん?

小売業界のように、新規で出そうとすると、大手メーカーが類似商品出したり、バックマージン付で、潰しに来る業界で、結果大手の下請けをせざるを得ず、ブラック化していく業界のこと?

これは、楽天とかのおかげでだいぶ少なくなってきた。昔よりかはメーカーががんばりやすい。

 

同じ流通系でも、某マルチ的な会社から疑似科学的な会社までの事を指しているなら、こりゃ啓蒙しか無いよね。

ITなどの技術職で言うなら、孫請けとか曾孫請とか、偽装派遣偽装請負を根絶していかないとね。いまだ普通にあるから。まぁ、法律の話だ。 

2010-02-22

トヨタリコール問題にみる、クレーム処理の適切な対応(3)


 トヨタリコール問題だが、なにあれ? ちょっとプロとしてあの態度はまずかったと、正直思った。結局トヨタリコール問題は全権が社長に(つまり最も適した対応が出来る人に)委ねられることになり、その後沈静していくと思う。

 なので、ちょっとこれを機会に、適切なクレーム対応というのを書いてみたい。

 前回はクレーム処理で目指すべきゴールについて書いた。

 そこでの結論は、

クレーム処理の)ゴールは商品に何ら欠陥がないことを証明することではない。お客の中で発生している「理不尽な思いをした」という心をなだめ、そこで発生している問題を解決するところにあるのだ。

 と言うことになるのであり、心構えとして、

 クレームは商品に発生してるんじゃない、顧客の中で起きてるんだ!

 というたいへんに著名な織田裕二セリフ引用した。

 もしクレーム処理をする局面に突入したら、レインボーブリッジを封鎖しながら、ぜひとも叫んで、気合いを入れて乗り切って欲しいところである。

 トヨタリコール問題はABSに問題がないことを告げ、お客を怒らせてしまったところにあることは既に書いた。しかしこのように書くと、なんでもお客さまのいうことが正しくて、それを全面的に受け入れなければならない、と読んでしまう短絡的な人が現れてしまいたいへん困るのである。

 もちろん問題がないのであれば、それをあえて「問題がある」という必要はないのは当然だ。ただ、「問題がない」=「問題があるのはお前だ」となってしまうのがまずいのである。

 この差が分かるであろうか?

 クレーム処理とはお客さまに対話の機会を提供する事であって、どちらが正しいかを議論すること、ではないのだ。

クレーム処理を重視することは、お客さま至上主義ではない



 昨今、ちまたにお客さま至上主義という言葉があちこちに溢れている。

 お客さまによいことはなんでもしようという立場を取ることは、たいへん危ういというか、ほんとうに理解しているのだろうかと訝しがって眺めてしまう。

 これには論点が3つある。

 1.利益になるなら/なったならお客さまによいことはなんでもしよう。

   (ただし、コストが合う範囲で)

 2.お客さまの言うことはなんでも聞く(ただし聞くだけ)という態度は改善点を呼び込みやすくなる。

 3.わたしたちは、お客さま至上主義に最適化した事業を構築した。

 1.の論点は非常に分かりやすいと思う。お客さまの言うことを聞きはするが、それは利益の出る範囲でしかやらない、と言う観点だ。たとえばそのお客さまが既に商品を購入していて、そのアフターケアとしてお客さまの言うことを利益が出る範囲でやるのであれば、それは当然に当たり前の事だ。また、そのお客が見込み客として将来利益を生む源泉となるのであれば、当然に営業活動の一環としてやるべきだろう。

 しかし、こうみてくれば、当たり前の観点で、利益どころか損害になるお客はわざわざ大事にする必要はないし、単にたかるだけのDQNなら、放り出して、塩でもまいて、二度とのれんをくぐらせないぐらいの覚悟は必要になる。問題は、そのお客が利益になるのか、ならないのかの見極めであり、当然に利益になりそうなお客と、損害になりそうなお客ではこちらの態度を変える。問題はその目利きとしてのお客を見る目であり、逆に言えばすべてのクレームは金にならないと考えるのは、商売人失格と言える。

 2.の論点は別の要素も含むので、若干説明が難しい。基本的にクレーマーは、問題点改善し二度とそのような理不尽な思いをしないこと、そして、その理不尽な思いをしたということにたいして、なんらかの手当をしさえすれば大抵引き下がるものなのである。そのなんらかの手当が、菓子折であるか、おいしいお茶と1時間の会話であるか、懇切丁寧な初動対応であるかは、お客によって変わってくる。しかし、少なくとも精神的な苦痛を受けたので慰謝料を払えというレベルで迫られるのは、よほど対立が激しくなって、大喧嘩に発展させてしまった場合か、相手がDQNな場合だけだ。

 また、この論点は、こちらの改善点がお客さまの観点から見えてくる、という部分でも重要である。クレーム処理は懇切丁寧にお客さまが遭われた状況をお聞きするだけで、解決することが多い。そしててきぱきと問題の解決をしてあげる事で、安心するものなのである。

 この点は後ほど書く。

 3.の観点は、かなり特殊なケースでありレアケースとして、まれに無差別的お客さま至上主義を導入して成功する例があるという話だ。

 お客さま至上主義を掲げる企業として有名な所と言ってどこが浮かぶだろうか?

 真っ先に思い浮かぶのが世界最大の小売りチェーン、ウォルマートであるが、このウォルマート流の「顧客は常に正しい」をそのまま導入してしまおうとすると、たいへんな目に遭う。なんといってもウォルマートは、この顧客至上主義に特化して、自社のあらゆるものを構築しているのであるから。

 ウォルマートでは、顧客からの返品はいつでも受け付けているが、その返品はそのままサプライヤーへ送られ、この損害はサプライヤーが受ける。つまり、この顧客によいサービスウォルマートは一切の損害を受けない。

 また、非常に安い賃金で従業員を雇い、徹底的にマニュアル化された顧客対応をする。

 ウォルマートは、経営方針から、会社システム、社内ルールに至るまで、すべてを顧客至上主義に特化しているのである。これを、なんの備えもない普通企業がまねたからと言って、損失を出してしまうだけに違いない。もしくは最下層の従業員にしわよせが行くだけになる。

 日本企業であればディズニーランドを運営するオリエンタルランドだろうか。

 しかし、オリエンタルランドも、その顧客サービスはあの管理しきられたディズニーランド内のみでおこなわれている。たとえばディズニーランド内のゴミをせっせと拾う話は有名だ。ゴミ1つ落ちていない状況を作ることによって、お客にゴミを捨てにくい状況を作るのだという。同じように、ディズニーランドではDQNのような乱暴なお客が出にくいように、楽園的な雰囲気を維持している。それが抑止力になり、顧客至上主義を展開しても、お客が無茶なことを言い出しにくい環境を作り上げているのだ。

 もし手軽にディズニーランド気分が味わいたいのであれば、Apple Storeを訪れてみてもいいだろう。確かに店員は親切にしてくれるのではあるが、店内は店員であろうと顧客であろうと親切で上品に振る舞わなければならない雰囲気に満ちあふれている。

 このように、顧客至上主義を唱えて成功する企業は、同時に顧客がめちゃくちゃなことを言わないような、幾重もの施策を打ち、まるで要塞のように守られた環境で、その顧客至上主義を実現しているのだ。

 もし一介の一社員がそれを1人でおこなおうとすればどうなるか。

 それは、経営の問題であって、全社的にそれが上手く回るように取り組むのであればわかるのであるが、たった1人でおこなおうとして、出来る代物ではないのだ。まず、ここを押さえておきたい。


クレーム処理は、お客からの抜き打ちテスト

 クレーム処理とはどんなものかと聞かれて非常に的確な言葉は、危機対応であると思う。自社のサービスを受けていたお客さまが理不尽な思いをする。そのときの危機対応を的確にすることが出来るか、これが的確なクレーム処理が出来るか否かであると思うのだ。

 しかし、そのような危機というのは、頻繁に発生してもらっては困るものである。

 たとえば、スーパーにやってきて買いものをしたら、その牛乳から異臭がする、腐っているのではないか。

 このようなクレームが入ったとする。

 しかし、よく考えてみれば分かるように、そんなことが頻繁に起こっては小売業失格であるし、だいたい洗練された鮮度管理を徹底した売り場でそのような事が起こるはずもない。それでもこういったクレームは必ず、ちらほらと発生する。

 この場合、大抵その原因はそのお客の勘違いであるのだ。

 店側に問題があることはほとんどない。

 けれども、どうであろうか。お客さまはそう思い込んでいるのだ。牛乳が腐っていると。

 このとき、クレーム対応者はこう思うとよい。

 これはお客さまからの抜き打ちテストだ。

 もし万が一、そのような事態が発生したときに、そのお店の人間は適切な危機対応が取れるであろうか、それをお客はテストしているのだと。それは避難訓練みたいなもので、もし万が一が危機が起こっても、そのお店は的確に対応できるとお客さまを納得させる、これをゴールとして考えるのだ。

 お客さまは、普段はそのお店で信頼して買いものをしている。

 すくなくとも卵が腐っているかもしれないとびくびくしながら買い物をしていないことは間違いないと思う。しかし、あるとき、ひょっとしてと、その信頼が揺らぐときがある。そしてお客はそれをお店に突きつけてみるのだ。

 ほんとうに、このお店は鮮度管理がしっかり出来ているのだろうか、と。

 もし、この危機対応テストで、いや、腐ってませんよ? などと言ったら、お客さまは確実にテスト結果に落第点をつけるだろう。そして、もしほんとうに腐っていても、同じように言い訳をするのであろう、と思い込み、店の信頼はがた落ちになる。

 初動としてどんな対応がいいのだろうか。

 こんなのはどうだろう?

「ちょっと、この牛乳腐ってるんじゃないの? 変なにおいがするのだけど」

「はい、変なにおいがしますか。不快な思いをさせてしまいたいへん申し訳ありません。当店は鮮度管理は行き届いておりますので、そのようなことがあるとはにわかには信じがたいのですが、万が一と言うことがございます。たいへんお手数ですが、いつお買いになられたのか、などをお聞かせ願えますか? 至急調査したいと思います」

 この対応のポイントは、お客さまが変なにおいがしたという不快な思いに対してのみ謝罪している、という所だ。まずお客さまの主観を一切否定せず、主観的に不快な思いをした点にはのみ謝罪している。牛乳が腐っているとはみとめておらず、万が一があるので、調査したいと切り返している。

 顧客にしても、このケースはでは牛乳が腐っているかどうかはどうでもいいのである。

 顧客がみているのは、ほんとうにこの店は大丈夫なのか? と言う部分なのである。

 このような観点でトヨタリコール問題を振り返ってみると、トヨタはこのお客さまの抜き打ちテストに落第してしまったために、何か問題があっても嘘をつくに違いないと思われてしまったところに敗着がある。

 クレーム処理は危機対応の抜き打ちテストみたいなもので、そんな危機にどう対応するかがみられているのである。牛乳が腐っているかどうかはどうでもいいのである。


 (つづく)

 http://anond.hatelabo.jp/20100211223843

2010-02-15

ttp://blog.honeyee.com/ttakashiro/archives/2010/02/14/20102.html

February 14, 2010

日曜日の夕方、久しぶりに銀座に行ってみると、驚くほど活気がない。

有楽町西武は、今年閉店するという。

そのトピックは、なによりも精神的に大きくこの街に響いているように見えた。

実際、ガラガラだ。

しかし、デパートが閉店することが問題の本質なのではなく、

デパートは、いつ、なんではじまったのかを、いまもう一度考えるときなのではないか?

そうすれば、この先行きがわかるのではないか? と夕方の銀座でしばらく考えた。

かつてロンドン在住時、「ハロッズ」の三軒隣に住んでいて、

毎日のように「ハロッズ」に通って、デパート本質はなんなのか、オンライン時代に必要なのか、を真剣に考えたことがある。

調べてみると、その起源は19世紀にさかのぼり産業革命大量生産されたものを集めて陳列する場所からはじまったことがわかった。

だから産業革命の地、イギリス小売業デパート発祥の地となったことを思い出した。

実はデパートが終わることは、産業革命以降の大量生産時代の終焉を意味し、

二十世紀都市構造や、モノを集めるという思想がもうじき終わることを、身をもって僕らに教えてくれているのではないだろうか。

夜になると、銀座の街に明かりは灯るが、その灯は数年前より暗いと感じる。

2009-11-12

苦しい

僕は高校をでたあと、地元工場就職した。

主に溶接をしていたが、不況煽りを喰らい、3年で退社。

中途半端な年齢だったので、電気工事資格を目指して、再就職し、

真面目に勤務していたが上司ケンカになり24歳で退社。

その後フリーターになり転々としていたけど某宅急便会社で落ち着いた。

そして一生懸命働いた結果、契約社員にまでなれたが、

腰に不調をきたし、泣く泣く退社。

そんな中、電気工時代の彼女と再会し、

結婚になり再び人生を頑張ろうと決意する。

そして現在小売業・・・

小売業と言えば聞こえはいいが、はっきり言ってレジ打ち品だしのマネージャーみたいな感じ。

仕事内容はコンビニ店長と何ら変わらないと思う。

年収は300万前半。

家族は嫁と子供1人(小学校)と嫁の親。

嫁は殆ど介護子育てで、パートに出てもらうのは不可能な状態。

子供もう1人欲しいけどそれは生活が厳しいので無理。

ショボイ仕事でショボイ飯を食い貧乏生活。

抜け出すあてもなく毎日仕事

苦しい。蒸発したい。

2009-10-12

輸出という商売。

情報物質とでは、物質の方が先に着くというのが、物質媒体時代の常識であった。インターネット以後は、情報が先に着いて、後から物質が届くというのが、常識となりつつある。ロングテールという言葉が使われるようになったが、それは、情報が先に広まってから、在庫が動き出すという意味であった。

もちろん、インターネットがそこに存在するという意味では、物質が先であるという前提は崩れていないのだが、物質媒体情報との不可分性は消滅しており、情報の不足している地域に商品を売り込む為に、サンプルを抱えた商社マンを送り込み、地域商人政治家を抱きこんでビジネスループを組み上げ、地域経済成長の割り前を取るというビジネスモデルは(cf.[2007.12.16])、既に否定されてしまっている。後進国・中進国を発展させて、その成長の利益の分け前を受け取るというビジネスモデルは、米ドル基軸通貨からの転落によって、否定されているのである。

世界中インターネットが張り巡らされているわけではないし、インターネットを実現するのに必要な、安定した電源が供給されている地域は、先進国と呼ばれる地域だけであるというのが、現実である。

となれば、この現実の中で利益を上げるにはどうすれば良いのかという事を考えるしかない。

後進国・中進国において、現地の産品の商業活動を活発化させ、食料や燃料や消耗品を買う貨幣経済に取り込み、その上で、Made In Japanを買わせるというやり方がやれないのであれば、先進国市場にするしかない。しかし、企業が商品を輸出し、現地で販売するというやり方では、貿易赤字が発生するし、現地の雇用が奪われるということで、批判の対象となる。

そこで取れる手段は、輸出するのではなく、個人輸入してもらうという事になる。

現地人が日本から個人的に商品を取り寄せるのであれば、それは、貿易摩擦を発生させない。現地に存在する日本企業支店が、貿易赤字の元凶として攻撃されるのであって、それを購入した顧客は、決して批判されない。ならば、現地にサービス拠点を置かずに、商売をするしかない。現地に店舗を出して直接販売する方が、はるかに楽であるが、それがやれない以上、遠回りであっても、日本製品個人輸入するという行為を、広めていかなければならない。日本製品を買わせるには、日本語を理解させる事が必要であるし、日本の常識認識させる事が必要となる。

インターネットによって国境を越えて情報を広める事が出来る環境があるのだから、後は、人々の興味をいかにして集めるかである。日本の娯楽コンテンツは、その為の道具となりえる。ドラマ小説の中に登場した物が、実際に存在していて、お金を出せば手に入る、あるいは、日本に行けば実物に触れられるというのは、人々に行動を起こさせる動機となりえるのである。

もちろん、日本からの個人輸入が簡単に出来るように、日本国内での宅配便外国為替クレジットカードによる決済といったルールの整備も必要となる。日本国内での使用を前提とした製品を、勝手海外で使ったユーザーPL法関係の訴訟を起こすという事は考えにくいが、万が一の時でも、第一審の専属管轄裁判所日本国内の裁判所に指定しておくという手段が可能になる。また、海外で使用されていたとしても、日本法律が適用されるというように、法制度を整えておく必要があるであろう。この辺は、海外での使用に対して、事前にメーカーが知っていたかどうかというのも問題になりそうなので、小売業者を資本的にも切り離しておくという手管が必要になるかもしれない。

http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html [2009.10.12]

2009-10-11

名簿屋ってどうなの?

いわゆる零細小売業をやってる。

結構業種横断的な顧客を持ってて、

零細経営者らしく、いつも新規顧客の開拓で悩んでる。

初めから高額の広告費を確保できるような大きな所はともかく、

小さなところは広義のダイレクトメール(メールFAX電話・飛び込み含む)しか顧客開拓手段がないもの。

そのくせ・・・。

関連法規が本当にうるさい。

小さいからこそ、法律で困っても簡単に相談できる相手なんていないのに・・・。

メールDMがだいたい違法なのはわかった。(実は詳しくはわからない)

FAXDMって法律的にどうなの?

受取先の紙使うけど。

名簿屋ってさ。

あれって本当に合法?

企業名簿は買ってもいいけど、個人名簿は買っちゃだめって認識であってる?

ネットで公開されてる情報を取得してくるツールとかってあれも合法?

現実的には・・・FAXDMぐらいしかできない。

それでも正直こちらにとっては十分高額。

何回も試せない。

いっそFAXDM送信業者でもやろうかな・・。

あれって一斉送信ってどうやってるんだか。。

こういうの・・・・使いたいけど、法律的に大丈夫なのかね。。

なんか名簿データ取得ソフト

ぐるなびhttp://www.thinkmeta.jp/products/strategy/getfrontier.html

タウンページhttp://cony.net/itowncatcher/

タウンページ用だけど趣違う http://xamler.biz/cc/


新規開拓営業手段って結局、相手にとって多少の迷惑になるのは仕様がない事だと思う。

ダイレクトメールにしろ、テレアポにしろ、飛び込みにしろ、そりゃ相手に迷惑だよ。

でも他にどうしろと?

2009-09-13

アメリカ国民医療保険は何が問題なのか

オバマ大統領ヘルスケアについての演説。

アメリカ医療費世界で一番高額なのは他に産業が無い為である。自動車産業にしても軍需産業にしても、人員を削減する合理化でしか利益が発生させられない程技術革新ストップしている。

新規の工業は発生せず、労働者を吸収できるのは三次産業だけであるが、小売業飲食業といった買い手が強くて価格競争が厳しいカテゴリーでは賃金の低迷が発生し、逆に医療介護のような売り手が強いカテゴリーでは料金の高騰が発生する。

この料金の高騰に乗っかり、さらに吊り上げを行っているのがAIGに代表される保険会社医療過誤裁判で懲罰的賠償金を請求して取り分を増やす弁護士業界である。

モノを作り人々の幸福奉仕してお金を儲ける物作りがサブマリン特許特許による市場の寡占や製造物責任による懲罰的賠償金といったチャレンジを阻害する法制度によって邪魔されており、人々は保険会社弁護士といった他人の不幸につけこんで銭儲けをする商売や、投資銀行のような他人を騙して銭儲けをする商売に進むしかなくなる。

その結果、そういった"強欲なビジネス"に従事する人々を富ませる為に、末端の三次産業訴訟コスト責任保険といった高コスト要因を背負わされ、現場で働く人々は貧困になるばかりとなっている。

第三次産業は一次産業や二次産業のおまけでしかなく、それに頼ると社会全体が貧しくなってしまうのである。

日本でも、医療介護や保育といった福祉分野が雇用の受け皿になると主張している者が居るが、お互いがお互いにサービスしあう状態では縮小再生産になる。

誰の何と言う本かは忘れたが、島民全員が洗濯屋でお互いがお互いの洗濯物を洗う事で賃金を得ている島という設定があった。島民は皆、洗濯をして賃金を受け取り、洗濯物を出して代金を支払うことになる。島民は洗濯業以外の仕事をしてはならず、自分洗濯物を自分で洗ってはならないというルールが存在するのが前提である。島民は、洗濯代を受け取り、生活費の分を消費し、残りで洗濯代を支払うことになる。

この場合、生活費の分だけ、非島民(外部)にお金が流出することになり、この島の経済を維持するにはヘリコプターで外部に流出する分のお金を毎日ばら撒かれなければならない。

結局、第三次産業が発生する付加価値とは、他の産業が生み出す富の総量を超える事は出来ないのである。"強欲なビジネス"がお金を集めると、末端の三次産業従事者は貧困にあえぐことになる。また、これは、通貨ごとに閉じた世界として考えられる。外部から投資を引っ張ってこれたとしても、その投資には金利や配当をつけなければならず、その負担は、その通貨を法貨としている国家が発生させた富によって賄われなければならない。さもないとネズミ講になってしまう。

医療保険制度の改革や金融機関報酬制限によって、"強欲なビジネス"の牙を抜くプランに反対が多いのは、それだけでは縮小均衡になるからである。縮小均衡にしない為には、一次産業や二次産業において雇用を拡大する法制度の改革が必要であり、その青写真くらいは見せないと縮小均衡に対する反対は止まらないであろう。

自動車保険のように皆保険制度を実現できる筈だというが、自動車の場合は修理代の方が評価額よりも高くなったら修理せずに廃車にする。人間も、同じように治療を打ち切って安楽死させる事ができるのであれば、自動車保険のような丼勘定の保険制度設計でもやっていける。しかし丼勘定保険制度人間生命を扱うのは根本的に無理がある。このために、民間の医療保険では、健康な人しか加入させないという条件をつけたり、加入時に申告の無かった既往症や虚偽の申告があった場合には保険を適用しないという条件を加える必要が発生する。

保険では、既往症や慢性病に対しても保険を適用しなければならず、丼勘定では破綻する。働けないほど重病であれば、医療費保険が持ち、生活費は福祉が持つことになって、働かずに暮らしていける人が発生し、そういった社会的な富を発生させていない人を生かす為に、健康に気を配り、汗水流して働いている人が高額な税金を負担させられる歪んだ社会になってしまう。

つまり、丼勘定のままでは、誰かが、その人の社会的価値を判定し、安楽死を働きかける仕事をする羽目になる。それをやりたがる人は、いるだろうか?

これを防ぐ為に、私は、医療保険のローン化や、年金失業給付や生活保護の口座化を提案している。

これらのプランでは、医療費生活費債務家族(子孫)が背負う事になる。子孫がいない孤老世帯の死亡が発生しない限り、残高の未回収は発生しないという考え方であり、これ以上負債を増やしたくないという判断を下すのは、本人や債務を背負う家族(子孫)である。負債が大きくなりすぎると、結婚等で姻戚関係を結ぶと法定相続分負債が降ってくるので、婚姻がまとまりにくくなる事が予想される。おのずと、自ら身を処するようになるという考え方でもある。社会福祉口座の債権債務に関しては相続放棄が出来ないという例外をつけるだけで、人々に自律的な行動を強いる事が可能なのである。

2009-05-11

職人」ってのは製造業、百歩譲ってもプログラマーまでで、小売業とかサービス業にはいないって思い込んでる人って、ネットにも結構多いよね。

2009-03-31

おきゅうきん

給料が下がるぞー

給料が下がるぞー

不況が来るってんで

とりあえず下がるぞー

給料が下がるぞー

給料が下がるぞー

生産調整ってんで

休んだより下がるぞー

給料が下がるぞー

給料が下がるぞー

受注がとれないってんで

ボーナスも消えるぞー

給料が下がるぞー

給料が下がるぞー

雇用維持だってんで

給料が下がるぞー

給料が下がるぞー

給料が下がるぞー

給料が下がったってんで

使ってくれないぞー

というわけで給料

下がったんですよ増田さん

製造業小売業外食産業

みんな揃って業績身投げ状態!

「なあ、これ、あと30年ぐらい続くんかな?」

2009-02-27

なかの人から見た大学大学院がクソな理由

http://blog.riywo.com/2009/02/27/120733

を読んで、なかの人から見て考えたことをまとめてみます。

ちなみに私は地方国立大学の複合領域系(文系とも理系ともどちらとも言いにくい)の准教授です。今年は卒修論それぞれ数本ずつ指導しました。

学問という産業

退学届けを提出されたriywoさんお疲れ様。

一応の大学人としては退学なさったのは残念とも思いますが、むしろ他の学生と違う選択を積極的に行ったその勇気に敬意を表したいと思います。(余談ですが、お金払って来ているのに、教授会承認されないと退学できない仕組みってヘンですよね。893新興宗教じゃあるまいし。)

上記エントリに関連してコメントさせていただくと、大学人としては、大学が「学問」の府であるというのは絶対に譲りたくない主張です。しかし、その一方でほとんどの大学目標の1つに、高度な職業人を輩出することが上げられていることから、就職予備校という役割があることは社会的に見て当然のことではないかと思っています。

もっとも、常々私はこの議論の前提がおかしいのではないかと思っています。その前提とは、「学問」というのは崇高なもので、民間でのお金儲けとは違う。というものではないかというもの。教員をしていると常々思いますが、本当の意味社会から必要とされていない研究研究とは呼べません。その意味で全ての学術研究は何らかの社会的意義があり、社会的コスト負担を伴って推進されるべきものです。ただし、その性質上そのリターンの回収が困難なので税金を使って基礎研究をやる必要がある。つまり公共財的な性質を持っているというだけの話ではないかと最近思うようになりました。

その点では、大学教員も立派な普通職業であり、大学も1つの産業セクターであることは間違いないです。そのために、少なくとも自分価値あると思っている研究を推進するために、世の中の大学教員は(自分ポストも含めて)必要な資源(金、人、もの)をかき集めて成果を出すために必死になっているのです。公的な資金を使う事が多いというだけで、本質的構造ビジネスと変わってないのです。その意味では、博士課程は研究者のための職業予備校みたいなものです(余談1)。

そのように書くとまるで私が学問を貶めているかのように思うかもしれませんが、もちろん人類の利用できる知識、認識を増加させる学問という行為はかけがえのないもので、かつ人間にとって根源的な欲求であると思っています。そのおかげで貧困をはじめとした様々な社会的問題を解決してきたのが人間歴史だと思っています。

しかし、その一方で、何が何でも学問こそが唯一の価値であり、その他の様々な産業セクターより優れているという考え方は私は持ちません。小売業金融業もそれぞれ社会で固有の価値を持っています。それと同じようなレベル産業セクターだと思っています。もっとも、このような認識を一般の大学人は認めにくいでしょう。それはどの産業セクターも同じだと思いますが、自分たちのやっていることは他と比較して特別な価値があると考えているものです。

集中する権力

その点で、大学人が研究を神聖視するのは当然です。ただし、やっかいなことに大学というのは、優秀な能力と意欲を持った若者層を教育する機関でもあるのです。当然、教育課程を通じてその若者たちに学問のすばらしさを説きます。そして、場合によっては学問のすばらしさをわかってない学生にも研究上必要な作業の協力を得たりすることも多いのですね。その背景には大学で優秀な研究者大学以外の民間企業環境を知らない事も遠因になっています。(余談ですが、就活指導をする教員が通常の就活をしたことがないような事例はいくらでもあります。)

それがしばしばいわゆるソルジャー問題として噴出したりします。もっとやっかいなのは多くの(特に理系の)研究室で、学生に対して教員の持つ権限が専制的だということです。教員の取り替え(研究室変更)もなかなかできない。人間同士なのだから、相性の悪いことも一定の割合で発生するとは思うんですが。そこで、様々な問題が発生する原因にもなります。特に、先生の指導に根本的に問題がある場合は、若者の有為な数年間が残念な期間に成り下がるリスクがあります。なので、特に大学院研究室といった方が適切か)の選択は慎重に行って欲しいものです。

反面、学部から大学院への進学は極めて容易になってきています。成績がそこそこあれば、無試験で進学できる制度採用している大学が多い。特に学生研究に対する意識や、自分人生についてのしっかりした考えを持てないまま、3年冬の就職か?進学か?という選択を迫られたときに、もう2年のモラトリアムを延長するつもりで進学する学生が後を絶ちません。これは不幸の始まりです。

しかし反面で教員にとって、進学してくれる学生は一緒に研究をすすめていく上で重要パートナーです。場合によっては箱入り娘よろしく、専門分野以外の世間をあまり見せないようにする、一方で研究のすばらしさのみを説き続け、研究活動に全ての資源を投入するように誘導している教員も散見されます。特に理系では伝統的に就職活動時間を取られないよう、大学教授)推薦による就活を主体にしているところも多いのではないでしょうか?もちろん推薦にも一定のメリットはあるのですが、推薦先を決定する権限を持っている教員に(研究指導も含めて)過度に権力が集中しているのでは?という疑念を抱かずにはいられません。

学生モラトリアム画一的教育

個人的には、そのような権力教員サイドに集中する環境にいる、(いわば「学問」という名の宗教的な組織にいる)学生が、もっと自発的に自分たちの人生や将来をよく考えた上で、大学のあり方について自ら対抗して欲しいような気持ちもあります。ですが、現状の学生の問題意識や行動様式を見るにそれは難しいことのような気もします。

それどころか、就活までの時間的猶予がある時期に、進路についてよく考えなさいと指導をしても、全く考えようとしない学生が多いのには困ります。(もちろん私個人の指導力不足も原因。)一例として、大学勉強したこととその社会的な評価によって、生涯賃金ベースで数千万円は平気で変わってくると説明しているのですが、うまく伝わらないという問題を抱えています。結局のところ、適当卒業すれば自分人生何とかなると考えている節が見受けられるのですが。

そして、適当卒業させてしまう大学もよくありません。

http://d.hatena.ne.jp/next49/20090222/p2

先日上記のnext49さんのエントリに大量のブクマがつきました。

同業者として、next49さんぐらい学生のことを考えてくれる教員に指導される学生はいいな等と、興味深く眺めていたのですが、私の疑問はなぜ自分で考える事ができない学生を無理矢理にでも卒業させてやらなければならなかったのか、またそうさせてしまう深刻な大学の持つ雰囲気です。

自分自身そのような環境にいますから、卒業論文以外の単位内定先をそろえた学生卒論で不可をつけることがかなり難しいことは百も承知なのですが。自分で考える習慣を身につけられなかった学生にもっと考える時間を与えることが望ましいと思うのですが、今の日本大学のもつ雰囲気としては、無理矢理にでも卒業させようというところが多いです。自分大学ですとそうなった場合指導教員内定先にお詫びの連絡を入れる風習があるそうです。なぜ教員がお詫び?というのは不思議で可笑しいです。(自分はまだやったことがないですが。)

この問題はかなり根が深くて、大学の最短修業年限にこだわる学生と「(留学などの特別な事情がないのに)留年する学生は要領が悪い?」と社会が見なしていることが問題のように感じています。ホントかどうかわかりませんが、留年生が増えると文科省の評価が下がるということを同僚から聞いたことがあります。学生の学ぶペースはそれぞれで、遅ければ遅いなりにしっかり本質を獲得する可能性もあるのに、とにかく画一的な年限で卒業させようとする雰囲気が強いのは困ります。

優秀な学生も、学習内容の獲得に時間がかかる学生も、外部から見たら区別がつかないのが今の大学の現状ではないでしょうか。(もちろん社会大学で学ぶことにそもそも期待していない(と考えている)風習も遠因でしょう。でも本当にそうなら、卒論が未了で卒業できない学生でも企業採用して欲しいものです。)その点では、それに限らず、様々なところで大学教育の画一性が現場で深刻な混乱を招いています。文科省大学設置基準をはじめとした時代にそぐわない規制が未だに現場を支配しているのが現状です。もっとも、文科省責任になすりつけるのは不本意で、大学のなかの人のマネジメントが成功しているとは言いにくいという点も付記しておかないと不公平でしょう。

なんだか天に唾するエントリになってしまいましたorz

余談1)について

ちなみに、博士課程進学者就職難が問題になっていますが、個人的には研究者というのはリスクの高い商売で、小説家に近いような印象を持っています。小説家作品セールスに失敗しても誰も同情してくれませんが、博士課程に進学したのに満足に仕事もないと文句を言う人が多いのは、博士課程という高学歴社会的成功と線形の関係を持つと考えている人が多いのでしょう。実際には研究テーマも自由に決められるのだし、そんな単純なものではないと思います。もっとも、一度終の棲家に就職してしまえばサラリーマンですが。

2009-02-22

 原油の需要について。

 戦争でも起きない限り、当面、減る事はあっても増える事はないのであるが、だとすると、どのくらいの価格が妥当なのかという話になる。40ドル以上では需要がしぼむばかりであるし、かといって、20ドル台に突入してしまうと、原油の輸入を必要としている国家地域中東原油を買うしかなくなり、中東の発言力が大きくなりすぎて厄介である。

 ということで、需要面では安ければ安いほど良いのだが、地政学的には、30ドル台をうろうろしているのがcomfortableとなる。

 ただし、原油の輸入や精製が独占状態になっていると、その部分で利幅を取る動きが出てきて、結果的に、小売価格が下がらないという事態もありえる。需要を喚起するのに妨害となっているのは、燃料に対する環境目的の懲罰的課税だけでなく、規制や許認可による新規参入障壁がカルテルを形成しやすい環境を発生させ、結果的に、価格が吊り上がるという事もあるのだ。

 需要が全体的に減少している為に、ガソリンスタンド等の小売業者が利幅が薄くて困っていても、輸入や精製といった寡占体質の業界では、利幅を厚く取れるという展開が、十分にありえる。市場に任せるならば、徹底的に任せるべきであり、中途半端規制や許認可が残っている状態が、一番不合理な事象が発生しやすいのである。

2009-02-04

http://anond.hatelabo.jp/20090203230853

 そうだよ派遣ゴミだよ。難しい経済政策とか雇用とかのことは分からないがこれだけは言える。あいつら人間的にクズだよ。

 派遣で働いてたことがあったが、あいつら、ちょっときつい仕事だったり自分に合わない仕事だったりすると、平気で休む。三日の短期バイトでもそういうことするんだぜ? その尻拭いは派遣会社社員がやる。あいつらは責任ってもんを知らねぇんだろうな。

 で、ひどいのになると、休んだ奴(派遣の奴な)の代わりに入ってきた臨時の奴が、初日で「昼飯買いに行ってきます」とか言って逃亡してんの。逃亡だよ? 仕事引き受けておいてそんなことするんだぜ。本当のクズだと思ったわ。

 で、地方出身なんで同じ派遣の先輩の車に乗って仕事場に行くことがあるんだが、そいつらが話すことと言ったら、パチスロか女のことばかり。一時期パチスロだけで生活してた、とかその類の話。そういうゴミみたいなプライド自意識保ってるんだろうな、と思ったよ。35歳の奴と車に乗ったこともあって「この年になると肉体労働がきつくてねー」とか言ってて「あーそうですよね」って適当に話合わせてたんだけど「お金たまんないよー」とか言ってたんで「やっぱ厳しいですか」とか言ったの。んで、話が続くと、そいつの趣味旅行って分かって、しかもそいつ一回の旅行に五万ぐらいつかってて、季節に一回ぐらいのペースで行ってる。そりゃ金たまらないのも当たり前だろwって思ったよ。

 他にも派遣の人と一緒に働いてきたけど、まー、大体、肉体労働DQNっぽい人で、弁当詰める系の作業は暗い人が多かった(こっちには女DQNもいたけど)。俺は大学卒業して就職したからもう派遣の人とは縁がないけど、技能とか学歴が無いとかそれ以前に人間としてダメなんで、営業とか小売業とかそういうのも任せられないな。あいつらと仕事したい、なんて思う奴はよほどのマゾだろ。

 アルバイトはやったことないんで現場はよく知らん。

2008-11-05

http://anond.hatelabo.jp/20081105185437

全国展開の小売業なんだけど、行く先々で女食ってるやつとか妻帯者独身者問わず普通にいる。

転勤族の間じゃ知らない間に穴兄弟になってるやつもいるんじゃないかな。小売業の男は基本的に猿だからね。

妻帯者でも大体が単身赴任者だから、リング外して独身の振りして女と遊んでるしね。

まあ、中にはヤリ過ぎて浮気相手の女(婚約者有)を孕ませちゃった人もいて、女の両親や婚約者婚約者の両親を巻き込んだカオスな展開になっていた人もいたけどね。

2008-10-29

[][]クルーグマン米国日本になってしまった」

http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200810220019a.nwc

ポール・クルーグマン氏(55)と初めて出会ったときのことは忘れられない。男子トイレでの出来事だった。

 1998年8月、シンガポールトイレで手を洗っていると、隣に(著名な)エコノミストがいることに気づいた。クルーグマン氏が今しがた講演した「流動性の罠(わな)」による日本経済の弱体化について、ちょっとした雑談をしながら、私たちはトイレの流し台が壊れているのをみた。

 「これこそまさに、流動性の問題だ。世界中どこに行ってもつきまとってくる。」クルーグマン氏は顔色一つ変えずにそう言った。

 そのときのクルーグマン氏のジョークを思いだしたのは、彼がノーベル経済学賞を受賞したからというわけではなく、国際金融システムが陥っている状況と関係があるからだ。問題は各国中央銀行が信用、ひいては経済コントロールする能力を失ってしまうのかどうかにある。

 ≪アジア危機を予言

 「経済活動における貿易の傾向と拠点の分析」によってノーベル賞を受賞したクルーグマン氏は、日本バブル崩壊後のいわゆる「失われた10年」に関する研究でも知られる。

 アジアクルーグマン氏に対する評価が高まったのは1990年代半ばのことで、当時、同氏は1997年のアジア危機を首尾一貫して予言した人物の一人だった。その数年後には、クルーグマン氏はアジアが目覚ましい回復を遂げると予測し、的中させた。

 日本金融政策の停滞に関する調査研究が、アジアやその他の地域にも通じることを証明した。日本の「失われた10年」が、例外ではなく世界中蔓延(まんえん)するリスクだ。

 米国も例外ではなかった。1月以降、米連邦準備制度理事会は主要政策金利を4.25%から1.5%まで引き下げてきた。そうした政策が米国経済の支援となっただろうか。

 ≪「米国日本に…」≫

 中央銀行金融政策を施してからその効果が経済に表れるまでに相当な時間差はあるものの、米国消費者は信用危機の予期せぬ影響を完全には体感し始めてはいない。バーナンキFRB議長は一段の利下げ圧力にさらされるであろう。

 クルーグマン氏は、ブルームバーグインタビューに対し「あらゆる点から考えて、われわれは“流動性の罠”の領域にいる。バーナンキ議長はあと何回か利下げを実施できるが、実体経済に影響を及ぼさないだろう。ええ、そう。伝統的で従来型の金融政策が奏功する余地はない。弾切れだ」と述べ、さらに「米国日本になってしまった」と語っている。

 ≪ケインズ主義浮上≫

 クルーグマン氏はまた、経済において政府が果たす役割を重視するケインズ経済学ケインズ主義)の提唱者でもある。12日に米NBC放送のインタビューに対して、ニュージャージー州知事ゴールドマン・サックス会長のジョン・コーザイン氏の発言を補足して、「恐らく肝心なのは、われわれが実体経済に対する刺激を必要としているということだ」と語っている。

 王立科学アカデミーが期を逃さず現時点でクルーグマン氏への授賞を決定したのは、ケインズ主義が過去の遺物ではないとの認識が高まっていることと関係があるように思われる。

 現状はケインズ主義が葬られたとする向きにはほど遠い。米国金融システム国有化しているのと同様に、航空会社自動車メーカー、大手小売業者が政府資産としてバランスシートに計上されるのも時間の問題のように思える。

 グローバリゼーション世界に、国有企業民営化され、そして再び国有化されるといった循環をもたらしている。レッセフェール(自由放任)型資本主義の信奉者である経済学者フリードマン氏の政策よりも、長きにわたってケインズ提唱し、最近ではクルーグマン氏が主張する経済政策に軍配があがるように思われる。

 しかし、やはり最大のリスクの一つは、中央銀行の(存在)意義が危機にひんしていることだ。日本の信用システムはいまなお罠にかかったままだ。他の国が日本と同じ羽目に陥れば、事態はさらに悪化しかねない。(William Pesek)

                  ◇

 William Pesek氏は、ブルームバーグニュースコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です。

2008-10-28

経済恐慌でも平和ボケオフライン

一ヶ月ぶりぐらいの益田

それまで毎日全部の記事を読んでレスしてたりしたんだけど、すっかり増田11からレギュラー落ちしてしまった。

増田今日も元気みたいね。よかったよかった。


ところでさ、ひさしぶりで匿名で書きたいとおもったのは経済の話しなんだよ。

経済の話し。

事態がどんどん深刻になっていってるのにあまりにもーみんなのんきだからちょっとなんだろうコレと思ってさ、だらりと書いていこうとおもうんだ。ま、世界経済がどうなったってあまり関係ないとは思うんだけど長文すきな人はよんでよ。うん。


思い返してほしいんだ。

原油先物があがったときにガソリンの値段あがったでしょ?

よくいわれることだけど、先物の値段は半年ぐらいあとに現物の値段として反映されるのね。

誰がいった言葉だかわすれちゃったけど、

市場未来予測したものや経済天気予報ではない、既に取引された結果なんだ」ってね。

実際の現物商品への値段変動はいろんなところで干渉されてもっとマイルドな変動になるけど、

でもその値段で取引されている以上、将来にはそういう風にうごくんだよね。


原油がとうとう55ドルになっちゃたよ。ほんのちょっと前まで147ドルだったんだ。

http://www.fuji-ft.co.jp/chart/genyu/index_m.htm

バカみたいな値段変動だろ?信じられるかい?

だからガソリンの値段はあと半年ぐらい下がりつづけるよ。

よかったね('(゜∀゜∩

ドルもそうだよ。

ほんの一ヶ月前まで120円だったのが先週末とうとう90円にタッチした。

25%割引のバーゲンセールが始まったとおもえばいろいろ買い放題だよね!

やったね☆(ゝω・)v

でもねいいことばかりじゃないんだ。

東証の株が下がったよね。

7100円台まで行っちゃった。26年ぶりの水準だって。

お金持ちは大変だよね。鳩山っていう政治家がうん十億損したんだって。

東証一部だけで500兆円あった全部の会社時価総額が1/2以下になっちゃってるんだって!

250兆円も消えてなくなったわけさ!

こういうことをいっても、みんな、

( ,_ノ`)ふーん。

って顔で終わるんだよね。

寂しいことだよ。

でもね、国民年金だって半分は株で運用しているんだよ?

単純に考えれば年金の1/4はもうなくなったと思っていいとおもうんだ。

企業年金だってそう。大企業とよばれる会社資産運用していない会社なんてないんだ。

金持ちにしか関係ねぇ」とおもっているような層が一番モロに直撃するんだよ。

なんでか?

おらも素人だけどちょっと説明を試みてみるよ。

0.どこぞの業績が悪化する

1.関連の評価がさがり金融資産が大きく目減りする

2.財産だとおもっていたものがそれほど財産じゃくなる

3.1の財産を預かって2借り入れをしていたつもりだったけど、金融資産の目減りにより担保が0.5の評価になる。

4.借り入れを存続させるために残りの0.5をどこからかもってこなきゃ!

5.調達失敗><  潰れちゃった!

6.あれ、うそ、そっち潰れるとうちも潰れちゃうんだけど!

7.え?うそ、潰れるの? 資金確保しなきゃ! 今のうちになんとか売りさばこう!

8.[経営者] わーーー、だめだー、つぶれるー ← いまここらへん

9.[庶民]  勤め先!取引先が潰れたー!きゃーきゃーきゃー(パニック


いまちょうど5-8あたりをループしてでかくなっていってるところですね。

もういろんなところがクランチ(不足によって発生するぴーんち)してます。

キャッシュクランチクレジットクランチキャピタルクランチ・・・etc

こういう状況を踏まえて、

はい、このニュースを見てみましょう。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-34552020081027

アングル:1兆円増資の三菱UFJストップ安、先行き懸念根強い


メガバンクがそれぞれ5000億を越す増資を発表したのだけど、すべてがストップ安です。

これはどういうことだと思いますか?

はい、そこの増田くん!

そうですね、評価されてないってことなんですね。

国内の銀行自己資本比率は9%ぐらいです。法的には4%だったかな?

他はお客さんの預金でそれを会社に貸し付けたり運用してその配当を利子にして還付しているんだよね。

銀行自己資本比率を割り込むまえに増資をせざるをえなくなります。

ここが増資にお金を回すことでさらにお金が不足します。

いま、日本上場会社には会社の帳簿上の資産よりも株が安くなってしまった会社が非常に多くあります。

株を全部買い占めして解散させたほうが安いという意味です。

ライブドアニッポン放送でやってみんなも学習しましたよね?

そういう会社が今ゴロッゴロしています。

なおも株は下がりつづけています。

それはつまり会社の評価そのものが毀損しているということなのです。

これがクランチです。

ガラガラと音を立てていままでの価値観企業価値評価が変わろうとしています。

市場はみんなが未来予測した結果ではありません。

既に取引された結果を表しています。

メガバンクは増資に踏み切りました。

不良債権の処理が進んでいて比較的財務健全であったため増資できました。

でも市場はこの額ではまだ十分だとおもっていません。

一兆円増資してもストップ安なんです。

もっと影響が大きいとおもっています。

さらに被害が拡大するとおもっています。

では、増資できないところはどうなるでしょうか?

・・・どうなるでしょう?

どうにもなりません。

いろんな意味DE!

もう、ほんと、どうにもならんのです。

既存のルールのなかではもうどうにもならないのです。

大切なことなので繰り返しました。

今回の金融危機で溶けてなくなったマネーは国内の上場企業をすべてつぶしても余りあります。

だから余計に混乱を生んでいるのです。

ルールを変えるとなると立ち行かなくなるところも出ます。

ルールを変えなくても立ち行かなくなるところは出ます。

延命をすれば回復が遅れます。

これが市場の取引結果が知らせるわれわれの未来です。

つまり、どちらに転んでも経済活動を営んでいるなにがしにも大きな影響を落とします。

それもいまの現役世代がいままで味わったことがないような大きな影響です。

現在市場は半年程度先に実態経済に伝わってきます。

雇用に影響してくるのはもう少し先かもしれません。業種によっては、もっと早いかもしれません。

地震の到達速度は業種という地盤によって違います。

市場での大異変は緊急地震速報が流れたようなものです。

そんな感じ。


ピー

震度8震源国際金融業界10秒後到達します。

震源地金融業界直下型マグニチュード8.5が発生しました。

既に金融業界では多大なる被害が発生しており瓦解状態です。

不動産業界からの火災にご注意ください火災金融業界を再び襲う可能性があります。

建設業運輸業界のかたは度重なる被災で老朽化しているため屋外に避難ください。一時的な休業もよいかもしれません。

電気業界、輸送用機器は為替方面での火災により通行止めになる恐れがあります。

とくに金融部門に手をだしてしまっているような大企業は逃げ道がないかもしれません救援をお待ちください。

景気のいいところにぶら下がるよりない情報通信業界は地盤がゆるい分、地震到達速度が速くゆさゆさゆれます。

人きりの嵐が吹き荒れるでしょう。急なリストラには十分ご注意ください。

サービス業小売業地震の到達速度は一番遅いですがその分長く揺れます。

長周波震動により財務状況が健全でも倒壊の恐れがありますので避難が必要です。



この大地震はみんなが知っているレベル会社がいくつも形をかえることになるでしょう。

自分の知る限りでも早いところはもう動いていて、今月の頭にはもう具体的なアクションをしていました。

それがとうとう7100円代にタッチ

中の人たちの悲鳴ともつかない悲鳴ばかりが聞こえてきそうです。

いまのところ不動産業界からあがっているのは煙だけです。

なにか西のほうから大きな煙があがってるようにおもいます。気のせいかもしれません。

これに火がつくとと西ーのほうにある銀行が耐えられそうもありません。気のせいかもしれません。

フラッシュ火災になるとしたらここらへんかなとおもっていますが、気のせいかもしれません。

いずれにせよこの相場が教えてくれているのは、

近代日本経済終了のお知らせです。

あ、ちなみに韓国経済とかアイスランドとかはトリアージ的にはもう黒なので気にしてもしょうがありません。


ひとつの時代の終止符がうたれました。

いろいろな意味で感銘深いですがあまりぼーっとしてばかりもいられません。

しっかりみんなを避難させてけが人の出ないようにするよりありません。

あとはどれだけこれを短時間に収束化できるかに掛かっています。


くれぐれも「バナナが何かいいらしい」ぐらいの民度で、

銀行がなにかヤバイらしい」と取り付け騒ぎをおこさないように。

おとなしくバナナを半年分ぐらい買いだめしておきましょう。

かつぶしもな!

にゃー。

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