2010-02-15

ttp://blog.honeyee.com/ttakashiro/archives/2010/02/14/20102.html

February 14, 2010

日曜日の夕方、久しぶりに銀座に行ってみると、驚くほど活気がない。

有楽町西武は、今年閉店するという。

そのトピックは、なによりも精神的に大きくこの街に響いているように見えた。

実際、ガラガラだ。

しかし、デパートが閉店することが問題の本質なのではなく、

デパートは、いつ、なんではじまったのかを、いまもう一度考えるときなのではないか?

そうすれば、この先行きがわかるのではないか? と夕方の銀座でしばらく考えた。

かつてロンドン在住時、「ハロッズ」の三軒隣に住んでいて、

毎日のように「ハロッズ」に通って、デパート本質はなんなのか、オンライン時代に必要なのか、を真剣に考えたことがある。

調べてみると、その起源は19世紀にさかのぼり産業革命大量生産されたものを集めて陳列する場所からはじまったことがわかった。

だから産業革命の地、イギリス小売業デパート発祥の地となったことを思い出した。

実はデパートが終わることは、産業革命以降の大量生産時代の終焉を意味し、

二十世紀都市構造や、モノを集めるという思想がもうじき終わることを、身をもって僕らに教えてくれているのではないだろうか。

夜になると、銀座の街に明かりは灯るが、その灯は数年前より暗いと感じる。

  • http://anond.hatelabo.jp/20100215204224 デパートの閉店が相次ぐのは何故か。 品揃えが「そごう」でも「三越」でも「伊勢丹」でもどこでも一緒だから、 一般人が一店舗に飽きたら日本中全ての...

    • 百貨店閉店のそれについては、「ロジスティクスの改善」に勝る言い訳はねえんじゃないかなあ。 10年前ならいざ知らず、今はカード一枚で椅子から動かずなんでも揃う(要に見える)...

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