はてなキーワード: 失火とは
元増田の出身校の体制がどうなっているかは判らないけれど、小学校の移動教室は何校かで体験したので、参考までに書きたいと思う。
移動教室や修学旅行で、先生たちが酒盛りをしているというのは昔のイメージだったりする。消灯後も忙しいのだ。
小学校の場合、消灯は21時頃であることが多いと思うが、教員はその後フリーになるわけではない。
まず、消灯直前までに、寝る前の服薬が必要な子に頓服済みか確認する。夜尿癖のある子を、トイレに行かせる。
消灯後は、大多数が寝静まるまでは廊下に居り、男子が女子の部屋に忍び込むのを邪魔したりする(悪く思わないでほしい。現に「15歳の母」のような事案は存在するのだ。避妊具でも発見した日には厳戒態勢である。「避妊するだけマシ」という論理性は危機管理には通用しないし、「小学生だから」と甘く見ると大やけどをすることを教員は痛いほど分かっている)。
それと平行して、風呂を済ませる教員もいる。宿の風呂が深夜まで使えるならば良いのだが、23時までだったりすると、主任の先生は風呂を諦めることもある。部屋にシャワーがあれば最高である。また、イベントの担当などの小規模な打ち合わせを行ったりする。
その後、22時~23時あたりで、一度、全体ミーティングを行う。20~30分ほどのことが多かったように思う。実踏で確認はしていても、いざ児童を引率すると、思わぬ問題が発生したりする。見学先やバス移動時のサービスエリア、鉄道利用時の駅などで、居合わせたお客さんから苦情を頂くこともある。その場合は翌日に同じことが起きないよう検討しておく。また、翌日の注意点も共有し合う。タイトなスケジュールだったり、自由行動やオリエンテーリング等で迷子になりやすい場所を確認したりする。
……とはならない。
23時半~0時を目途に、夜尿の心配のある子を起こしてトイレに行かせたり、喘息発作の起きやすい子の様子をみたりする。体調不良の子が居れば、その子の様子も確認する(これは基本的には養護教諭マターだったりするけれど、担任も度々様子を見に行くだろう。性悪説で考えても、子供の信頼を得られなければ、仕事がしにくくなるのは目に見えている。ここで手を抜くのは損である)。
そして、自分のための支度をして、仮眠となる。そう、たいていは仮眠なのだ。不寝番の時間が来るまでの。
もし幸運にも不寝番をせずに済んだとしても、6時には児童が起床するので、その前に起きなければならない。寝れて5時間強だろう。帰りの電車やバスで教員が寝ていても、そっとしておいてあげて欲しい。移動教室や修学旅行は、何より睡眠不足との戦いなのだ。
なお、場合によっては2時ごろにも夜尿の心配のある子を起こしたり、喘息の子に吸入させたりする。この場合は担任でなく、不寝番の教員が代行する事も多い。
世間の目が厳しい平成20年代にもなって酒盛りをする文化が残っている学校は少なくなっているのではないだろうか。校長がカップラーメン位は差し入れをしてくれているかもしれないが、酒盛りをする勇気も元気も無いように思う(ただ、小学校教諭は体力自慢も多いので元気な教員は居るかもしれない)。中高の部活の遠征で、保護者も同伴するような場合は勝手が違う可能性もある。
「夜中すぎ」が何時かは判らないが、全体ミーティングに重なっていれば、そのミーティングを行う部屋によっては、教員が認知できなかった可能性はある。
なお、ミーティングの内容は、円滑なスケジュールの遂行の為の確認と、トラブルの未然防止がメインである。事故や喧嘩が起きるのが、教員は何よりも怖い。仮に、教員が責任感や正義感を持ち合わせていないとしても、である。トラブルが起きれば、教員は眠れないし、修学旅行後も後々まで尾を引く問題になる。児童が怪我をすれば最悪の場合は刑法犯、業務上過失致死傷に問われるのだ。正義感の無い教員が居るかどうかはここでは論じないが、正義感が無い教員が居ると仮定しても、DQNの襲撃や火遊びによる失火などは最大のリスクの1つであり、放置するのは教員集団の行動原理としてはあり得ない(個々としては不合理な判断をする者も居るだろうが、複数の教員がそのような不合理な判断をするとは思えない)。
結論を言おう。
元増田の件では、教員が酔っぱらいを認知していなかったか、認知はしたが対策をしつつ事を荒立てない選択をしたと考えるのが自然である。
前述したように、ミーティングと重なった場合、ミーティングの場所によっては教員が酔っぱらいを認知していなかった可能性がある。
もしその状況を教員が認知したら、教員自身のリスクを考えても、必ず何らかの行動を起こしているはずである。
認知していたとすると、たとえば、直接対峙せずフロントに連絡したり、児童に危害が起きないように注意深く見守るなどの対策をしていたことが考えられる。また、教員がおだかやに「お願い」を申し出て、酔っぱらいが素直に聞き入れてくれた可能性もある。
元増田の証言にあるように朝にスルーしたのは、「児童も寝ている時間であり、気付いてないだろうから、わざわざ言って不安にさせるのはよくない」という教育的判断が働いたのではないだろうか。まさに「寝た子を起こすな」の理論であるが、教員が、児童は寝ていたはずと思っていたのなら、ストーリーとしてあり得るのではないか。小学生は案外早く寝落ちするものである、という経験則が教員にはある。
実際は増田らが起きていたわけで、教員が本当にこのような判断をしていたのなら、これは結果論ながら教員サイドの判断ミスと言えるだろう。
教員サイドのポジショントークに見えるかもしれない。しかし、失火の可能性すらある状態を認知したら、怖いから放置するという判断はできない。むしろ、放置のほうが怖い。いかなごを校庭で焼くという明らかにネタの予告でさえ、万が一を考えて職員会議と警備強化を行うのだ。放置するのは不合理である。
あれは15年くらい前だったろうか。家からボヤが出て警察が来た。俺は何か色々しゃべって失火ということで済んだのだが、話はそこでは済まなかった。俺の記憶ではそんなことは起こらなかったからだ。
よっぱらっていたとか、寝起きだったとかなら分かるが、真っ昼間にアセトンかなんかを煮詰めててそれをこぼしたとかいいやがる。意味がわからない除光液煮詰めるバカがどこにいますか。
まーなん記憶はないけど、台所でそんなもん茹でたりひっくり返したりすりゃ、そりゃ失火もしますわ。というかよく死ななかったな。大やけどしたけど。
んで、その数日間の出来事がすっかりないってんで警察の人が困り果ててしまった。調書は取ったんだけど今度は全然違うことを言う。覚えてない、知らない。
しかし数日して、俺の仲がいい友だちに「あのことはよく覚えてるよ」とか言い始めたらしい。俺が。らしい。だって俺しらねーもん。
ここでさすがにおかしーだろって思う。靴屋の小人的なにおいがするよね。で、心療内科に行った。多重人格(今ではややこしい名前を使う、略してDIDっていったりする)の専門家で俺も名前を聞いたことがあるようなところに連れて行かれた。「あなたは多重人格です」といきなりオッサンは言った。「なんで分かるんですか」「交代人格が出てきたんだから多重人格だろ」「あんた何もしてねーじゃん」「時計をみてごらん」
45分くらい経っていた。記憶をなくすというのはよくあるが、時間がすっとぶというのはあまりないのでびっくりした。まあ、俺の仲には5,6人くらいいるらしく(逆に1,2人くらいしか居ない人はめずらしいらしく、俺は典型的らしい)治療の必要がある、と。
ガールフレンドができると、たまにだけど現れて、俺が話たくないような話をしたりするらしい。自分にもう何人か人格がいて、失火を起こしたり友人に電話を掛けたりしてるらしいってのは、ちょっと変わってるかもしれないけど俺には結構面白いことだった。
俺にも婚期とかいうやつがきたらしく、付き合っていた女と結婚すうことにした。そいつは俺のことをだいたい4,5人分くらい知っていた。そいつの、俺の(別の人格の)話を聞くのが好きだった。多重人格とかいうけど人を殺したりとかしなければ大したことないじゃんかくらいに思っていた。
朝、布団から起きると、4年連れ添った妻が居なかった。部屋はすっかり片付いて俺のものしか転がっていなかった。3歳の息子もいなかった。プラレールもなかった。
カレンダーをみると一ヶ月くらい経ってた。仕事はなくなっていた。
全く覚えていない。
その日、俺は大声とともに妻を外にひっぱりだし、ひたすら殴り続けたのだそうだ。子供が見る前で暴力はやめてくれと言ったらしいが、顔が真顔で一切聞き入れない感じだったらしい。ひたすら殴っていたそうだ。警察が来て、俺が引き取られて、嫁は子供をつれて実家に帰った。
そういや、父親の暴力に耐えかねて逃げ延びた母子がいたなーと思ったら俺のことだった。俺は俺を産んでしまったのか。
神経科医の言葉が思い。「DIDになった以上、結婚は諦めろ」と。俺ならうまくいくと思っていたんだよ。小説とかで読むのとだいぶ違うし。
離婚といわれてもピンとこない。嫁が「結婚の継続が困難な理由」としてどんな文章を捻り上げてくるのか今からちょっと楽しみだったりする。