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2024-03-28

anond:20240327213935

アメリカ20年、シリコンバレー10年の俺が現地の雰囲気を知らせてやる。

まず初めに、アメリカは住んでる場所所属してるクラスタによって見ているもの、興味のあるものが全く違うから、これは俺の私見ということになる。元増田元増田所属してるクラスタでの雰囲気はそうなんだろうなとしか言えない。ただ、あえてアメリカ人の平均的な雰囲気を知りたかったらespn米国トップページとかredditのr/sportsとか見ればなんとなくわかると思う。

元増田アメリカ大谷報道されまくってるとか言ってたが、シリコンバレーローカルニュースじゃ1日2日、スポーツニューストップで出ただけで、あとは毎日アップデートがあるわけでもないし、それだけで終わり。今ホットスポーツニュースはWorriorsやLakersがポストシーズンに行けるかとか、大学バスケとか、49ersオフシーズン事情とかそんくらい。野球だったらGiantsがどうとか。まあこれは南カリフォルニアにいけばちょっと違うのかなとも思う。

私見だがアメリカプロスポーツだとNFL>>>NBA>>MLBNHLMLSくらいの位置から俺のまわりじゃ大谷のことより八村のこと知ってる奴の方がよっぽど多い。今回のことをニュースで知ったとしてもなんかMLBトップ選手が金関係問題に巻き込まれてるな、くらい。そこまで興味がないやつが大半だから積極的大谷ギャンブルしたのか通訳が盗んだのかとか考えるやつなんてほとんどいないよ。

まあ永久追放かになったら別だけど、何か進展があたり結論が出たりしたら、1日2日間くらい、スポーツニュースではトップの扱いとして消費されてそれで終わりだと思う。

2023-03-14

チェコ日本スポーツと聞けば思い出すこと

WBC効果チェコが人気らしい。

チェコ日本スポーツと聞くと、きわめて個人的ではあるが思い出すエピソードがある。

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もう何年も前の話になるが、勤務先にチェコ大学院生のK君がインターンシップで来たことがあった。

留学している訳ではないので、日本滞在期間は短いインターンの期間中だけ。

K君は囲碁趣味だと言うので、実家にあった碁盤を会社に持って行って昼休みに対局してみた。

簡単に負かされた。私は級位者だが彼は初段くらいはありそうだった。囲碁が普及していない欧州ではおそらくは相当な強豪だろうと思った。

「いつもネット対局しかしないので、本物の碁石と碁盤を使うのは初めてです」とK君は言っていた。

(当時は囲碁AIはまだまともに使えるレベルではなかった)

そんなK君が貴重な週末を使って、一人で新幹線に乗り長野旅行するという。

週明けに会社でK君に会ったときに聞いてみた。

長野のどこに行ったの? 善光寺?」「違います

「じゃあ地獄谷?」「違います

「えっじゃあどこ?」「エムウェーブです」

「えっえっえっエムウェーブ!!!!????」

エムウェーブを知っている日本人がどれだけいるだろうか。

名前を聞いたことがあっても、その場所スケート場だとは知っていても、実際に行ったことがある人は少ないだろう。

私も一度だけ、たまたま建物の前を通ったことがあるだけだ。

わずどもってしまったが、K君は学究肌でインドアタイプ好青年。とてもスケートを好んでやるような人物には見えない。

長野駅に降り立ったK君は、外国人観光客が必ず行くであろう有名スポットはガン無視してエムウェーブ建物の前まで直行し、そこで撮った自撮り写真本国友達に送った。

すると彼らから

「SUGEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!」

という称賛の声が大量に返ってきたという。

そしてK君は、エムウェーブ以外のどこにも寄らずにまた新幹線に乗って、滞在している宿泊施設まで帰った。

この話をしたときのK君が、とても嬉しそうだったのが今でも印象に残っている。

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以下はK君によるエムウェーブについての説明と、後日私が調べた結果から事実関係再構成したものである

1998年長野五輪は、チェコにとって分離独立してから2回目のオリンピックだった。

チェコアイスホッケー代表が、この長野市内にあるエムウェーブで戦ったのだ。(追記あり)

当時のアイスホッケーの強豪国はNHL選手を多く抱える米国カナダそれからロシアの3国。

チェコは優勝候補とは見られていなかった。

ところが予選を勝ち抜いたチェコ代表決勝トーナメントでも快進撃を続け、準々決勝で米国準決勝カナダと難敵を次々と倒していく。

そして決勝で当たったのが、チェコにとって何かと因縁のあるロシアである

因縁理由は長くなるのでここでは説明しないが、気になる人は例えば「プラハの春」でぐぐってみるといい。

本国では国を挙げての大騒ぎとなった。

長野五輪では、アイスホッケー決勝戦北米への中継を想定して試合時間が決められた。欧州では早朝だ。

急遽、首都プラハ市民広場に大スクリーンが用意された。2月寒い日だったが、夜明け前から何万人もの市民が集まってきた。ちなみにプラハ人口は120万人。

大声援の中、決勝戦試合開始。

チェコが優勢だ。貴重な先制点を挙げた。

1万km離れた市民広場で大歓声が上がる。

ロシア必死に反撃するが1点を決められない。

1-0のまま第3ピリオドが終了した。

チェコにとって史上初の冬季五輪金メダルだ。

市民広場歓喜の嵐となった。

当時の現地報道映像をここで観ることができる。

https://www.youtube.com/watch?v=YtbtqMHe7to

この一戦はチェコでは語り草となった。

プラハ市内に「Nagano 1998」という名前スポーツバーが開店したくらいだ。

この店はその後も長らく営業を続けていたが、残念ながらコロナ禍で閉店してしまったようだ。

ここまでの話は、私もK君に聞かされるまで全く知らなかった。

長野五輪チェコが優勝したのは当時のNHKダイジェスト番組で見たような記憶がかすかにあるが、その後完全に忘却していた。

チェコTV局が野球中継をするのは今回のWBCが初めてだそうだが、Nagano 1998がもしま営業していれば観に来る客も多かったのではないだろうか。

日本でこのエピソードをご存じの方が一体どれだけいるだろうか。

追記: アイスホッケーの会場はエムウェーブではなくビッグハットだったらしい。K君は確かにエムウェーブと言っていたが、それが事実かどうかまでは調べてなかった。彼が会場を間違えたのか、会場の名前を間違えたのかは今となってはわからない。間違いを指摘できない日本人も含めて笑ってくれ。

2020-10-27

なぜドラフト制が採用されているのか

ドラフト制の発祥アメリカだが、そのアメリカでは実際に、

ドラフト制が独占禁止法抵触するという判決が出ている。

現在制限付きで許可されている状態のようだが、

このあたりの法解釈はややこしくてよく分からない。

逆にヨーロッパでは基本的ドラフト制が認められないので、

欧州サッカーなどは各チームがそれぞれに選手契約するかたちをとっている。

では何故そうしてまでドラフト制を採用しているかというと、

それは「チームの戦力均衡」を目指しているからだ。

日本プロ野球や、アメリカMLBNBANFLNHLなどは、

リーグ構成するチームが決まっており、

最下位からといって別のチームと入れ替わったりはしない。

そうした環境で目指されるのは「チームの戦力均衡」である

メンツが変わらないなら同じくらいの強さで鎬を削っているのが最も面白いわけで、

資金力のあるチームが有望な新人を独占するようなことは望ましくない。

そのためドラフトによって新人を均等に割り振る必要があるのである

リーグでの成績が悪いチームから選手指名していく「ウェーバー制」も戦力均衡を企図したものである

一方、ヨーロッパなどではピラミッド型のリーグ構成採用されている。

たとえばイングランドサッカーだと最上位のプレミアリーグから

プレミアリーグ→EFLチャンピオンシップ→EFLリーグ1→EFLリーグ2→ナショナルリーグ

以下、「22部」までのヒエラルキーが出来上がっている。

強いチームは常に上位を独占し、弱いチームはどこまでも下のリーグへと落ちていく。

そうして下位チームにも競争を課すことで消化試合を減らしているのである

またチャンピオンズリーグのような各国王者が参加する大会において、

自国のチームを優勝させるために戦力を一部のチームに集中させるというインセンティブもある。

日本プロ野球はどちらを目指すべきだったのか?

プロ野球場合ドラフト制導入はマネーゲームに対する反省が主な理由だった。

金満球団であった巨人阪神ドラフト制に猛反発したし、実際に巨人のV9が終わったのは、

ドラフト制度により戦力均衡が進んだからでもあるだろう。

一方で、1巡目の抽選や、かつての逆指名制度など、

戦力均衡とは逆行するような部分もあった。

結果としてどちらを目指すにしても中途半端になってしまっている。

ドラフト制の廃止をするなら2部リーグを導入する必要があるが、

たった12球団しかない現状でそれは難しい。

国際的な人気も得られない状況で、一部のチームに戦力を集中させて、

はたして人気・収益は確保できるのかという問題もある。

逆にさらなる戦力均衡を図るなら

・完全ウェーバー制の導入

サラリーキャップの導入

トレードの拡充

などを考えねばならないだろう。

なお個人的には「指名権のトレード」を導入してほしい気持ちがある。

2010-02-23

長野オリンピックの思い出

*ちょこっと加筆・修正

バンクーバーオリンピックで盛り上がってるが、98年には長野で冬季五輪があった。自国開催というのはやはり盛り上がる。ワールドカップも然り。

 

で、自分長野五輪には1日だけ観戦に行った。アイスホッケーアメリカvsカナダの試合を見たかったが、さすがに人気カードなのでチケットは売り切れていた。そこでカナダvsスウェーデンの試合を見る事に。ちょうど土曜日で休暇をとる必要もなかったし。チケットゴール裏で15000円くらいだったと思う。まだ社会人掛けだしの自分には交通費含めいい値段だったが、オリンピックだし仕方ないと思った。

 

開幕する前の長野五輪いまいち盛り上がりに欠けていたような気がする。でも開幕すると一変。スキージャンプやらスピードスケートやら、それはそれは盛り上がった。直前になって他のゲームチケットも欲しいと思ったがその頃には既に売り切れており、あとは現地のダフ屋頼み。

 

当日、開通間もない長野新幹線でひとりではじめての長野に行った。試合は夜だったので、まずは街をぶらぶらした。チケット買えれば午後の試合を観ようと思ったが、意外とダフ屋はいなくて、いてもやはり値段が高くて手が出なかった。駅前でスポンサーテントを覗いたり、善光寺にいったり、「おやき」を食べたりした。寒いながらも街は日本人外国人入り混じってカラフルで 華やかな様相だった。

 

会場はビッグハット。駅前からシャトルバスが出ていた。駅まで戻ってさらにぶらぶらしていたところ、郵便局の露天が出ていて記念切手などを売っていた。外国人もいたがどうやら局員さんが言葉がわかってなかったらしい。片言の英語通訳をしてあげたところ、無事買えた様子。お礼にピンバッチをもらった。SUOMIと書いてある。要するにフィンランドのこと。嬉しかった。

 

ビッグハットには少し早めに着いたので、ビッグハットの前にあるNHK長野放送センターで展示品など見て時間をつぶした。現地の人とも触れ合いがあった。ボランティアをやられているとかで、本番は見れないが練習とかリハーサルを見たとかお話を聞いた。ビックハットもNHKも新しい施設。オリンピックに向けて街や道路も整備されたという。そして別れ際、折り紙で折ったマスコットをもらった。今でも家にあるはず。

 

時間になったので、ビッグハットへ。ほとんどの観客は日本人だが、地元チームを応援するカナダ人やスウェーデン人もいたし、演出はNHL風で、まるで外国のようだった。席の近くに座っていたカップルお話した。既に何試合か見ているそうだ。普段、知らない人とはあまりしゃべらない人見知りな自分だが、そうさせる高揚感がオリンピックにはあった。

 

ハーフタイムか試合前か忘れたが、周囲が騒がしかったので何かと思ったらフィンランド代表のスター選手ティムセラニ選手ゴール裏で観戦してた。セラニしか知らなかったもので選手が何人いたかは不明だけど。サイン写真を求めている人がいたので自分サインをもらいにいった。そういうことは普段しないんだけど、やはり高揚していたんだろう。セラニは快く応じてくれた。ちなみにセラニバンクーバーにも出場している。

 

残念ながら試合の内容は覚えていない。観に行く事が目的だったので何となくそれで満足しちゃったのかも。

 

試合が終わると既に22時近くで、シャトルバス長野駅に戻る。そこからは夜行列車東京に戻ってきた。夜行列車というのも初めてで、なんか楽しかった。

 

オリンピックは競技だけではなく、人との交流や街の至る所でのイベントも含め楽しかった。その後、日韓W杯ドイツW杯も現地で体験する事になるが、世界スポーツイベントに参加することは本当に楽しい。若い頃にそういう体験が出来てよかったと思う。将来、日本でこのような機会があれば、是非皆さんも参加してイベントを楽しんでもらいたい。もちろん、外国に観に行ってもいいと思う。

以上、12年前の思い出。

 
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