はてなキーワード: 感情労働とは
BL愛好家の間ではクソデカ感情という、強い感情発露が好まれている。
これは感情を抑圧されてきた女性たちのバックラッシュだと思う。
反抗として、憧れ、あるいは奪還のために、フィクションの中に想いを求めてるんだ。
女性ばかりが抑圧されてきた歴史の、男女不平等の表れだと言える。
感情労働を暗黙利に押し付けられてきた時代を経て、男たちの仲の良さに敏感にさせられた。
社会に求められた責任に理不尽さを感じないためには、自分たちが好きで関係性を見出しているのだ、…と自分を説得する根拠が必要だった。
だから、原作であまり関わりが薄いキャラクター同士の間に隠された想いを探ろうとする。
お仕着せではなく自分たちの自由意志で発見したのだ、という体裁が重要だから。
それがあることで隷属しているという抑圧の感覚から解放される。
理不尽な性役割。スムーズな内面化のためには、この社会的な要請を直視しない方がいい。
必然、自分たちと同性である女性の関わりは避けられ、ボーイズだけが残った。
男社会へのレジスタンス活動ではないので、なるべく社会に迷惑をかけようとは思わない。
実際に、社会の末端構成員に攻撃された歴史があって、それは現在も何も変わっていない。
そのため学級会と呼ばれる、自主的な閉鎖性のメンテナンスを行う必要がある。
目立たないように自衛しなければならないが、厳しさへの不満は飲み込まざるを得ない。