2018年12月13日の日記

2018-12-13

母の事は大好きだけど、母のようになりたくなかった話。

母は専業主婦だった。

自営業の父と、父方の祖父母田舎ではあまり裕福では無いが、ごく普通の家だった。

私は一人っ子で、甘えん坊の私は幼い頃から専業主婦の母にべったりだった。

はいつもおやつ手作りしては、学校から帰った私に食べさせてくれたし、食事も品数が多く、テーブルいっぱいに乗っていた。

父はというと昭和思考典型的父親で、仕事から帰れば王様のように食卓に付き、用意されたビールを飲み、母は常に甲斐甲斐しく世話をしていた。

祖父母子供があまり好きではなかったのか、子供の頃何かしてもらったとか、良い思い出が無い。いつもテレビを見ては文句を言っている姿しか記憶がない。

我が家では外食嫌いの父と祖父母のせいで、母はいつも家族全員の食事を作っていた。

私が生まれて初めて焼肉店焼肉を食べたのは、19の時だ。それくらい外食したことがなかった。

から母はたまに私を連れ出して、クルマで40分の自分実家に連れて行った。母は免許を持っていなかったので、倍以上の時間をかけて、バスを乗り継いで。

母方の祖母は一人で定食屋を営んでいたので祖母アジの開き定食を食べるのを楽しみにしていた。

学校友達レストランに行った話余りにも羨ましそうに話していたのもあり、あまり外食できなかった私へ、少なからず罪悪感があったのかもしれない。

母は、近所の田舎特有のしきたりや、慣習にあまり良い顔をしていなかった。七五三には家に近所の人を沢山呼び、祝い酒を振舞うなどのアレだ。だから私の七五三は誰も呼ばず、家族だけで寿司を食べた。

古い考えや慣習に囚われていた田舎の中から見たら少し異質に見えたのかもしれない。

当然、祖父母はいい顔はしなかった。

そんな母の考え方は私も好きだったし、私も受け継いでいると思う。他所他所、家は家。というスタンスだ。

だけど、高校の進路相談の時、私は先生に進学はしないときっぱり告げた。

母は驚いていた。ずっと母がやんわりと敷いたレールを歩んできたと言う自覚は、少しずつだがあった。このまま母と同じような人生を歩むのではないかと言う恐怖があった。

母の事は好きだが、母のように家の為に全てを尽くし、行けもしない旅行雑誌を眺め、溜息をつく生活など耐えられない。そう思った。

今思えば、母が自分趣味らしい趣味をしていた所を見た事がない。おやつの時に作っていたお菓子作りは、趣味だったのだろうかもわからない。

高校在学中に公務員試験を片っ端から受験し、奇跡的にひとつだけ滑り込む事が出来た。家族は喜んでいたが、母は複雑そうな表情だった。我が家はさほど裕福では無かったので、家計を助ける為にも私は早くから働きたかったのだが、母は私を大学に行かせたかったようだった。

仕事は楽しかった。頑張れば認められるし、給料も出る。何より給料が入り、今まで出来なかった事が出来る事や物が買えるのが嬉しかった。

私は母を初めてのボーナス食事に誘った。

会話は、私の仕事、近所の事、テレビの事。

話していて、ハッと気づいた。

母の世界は、こんなに狭かったのか。と。

話題が、テレビ家族と近所しかないのだ。

私は幾度も母に働きに出るように勧めてみたが、父やボケ始めた祖母理由に首を縦に振る事はなかった。

帰りの車内で、母は不意に私を羨ましいと言った。

私は何も言えなかった。

母の事は大好きだし、感謝もしている。だが、私は母のようになれないし、なりたいとも思わない。

母の生き方否定するつもりもない。その権利もない。

家に居ても暇だとぼやく母に、私は実家にある私が集め続けたマンガや、小説を読んでみたらどうかと言ってみた。

私は結構オタクなので、昔から買い集めたゲームマンガ小説がたくさんある。

母は苦笑いをしながら読んでみる。と言った。感想を聞いた事は終ぞなかった。

あれから、十年近く経った。私は結婚し、子供にも恵まれたが、仕事は続けている。

もちろん、趣味ゲーム漫画アニメも買う。酒も飲む。お互いの趣味に口は出さない。

家事は夫と半分ずつ。子供が熱を出せば交代で休む。

母とは真逆人生を歩んでいるとは思う。もちろん、家族の事は大好きであるが、自分趣味人生も楽しみたい。

両親は、今や孫に会うのが趣味かのように毎週家に来る。

たまには、母と二人で旅行へ行きたい。いつも断られてしまうのだが、来年こそは、旅行プレゼントしたい。

母の事は大好きだけど、母のようになりたくなかった話。

母は専業主婦だった。

自営業の父と、父方の祖父母田舎ではあまり裕福では無いが、ごく普通の家だった。

私は一人っ子で、甘えん坊の私は幼い頃から専業主婦の母にべったりだった。

はいつもおやつ手作りしては、学校から帰った私に食べさせてくれたし、食事も品数が多く、テーブルいっぱいに乗っていた。

父はというと昭和思考典型的父親で、仕事から帰れば王様のように食卓に付き、用意されたビールを飲み、母は常に甲斐甲斐しく世話をしていた。

祖父母子供があまり好きではなかったのか、子供の頃何かしてもらったとか、良い思い出が無い。いつもテレビを見ては文句を言っている姿しか記憶がない。

我が家では外食嫌いの父と祖父母のせいで、母はいつも家族全員の食事を作っていた。

私が生まれて初めて焼肉店焼肉を食べたのは、19の時だ。それくらい外食したことがなかった。

から母はたまに私を連れ出して、クルマで40分の自分実家に連れて行った。母は免許を持っていなかったので、倍以上の時間をかけて、バスを乗り継いで。

母方の祖母は一人で定食屋を営んでいたので祖母アジの開き定食を食べるのを楽しみにしていた。

学校友達レストランに行った話余りにも羨ましそうに話していたのもあり、あまり外食できなかった私へ、少なからず罪悪感があったのかもしれない。

母は、近所の田舎特有のしきたりや、慣習にあまり良い顔をしていなかった。七五三には家に近所の人を沢山呼び、祝い酒を振舞うなどのアレだ。だから私の七五三は誰も呼ばず、家族だけで寿司を食べた。

古い考えや慣習に囚われていた田舎の中から見たら少し異質に見えたのかもしれない。

当然、祖父母はいい顔はしなかった。

そんな母の考え方は私も好きだったし、私も受け継いでいると思う。他所他所、家は家。というスタンスだ。

だけど、高校の進路相談の時、私は先生に進学はしないときっぱり告げた。

母は驚いていた。ずっと母がやんわりと敷いたレールを歩んできたと言う自覚は、少しずつだがあった。このまま母と同じような人生を歩むのではないかと言う恐怖があった。

母の事は好きだが、母のように家の為に全てを尽くし、行けもしない旅行雑誌を眺め、溜息をつく生活など耐えられない。そう思った。

今思えば、母が自分趣味らしい趣味をしていた所を見た事がない。おやつの時に作っていたお菓子作りは、趣味だったのだろうかもわからない。

高校在学中に公務員試験を片っ端から受験し、奇跡的にひとつだけ滑り込む事が出来た。家族は喜んでいたが、母は複雑そうな表情だった。我が家はさほど裕福では無かったので、家計を助ける為にも私は早くから働きたかったのだが、母は私を大学に行かせたかったようだった。

仕事は楽しかった。頑張れば認められるし、給料も出る。何より給料が入り、今まで出来なかった事が出来る事や物が買えるのが嬉しかった。

私は母を初めてのボーナス食事に誘った。

会話は、私の仕事、近所の事、テレビの事。

話していて、ハッと気づいた。

母の世界は、こんなに狭かったのか。と。

話題が、テレビ家族と近所しかないのだ。

私は幾度も母に働きに出るように勧めてみたが、父やボケ始めた祖母理由に首を縦に振る事はなかった。

帰りの車内で、母は不意に私を羨ましいと言った。

私は何も言えなかった。

母の事は大好きだし、感謝もしている。だが、私は母のようになれないし、なりたいとも思わない。

母の生き方否定するつもりもない。その権利もない。

家に居ても暇だとぼやく母に、私は実家にある私が集め続けたマンガや、小説を読んでみたらどうかと言ってみた。

私は結構オタクなので、昔から買い集めたゲームマンガ小説がたくさんある。

母は苦笑いをしながら読んでみる。と言った。感想を聞いた事は終ぞなかった。

あれから、十年近く経った。私は結婚し、子供にも恵まれたが、仕事は続けている。

もちろん、趣味ゲーム漫画アニメも買う。酒も飲む。お互いの趣味に口は出さない。

家事は夫と半分ずつ。子供が熱を出せば交代で休む。

母とは真逆人生を歩んでいるとは思う。もちろん、家族の事は大好きであるが、自分趣味人生も楽しみたい。

両親は、今や孫に会うのが趣味かのように毎週家に来る。

たまには、母と二人で旅行へ行きたい。いつも断られてしまうのだが、来年こそは、旅行プレゼントしたい。

anond:20181213110235

承認他者から得るものではないってのがどうしても理解できないなら

病院カウンセリングでしっかり説明してもらえ

承認他人からのもの必要不可欠と分からないのはお前がそれに困ったことがないから。

病院カウンセリングでは承認は与えられない。

どうしても分からないなら黙っとれ。他人を傷つけるだけ。怒らせるだけ。

お前みたいな人の心が分からない輩がKKO孤立させる。

anond:20181213110115

メールPDFもけっこうあれだけどな……

それともそれすらマシに思えるほど酷い環境にいるってことだろうか

きついな

anond:20181213015418

簡単に言うと「本人の努力や工夫だけではどうにもならないこと」だよね。

anond:20181213110125

マジレスされた。

日本にはそんな空気はまったくなかったし、海外にそういうものがあると紹介されてもいなかったよ。

HARUHI-ISM」といえば公式商品につけてるよくわからんキャッチコピーみたいなやつ、ってのがマジ。

いまググってUrban Dictionaryあたりの説明を読んでみたけど、作品ファン信者の単なる言い換えちゃうん?

anond:20181213110233

???

最低限の衣食住は憲法保障されるものであって資本論理適用するべきものではないでしょ。なにをいってるんだこの拝金主義者は。

anond:20181213110030

レスを丁寧に返事と捉えるの光属性という感じがして眩しい

そのままの増田でいてね

anond:20181213105737

からちゃんと読めよ。

働く理由は?

生きるのに金が必要から

衣食住に金がいる

の流れの後に

資本論理ならそうですね

ってレスから

日本に住んでる以上、生きる(衣食住確保)に資本理論以外何を適用させるんだ?って話だろ。

からかってる?

暇つぶしレスなら結構

マジなら日本勉強し直してこい。

anond:20181213093235

わかったふりはするつもりはない、実際全くわからないし

でも中途半端に関わるくらいならいっそほっといて欲しいというのには、実は迷惑じゃなかろうかと気にしてた部分だけに耳が痛い

anond:20181213092904

ちなみにお店では何歳表記ですか?

なんで医大がそんなに医療現場忖度するのは割と疑問だったが、大学病院があるんだった。

ラジコが伸び悩みっていう記事が上がってたけど、伸びないなら現状でちゃんと完結できるように頑張ってほしい

毎日欠かさず仕事場で聴いてるのでもしもがあったら困る

住んでるとこだとクソAMラジオしか電波入らんし

anond:20181213105612

ああ、すまん。

変に気を回してカタカナで書いたから、それが出てきちゃったのか。

ハルヒイズムは英文検索してみて。

FAXなんてもうやめろよ

うちの会社未だにFAXで自宅に資料送ってくるからFAXやめられない

こんなサービス無くなってくれれば、メールpdfとかで済むようになるんだろうな

anond:20181213105916

病院とかカウンセリングもただじゃないし、しかもそこでは承認は得られませんね。

人のこころが分かんない奴だなー

[]手塚治虫火の鳥 未来編」

これはやばい

読む前は、黎明編が2巻あってあんな感じだったし、たった1巻で終わる未来編なんて、あっさりありがちな未来像書いて終わるんだろうなって思ってた

実際、前半はそんな感じだった

でも後半からが怒涛の展開で、未来っていうレベルを超えた火の鳥全体のネタバレみたいな話になってた

そうか、火の鳥ってこういうウラがあったのかっていう

単純に不老不死の命を求めた人間悲喜こもごもマンガってだけじゃなかったのかって

これ子どもときに読んでたらどんなふうに思っただろうなあ

理解できなかったかなあ

頭わるいからなんじゃこれってなってそう

でも黎明編に比べると満足度はすげえ高かった

anond:20181213104732

犬と人間は違うし、人間から承認を求めてるものに犬犬言うのは意味がないどころか反感買うだけ。

己らは美食をとりながら、KKOには代用食(てか段ボールかなんか)ってことだからなそれ。

anond:20181213105405

批判優先順位が低い 

はお前の優先順位なんか知ったこっちゃねーで終わる話だし

医療の質とか公的要素が薄い

は、女医の大半が出産前線撤退するのも高齢者医者として稼働出来る年数が少ないのも事実だし

他二つは私立なら幼稚園大学も同じ

結局、金持ち名家のご子息ご令嬢が幼児の頃から庶民隔離されたセレブ校に通う事は許容出来る人が多い、ってだけなんだよな

医大の件も医者の子供や多額の寄付金払える家庭の子供が優先入学ってのはあん咎められてないしな

そもそも私立医大学費払える時点で庶民じゃないし

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