はてなキーワード: 盛り塩とは
そろそろ築100年の実家
・とりあえず割と広い
・地盤が頑丈らしい、確かに結構強い地震が来てもあまり揺れない
・離れ座敷をまるまる一棟自室に使えて快適
・離れは照明が電球で暗い、夜に部屋の端の方の物を探すときは懐中電灯必須
・壁が少なくてほとんど戸になってるので開け放てば風通しは最強
・敷地内を縦断する用水路があって自宅にいながらサワガニとか魚とかとれる
・床がところどころ抜けてる
・裏庭に「盛り塩を欠かしてはならない」と言い伝えられている古井戸があってなんか怖い
・居間、キッチン、玄関付近が全部土間、トイレも外なので日常生活で頻繁に靴かスリッパを履く必要がある
・屋内なのに土間に霜が降りる
・熱湯の蛇口と水の蛇口をそれぞれ捻っていい温度にする調整がやたら難しい
・開かない扉がいくつかある、逆に勝手に開く扉もある
・鍵がない扉、戸、窓が多すぎる
・窓すらないただの隙間もあるので、野生動物から僧侶、泥棒までその気になれば入り放題
・裏庭もジャングル
知人も私もそっちの感性皆無。知人のブログを通じての縁。その霊能力者の先生もブログを書いてて、知人が、
「この人おもしろそうだぞ」と。試しに行ってみっかー、と。
私は「そんなもん(幽霊とか)いない!」みたいな完全否定派でもなく、かといって、そういうのを感じた経験も一切ないので、スタンスとしては、「わりとどうでもいい」だった。関係ない、みたいな。
最寄の駅に着くと、50代半ばの、白髪眼鏡の紳士系おっさんが迎えに来てくれた。京都弁。フランクな、サラリーマンとしか見えないおっさん。スラックスにポロシャツ。
自宅でやってるらしく、15分ほど炎天下の中歩く。家は、なんというか、まるで生活感・生活臭の感じられない不思議な家だった。あと、玄関先とかによくある盛り塩がなかった。
彼は小さいときから能力があったらしい。「生まれてくる前は綺麗な世界だったのに、この世はなんか暗いなあ」とか言って両親を困惑させたりしたという。また、色々「見えてた」という。中でも面白かったのは、他の「見える」ものとは何か違うものが見えていたこと。「ゴリラみたいなのが見えてた」と。ずうっとそのゴリラ的なのが不思議だったが、大人になり会社員になってから、あるつてで霊能力者(先生の師匠となる人)に出会う。その師匠に、「その変なゴリラは不動明王様だ」と指摘を受ける。また、「龍神も守護してるよ」と言われる。その師匠に、「お不動様&龍神様がバックにいるんだから、のちのちは私と同じ職業になるねwww」とも言われる。
先生曰く、先生自身は、「そういう『神の眷属』の道具」であり、「彼らのロボット」なんだとか。
師匠に弟子入りして能力を磨き、脱サラ。そのあたりから、透視(霊視のことだと思う)→浄霊(除霊ではなく、昇天させる)ができるようになる。
二階の部屋に上がる。五段のデカい神棚以外簡素すぎる室内。テーブルに知人と私、対面して先生。
先生、仕事着に着替える。紺色の作務衣。首に、坊さんが掛けるような模様入りのやつ。手に長い茶色の数珠。
何をするかと思ったら、右手の指でやたらノートに書いた名前をさする。この時点でもう「あーなるほどね」的な感じの先生。さらに画数も見る。それは意外だった。(ちなみに知人の画数は完璧で、しかも霊的にも何にも問題なし、とのことだった)
「自分のこと以外でなんかある?」とのことだったので、自宅について見てもらう。先生、住所をノートに書く。さする。
最初に自宅。
先生は神棚に向かいなにやらぶつぶつ言う。あまり聞き取れなかったが、なんとなくこんな感じだった。
先生「岐阜県〇○群〇○についてでありますが・・・不動明王様・・・龍神様・・・なんちゃらかんちゃら・・・・」
実家には特になんかあるわけではないらしい。が、「暗い」「若干淀んでる」とのこと。なので、「空気入れ替えまめにしてね」と。
次は私本人。
同じようにお不動様と龍神様に呼びかける。今度は数珠を先生自身の胸にバシバシ当てる。さらに背中にもバシバシ当てる。3~5分ほどそれを眺める。で、浄霊、つまり憑いてたやつの昇天(成仏?)終了。
私は特になんにも感じない。喫茶店で冷たいコーヒー飲みたいなあと思ってた。
先生曰く、憑いてたのは江戸時代あたりの女の不成仏霊(40歳くらい)だと。
結構長い間私に憑いていたと。そんで、私の生命エネルギーをちゅうちゅう吸ってたと。そりゃしんどーなるわ、と。でももう昇天させたので、これからは元気いっぱいになる、と。あと、私はごくごく弱い霊媒体質だと。
今後そういうのを遠ざけるには何したらいいかと聞いたら、「とにかく汗をかくこと!(循環・新陳代謝よくする意味で)」と言われた。「サウナは?」と聴いたら、「サウナ?サウナね・・・」と、ちょっと微妙な顔された。運動ですかそうですか。あとは、「よくわからないお地蔵さんとか微妙な神社とか祠とかに絶対に手を合わしたらあかん」と。他には他には?としつこく聞くと、「それ以外別にない」とのこと。ただ、「源泉かけ流しにかぎり温泉はいいよ」とのこと。下呂温泉はあかんらしい。まじか。
その後しばし雑談。色々聴いてみたことを箇条書きに。
・医者、特に精神科医の人は強くないとやられる。気付いてないけどすごいのを背負ってたりするらしい。
・仕事の対象は、「憑りついた不成仏霊」「邪気」「因縁」のみっつ。
・「邪気」とは、妬みや恨みとかの、その人に向けられた負の感情
・「因縁」とは、先祖がやらかしたことの報いみたいな。先祖が武士だった人に多いらしい。これが一番難儀らしい。
・この世は、霊格の高低色んな人がいる。神レベルの人から、しょうもないのまでピンキリでごちゃまぜ。
・だからこそ面白い、とのこと。あの世に行ったら同レベルのとしか関われないとのこと。
・死ぬ前一週間くらいにお迎えがくるらしい。
・自殺の場合はこない。むしろ、厳罰喰らうらしい。成仏できずさまよったり?する。
・木村藤子という人はガチ。ただ、客が殺到しすぎて力が弱まってるらしい。
・「生霊」というのはない。というか、それは「邪気」のことらしい。(生きてる人が憑りつくとかはないということ)
・「なんか知らんけど自分が元気になる場所」こそがパワースポット。有名所が自分に合うとは限らない。
はっきり言って今一つ実感はないのですが、「霊能師」という人に初めて対面したので、面白かった。
ある時期から異様に気力がなくなり常に死にたい気持ちになり怪しい独り言をぶつぶつつぶやくようになったので、これはまずいと小さな病院に行った。そしたら薬をもらった。その時は分からなかったことだが、統合失調症だと判断されたらしい。その薬を飲んでたら、怪しい独り言はつぶやかなくなった。
でも異様にない気力と死にたい気持ちは2年その薬を飲み続けてもどうにもならなかったので、病院を変えた。
病院を変えて新しくもらった薬を飲んでたら、気力も回復し死にたいとも滅多に思わなくなった。それから1年。もう自分は病人ではないと思う。
時折は死にたいと思ったりする。失敗したら自分の頭を殴る。そわそわしてじっと座っていられないときがある。それは事実だ。
でもそんなこと、誰しもちょっとはあることではないのか?そうではないとしても、もう薬ではなくて自分の心でどうにかする段階ではないのか?個人的にはそう思うのだが、医者は薬さえ適切に処方していれば全ての異常行動はなくせるとばかりに、あんなことがあったこんなことがあったという私の近況報告を聞いては、すぐにあれこれと薬を変える。それが新しい医者になってから半年ほど続いている。寝るときについ暴れてしまった、と話したときに処方されたリスパダールなんて最悪だった。翌日から次の病院までの一週間、異様な落ち込みと戦いながら過ごすはめになった。幸い、調子が悪かったと話したらリスパダールはすぐになくなったが。
なんていうか、次の診察を受けるまでの1、2週間の間には、一つや二つくらい異常な行動があるだろう。それらにいちいち過剰反応されて薬を変えられるのは正直たまらない。次の診察を受けるまでの1、2週間の間には、異常行動がないときもあるだろう。それで良かった薬が効いたと納得されるのが腑に落ちない。
だから決して薬を飲むのを止めたわけではないが、昔っから人間の精神をハックするのに使われてきた手段にすがることにした。オカルトだ。盛り塩をして、祝詞を唱え、お香を焚いている。でも正直そちらもあまり効果を実感できない。
私は本当に病気なのだろうか?実はもうとっくに治っていて、異常な行動が出るのは薬の副作用だったりしないのだろうか?あまり薬に頼ることのない医者を捜すべきではないのか?本当にもう疲れているのだ。でも途中で薬を飲むのを止めたりしたらもっと悪くなるといわれている。下手な新興宗教の信仰よりもタチの悪い脅し文句だ。怖いよ、薬止められないよ。
統合失調症は症状が非常に多岐にわたる。それらが全部治ったりした人はいるのか?それらの症状は本当に病気としてみるべき症状なのか?ただの性格ではないのか?私は普通の人よりちょっと怠け者で卑屈な人間というだけで、別に病気ではないのではないのか?
辛い。何で1/100が私なんだよ。そんなに頻繁に現れる病気なら、もっとあっさり治れよ。ああ、本当に嫌になる。