はてなキーワード: 童貞とは
先月友人の披露宴に行ってきた。
我々は学生時代の友人で、ボカロやら音ゲー好きなオタク仲間として友達になった。
学生時代はやれ今好きな子がいるだの、キスしただの、まだ童貞は捨てていないだの、そういう話を沢山したさ。
卒業後しばらくして会った彼は、まるで別人だった。
メガネは外してコンタクトになり、眉もきれいに整えられ、全身高級そうな服で身を包み、グッチのポシェットを持っていた。
俺は、こいつとはもう住む世界が違うんだなと思った。彼もそう思ったんじゃなかろうか。
そんな彼の披露宴だった。
受付を済ますと、ホワイエのような場所に陽キャがいっぱいいた。
怖くて端っこの方に逃げるようにして向かうと、学生時代の友人たちもそこにいて笑ってしまった。
しばらくして席に案内されたが、見たこともないくらい豪華な装飾が施されていた。
こういう極めて不健全な「比較」をしてしまうから、今のところ予定はないが、自分の結婚式は挙げたくないとすら思う。
隣の卓が、彼が就活時期に知り合った友人のグループということで、とにかく陽キャ(に見える人)しかいなかった。
まず全員顔がいいし、自信に満ち溢れていた。胸焼けすら覚えた。
特に嫉妬で狂いそうになったのは、一人いた抜群のイケメンだった。
横浜流星とか吉沢亮とか、そういう系統の王道イケメンで、鼻筋もよく通り、髪型はビジネスマン然と綺麗に整っていた。
表情筋が左右対称に発達し、シンメトリーな美しい顔をしていた。
スーツや腕時計も高そうに見えた。そもそも俺は服飾については全くの無知だけど、そう見えた。
「これまで僕が歩んできた道に間違いはない!これから歩む道もきっと正しい!」
と顔がしゃべっているくらい、自信に満ち溢れた顔をしていて、眩しすぎて死にたくなった。
人間には大なり小なり悩みとかあるとは思うんだけど、あなたにはないのだろうか?
そう問いたくなった。
俺はしょうもないことで悩んでばかりだ。くよくよと人生が不安で不安でしかたないよ。
そういう人間らしい苦悩を、せめて自分くらいは愛してあげなくちゃ、と、最近ようやく大人になれたと思った矢先、これだよ。
どんな失敗や後悔も正解に捻じ曲げられそうな、「正義」が顔から滲み出している陽キャ。
個体としての確実な敗北。死にてぇ。
何故彼はそんなにも自信に満ち溢れているんだ。何故俺はこんなにも卑屈なんだ。
嫉妬で狂いそうになった。本気で泣きそうになった。
入場行進(?)時、その卓の陽キャの一人が、「おめでとう!!」と大声で叫んでいた。
俺なんかは、そういう不特定多数の前でそうやって目立つことが恥ずかしくて恥ずかしくて堪らないのに、そういう壁を軽々しく超えていけるそういうあなたたちの思考回路が意味不明で怖い。
関東人が関西人を、関西人が関東人を無意識的に怖がっているのと同じような道理で怖い。
完全アウェイな空気感で宴会は進んだが、我々の卓に一人、天真爛漫・天衣無縫な底抜けにイカれた友人がいた。
その人のおかげで、我々も我々の思い出に浸り、いい会にはなったように思う。
(増田自身が最近ようやく「他者比較」の呪縛から逃れつつあったことは上述の通りだが、このイカれた友人は本当に自分という軸しかもっておらず、そこにもまた少し妬いた。悪癖が治らねえ。助けてくれ)
宴もたけなわ、新郎新婦のお見送りの際、我々一行はどことなく雑にお土産を渡され、雑に追い出されたように、俺は感じた。
前後グループとの別れの挨拶の長さの差で会ったり、お土産の渡し方が丁寧であるかとか、そういうところに客観的な差があったように見えた。
プロンプトによく反応するキャラLoraを作るために、「表情差分いっぱい作りましょうね~いろいろなポーズ撮りましょうねぇ~衣装違い版も作りましょうねぇ~」って甲斐甲斐しく世話するけど、いざできあがって一通りの体位でセックスさせられるようになっているのを確認できたら満足して、以降二度と使わなくなるの、一回やったら女扱いが雑になるヤリチン君みたいで、自分にもこんな側面があったんだなぁって変な感心をしている。童貞不潔感系チー牛のくせに。
後、宥めすかさないとなかなかセックスしてくれないSD1系のキャラLoraを使って「お前も黒人チンポのオナホ奴隷なるんだよ!」って念じながら素材を作ってPony系に移植する作業をしている時の方が、Pony系でのできあいもので安易にセックスさせるより興奮もするし、考えてみればAVで一番興奮するのは冒頭部分のインタビューで女優さんが自分の変態性癖を恥じらいながら語るところでセックスしだすと途端に興味を失うことも多々あるので、私はどうもそこに至る過程をエロいと思うのであって、いざおっぱじめられるとどうでもよくなる性癖らしい。童貞不潔感系チー牛のくせに。
昨日の話なんだけど、仕事終わりに同期の同僚数人と飲み会をしたんだ。
皆けっこう鬱憤が溜まってたみたいで、久しぶりの飲み会ということもあってそれなりに盛り上がったんだ。
同期の女の子がそのとき「わたし、キスで相手の歯の健康状態が分かるよw」と笑いながら言ったんだ。
皆それに対して「すごっw」とか「いやいや、あり得ないからw」みたいな反応だった。
そのあと飲み会がお開きになって外に出ると、その女の子は家が近くだから歩いて帰ると言ったんだ。
23時前とはいえ、若い女性が夜に一人で歩くのは危険じゃないか。そう思って自分が家まで送るよと名乗り出たんだ。
彼女は否定することもなく、じゃあお願いと言われて、皆と別れて彼女を送ることになった。
店の前を離れて少し歩くと人通りのない閑静な住宅街になった。
飲み会楽しかったね、なんてことを話しながら歩いていると、ふと彼女のキスの話を思い出して振ってみたんだ。
流石にあれは嘘でしょと尋ねると彼女は笑って「じゃあ、試してみる?」と返してきた。
十秒くらいの長いキスだったと思う。
彼女の方から唇を放してきて、俺は驚いてしまって呆然としていた。
そんな俺を笑うように彼女は微笑み、「今のじゃ分からなかったから、もう一回」
そういって再びキスをしてきた。今度はがっつり舌を入れてきて、そのときにはもう完全に酔いが覚めていて、自分でもびっくりするほど勃起していた。
口を放すと、「うち、すぐそこだけど寄ってく?」と誘われた。
でも俺はあまりにチキンで、童貞なこともあって動揺しすぎていた。
だから思わず「いや、悪いし…今日は帰るよ」と言ってしまったんだ。
彼女はちょっと俯き、「ああ…うん…そうなんだ」と言って、それで別れた。
昨日のことは忘れてください、だって。
でも俺は忘れられない。昨日あのとき断ってしまったのも後悔してる。
これってどうすればいい?まだチャンスあるよね?