「教育バウチャー制度」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 教育バウチャー制度とは

2021-01-17

anond:20210117144401

A:保育士給料が低いのは政府価格統制により市場競争が無いため

B:保育は(質さえ無視すれば)誰でもできる仕事なので自由化してもダメ人材ガンガン入ってくるだけで待遇は上がらない

A:実際には消費者事業者労働者は質を無視しないから、低価格から価格まで幅広い園と幅広い給料求人が生まれ

B:保育というのは誰がやっても同じで、高い金を払えばその後子供の成長に差がついたりとかそういうことはない。だから「超高級な保育」というもの存在しない

A:実際には幼児教育重要だと思ってお金を出していいと考える人たちはたくさん居る

B:高い金払って高級認可外使う階層ってのが限られてるんだよ。夫婦フルタイム会社員でようやく世帯年収千万とかじゃ無理

A:それは認可と補助金という規制によって中価格帯が存在しないから。保育だけして安い園もあり、多少の教育も加えたり、遊びを重視したり、食事を気にかけたりなど各自特色を出す中価格の園もあり、それらがすべて高品質な高額な園もあるのが自然だし効率的

B:高級認可外で働いている人の給料が認可より高いかっつーと別にそうじゃないけどな

A:認可外全体と認可全体の給料比較ならそうかも知れないけど、"高級"認可外のとの比較なら違うと思うよ。

B:税金なしで全額親からの保育代で賄うとして、出せる親どの程度いると思う?

A:税金による補助と市場競争は完全に矛盾するものではないよ。例えば教育バウチャー制度などで市場競争をしながら補助する方法もある。

読解力がないと批判されたので、流れを簡単にまとめてみたけど合ってるかな?

自分最初から、「政府による価格統制を止めろ」と主張しているのであって、「教育に全く税金を入れるな」なんて主張してないんだけど。読解力は大丈夫

anond:20210117142534

勘違いしてる人が多いんだけど、税金による補助と市場競争は完全に矛盾するものではないよ。

例えば教育バウチャー制度なんかは解決策の一つだね。

教育用途にのみ使えるクーポン券を配って、使いみちはその家庭が好きに決められる。

gotoトラベルgotoイートみたいなものと言えば想像やすいかな。

あれも税金で補助してるけど、消費者がどこの旅館に泊まるか/どこのレストランで食べるかは各事業者競争してる。

2020-06-30

anond:20200630013826

当たり前だけど、自由を重視する俺も、構造弱者存在するってことは公正な自由競争を行う条件が整ってないってことなんだから弱者救済には賛成だよ。でもそれは自由で公正な社会のための地ならしであって、弱者の救済そのもの目的じゃない。あくまでそれは手段で、最終的な目標自由社会の実現(この手段としての弱者救済を否定するリバタリアニズムには明確に反対)。だから弱者側の要求自由や公正を脅かすのならそれに反対する。

リバタリアニズム弱者救済を否定していない。公権力による強権的な弱者救済を否定している。

自分意志自分財産を元に弱者を救済することは何も否定していないし、その行為を称賛する人や何なら賛同して寄付する人もいるだろう。

公権力による弱者救済を否定する根拠は、もちろん自己所有権侵害自分意志に反して自分財産接収され、自分意志に反する用途使用される)だけど、

もう一つ、公権力による弱者救済のための規制や介入は、市場原理に任せるよりも不効率であるということも大きな理由だし、(何をもって「公正」とするかにもよるけど)リバタリアンにとっては不公正でもある。

また、"実際に"弱者生活を良くするのは、資産を取り上げてばらまくことではなく、技術革新である

例えば、事故障害をおった人々の生活を"実際に"良くするのは、車椅子義手機能改善ロボット技術の発展だろう。

公権力による強制的財産移転は、資産の集積を元にした技術革新とそれによる生活の向上を阻害し、結局は弱者生活を良くすることにはつながらない。

現代富裕層貧困層格差原始時代格差よりも格段に大きいが、現代貧困層原始時代貴族よりも良好な生活環境に有る。

弱者救済について問題とすべきは相対的格差の解消(=富裕層から貧困層への資産移転)ではなく絶対的レベル改善(=技術革新安価大量生産)ではないだろうか。

上記無政府資本主義のようなかなりハードリバタリアニズム意見で書いたけど、

よりマイルド古典的自由主義最小国家主義では、例えば教育補助のための資産移転なども議論されている。

(その場合公教育ではなく、私教育を受けるための教育バウチャー制度のような形になるが)

リバタリアニズム社会全体の福祉向上や弱者救済を考慮していないかのような認識は改めてほしい。

2014-07-27

義務教育コスト可視化せよ

以前ちきりん女史が、

成人病予備軍に、成人病治療に投入される社会的コスト(=税金)を可視化して提示したら、

 予備軍が健康留意するようになった」と言うネタを投入してた。

「全ての社会サービスについて、投入税額を可視化したら、受益者側も節制するようになるのでは?」とちきりんは提案。

自分ちきりんの「社会サービス受益者に、投入税額を可視化提示する」のには賛成だが、

そうなると一番問題なのは保育所利用者に、投入税額を可視化表示」だろうな。

保育所利用者は、自らが支払う保育所利用料の数倍の税金が投入されてることを知らない

自分は「自分小学生の子供の、毎月の税金投入額(=本来なら授業料になるべき金額)」を知りたい、という風変わりな保護者

気になったので、義務教育に投入される税金を調べてみた。

小学生で年間約85万円、中学生で年間100万円」らしい。

仮に授業日数を250日と仮定すると、「1回あたりの授業料」は、小学校で3,400円、中学校で4,000円にもなる。

果たして、この金額を意識する保護者、そして児童生徒はどれくらいいるのだろうか?

小学生に対して、「この授業は、君たちの月額お小遣いの10倍ものお金が、毎日税金から投入されています」と、絶対に教育すべきだと思う

一般的に「人口高齢化は望ましくない、どんどん子供を増やすべきだ」と議論される。

しかしそういう論者は、

義務教育に年間1人当たり100万円、義務教育課程で900万円がコストとして嵩む」ことを織り込んで議論しているのだろうか?

因みに「日本全国平均で、小学生は3,400円/日、義務教育に嵩む」という話であり、

間違いなく市町村格差がある。

山中の分校で、生徒一人先生一人」なんて場合、間違いなく10,000円/日を超えている。

義務教育コスト可視化したら、間違いなく「増田リスト自治体(消滅自治体)の教育コスト」は

大都市自治体教育コスト」の倍以上になるだろう。

しかし、そういう不都合な真実の公表をためらうべきじゃない。

思考実験

義務教育保護者に「教育バウチャー、年間100万円分」を手渡して、公立私立国立なんでも選択できるようにすれば、どうなるだろう?

トヨタ的思考パターン、「カイゼン的思考パターン」なら、

一人当たり義務教育コストを、平成23年85万円⇒24年83万円⇒25年81万円⇒26年79万円と「カイゼン」していく、と思うのだが。

逆に言えば、投入金額を年間85万円でフィックスしているのなら、教育効果は対前年比1%づつ、20年で20%は改善していないとオカシイ

ところが、実態は、年によって「ゆとり教育」として一気に改悪したりしている。

義務教育バウチャー以上に、未就学児育児バウチャー制度の方が効果的かも。

未就学児を抱えた家庭に、一律月20万円を配布。その代わり保育園への税金投入を停止。

保育園に預けたい人は、月額20万円程度に値上がった保育料を負担しながら、保育園に入れる

明治33年の小学校令までは、義務教育でも(尋常小学校でも)授業料取ってたんだな。

思考実験

平成現代において、

教育義務だ、でも公立小学校通学に授業料年間85万円払え」

保護者に請求したら、就学率はどうなるだろうか?

義務教育保護者に「年間85万円支払え」と要求したならば、保護者の側も

もっと小学校合理的経営しろ」と逆要求するだろう。

「小規模校は統廃合しろ運動会は廃止しろ」等々。

「だから授業料を85万円⇒80万円⇒75万円にしろ」、と。

教育バウチャー制度小学校経営を「合理化」する効果があると思う。

自分高校日本史先生が授業で

 「江戸時代農民コメ経済ではあったが貨幣経済じゃなかった。

 明治になり、尋常小学校授業料という「貨幣で支払わなきゃならないもの」が

 押し付けられたせいで、農村は無理やり貨幣経済化を強いられた」

 と経済史の解説して、目ウロコだった

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん