はてなキーワード: さくらんぼとは
4年前、2028年のことだがちょうど仕事で二ヶ月丸々ペルー→パキスタンに出張していて、例の大型アップデートを逃してしまった。
手違いで会社側が不在届を提出しておらず、予備週間にも取りこぼされた。
まあ4年も前のこと、ver2.33の皆さんには思い出さないかもしれないが、4年前のアップデートでマルチタスク能力が格段に強化されたのは知識として知ってる人も多いと思う。
まさに地獄だった。出張から帰ってきたら仕事量は冗談抜きで4倍になっていた。会議を聞きながら書類作成、書類作成しつつも会議で意見を述べたり質問をしたり。って、あたりまえか。まあ今のみんなにはできて当然だし、4倍のさらに倍の仕事もこなせるのが普通のことなのかもしれない。が、アップデートを逃した俺には出来なかった。それまで俺はいわゆるエリートだった。販路開拓のために海外を飛び回る一流サラリーマン。ネイティブと変わらず話せる英語が自分の誇りだった。それが突然「無能」と呼ばれるようになってしまった。当時プライドが高かった俺は苦しんだ。転職を繰り返したが上手くいかず、ついには清掃や警備など昔の俺なら底辺と見下していたような仕事にまでついた。が、そこでもマルチタスクが求められた。同僚は当然のように12枚の監視カメラの映像をさらいながらカップラーメンを食べ、ソシャゲ(ソシャゲといっても昔の人間が考える猿のおもちゃのようなものとは違う)に興じていた。
アプデでクリエイティビティが強化された、正確には大脳皮質がどうたららしいが俺には理解できなかった。ともかく、その強化で周りの趣味がガラリと変わった。俺がそれまで好んでいたバラエティやお笑い、アニメや漫画は低俗で幼稚園児でも見ないくだらないものとなった。代わりに流行り始めたのが、昔なら博士課程でやっていたような学問と研究、抽象芸術、作曲や演奏活動。仕事で打ちひしがれて帰ってきて、テレビをつければ流れるのはわけのわからない数学の証明、それが理解できて当たり前で、むしろわからない俺が馬鹿。音楽も難解になった。音の数が圧倒的に増えて、俺には理解不能な多量の音の羅列になった。でも、俺以外の人間には音楽なのだと言われた。
流れ着いて入った工場の寮では、毎晩仕事仲間が集まって超複雑なルールのボードゲームをやっていた。自分の駒が24種類あって、山札が5種類、伝言ゲーム形式で11の単語を回し、それからサイコロも使うわけのわからないゲームだ。でもみんなそれが出来て当たり前だった。昔で言う将棋みたいに、ちょっと聞けばルールがわかるものという扱いだった。俺はそれを黙って見ていた。プレイできないことがわかると知障扱いされるからだ。
耐えがたかったのは、感覚過敏だ。俺は感覚過敏ではなかった。大型アップデート前は。それが、みんながアップデートしたことによって俺だけが感覚が異常に過敏だということになった。32年では、防疫的観点から全身をラップのようなもので包むのが当たり前だが俺かはこれがめちゃくちゃ辛かった。みんな当たり前だという顔をしていたが。それに、食べ物も味もアプデ後におかしくなった。すっぱいのに辛くてさくらんぼに似たフルーティな香りがついた茄子のような野菜、とか。そんなものばかりが出てきた。俺は焼肉と白米以外食べられなくなった。それでも白米はタバコの煙のような味がしたし、焼肉はメロン香料で味をつけるのが一般的だったが。食べられないことより、何より辛かったのは皆が俺を偏食扱いすることだった。俺は普通の味覚をしていたのに、突然病気のように扱われるようになった。
恋愛なども不可能になった。アプデ前は彼女がいたが、アプデ後に流行った高度な言葉遊びのやり取りに馴染めなかった。俺も昔はハイスペで、彼女もまた才女だったから、彼女は俺がウイットに飛んだ素晴らしい返しをすることを期待していたのに。例えばこうだ。彼女が「縦に並んだ魚のほうが左にあるけれど、地位ある鳥は歌わないものだわ」とか意味不明なことを突然言い出して、それに対して「あるいは薔薇も散る前は」とか言わなくちゃならない。外せば露骨にガッカリされる。適切な答えを出せたら彼女がどう反応するかはわからない。一回も正解したことがないからだ。ともかくこういう暗黙のやり取り?が出来ないせいで俺は生涯独身決定になった。あと性行為中に数字当てゲームをするのも人気らしいができる気がしない。ともかく異性と愛し合うこともできなくなった。
俺がこの増田を書き留めるのは、2.33だか、3.14だか知らない最新の人間に自分の現状を知ってもらいたいからではない。俺のような人間がこの時代にいたことを証明するために書いている。
もう一人落ちこぼれているという辛さも感じなくなった。もう前みたいに働いてないのも大きい。今は国の施設で保育園児みたいな扱いを受けてるよ。3桁掛け3桁の掛け算の暗算の練習をしてる。保育園児でもこれぐらい楽勝なのに、ここの施設の住人は全然出来ないんだよな。ただ毎日虚しくて虚しくてならない。
次のアプデでは有機的肉体の限界を突破することがテーマになるらしいから、見た目まで変わるんだろうな。
ただでさえ言葉が通じない知的障害者扱いされているのに、身体障害者扱いまで加わるんだろうな。各地でエレベータのない高層ビルが立ってるあたり、ジャンプ力が上がるのか?それとも空でも食べるようになるのか?肉体さえ失うのか?ニュースは見てるんだが難しくてわからないから想像しかできない。
ともかく言えることはひとつ、ちゃんとアップデートしないと俺みたいになるぞ。つって、もう俺みたいな取りこぼしは技術的に出てこなくなってるらしいけどな。
感想屋さんに依頼した。
動機は単純、自分の描いた絵が何に見えるか知りたかったから。画用紙に赤い丸を描いて、それがリンゴに見えるかさくらんぼに見えるか知りたかった。
目玉があって脳みそと繋がっているならどんな人でも答えられる質問(感想)だし、お金払った以上頑張って答えてくれるだろうから
「これはリンゴに見せかけた太陽で、生命の躍動を表現している」
といったヘンな感想を期待していた。
なんかもうぐちゃぐちゃだから箇条書きにするけど、
・返金トラブルがあった
・マシュマロ連投なにあれ?
・利用規約がめちゃくちゃ変更される
・納期聞いてもはぐらかされる
ヘンな感想は自分だけで楽しむつもりだったし、赤い丸をたくさんの人に見られると恥ずかしいからだ。
ところが料金がいきなり倍近くなったり、確定申告がどうのとかDMを晒すなとかどんどん追加されていく。横浜駅か?ってくらい増築される。
このままいくと
「気が変わりました!非公開依頼みーんな発表するし依頼した人も公開するね!」
なんてことになりかねない。
そうなる前にキャンセルしたいけど、トラブルになるのも面倒で、ひたすら感想が来るのを待っている。
さっさと感想もらって「はいさよなら」で楽になりたい。なのに納期いつですか?って聞いても
受けた依頼を全てこなすまで受け付け再開しないとツイートしていたけど、非公開依頼は非公開なのだから、積んでいても依頼者にしかわからない。
下手すりゃ永劫そのまんま。
僕の赤い丸は人質のまんま。
いっそ失踪中にnoteもツイ垢も消しておさらばして欲しかった。そうすりゃ3000円取られておしまいで、うわー面白い人もいたもんだ!で終わったんだ。
僕は今、感想屋さんは死んだのだと自己暗示してどうにか不安から逃れている。
逃げきれなかった上に吐き出さないと自家中毒になりそうだからこんなところに投げるんだけど。
目玉と脳みそがあれば誰にもこなせる仕事でも、こんな有様になることってあるんだね。
いやー面白い。そして同時に知りたくなかった。
依頼受け付け再開予定時期過ぎても感想こなかったらもうキャンセルでいいや。不安より楽になりたい気持ちの方が強いから。
あたりまえのことだけど、たくさんのフェイクを入れているしほんとうは依頼してないよ。
夏が近づいたら何かが起こりそうだという気が毎年するのだが、H&Mに行ってアロハシャツと短パンを揃えたくらいではなにも起こらなかった。
いや去年は無職になった。
事業が終了したら部署ごと無くなって、そこにいた人間がまとめてお払い箱になってしまうのは、いわゆる外資系で働いていればよくあることとはいわないまでも、珍しいことでもない。それまではわりに忙しかったので、失業手当でももらいながらちょっとゴロゴロするかと思っていた。
ブックオフで買った本も読み終わってしまって、日暮里の談話室ニュートーキョーでぼんやりしてたら、誰かが傍で立ち止まった。顔を上げるとNが不機嫌そうに睨んでいた。
なんでこんなところで昼間から優雅にメロンソーダ飲んでんだよ、しかもさくらんぼ入り、さくらんぼ、と突っかかってくる。うっせーな無職だからに決まってるだろうが、と返すと、えーなにそれとうとうクビになったの?聞きたい聞きたいと向かいに座ってくる。
他人の不幸にがっついてくるこの女とは、日暮里の西アジア料理店で知り合ったというよりは喧嘩した。床に座ってベリーダンスを見ていたら背中合わせでぶつかって小競り合いになったのだ。
それ以来、なにかと行動範囲がかぶる。谷中銀座の酒屋で角打ちしたり立ち飲みカフェに入ると気がつけば隣に立っており、なんでお前がここにいるんだよ、うっせーバーカと言い合いながら飲んだ。
沖縄に行くぞと言ったのはNの方だった。さっきクアラルンプールから飛んできたこの女はコンサルティングファームに勤めていて、成田への移動が面倒臭いという理由からスカイライナーが停まる日暮里に住んでいる。明日からバカンスなのはわかった。だがなぜ私がお前の旅行に同行しなければならないのか。お前はお前の男とリゾートを楽しめばよい。
そのようなものはいない。またお前は間違いなく暇であるし、もうすぐ夏である。よって明日7時半に京成の改札前に集合すること。あとはすべて手配しておく。
行きの便ではほとんど寝ていた。那覇空港に飾ってある蘭の紫が寝起きの目にぐりぐり来た。
空港で車を借りて安座間港という所まで運転させられた。そこからフェリーで久高島に行った。
島は静かだった。背丈と同じくらいある草木がもっさりと両側に茂る道をひたすら二人でまっすぐ歩いた。何もない。
浜に出ると白い砂の向こうに明るい青の海が広がっていて、誰もいない。大きなヤドカリが木の下から出て波打ち際に向かってゆくのをぼんやり眺めた。
で?
なぜ?
哀れむような目つきでNは大袈裟にため息をつく。
感じろよ。いままで考えてた夏はどうなった? 何か起こりそうと思ってた夏は。考えてたら見送るだけでしょう?
たしかに。もうそういうのはさんざんやってきた。何か起こりそうって感じた瞬間に、自分でガッとつかまえて、たぐり寄せないと、結局いつも同じ。
そう、ガッと。Nは手を熊手のような形に広げて突き出してきた。
その手首をガッとつかむ。もう片方の手でビール瓶を持ってNのグラスに注ぐ。
島の夜は出かける場所もなく、早く寝るしかなかった。部屋の電気を消すと、夜が本当に真っ暗なところに来るのは久しぶりだと気づいた。Nの髪は潮風に吹かれたせいか少しパサパサしていて、洗いたてのシャンプーの匂いがした。肌が触れあうたびに、日焼けの痛みでお互いに悲鳴を上げながらゲラゲラ笑った。
明け方に目が覚めるとほんとうに静かで、東京では知らないうちに騒音を気にしないで生きるようになっていたのだと気づいた。島に来てよかったと思った。シーツからのぞくNの寝顔は普段よりもずっと子どもっぽく見えた。日に焼けた足首には糸みたいに細い金のアンクレットをつけていることにはじめて気づいた。その瞬間、なんだか急に気恥ずかしくなった。
東京に戻ってからもNとは互いの部屋を行き来するような関係を続けたが、大喧嘩をして別れてしまった。もう気軽に沖縄へ行けるような状況ではなくなってしまったが、去年の今頃のことを思い出して曇り空を見ている。また夏が来る。
久々に街まで出かけたのだが、本当に人が少ない。コロナの影響かと思ったがこれはいつもである。わが町は衰退していっているのである。
基本、引きこもりなのだが、月1ぐらいで街まで用事を済ませにいっている。近所のスーパーでは買えない買い物だったり、仕事で必要な手続きなどなど。月末ということで、地方銀行が大混雑していた。
学校閉鎖にするほど今の日本はヤバイと聞いた。親が失業しても守るべきものは、子供命だろうと言っている人がいて、恐ろしいながら街に出かけたが、あまり変わらなかった。
喉が乾いたので、恐る恐るスタバに入って、新しいなんとも言えない味の「さくらんぼ フラペチーノ」を飲んだのだが、おばちゃんは井戸端会議をしているし、若い人はmacやらsurfaceを開いていて何かしている人もいて、恐ろしさは感じなかった。
我が街は、まだ感染者の発表はないからこんな感じなのだろうか。それともこの街が衰退しているように、この街の住民は情報から取り残されているのだろうか。
洗練された都会の人は違うのでしょうか。
まず大前提ですが、コメダ珈琲のコーヒーは美味しくないです。アルミカップのアイスコーヒーも氷多くて微妙。たっぷりも本当に1.5倍か怪しい
飲み物は素直に長靴とかジャーに入ったジュース飲みましょう。豆菓子には合わないけど
で、本題だが、コメダは椅子と居心地と時間を買う場所で。決してコーヒーを味わう場所ではないと思っている。限りなくスタバ寄り。でも意識は低い低い
雑誌やスポーツ新聞をどんだけ読んでも追い出されないし、仕事したって寝てても基本は追い出されない。むしろ水やお茶いっぱいくれる。1時間毎になにか注文を~とか回転率とか言わない。個人経営の喫茶店寄りだからだ
だからこそあの不味いコーヒーを我慢できるのである。あれ飲んで30分で追い出されたら暴動レベル。むしろモーニングにあんこをデフォにしてほしいくらい。もしくは豆菓子増量。それが出来ないならコーヒー美味しくして欲しい
何が言いたいか訳分かんなくなったが、
だと自分は思う。
間違っても1人で行ってかき氷とコーヒーのんで1000円以上払う場所じゃない。基本シェア。ミニシロノワールとか頼むくらいならシロノワールをシェアしろ
行ったことない人は店頭のメニュー表を見て欲しい。お一人様が頼むミニは量は少なくて値段は高い。そこからコメダの意思を感じれるだろう。『1人は帰れ』
何度も言うが、コーヒーは不味い。そしてミニではない食事も1人で食べたら腹一杯になるが、伝票見て一気に醒める。最低でも二人で行かなきゃお得感はない。シングル時代の日本には厳しいお店。それがコメダ珈琲
※追記
新宿に時間制限ある店あるのか。もうドトールで良くね?新宿で「わ~コメダだ~」とか言う奴はシロノワール頼んで写メ取ってクリーム溶かして皿ベトベトにするから90分で帰れってことか
コメダでコンセント付きの1人席とか、あの赤い椅子なら有りだけどドトールとかチェーンの窓際にあるような仕切りの無いテーブルと一人用椅子だったらコメダ行く価値の6割無いわ。
携帯と豆菓子とコーヒーとたまごバンズ置いたらテーブルの上大騒ぎだろうし、雑誌も落ち着いて読めないし
回転率とか客単価とか気にしちゃうコメダはさっさと上島か星乃珈琲店にでも変わっちゃえよ。それが出来なきゃコーヒー美味しくするか、豆菓子の量倍にして
※追記 その2
愛知県のモーニングってのは、平日もだけど休日家族が近所の喫茶店で合計2000円ちょっとで飲み物とパンとゆで卵とその他諸々を食べつつ昼くらいまで過ごす感じなんだよ。決して朝だとトーストとゆで卵がついてお得!じゃないんだよ
コメダには是非その空気を全国に広めて欲しい。休みにお母さんを楽させたろうよ。ヒレカツサンドを家族で分け合う姿や、4等分されたシロノワールを小皿に取って、さくらんぼを取り合う子供たちを見せてやれよ。カウンター席で1人でモーニングだけ食べるのはドトールとタリーズに任せとけ。スタバでラテとよく分からん甘いパン温めて食べてる人は同じ金払うならコメダが天国だぞ。ステッカー貼ったMacBookも居ないぞ
ちなみにバズってるミニコメバスケットは当たり外れ多く、見た目通りのサンドイッチと衣ばっかの唐揚げの事の方が多いので、再訪してガッカリするくらいなら良い思い出で済ませたほうが良い。あとミニサンドはミニだぞ。女性には良いが男性には物足りないぞ。そしてミニコメバスケットとコーヒーで余裕の1000円だ。雑誌読んでお茶もらって120分は居座りたいな!