はてなキーワード: シナリオライターとは
今思い返すとどうして自殺しなかったのか不思議なくらいだった。
今までいた田舎から東京に放り出されて一人暮らしを始めたことは、僕が過剰な開放感と万能感を持ってしまうのに十分だった。
自力でお金を稼ぐ快感に酔いしれた。大人だと錯覚した。家賃は仕送りしてもらっているのにも関わらず。
そしてパソコンを買った。免許もとった。バイクも買った。モノには困らなかった。
そうして自分の能力を錯覚した自分が次に手を出したのは、同人活動だった。
それなりに秋葉原に通ってはいたが、幼い頃から絵を描いてきて絵描きに憧れていたというわけでもなかった。
それは単純だった。クリエーターがかっこよかった。
というのも、周りの友人がヲタク的素養が半端無く、原画家やシナリオライターは神扱いされていた。崇拝されていた。
ヲタク世界で崇拝されることは世界の全ての頂点に思えていた。西又葵は日本で指折りの金持ちだと思い込んでいた。
知り合いの中にたまたま、コミケですんなり壁サークルに上り詰めた人がいた。
当時は無意識であったがどうも自分は顔を広げることは得意であったようだ。
その人にアドバイスを受けながら僕は元気よく描いた。
一応、高校の頃勉強がつまらないと落描きをしていたことはあった。とはいえその程度だったので最初の評価は酷いものであった。
それをバネにして、描き続けた。
ちなみにこのあたりで学校に行っていないのが親にばれ、退学してフリーターになった。
週6で夜勤に入り、日中は単発バイトがあるときはそれをこなし、ないと描いた。
そうして2年ぐらいしたところで、ふとある新商品を見て電撃が走ったのだ。
「これは流行る」
ずっと流行ジャンルに乗り遅れていたが、何故かその時は確信があった。
日中のバイトをしばらく減らして、描いた。
売れた。
そして僕は、部数にして4桁出せる同人作家になった。
相変わらず週5で夜勤のバイトは入れていたので収入はなかなかのものだった。
新しいバイクを買った。車が視野に入った。程度のいい中古のBMWすら乗り回せるんじゃないかと皮算用した。
いくつか商業の話は来ていた。
しかし、ラノベイラストやピンナップなどの単発仕事は何故か胡散臭いものだと当時の自分は考えて断っていた。
そうしているうちについに来た。
エロゲー原画。しかも自分を主軸に据えてくれるという。ふたつ返事でOKした。
そして、転落が始まったのだ。
待てど待てど上がってこないシナリオ。
自分を拘束するための「仕事のための仕事」、長ったらしい会議が繰り返された。
そうして消耗しきった頃、ついにシナリオが上がってきた。
イベント画の指定も一気にきた。
どう見ても絵にならなさそうなシチュエーション、どう見ても惹きつけなさそうなエロ分の少なさだった。。
同人経験をばかにするプロも多いが、その同人経験ですら、これは売れないと確信した。
そもそもシナリオに凝った結果、原画にしわ寄せが来るという状況が大間違いなのだ。
悲劇的なことに、プロデューサーはシナリオライターに心酔していた。
僕は描かなければならなかった。
明らかに売れないであろう失敗作とわかっていながら、描き続けなければならないことがどんなに苦痛か。
そうして、大失敗作はついに世に送り出された。
結果は散々だった。
自分たちのチームも加担したのかは不明だが、運悪く会社がちょうど傾いていた時だった。
社内はギスギスしていた。次の製作の予算がでるかわからなかった。
プロデューサーはだんだん「俺の言うことに口を出すな、気にくわないなら辞めろ」というスタンスになっていった。
相変わらず、シナリオライターには甘かった。
初めて人間に対する不信感が湧いた。
それがトリガーになって、今まで知らなかった他の世界に対する興味が湧いてきた。逃避の意味もあったんだろう。
お金を稼いでいる人や社会的に何か成し遂げている人のブログや本を、嫉妬心と不快感に苛まれながら読み漁った。
世界は果てしなく広かった。西又葵はそこまで金持ちではなかった。そして自分は仕事の本質を知りつつあった。
いつの間にか、生活リズムという概念は消え去っていた。なんども倒れた。精神科で薬を処方された。
毎晩薬を飲んで眠りに就く時間だけが幸せだった。数時間で目が醒めてしまうのだが。
突発性難聴を繰り返し、耳はもはやあまり聞こえなくなっていた。
しかし懲りずに自分の所感と成功者の言葉からヒントを得た、今後のブランディングをプロデューサーに説き続けた。
駄目だった。どころか、よりワンマンになっていった。
そして自分はひとつの疑念を確かめるべく、こっそり外注で他のエロゲーの製作を手伝いはじめた。だいたい予想通りだった。
時が経ち、作品が送り出されていった。もちろん、どれも売れなかった。
そして、僕はそっと、一つの夢の後片付けを始めた。
それからまた時が経った。
僕は年収4桁を数えられるようになった。
相変わらず忙しいことに代わりはないが、前向きに目標が立てられるいい業界、いい仕事だ。
仕事は突き詰めればつまりサービスであり、人に届いて初めて価値を生む。
そして、自分のした仕事の成果というのは、その仕事の品質とそれを受け取った人の掛け算だ。
エロゲー業界はあまりに受け取る人が少なすぎる割に、前者の品質だけは異常に求められる。
あまりにアンバランスな掛け算なのだ。
世界が見えていなかった過去の自分ということを引き算しても、まだまだ、後者の「受け取る人の規模」をしっかり理解して仕事を選べている人は少ないと思う。
資本主義社会が続く限り、この掛け算さえ忘れなければ、どんな状況からでも這い上がれると思う。
そして、絵描きさんへ。
本当に自分の描きたいものを描きたいのならば、プロにはならないことだ。同人の方がよっぽどピュアだ。
この記事に賛同しているy_arimもアニメライター(記事書く方)
いやだからさ、
基本的に、転移した膵がんはまず助かる余地がないです
NATROM 遠隔転移ありの膵癌だったら、抗癌剤拒否は理解できる。私だったら、抗癌剤治療受けるけど。
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/ssig33/20100825/1282722071
ひとまずそれなりに現場のことを知っていると思しい20100825225519の増田氏(この増田ってのは馴染めないんだが仕方ない)と専門家のNATROM氏が
「このケースは、スタンダード治療である抗癌剤使用さえ、もはやその是非を考えていいくらいの重症」だと考えてるってことだから。
前者の2人が医療ライターだってんならまだともかく、シナリオライターだのアニメライターだの、それとこちらとどっちに「判断材料」が多いと思うのさ。
シナリオライター等、他ジャンルの物書き→ライトノベルに参入して兼業作家に、は多いけど、
ライトノベル作家→(小説以外の)他ジャンルの物書きに参入、は特に兼業作家としてはレアケース。
後者は、どちらかというと、既に売れてたり、実力が証明されている作家のネームバリューや実績を他業界が買う、
ことで実現するコースなので。
兼業ライトノベル作家にシナリオライターなんかが多いのは事実ですが、ライトノベル作家が「食えないから副業でシナリオライターを!」
ってのは難しいってことです。
いない、じゃ無くて多くない、と書いてるでしょう俺も
ていうかその二人はラノベに疎い俺でも知ってる有名作家じゃないですかー! ヤダー
微妙な売れ具合の「専業ライトノベル作家」(っていっても結構な数居ますよね?)ってどうしてるのかなっていう。
うーむ
つまり「専業ライトノベル作家」は
売れっ子以外はシナリオライター的な仕事を別に持ってるってこと?
それなら結構安心するんだけど
そう都合よく志望に近い仕事ってもらえるものなの?
(逆にシナリオライターがその職をキープしたまま
作家を志したり真似事したりする、というのは楽に出来そうだけど)
あと言っちゃなんだけど
それは作家として「専業」と言ってるだけであって、
ちょっと意味がわからないんだけど
作家として専業
ってそれぞれどういう状態なん?
作家しかやってないのが「専業」
だと思ってたけど違うのか
ちなみにその俺の好きな作家は
みたいにプロフィール書いてあった
まだ6、7冊しか出てないし(と言っても賞とってデビューしたみたいなんだが)、
作品が華々しく評判になったりして無いし、
作家だけで食えてるのか疑問ではあったけど
エロゲが8800円でも儲からない理由
エロゲが8800円もする理由
でエロゲの制作コストが語られてけど、アタマリバースしつつ自分の知ってる情報を表にまとめてみた。
新規参入しようと思ってる人の参考にどうぞ、かな。
以下注釈なのであらかじめ読んでくださいな。
・おおざっぱな金額なので、細かいつっこみを受けてもしらないッスー
・この制作費用は、それなりのスタッフで1~2万本クラス売ろうとするタイトルをまじめに制作した場合の費用。
→いらんこといい/エロゲーの値段教えますhttp://bit.ly/c96Endよりもうちょっと範囲を絞った費用・・・かな。
・れみなさんは原画とかのスタッフを社員として抱える計算してたけど、こちらは開発費については全て外注という想定。
→社員として抱えると、複数ライン関わることになるので1タイトルあたりの計算するのはちょっと面倒なので。
→たとえば、制作期間15ヶ月中原画家が作業するのはおおざっぱに9ヶ月くらい。
→ちなみに原画家やグラフィッカーを社員として抱えているときに、シナリオが遅れて原画家の手が空くと人件費が積み重なっていく。
・最低金額は、新人を使ったり、友人に頼んだりした場合の値段。当然、その分品質が落ちたりする。
→でも作品としてクリティカルでない部分は問題のない範囲で削ればいいと思うけどね。
→まあ、ブラックな行為だったりもするので、フェアにいけるところはちゃんとフェアにいきましょう。
→原画や彩色だけ超有名絵師に倍価格で頼んで、あとは最低金額で作るのも、絵だけで売れるので商売としてはアリだったり。クソゲーになりますが。
→余談:同人ゲームの制作費はシナリオ量にあわせて、それぞれの金額を小さくするとおおざっぱに予算が見えてくるかも?
・開発期間は、その作業が必要とするだいたいの期間。
→例えば、シナリオ書くのに6ヶ月とか。
→シナリオ・彩色・BGM・スクリプトなんかは人海戦術である程度期間を短くできる。もちろん人を増やした分品質のばらつきが出る&管理工数が増える。
→管理しないと、CG毎に塗りが違うとか、主人公の性格がシナリオ毎に違うとか、このルートだけつまらないとか悲惨なことに・・・
表が汚いのは勘弁してください>△<
項目 | 分類 | 単価(円) | 数量 | 合計金額(万円) | 最低金額(万円) | 期間(月) | 平均月生産(1人) | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
開発費 | シナリオ | 1500/1k | 2.5M | 375 | 200 | 6 | 400k | - | ||
CG | 立ち絵原画 | 2.5万/1体 | 40枚 | 100 | 60 | 2.5 | 15~20 | 服装・表情差分含めて1枚 | ||
EVCG原画 | 3万/1枚 | 80枚 | 200 | 150 | 6 | 12~20 | 差分含めて1枚 | |||
販促・タイトル等原画 | 4万/1枚 | 20枚 | 80 | 40 | 2 | 10~15 | 所謂版権絵・差分含めて1枚 | |||
原画彩色 | 2.5万/1枚 | 140枚 | 350 | 210 | 6 | 15~20 | - | |||
背景 | 4万/1枚 | 30枚 | 120 | 80 | 3 | 10~15 | - | |||
システム等デザイン | - | - | 40 | 20 | 2 | - | 台詞ウインドウとか | |||
音 | BGM | 3万/1曲 | 30曲 | 90 | 45 | 3 | 5~15 | 買い切り | ||
OP・ED・挿入歌 | 作曲 | 30万/1曲 | 3曲 | 90 | 60 | 2 | 0~3 | 買い切り | ||
歌手 | 15万/1曲 | 3曲 | 45 | 30 | 2 | 0~3 | - | |||
ボイス | 声優 | 150/1word | 2万word | 300 | 150 | 1 | 収録は500word/h | 有名どころ・二次使用料とか含めた単価 | ||
音切り | 20/word | 2万word | 40 | 40 | 1.5 | 1~3万 | - | |||
スタジオ | 1万/1時間 | 50時間 | 50 | 30 | 1 | - | - | |||
ボイス加工 | 150/word | 1000word | 15 | 10 | 1.5 | - | ピー音やリバーブなど | |||
SE | 1千/1SE | 200個 | 20 | 15 | 3 | 80~150 | - | |||
ムービー | 50万/静止画ムービー1本 | 2本 | 100 | 60 | 2 | - | アニメは300~/1本 | |||
スクリプト・演出 | - | - | 200 | 150 | 3 | - | - | |||
デバッグ | - | - | 100 | 50 | 1 | - | - | |||
運営 | ディレクション/プロジェクト管理 | 25 | 15ヶ月 | 375 | 300 | 15 | - | 人件費/普通は社員や代表が担当 | ||
営業・広報 | 10 | 9ヶ月 | 90 | 0 | 9 | - | 人件費/普通は社員や代表が担当 | |||
鯖/HP運営・印刷物デザイン | 15 | 15ヶ月 | 225 | 150 | 15 | - | 開発用の鯖代とか含めて | |||
販促費 | 広告 | 店頭・web・雑誌 | - | - | 250 | 150 | - | - | 純粋な広告料のみ | |
等身大POP・冊子・体験版DVD | - | - | 100 | 50 | - | - | - | |||
<制作合計> | 3355 | 2050 | - | - | - | |||||
会社運営 | 家賃等 | 50 | 15ヶ月 | 750 | 500 | 15 | - | 諸々 | ||
製造費 | パッケージ製造 | 400(普通)~1000(豪華) | - | @400 | @400 | - | - | 数量は生産数量次第 | ||
<リクープライン本数>(8800円で販売・普通PKG・問屋出資で50%で卸す場合) | 10,263 | 6,375 | - | - | ※単位は本 |
※原画単価がちょっと安すぎるかも?
この1.5~2倍は製造したいものですにゃー。
たくさん製造すると在庫リスクが大きくなるので、そのへんは予約状況と相談しながら。
ちなみに全部HP直販にして、メーカーに入ってくる売上げがそのままでいいなら(よくないけどw)、価格は8800円から、5500円+送料くらいまでは落とせれる。
(もちろんショップ特典なくなる。発送作業とかは外注)
問題は、制作資金が問屋からでないこと(当たり前だけど)、店頭売上がなくなる影響で売上がどの程度下がるか予想がつかないこと(価格下がる分本数増える部分もあるけど)。
そして、二度と問屋に相手してもらえなくなると思う。資金がなくなったら即終了。
こうした冒険する資金のあるところは、既に既存の流通で売れているから冒険する必要があまりないってのが頭いたいところかも。イノベーションのジレンマ的な。
DL販売にした場合は、ぢつはHP直販したときとそこまで変わらず・・・いや、悪化するかな。
自前鯖は構築・管理コストかかりすぎる&面倒、他に依頼するとやっぱりそれなりの手数料を取られる。
→2GBのゲームデータが発売日に8000人にダウロードされる場合、16TB/dayの転送量になるんだぜ・・・ どんな鯖を構築しろとw
→まあ、DLできるタイミングを分散したりすれば軽減できるけど、それでも自前鯖はかなりきつい。
→Amazon EC2とかクラウド(のデータ配信)サービスも結構値段かかるので、音楽CDみたいな簡易PKGでDVDプレスした方が安かったりもw まあ、この値段は数年たてばかなり下がるだろうけど。
<スケジュール>
・企画(1~2ヶ月)→シナリオ・キャラデザ(3~7ヶ月)→CG・音・ムービ(6~9ヶ月)ー→スクリプト・演出(2~3ヶ月)→デバッグ(1ヶ月)→マスターアップ!→製造(2週間w)→発売☆
全てのスケジュールがある程度並列で流れるので、合計15ヶ月前後。
→EVCGの最後の1枚が、マスターアップの日に完成とかもあるあるw
シナリオ終盤~デバッグまでは複数の作業が並列して行われるので、スケジュール・プロジェクト管理は超大変。
→各作業の遅延(まれに前倒し)に伴い、ボトルネックがどんどん動いていく。
→スケジュールがちゃんと管理できてないと、管理ミスだけで数ヶ月ロスする。でも業界的にあまりできてない&重視されてない感じ。
→できればMSプロジェクトとかつかってきちんと管理しないとけっこう死ぬレベルの複雑さかな。リスケも多い。
会社的には1ラインで複数タイトルを次々に回していかないと、金銭的にけっこう死ぬ。
→シナリオが完成したら、プロデューサー/シナリオライターは次のタイトルの企画を練り始めるのが理想。
→社員として抱えているスタッフの作業が何もない、なんてことは回避しないとね・・・
<イベントとかグッズとか>
イベントで儲ける、って話があるけどコミケの出店費用はこんな感じ。
これはブランド毎に力の入れよう異なるから、かなり適当な見積もりだけど。
ブースを豪華に装飾しようとすると、100~200万とかかかる。C77のサーカス神社一体幾らかかったんだ・・・
→そういった豪華さは、ユーザー還元だったり、販促費として考える。楽しんでもらったら/人が集まったらOK。
項目 | 費用(万円) |
---|---|
出店費用 | 50 |
ブース装飾 | 30 |
列整理応援等 | 10 |
無料配布 | 20 |
コスプレイヤー1人 | 10 |
雑費 | 10 |
<合計> | 130 |
これで、3000円/原価50%のグッズセットを700個、1万円/原価40%の抱き枕を60個ほど売ればリクープ。
あまり有名でないメーカーだったり、グッズの内容間違えて売れないとリクープが厳しい。
グッズが売れないと、会社に残ったグッズを積むことになる。
→事前通販をすることで、在庫リスクをヘッジ&イベントでの販売数量をあるていど予測できる。
→グッズによっては製造時間が1.5ヶ月とかかかるから、事前準備重要。イベントの1週間前にイベント内容告知してるとこは運営/スケジュール管理が(´・ω・`)ショボーン
サントラやキャラソンは採算がマイナス~イマイチなことが多い。
でもないと寂しいから、初回版にサントラつけることが多いのさ。
オチ;
「シナリオと原画とCGと演出用素材から背景まで、自分が出来るからと言う理由で全部やろうとしてしまう方」こと、SCA自閣下は社長業もやってて超すごい。ゴイスー
これだけの範囲やってて、いやむしろこれだけ1人でやってるから、素晴らしき日々(http://www.keroq.co.jp/)はめちゃくちゃ面白いのかな。
あそーれ!
どうも彼は、物語中で主人公の悩みを聞くたびに「俺だったらこうする」とか「努力すればいいのに何でやらないの?」と考えてしまって、主人公の行動にいちいち納得できず、ストレスを感じてしまうらしい。私なんかは割とスムーズに受け入れてしまうというか慣れてしまっているけれど、これは普通じゃないんだな。言われるまで気づかんかったぜ。
そうそう。
主人公に勝手に動かれると感情移入できないんだなこれが。(同じ理由で最近のJRPGも苦手)
で、感情移入できないと「他人の恋愛」を鑑賞してるような気持ちになってどうも楽しめない。
「ブラックホールの超重力で情報を圧縮する」などというひどい妄言を大真面目にやっている女が作中で天才少女と称されていることに対する違和感が最後までぬぐえなかった。
僕には天才少女(クリス)が狂人だとしか思えなかった。中二妄想を妄想と自覚してやってる主人公より数段タチの悪いやつ、中鉢やケータイ女を軽く超越した重度のメンヘル、というのが、全クリした今の正直な印象。
ていうかこれはクリスが主人公を、世界を、プレイヤーを「騙して」いる伏線なのだとずっと思っていた。だからあのトゥルーエンドのCGが僕には生首人形や「手紙」以上のホラーCGに見える。
情報の圧縮ってそういうもんじゃねえよ。シナリオライターが情報の圧縮と重力による物質の圧縮を混同している。
ブラックホールの特異点通過による物理法則の無効化ってことで説明できなくもない... のか?
.
それに加えてFBをからあげ(Fry)バナナ(Banana)だと思ってたものだから(これは完全に僕が騙されてた)、メインヒロイン2人が最後まで怪しくて怪しくて。
シナリオライターの意図とおそらく全く違うところで最後までビビらされっぱなしでした。
いえ、多分これらも全部含めてライターの力量なんでしょうけれどもね。
彼氏が泣きながら薦めて来るのでクラナドをプレイした。mixiに書こうと思ったが自重してこっちへ。
なんつうか無理。頑張って2人EDを見たけどテキストがとてもじゃないが読むに耐えない。
文章が下手だからという意味じゃなく攻略可能ヒロインが皆致命的にあたまわるすぎて会話にイライラさせられっぱなしで感動どころじゃなかったからだ。
ヒロインだけじゃなくて親友の春原も酷い。あれはアホはアホでも直接人に不快感を振りまく有害なアホ。どう見ても立派なDQN。
ギャルゲ主人公の親友は熱血漢の3枚目でお人よしで主人公に行動のきっかけを与える役回りと相場が決まっているが、正直アレはいらない。中の人は好きだがそれでもうざくてずっと台詞をスキップし続けた程だった。
でも一番イラつくのはアホや知恵遅れレベルの取り巻きを自ら集めておいて「俺の周りの奴は何でアホばかりなのか(笑)」とか見下して悦に浸ってる主人公。
スクイズの誠は異次元の住人なので特に怒りも感じないが、こいつは心底うぜえ。
お前、自分が優しいとか頭良いとか勘違いしてるの見え見えだけど、それ周りがあまりにも酷すぎて相対的にマシに見えるだけで実際大した事ないから。
オタクのプレイヤーがいかにも感情移入しやすいような属性をゴテゴテ付加した主人公だけど私的には「すごぉい、お客さんって頭良いんだー☆マユミ(仮)馬鹿だからわかんなくてぇ↑↑」みたいな
ベタ過ぎるキャバクラの接待を延々受け続ける苦痛がある訳ですよ。馬鹿にしてんのかお前と。当の男性オタクプレイヤーもそう感じている人は多いんじゃないかと思うんだけどどうですか?
もしくは「はじめてのおつかい」感覚。ヒロインが(シナリオライター的には)感動する純愛アプローチを仕掛けたように見せても、図式的に「一人で寂しかったけど泣かなかったね偉いね」ってレベルの
健気な幼児の行動にしか見えない。そしてそれを上から目線で見守る主人公にまたイラッとする訳だ。それで恋愛感情なんかよく抱けるな、お前真性ロリだろ主人公。
これでもサクラ大戦や葉っぱやアリスのギャルゲは好きだしアイマスも好きだし(りっちゃん派)、鍵のゲームは知らなかったけどニコニコの「だんご大家族」は聴いてて感動したしリトバスにも興味津々だったけど、
正直クラナドで激しくがっかりさせられた。恐らくこのブランドの最高傑作であろうクラナドがこの有様なら、他のタイトルなど一体どんな低脳集団が襲い掛かってくるというのだろうか。
そして「泣ける」というのはやはり知性ある人間同士の交流ではなく「はじめてのおつかい」でようし"ょの姿に涙涙、と言った感覚のものしかないのだろうか。
純粋と書いてバカと読む系は常識人とワンセットで一人置いとく位で丁度いいのに登場人物全員それにしてどうすんの?マニアック過ぎるだろJKと激しく突っ込みたい。
個人的に良かった点は渚のテーマと声優陣の豪華さだけでしたとさ。
とまぁここまで延々コキ下ろして来たけど完全に信者入ってる彼が、厄介な事に毎晩毎晩クラナドのプレイ進捗を電話で聞いてくるんだよ…
アニメ好きなのに声優を知らない人というのがイマイチよくわからない。ヲタクなら声優好きになりそうな物だが…。 どんな人が喋ってるか気にならないのか?2.5次元の存在としてキャラと重なって見えたりしないのか?不思議だ。
私としてはむしろキャラクタと声優を重ねて見るという行為自体の意味が分からない。
キャラクタと中の人は別だろ。キャタクタはシナリオライターや原画屋や声優が共同で
命を吹き込んでる存在であって、声優だけがキャラクタに結び付けられてありがたがられる理由が無い。
↓
プロデューサー「ヒロインを沢山作れば作るほど儲かるお!スタッフにこれからヒロインを沢山出すよう命令するお!」
↓
ヒロインを大量にだすギャルゲエロゲが連発されるお(セングラ等)
↓
プロデューサー「儲かってたまらないお!もっともっとヒロインを沢山だしまくれお!」
↓
脚本家・シナリオライター「ヒロインの数が多すぎて一々細かく書いてらんねーお!(切れる)」
↓
脚本家・シナリオライター「そうだ、最初から万能超人主人公にしてモテモテって事にすればいいんじゃね?」
↓
一番の問題は質を無視してヒロインを消費した萌えオタとそれに乗ったプロデューサーにあるお。
噛み付かれた人:電波とどいた?(高レベル技術者。但し噛み付いた人はこの人を単なる技術評論家扱いにしている。)
反応した人:NaokiTakahashiの日記(シナリオライター・技術にも強い。)
経緯:
「「紙芝居」をめぐって」
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=473384&log=20090207
「「紙芝居」という言葉の背後にあるのはレイヤー技術による表現手段の文脈」
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=473384&log=20090206
「技術屋に対する批判は今後絶対に必須だと思ったのが「るい智」体験版。もう叩く気まんまん」
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=473384&log=20090205
「どのへんが技術屋に対する批判なのかよくわからない件(苦笑)」
http://ruriko.denpa.org/200902a.html#0701
http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20090207/p4
「その物言いは携わる側の発言じゃない。」
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=473384&log=20090210
「念のため確認するがシステム周りのレビューをする人という扱いで名指して書いてる。」
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=473384&log=20090211
「ますますわからなくなりました。技術屋扱いじゃないのん?」
http://ruriko.denpa.org/200902b.html#14
「手早く立ち絵いじくる路線に引き篭もって、後付けの理屈に縋ってるのだろう。」
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=473384&log=20090215
「結局やりたかったことは、技術屋をダシにしてバカにしつつ、現状業界の否定ってことでいいですか?」
http://ruriko.denpa.org/200902b.html#15
だいたいこんな経緯かと。さてこれをどう読むか。
ほんとだね、ちょっと驚いた。
自分は1000万円って安いと思ったわ。
30分アニメ1本だけ作って1000万円かかるのに、
Webサイト構築して、毎日アクセスするユーザー吊り上げて韓国やらアジア圏からもアクセスあるので
シナリオライター何人くらい雇ってるんだろう。おそらくはまちちゃんもシナリオ書いてるとは思うんだが。
イラストカット(イベント用)1枚カラー1-3万円、1イベントで多分5カットくらい使う(元絵の人が彩色までするとして) 1キャラに付きカット数が50枚くらいかな… トータル200カットとして、200万をグロス契約にして100万くらいになるのかなー…
声優がセリフ数にもよるけど、1日拘束で3-5万(恐らくトータルで1人20万円くらい。20×4で80万円か)
あとは声の収録に、録音スタジオのレンタル(1日10-30万、ピンキリ)、音声さん、録音技師なんかも付ける。1日拘束で各3万円くらいかな…
それとは別に、音声の切り分けと最適化する作業でやっぱり録音技師さんがスタジオで拘束になる。
今回は声優のキャスティングはとくに誰も立ててないみたいだから、安く上がっているとは思う。
それとは別に、イベントのシナリオや、キャラのセリフを考えるのにシナリオライターが必要。
多分ここは社内でまかなったのかな? 普通は20-50万くらいかかるところ。
コメント欄に降臨した某シナリオライターはご本人だったんだろうか。
今見たらプライベートモードになってたね。
それにしてもまたやっちゃったのかあの人。前のサイト潰したときも某エロゲライターがらみでなんかあったみたいだし。
まぁでも
(前略)自らの身勝手な行動によって多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げるとともに、この事態を厳粛に受け止め、今回の更新をもって「勝星一家」および「田中ロミオ/山田一wiki」の更新を終了することにいたしました。
とか書いた一週間後にはてダで再開(しかも更新終了したはずの旧サイトに新サイトへの誘導リンク掲載)とかやってた人なので、ほっときゃそこらで復活するんじゃないの?