開幕百合。
- 女の子の肩にもたれてうたたねする女の子！
  - 始まって早々「あっ！」ってなった。
- あと主人公の女の子の名前がユリ。
  - 「ナツミは今も可愛いよ…」とか言う。
  - ナツミちゃんもナツミちゃんで「ユリ…一緒に死の…？」とか言う。
    - 呪いに怯える二人は、やがて死の恐怖から逃避するように互いを求めあい…………
      - ありませんでした。
リングパートは大満足！
- 迫りくるタイムリミットの恐怖がきっちり描かれていたと思う。
  - そうなんだよ…、リングは「二日後に必ず死ぬ」から怖いんだよ…。
  - 時間はどう足掻いても止められないし、必ずやってくる。
  - その二日間そのものが呪われているからこそ、焦燥感、絶望感が高まるわけで、そこをちゃんと分かっているなぁって思った。
    - くる、きっとくるっていうのはつまりそういうことなわけ！！！！！
    - あるいは「確実にくる恐怖…人はその待つ時間にこそ恐怖する」というガイア理論
呪怨パートはちょっと残念。
- 単純にストーリーの尺が貞子の方に割かれていたっていうのもある。
- ただ全体的に、呪怨の方のキャラクターはあんまりしゃべらないんだよなぁ。コミュ力コミュ力ぅー。
  - 小学生たちもっとやかましくてもよかったと思うなぁ。
- あと呪怨のよさは、当たり前の日常が呪いで変質してしまう恐怖だと思うんだけど、そこが無視されていたように感じた。
  - そもそも呪怨パートのヒロインの玉城ティナが呪いの家に入るのが映画の終盤だし。
    - 演技に難があるとしてもさぁ、佐々木希はよかったよ…？演技に難があるとしてもさぁ。
- あと呪怨ガチ勢としては、俊雄がクソ雑魚ナメクジ扱いだったのが悲しかった。
ストーリーは丁寧だったので、見ごたえはあった。
Jホラーっぽさはもう少し欲しかった。個人的な好みとして。
あと気になった点がいくつか。
- 貞子と伽椰子が超☆融☆合するところさぁ…、あれタコの足だったし、クトゥルフだよね…。
  - 「異形」「混沌」とくると猫も杓子もクトゥルフ、みたいな風潮は何とかならんもんか…。
    - クトゥルフが駄目って言ってるわけじゃなくてさ、あれあくまで個人の創作じゃん。
    - クトゥルフのイメージをそのまま使っちゃうのって、幽霊がみんな貞子のビジュアル、みたいな安易さを感じてしまう。
- あとメクラの幼女！んんん生意気でムカつく！ってなった。
  - 知ったようなことを言うんじゃありません！ってひっぱたきたい。
  - 最終的にクソの役にもたたないしね。
  - なんかもっと無残に死んでほしかった。
    - ラストで俊雄君に縊り殺されそうになって、開かないはずの両目をカッと開いて、潰れた眼球から涙を流して悲鳴を上げるの。
- あとモリシゲ先生の「俺は俺で考えがある」みたいなこと言ってたの何だったの。
DVD化お待ちしております。