はてなキーワード: バストアップとは
http://anond.hatelabo.jp/20130430134002
それなんて俺の話かと思った。
俺は今学生で、もうあと一年も経たずにモラトリアムから卒業する。
イラストは描くけど漫画は描けない。小説は書くけど長編は無理だ。憧れや妄想はある。そんな状態。
でも俺はやっぱり『漫画』が描きたい。
「ストーリーのある完成品」こそが一番もっともらしい創作だと思っている。
それに魅力を感じるから諦められない。
あと、以下のようなことを考えたからというのもある。
学生時代は正直言って暇な時間なんて山ほどあったし、学生サークルと言う名のぬるま湯でいい気になってたりした。
後輩に絵を教えることに遣り甲斐を感じたり、少しずつ上達していく自分に対して満足していた。
それでよかったんだと思う。事実しあわせだった。芸が無いと言われようが、自己満足だと言われようが、俺にはそれがしあわせだった。
でも、社会人になったらどうだろうか。
限りある時間で必死こいて創作して。でもその結果できあがるものは目新しいものはなくて。
「描いていて楽しい」を理由に創作するには、たぶん年齢は邪魔なんだよ。
だから俺は、ストーリーという価値を自分の絵に付加することで、逃げ道を作りたいと思ってる。
そしてたぶん、そっちの方が長く創作を続けていられる。俺は趣味で絵を描いてるだけのくそったれだけど、でも筆だけは絶対に折りたくない。
ここ数年で、"絵を描かない"タイプのひとと会うことが多くなった。その時学んだことがある。
彼らが価値あると認識するものは、なにも美しい線や凝った構図ではない、その背後のストーリーなんじゃないか、ということ。
元増田がどう考えるかは分からないけれど、俺はそういった人にこそ自分の創作を見てほしいし、魅力あるものと認めてもらいたいと思った。
だってさ、女の子のバストアップのイラストを見せられても「フーン」だけど、四コマ漫画を見せられたらそれがたとえきったねぇ絵でも感想が沸くじゃん。
俺は自分の絵を見た誰かに感想を持ってもらいたい。そしてそれには漫画が一番手っ取り早い。
創作者たるものあれができなきゃだめ、こういう考え方じゃなきゃだめっていうあれだ。
なんでも、『漫画が"描ける"人間というのは、そんなことを云々考える前にまず"描いている"。だから考えてる時点でお前にその資格はない』んだそうだ。
まあ、そーだろーなーとは思う。正直正論だと思う。
だって俺達がやってるのは創作云々の前に趣味なんだ。楽しいからやってるんだ。自己満足なんだ。オナニーなんだ。
それの何が悪い?
生き甲斐なんだ。自分が考えた線がこの世界に具象化されて形を持つ。俺がほんの少し右手を動かすだけでそこに今までになかった世界が具象化される。
俺は自分に自信が無い。無能だ。でも自分の描いた線には自信を持てる。ド下手くそでもオナニーでもただの趣味でも、俺は俺の描いた絵があれば自信を持って社会生活が送れる。
だから俺は、創作し続けるために漫画と言う手段を選びたいと思ってる。効率よく自己満足に浸るために。自分で自分を認めてやるために。
なんだか自分語りになっちゃったけど、俺の場合はそんな感じだ。
元増田はどうだい?
http://anond.hatelabo.jp/20120805002433
↑えらい盛り上がってまんな
ウチも足りん。ソーシャルゲームっていう括りで言うならば、当方もご多分に漏れず始めたので、この増田と同じような会社と思われるんだろう。もしかしたらご近所さんなのかもしれない。けっこう同じ場所に密集しとるからな。
正直に言う。足りない。いない。集まらない。
外注で声かけてもシカトされる。あるいは、よくある「○ヶ月先まで予定が埋まっています~」というアレ。
当然社内でもイラスト制作やデザイン業務を行う必要があるので、発泡尽くして人材紹介会社や求人サイトと呼ばれるところで求人かけるんだが、やってくるようなのは上の増田さんと同じような感じ。しかも、増田のように美大卒や芸術家なんか見たことないです。そんなスゴイ人が来たら速攻採用するって。
正直に言うね。
デザイン業務ったって、ぶっちゃけ雑用みたいなモンだから、最悪、画力なんかどーでもいいのよ。むしろ画力ある絵師様からして見たら、とても退屈な仕事なのではないでしょうか?で、その程度しかできない雑務要員ならもう吐いて捨てる程いるからいらないのよ。探してもいないから。現状我々のような下々のディレクターがやっていますから。デザインったって大体やり方決まってるから誰でもできますからね。私がやってるくらいですから。
私どもが求めているのは、売上に直結できるようなイラストを沢山描いてくれる人。うまけりゃいいってわけじゃないです。
「デッサンを~」「構成が~」「色合いが~」、それ、ぶっちゃけどうでもいいです。そんなの我々のような絵を知らぬ下々の人間はわからないですし、客はもっと理解できませんから。ちゃんとしたまともな人間や絵が描けているなら芸術的な要素とかどうでもいいっす。いくら絵を理解できぬ下々とはいえ、よくある異次元デッサンくらいはさすがに分かります。反転すればいいって聞いたし。
発注側の要望を的確に聞き出して素早くアウトプットしてくれる絵描きさん。ま、絵とかデザインに限らないでしょうが、いわゆるコミュニケーションって奴ですか。それができる人は意外に少ない。こっちが「こんな感じで絵描いて」と他社様の参考例を持ってこないと理解できなかったりする。で、しかもそれを丸パクリするし。そうじゃねえって。それじゃ所謂「パクり」じゃねーかよ。
バストアップでこのキャラクターが、って説明して、ああ、この分類のグレードのイラストが欲しいんですね、じゃあこの装備グラフィックでこんな角度とかを既存と被らないような数パターン・・・と、こちらのタスクをその場で理解してくれるような人。そういうのを求めている。多分だがその増田もそういう事を言いたいのかもしれん。偉大なる芸術家先生にそのような下賤な要望をするのもおこがましいと考えているかもしれんがね。
こっちは芸術作品を生み出しているのではなく、所詮は大量に消耗品を作って、売って、売上上げているのだ。それを理解できない、見下しているなら、正直言うが商業の世界に来ないで欲しい。個人で好きなだけ芸術でも何でもやっていればいい。
というかこれは持論なんだが、「ギャラ」を持ちだした時点でそれは商業・ビジネスなんだから、少ないとか言うなら取引しなければいい。当然修正要望なんかバシバシ出しますよ。よくそこんとこ聞き入れないで勝手にペン入れしちゃったんですけど~とか抜かす絵師様いらっしゃいますが。金貰ってやってんだからあなた様の良し悪しなんか知りません。金を払って使う側である我々が判断するからそれ。金貰ってプロ名乗ってんならそのくら分かれ。
それとさ、面接でも打ち合わせでも、その場でスケッチブックにペンでちょっと描いてもらおうとすると急に地蔵になる絵師様が最近多いけど、あれ何で?絵なんかまともに習ってない俺や若い衆でさえ、この女の子こんな感じにしちゃおっか?いやここはこうして萌え要素をだな、先輩それセーラームーンみたいでセンス古いッスよ、最近はこうだwwwってラクガキ同然にウキウキ描き描きしちゃってんだけど、なんでプロ名乗ってる絵師(またはその候補)が、あ、いや、はい・・・みたいに、その場で硬直しちゃってんのさ。もちろん「あ、おっけーっすよ、こうっスか?」みたいにその場でサラサラと、いやアンタここまでやらんでもええっちゅうねんっていうくらいデッカく描ききっちゃう絵師さんもいますがね(ニコ動等で講座みたいなのやってたそうです)
・面接時、目に付いた絵について質問します。ひとりにつき1枚か2枚。それを繰り返していると、だんだん相場観がわかってきます。
手の込んだ絵を6時間で描いたのか、一ヶ月かけたのかポートフォリオ・作品見本だけでは分かりません。
実戦投入した時にどれくらいの速さで描いてくれるか、会社としてもそこは死活問題です。
だから気の利く人は、ポートフォリオに工程時間を記してきます。
・面接前に、書類選考で選んだ人たちをあつめて絵のスキルテストをやります。
たとえば「1:●●のキャラクター絵、バストアップを模写する(10分)」「2:ボールを軽く握った自分の手を描く(10分)」「3:●●というテーマで思いつくままに描く(15分)」
…同条件で描いたときだけ、それぞれの技量が本当に明瞭になります。ついでに得意・不得意も分かります。
1は模写力(仕事では重要)、2は基礎力(手は練習していないと描けない)3は即興力を確認できます。作画テストは紙と鉛筆を使っても、PCでもいいです。
個人的に興味関心が一致しているし、その人の絵柄が面白かったのでフォローして&されたてその後TL上で何回かやりとりをした。そこまではいいんだ。まあよくある話。
で、この前、TwitterのTLにその人のお絵かき掲示板へのリンクがあったので、興味があったから閲覧してみた。
へーって思って、ずっとスクロールしてみると、なんか一枚だけものすごく違和感を感じる絵があった。
その絵はキャラクタのバストアップ、ななめ右向きというまあ、良くある構図なんだけど人物の顔の回りの空間(輪郭)が、前に自分が描いてネット上にアップもしてるTwitterのアイコン絵にそっくりだった。そりゃあ毎日眺めているんだから、空間ぐらいは無意識に覚えるよね。
でもさ、いくらよくある構図っていっても、人物の回りの空間までよく似るっていうのはあり得ることなの?そう思って、Twitterの他人のバストアップアイコンも眺めてみたけど、さすがに空間の比率まで同じというのはほぼ、ないと言ってよかった。
このキモさは絵描きさんにしかわからないかもしれないけど、なんかこう、イヤ~な感じがした。
なによりも、描いた本人である自分の感覚が「これは似てる」と違和感を感じて仕方なかったのだけれども、画像ソフトで重ねてみると、その思いは間違っていなかったんだと思った。
人間の顔に対するデフォルメがかなり違うので、重ねても画面が全部全く一致するわけではない。だからパーツ単位で重ねてみたけど、目の角度、顔のパーツ、前髪の流れ方、それらがかなり近い角度で一致しているように思えて、なんか全体的に線の向きとかニュアンスがかなり似ている印象だった。後、その人のいつもの絵とはどう見ても印象が違うような雰囲気で、自分で自分に「おおお!!!かっこいい!!!」とかレスしてた。しかし次の自己レスでは「ごめんなさい」とか謝っているし(何に?)。
気になったので、彼氏と友人の二人に判定して貰ったら「ちょっとこれは真似てる かも …」というグレーゾーンの結論に。
百歩譲って「模倣」だとする。でもこのキモさは何?
その人は多分チラ裏感覚で私の絵を真似てアップしたんだけど、フォロワーの中にその原作者が居るのだから、見られる可能性があるとは考えなかったのだろうか?
模倣も模写も、うまくなりたいためにするんならいくらでもやればいいと思うんだ。
私だって絵柄なんかまだまだ未熟だし、それでお金取ってるわけでもないから胸を張れるわけでもない。しかし、それでも、それをさも自分のものでございと自分のオリジナルキャラを描くのに活かされているのは、やっぱりちょっと気分が悪い。
何も知らない人が見たら、この人がいちから描いたんだろうなって思われるのも嫌だし、その人の絵の生の持ち味が好きだったからフォローしたのに、こういう事をされるとひょっとすると他の絵でも同じ事やってんのかなって不信感が沸いて、とても残念に思っている。
また、そういうことをする心理もよくわからないし、再度パクられ?たりするのが嫌だからフォローも外したいんだけど一度喋ったりした人のフォローって勝手に削除して良いものかどうか今後の対応にも迷ってる。
と、いっても今のところ対抗策としては
1.今のところパクられた?のはその一枚だけなので掲示板の絵はチラ裏として放置。
真似されるだけ実力があったということなのでそういう意味ではよかったこともあるのでは?(彼氏案)
2.それとなく尋ねてみる(友人案)
ぐらいしかないんだけど。
同じような経験があった方なら、どうしますか?
原画の時、何が必要だったのか。分からなかったことがいくつかわかった。
原画の人でここを見ている人はそんなにいないだろうけれども、
もしも参考に出来たら頭の隅にでも入れておいてほしい。
分かっている人には何当たり前のこと言ってんの、といわれるだろうけど。
1.頭身は合わせる
頭身合わせるのって難しいけど、これが出来てるかどうかで作監作業の楽さは段違い。
特にロングの時は頭身が合ってないだけで全修しなければならない。
絵だけで見ればかわいいのが描ける人とかでも例外ではないので、もったいない。
動きも何もかも書き直しになってしまうので、みんな不幸である。
作監作業が楽だということは、レイアウト戻しも早く出せるので原画さんにもメリット高し。
これに関しては以後の項目も同じことが言える。
2.キャラ対比に頭の位置を合わせる
姉キャラより妹キャラのほうが頭が高い位置にあったら変だ。というのは極端な例だけど、そういうこと。
バストアップの時には特にコレに気を使ってもらえると助かる。
これがアイレベルからズレている場合、キャラの位置とか上下ずらしてーとかで誤魔化せることもあるんだけど、
下手するとキャラから背景から全修だったりする。
3.キャラ配置などがコンテから逸脱しすぎない
コンテはレイアウト発注書みたいなものなので、
上記二つに気を使っていたとしてもコンテと違いすぎると全修になってしまったりもする。
コンテを読む力っていうんだろうか。上手く言葉に出来ないけど。
ぶっちゃけ、最近は絵コンテ自体を上手い人が描かれる事が多くなったので、
そういうコンテの場合、コンテ拡大コピーを元に絵作りしてもらったほうが助かったりすることもある。
とか書くと怒られちゃうかしら。
4.絵に愛を持つ
もう精神論なんだけど。でもこれはじわじわくる。
やっつけで描かれたレイアウトとか、なんで修正しなきゃならんの、とか思っちゃうけど、
例え全修しなきゃならないって状況でも、その絵に愛を感じたなら、作監からその原画さんに対しての敬意も違う。
それは作監修正に自然と反映される。愛のある絵は、よりそれを活かしたくなる。
他にも色々あるんだろうけど、特に1と3は気を使ってもらえると、TVアニメでの作画としてはだいぶ楽なのではなかろうか。
ただ、これは日常アニメの時に重視することであって、アクション重視のアニメだとまた求められるものが少し変わってくるので、
それはまた別の人の話を参考にしてもらいたいなと思う。
あと、1.2を立てれば3が立たず、となることは例外的とはいえよくあることで、その場合は
コンテの配置を重視してパースの微調整をしていく、となるか、
コンテの文脈を読み取ってその雰囲気を守った上、演出様確認の上でまったく違うく変えてしまうとか、
コンテの配置重視でパースを無視してしまうか、とかに分かれていく。
やたらとマッパになったりモツがまき散らされたりする描写ばかりが印象的なこの作品ですが、特定の状況に陥ったキャラクターの目に瞳(黒目)が描き込まれない事こそが注視すべき演出のように感じられるわけです。
最初にはっきりと「白目表現」が登場するのは、第一巻第一話で伊良子清玄が「無明逆流れ」の構えを初めて読者に見せるシーンですが、これはページの片隅の小さなコマに過ぎません。その次は第三話で、巨大な木刀「かじき」で肩慣らしを終えた牛股権左右衛門が伊良子清玄と立ち会うシーン。これも、伊良子の白目よりは大きいものの、目の部分だけを描いた横長のコマです。なので、最初に登場するもっとも印象的な白目表現はおそらく次の第四話、岩本虎眼初登場シーンでしょう。ページの6割以上を割いた大ゴマ、顔のドアップ。殆どボケ老人に近い(口から舌がだらしなくはみ出ている)のに、伊良子の額にくっついた小豆を、伊良子の顔に傷一つ付けずに正確に十字に切り刻む。そのインパクトは絶大。
この白目表現こそ、その登場人物が「死狂(シグル)ってる」状態を示す演出なのではないかと俺は思うわけです。最新刊である12巻63話では、主人公である藤木源之助の瞳が描かれているコマは一つもありません。それどころか、目そのものが描かれていないシーンが大半で。白目表現ですらわずか2コマ。同伴する婚約者の三重もほぼ同様で、瞳が描かれているのは最後の1コマだけ。次の第64話も、伊良子の愛人「いく」を目の前にして突如刀を抜いた藤木(当然目の部分は空白のまま)に対して、「よ よせっ」「たのむ・・・」と引き下がるよう呼びかける月岡雪之介(この時は瞳あり)が、それが無駄だと認識して「嗚呼・・・」と心のなかで叫び、刀を抜くシーン。この時の月岡も白目。
また作品中には、通常は描き込まれている瞳が丸いスクリーントーンのみという、白目状態の一歩手前のような演出も存在します。それが顕著なのが前述に続く第65話。
月岡の登場するコマと目の表現をなぞっていくと、
つまりここで白目状態になっている時点で、既に月岡は藤木を殺害する覚悟を決めていると読めるのではないでしょうか。それは、その後両者一瞬の攻防が展開され、月岡が刃を向けた状態で藤木に上段を打ち込もうとする事からも分かります。
そして藤木がそれを脇差しの「なかご」で食い止めるシーンでようやく月岡の瞳が復活。それから藤木が月岡の脇差しを抜き取って首に押しつけるまで、藤木は最初からずーっと白目のまま。こういった「瞳(目)の有無」という何気ない演出が、実は作者何らかの規則性を与えられているのかも知れないと思うと、この作品の楽しみ方に深みが出てくるように感じられます。主人公藤木のライバル伊良子が盲目だったり、原作のサブタイトルが「無明逆流れ」だったりする事から得られた着想でしょうか。
■好きな絵を描く
・最初はモチベーションが大事
・本気になれる
・楽しい
■立体で描く
・輪郭線で物を見ない
・構造を理解する
・奥行きを意識する
■模写する
・模写は悪いことじゃない
・正しい線を手と頭に叩き込む
・自分の描きたい絵柄を見つけろ
■資料をかならず見る
・嘘をついてはいけない
・想像で描くのは自爆
・嘘を描く場合でも、本物を見ろ
■省略しない
・最後まで描く
・顔で終わらない
・バストアップで終わらない
・ディテールを略さない
・細い線で描く
■ライバルを作る
・相手よりも上手くなりたいと思え
・達成可能な目標地点を作る
・時には自惚れろ
■自分を追い込む
・絵を描かなきゃいけない状況を作る
・毎日○枚は描く、という目標を立てる
・頑張らなければ一生絵は下手糞だ
■自分より上手い人に見てもらう
・間違った部分を理解する
・正しい指摘をしてくれる人に指摘してもらう
・自己完結しない
■投資を惜しまない
・買っただけでは上手くならないが、買わないと得られないものもある
・金より力を優先しろ
■勉強する
・全体のバランスなど、学ぶべきことは多い
・向上心を忘れない
■絵のことを好きになる
・常に絵のことを考えるようになれ
・絵に恋をする
・「この気持ち・・・まさしく愛だ!」
うーむ、じゃ、今度はボディメイクで身体にメリハリつけてみる?
オグラ式とかさ。
そんだけ根性あればバストアップも夢じゃないと思うんだけど。
B→Dまで言った私が言う。
私の場合、一回太ってから痩せた結果なんだけどもさ。
吾輩はひんぬーである。
名前はまななり。
どこに栄養がいったのかとんと見当がつかぬ。
何度も柔らかいぷよぷよしたところがいつか現れてくれる筈だと心で泣いていたことだけは記憶している。
いや、もしかしたら間違いなのかと思えるほどだったんだけど、人の胸を探るって痴漢だよね?
ねぇ、なんでちょっと撫で回した後に手を引いたのかな?
痴漢に遭ったってショックで最初声も出なかったけど、そのあとは何ていうか・・・
怖かったり悲しかったり悔しかったり、色んな感情でぐちゃぐちゃになって涙が止まらなかった。
側にいたサラリーマンの人が心配して声かけたり、周りが騒然としてたけど、もう犯人とかどうでもよかった。
結局犯人は分からずじまい。
バストアップのために、それ系のエクササイズの本3冊買ってきた。
次に遭遇したらこれで殴る。
あの子はパソコンを持っていない。携帯電話は持っているようだし古い機種でもないようなのでインターネットを見る環境はあるようだ。でも、もっぱら友達や同校の学生のHP閲覧をするにとどまっているようでもある。そうでなくても他に見るようなサイトといったら若々しい感じの小説のある場所とか性格判断や占いのできる場所ぐらいなものだろう。インターネットの深部までを覗き込んではいないはずだ。2ch発の顔文字を使うことはあっても2chを見ることはしていないだろうし、「キモス」とメールや日記で口走ることはあっても雑誌で知ったので使ってみたぐらいの認識だろう。いかがわしいを通り越した変態漫画や頭がおちゃめな人が作った動画なんか知るはずもないし、朝鮮と聞けばニンジン、アメリカと聞けばハリウッド、韓国と聞けばキムチと返ってくるぐらいにはまともで余計ににごっていない目の持ち主だろう。朝は納豆を食べ、学校では昨日見たTVや家で読んだ雑誌や本を肴に友人と談笑し、夜にはお笑い番組を見ながら家族と笑いあったり、部屋に戻ったら友達とメールしながらバストアップ体操、帰宅前に友達と買ったお菓子をつまみながら少し勉強して、音楽を聴きながら眠る。そんな感じのさわやか生活を送っているような妄想を抱けてしまうぐらいに、僕の中ではあの子は澄んでいる。好きなアニメと聞かれればハルヒでなくとなりのトトロ、好きな漫画と聞かれればDMCでもぱにぽにでもジョジョでもあずまんがでもシグルイでもなくはちクロ、好きなTVを聞かれればお笑い番組をこれでもかとばかりに挙げられる。実際にどう答えるかは知らないけれど、こんな感じだろう。汚れなきステレオタイプ。それでいて一本筋の通った頑健な意志でもって、勉強、部活、生徒会と学校生活の大体をきっちりこなす。僕の中でのあの子はもう神格化されてきている。汚れのないあの子に、パソコンを持っていないというだけで汚れていないように思えるあの子に、どうしても憧れてしまう。あの子はただ単にインターネットの浅瀬しか見ていないだけであるというのに、そこに美しさや清純さを見出してしまうのだ。まあそんなこんなで僕はあの子が好きだ。あの子は、僕のようなやたらどうでもいい文章を読んだりやたら下らない動画を見たりやたらいやらしいサイトを巡ったりしている奴を好きにはならないだろう。ネット、見てなきゃよかったなと思ってしまう。悪いのは、ネットに飲まれてしまう弱い僕なのだけどさ。