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2024-01-20

anond:20240120135632

どっちが正しいかはともかく大喧嘩になって分裂するのは必至だね、

でもそれをいきなり出版という形で引き起こそうとしたのは鈴木元松竹伸幸

2023-04-11

もし代表選やってたら共産党マジで大躍進してたよなあ

一昨年に自民党総裁選実施してメディアの注目を独り占めし、その興奮も冷めやらぬまま衆院選突入して勝利を収めたのは記憶に新しい

それと同じことをすればよかった

結党100年、史上初の共産党代表選

重要なことを密室で決めていた共産党の暗いイメージを打ち破る最高のイメージアップキャンペーンになるはずだった

おそらく代表選提唱した松竹伸幸もそれを見越してあのタイミングで行動を起こしたんだと思う

それがこのざまだ

せめて衆院選まで判断留保するくらいの融通はきかせても良かったはずなのに、異例のスピード除名

ほんと度し難いね

2023-02-27

2023-02-27 松竹伸幸記者会見 質疑応答

質疑応答日本語部分だけを文字に起こした。

質疑応答の前のスピーチ日本語版:https://ameblo.jp/matutake-nobuyuki/entry-12791264458.html

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Q) 現在党員資格回復を求めていらっしゃるということで

来年の一月にそれが党大会で取り上げられる

ということなんですが

他の党員の方々が松竹さんを支持するという風に思いでしょうか

また、中央委員会がそういう声をちゃんと聞いてくれて党員資格回復する、

除名決定を撤回するという決定をする可能性は

どれぐらいあるんでしょうか

もし党首選挙が行われる場合

松竹さんが立候補されて党首に選ばれる可能性というのはどれぐらいあるとお考えでしょうか

松竹さんの主張がどれくらい支持を受けているか

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A) 何と言っても27万人の党員がおりまして

でも私は直接に自分支部所属している党員以外と、そういうことを語り合うことが許されてないものですから

からないところが多いですけれども少なくともSNSなどでの共産党員

あるいは地方議員を名乗る方の投稿を見れば

もちろん私を批判する投稿もたくさんありますけども同時に私に理解を示してくれる投稿もそれなりにある

そういうことがSNS上で可視化されているっていうのは

これまでの共産党歴史の中ではなかったことで

歓迎すべき変化だと思います

それで私を批判する声がそれなりに存在することは確かです

けど同時にそれ以上に、今回、除名ということに踏み切った

共産党にとってこうやって本を出して

党に改革を求めたっていうだけで除名されるような事件って

この何十年間なかったことなので本当にそんなやり方でいいのかっていう風に思っている人の方がたくさんいるとは思います

ただそれが大会に集まってくる人達の多数の声になるかは、なかなか難しいところはあるかなとは思います

党首公選が実現したとして私が立候補して志位さんに勝てるかという話ですけれども

私は勝つ勝たない、ということよりも

党の安全保障政策のあり方みたいなもの

党首公選をすることを通じて党員の中で活発に議論を起こすことが一番大事なことだと考えていて

私と志位さんってそういう点でいうと先ほど述べたようにそんなに大きな違いは無いんですね

自衛隊とか日米安保はずっと否定してきた立場だけども

しか野党共闘の中で

そこに修正を加えざるを得なくなった、その志位さんの苦渋と言うか難しさを私も感じていてそこに行こうとしてる

でも共産党員の多数は日米安保も即時廃棄で自衛隊なんか絶対認められないっていう人が多数で

おそらくそういう人の中から立候補者が出れば

そういう人が圧勝してしまうかもしれない

でも政党としてそれでいいのかっていうことを

党首公選実施することを通じて議論をして

共産党員がそこから

政党党員としての自分の考え方を鍛えていくと言うか発展させていくっていうことを期待して

立候補を表明しているということです

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Q) 公選制になれば共産党のより原理主義的な主張を持った人間がむしろ代表に選ばれてしま可能性が高い

ということは松竹さんの考えとは相容れないというか

その逆の効果を持つことにはなりませんかという質問です

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A) そういう大事問題共産党の中でほとんど議論されてこなかったっていうことが一番大きな問題

でも同時に共産党員は本当に憲法9条大事にして日米安保を廃棄して自衛隊を解消したいと思ってるけども

同時に共産党党員としては共産党政権に就くということも真剣に考えてそこを議論すればね

自ずから自分思想信条はあっても

共産党としてどういう態度をとるかっていうことについては

新しいステージに行くんじゃないかなって思ってます

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Q) 志位委員長が何度もこの間、再選されております

その選挙過程は非公開であるとおっしゃいました

その非公開の場で何が起きていると思われますか?

もし公選制にしたら志位委員長が負けるのではないか

というふうにおっしゃったと思うんですけれども

公選制にしたら共産党もっと議席を増やすことができるようになるでしょうか?

というのはここずっと、だいたい共産党獲得議席数っていうのは

まり変わっていないように思うのですが

公選制になったら志位さんは勝てないと思いますかっていうのが

二つ目質問です

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A) 共産党党首選出システムは現状は大会が開かれて

その大会代議員が200人ぐらいの中央委員を選びます

その中央委員が選ばれたら

中央委員200人ぐらいの方が別室に移動して

から大会代議員の目に見えるのは

その会議終わった人たちが戻ってきて

第1回中央委員会が開かれて委員長は誰々さんになりました

という報告があるだけで、確かにその中央委員会

どういうことが行われているのかっていうのは

大会代議員にさえ見えない

おそらくメディアもこれまで取材を申し入れたことも

おそらくないんじゃないかなと思います

今後はきっと取材させてくれっていう風になると思いますけれども

それに参加した中央委員会の方から伝え聞く限りでは

集まった中央委員会の前で年長者みたいな方が出てきて委員長として誰々さんを推薦しま

副院長は誰々さんですっていうことを読み上げて

拍手確認するということが行われているということです

率直に言ってそれがもしメディア取材が入ることになったら

ちょっと違和感を持つ国民が多いかなと思います

そういう点でもいろんな改革は求められていて

私はちょっとラディカルに全党員投票って言ってますけども

例えば少なくとも大会代議員は全部

その党首選挙システムにこの関われるとか

中央委員の推薦で選ばれたとしても

党員の不信任投票にはかけるとか

いろんなやり方があってそういう点では現実にあって少しでも党員国民の目にも見えるし党員権利保証される

みたいな改革は積み重ねていくべきだと思っております

それと公選にしたらどんな結果が出るかっていうことについては

本当にその共産党の中で27万人の党員を巻き込んで徹底的な議論が行われるんだったら

いろんな可能性があると私は思います

例えば戦後共産党を作ったのは宮本顕治さんという方で何十年も党首をやった方ですけど

その宮本さんは実は共産党が分裂した時期に少数派で九州の方に左遷されて

全国の党組織から宮本分派だ、除名しろみたいな決議が

全国の党組織であげられるくらい追い詰められたんだけれども

しかしそれではダメだっていう党内の徹底的な議論を通じて

すごい少数派だった方が党首にまでなった

からそういう点では議論を通じていろんな可能性、

もちろん志位さんが当選する可能性もあれば

しかしたら私がそれだけの議論すればやることになる可能だってあると思います

そしてそうやって共産党っていうのは

他の政党と同じように色んな考え方が存在している

政党なのに国民の目にはすごくモノトーン多様性のない政党として写ってるっていう事が

国民から遠い存在になって思われている

そこが共産党の支持がに席が増えないという点で

ひとつ障害になっているので

そこを克服することにもなると思います

公選制を導入して共産党の中にいろんな考え方の人がいるということが国民に伝われば

国民にとっては共産党もっと近い存在になって

議席は少しは増えるんじゃないかなっていう風には思います

今この自民党政治が続いてそれを何とかするために

野党に頑張って欲しいと言うそれなりの世論

あるわけですけれど、立憲民主党ちょっと期待できない

から本当にここは共産党が変わることによって野党の協力がもうちょっと進んで欲しいって感じている国民

やっぱり少なからずいると思うんですね

からそういう点で党首公選もするっていうことも含めて

共産党が変わるということが国民の期待に応えて

議席も増える道だっていう風に思います

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Q) 統一地方選に関連した話です

松竹さんの件があって非常に共産党についてメディア露出が増えているわけですね

でも志位さんは先日の演説

事実を捻じ曲げた反共キャンペーン

みんなで力を合わせて打ち破ろうと。

こういった紙面が赤旗さんにも大きく出ている

共産党松竹さんの件をめぐる動きがそのどういう影響を与えるのか

二つ可能性あると思っていて

無党派層が離れていく面がある一方で

その党内はもう運動量が増えて

地盤が引き締まるということがあるかどうか

今回の件でどういった影響があるところになってるかこれが一つ目の質問です

質問二つ目

松竹さん自身はこの統一地方選にどう臨まれるか

もうすでに除名されてしまってるわけですけど

実は密かに仲の良い人を応援するですとか

それとも何もせずに距離をとっていらっしゃるとか

その辺り、どういったご予定でいらっしゃいますでしょうか

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A) 率直に言ってこのまま進めば工藤さんがおっしゃった

最初可能性の方に傾いてしまうっていうのが率直なところで

そういうことは私も想定もしていなかったというか

何らかのものを出せばハレーションあるかなと思っていた

出版社には選挙の終わった5月に出すか、あるいはその選挙の影響を避けるために1月にするかみたいな事を相談しまして

1月だったら多少何かあっても選挙の本番には影響ないんじゃないかなと思ってたら

予想を裏切るようなことになった

から大変苦慮しているとしか言いようがなくて

現実味がないのであまりこんなことを

言っては仕方ないんですけども

それこそ何かこの処分について見直しをして

何か別のところで言いましたけれども

私と志位さんが握手するような場面ぐらいくれないかなぁ

なんてことはちょっと考えますけれども

現実味のないことだなって

そういう点ではちょっと無力感みたいなもの

抱えているということですね

二つ目問題もそれと関わりますけども

私としてもどうしても今度の地方選挙で通ってほしい

知人とか友人とかいまして、その中には若手で初めて共産党に入って

挑戦しようっていう風に思ってくれた人もいて

できれば応援しに行きたいなっていう気持ちはあるんです

でも逆にこんな世論状況だからこそ

私が応援演説でもすれば支持者が広がるんじゃないか

っていうぐらいのことは思うんですけど

逆にそれは共産党にとっては許されないことなので

これも為す術がないということで

苦しんでいるというのが率直なところです

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Q) 志位さんが書記局長に選ばれたけど

あの時は党内でもほとんど知られない

我々取材してて広報部長に志位さんはどんな人だと聞いたけど

広報部長も全く知らなかったと、そういう人でしたけども

しか共産党は非常に苦しい中で若手の志位さんを

党首にして目眩ましですけども

少なくとも ものすごく状況を変えようとした

そういう知恵はあった

今回の場合処分を巡って

これは志位さんのリーダーシップでやったのか

それともと党内には異論があったのか

それも全く聞こえてきませんけども

この苦しい局面を思い切って展開しようとして

どんな知恵があるという風に思ってらっしゃるのか

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A) 率直に言って短期的に統一地方選挙のご質問とも関わりますけど

大逆転の秘策みたいなのは

ちょっと難しいかなと思ってます

先日、田原総一朗さんのYouTubeチャンネルに出たとき

田原さんが「志位さんと松竹さんと僕と3人で食事でもしようよ」

「志位さんと松竹さんの対談を実現するから」みたいな、その場で握手でもして何とかならないか

みたいなことも言っておられましたけども

ちょっと現実味のないことだなっていうふうに思います

から私の立場としてはここまで

私に逆風が吹いてると言うか

共産党に逆風が吹いている状況ですけど

それを打開するためにも

私は来年1月党大会での再審査というものを重視して

本当にこういう状況、こういう共産党でいいのか

もっと国民に近い共産党になろうよ

もっと議論ができる共産党になろうよ

っていう訴えをして そこで根本的に変えていく

さっき宮本さんの話しましたけど

本当にそれぐらいの覚悟でやっていけば

その先に何か見えてくるんじゃないかなという

期待をしているという状況です

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2023-02-12

オタクとしての共産党についてのお気持ち表明

30代独身男性雇用不安定

過去国政選挙はだいたい「選挙区民主党系、比例区共産党」。吉良よし子議員にも入れたことがある。ただ、立憲民主党が立ち上がったときは御祝儀で両方立憲民主党に入れたし、れい新選組が立ち上がったときは一票入れた。「俺の一票が国会議事堂スロープになった」と思うと誇らしい。ロシア非難決議に対する対応とかで「どうしようもねえなこいつら」と思ってはいるけど、国会に何人も重度障害者を送り込んだ実績があるので完全に嫌いにはなれないんだよな……

政治的スタンスとしては、象徴天皇制支持、日の丸君が代愛着あり、日米安保支持だが、どうせ今すぐに共産党政権獲ることはないだろうし、と思って少しでも生活をマシにしてくれそうな党に入れていた。共産党が恒常的に第二党になり天皇制自衛隊への攻撃を強めてくるようになったら流石に別の党に入れるだろうけど、現状の勢力ならまあ天皇自衛隊の脅威にはならんだろうな、という判断

過去地方選挙はだいたい共産党一択地方選挙なら共産党いくら勝とうが天皇制自衛隊直ちに影響があるわけではないので、安心して共産党に入れられていた。

で、前置きが長くなったけど、昨今の共産党について。正直、かなり失望している。

失望のその1は表現規制問題だ。かつて共産党表現の自由のために戦ってくれた経緯があるのは知っているし、そこは感謝しているが、最近共産党表現規制派のフェミニストに乗っ取られてしまたかのようだ。『温泉むすめ』へのバッシングには何人もの共産党地方議員が参加していた。地方とはいえ仮にも公職にある者が、たかだか地域おこし用のご当地萌えキャラ程度のものに「ゾーニングすべき」などと堂々と言ってきたのだ。『月曜日のたわわ』だってそうだ。他にもいくらでも事例は挙げられる。そしてとどめが、一昨年の衆院選だ。

不安定雇用に振り回される萌えオタクの俺は、安定した雇用や充実した福祉と天秤にかけて、俺の嫁たちを選ぶことにした。まっとうな仕事がないのは俺が人文系などというカネにならないことでは定評のある学問を専攻したからであり、自己責任であると諦めもつく。一念発起して資格を取るなり起業するなりすれば一発逆転ができるかもしれないのにしていないのも、最終的には俺が怠惰なのが悪いのだ。しかし、彼女たちがいったい何をしたというのか。たかだかスカートに皺が寄っていただのといったくだらない理由で、彼女たちがあそこまで攻撃され、貶められてよいはずがない。金がないのは耐えられる。でも俺たちの文化が貶められ、排除されようとしているのは耐えがたい。

失望のその2は、まあその1とも絡んでくる話だが、Colaboの件だ。モリカケサクラであれだけ特定民間人との癒着公的リソース私的流用公文書の黒塗りを批判してきた共産党が、Colaboをあそこまで庇うとは思っていなかった。まだ知らんふりしてColaboを詰めてくれた方が全然よかった。暇なんちゃらが「共産党と強いつながりのある~」って枕詞を使ってたときは「まあそりゃ事実っちゃ事実だけど下品攻撃だなぁ」と思っていたんだけど、あそこまで全力で都の不明朗な会計を庇い始めるのは予想外すぎた。本当にあったのかよ強いつながり。俺はお前らが行政の透明性をうるさく追及する党だと思って、そういう政党議会制民主主義には必要だと思って、だからずっと貴重な一票を入れてきたんだぞ……

そして失望のその3。今回の党首公選問題だ。たかだか党首公選すべきだと本を出し記者会見をした程度の党員をあそこまで攻撃するのはドン引きするほかない。「気持ちはわかるけどすぐには難しいっすね~。貴重なご意見あざーっす」で済ませていればすぐに鎮火しただろう問題をここまで燃え広がらせているのは、すべて共産党自身が招いたことだ。

俺は党首公選絶対必要だとは思わない。それは2つの理由からだ。理由のその1は、紙屋研究所の人が書いていたように、公選のみが民主主義だということになったら、じゃあ国会はどうなんだ、という話になってしまうからだ。当たり前だが首相国民による直接選挙ではなく、国民に選ばれた議員互選である。それでも、安倍晋三菅義偉岸田文雄競争的な選挙で選ばれた政府の長であるということになっている。ならば、別に政党内部でも間接民主制であって悪いわけではない。すべてを直接選挙還元するのは議会制民主主義否定だ。

けれど、問題は、それで20年以上も同じ人物党首椅子に座り続けていることだ。いやもちろん、指導者の在任期間が長いことそれ自体直ちに問題になるわけではない。たとえばドイツ首相は非常に長期にわたって在任することで知られており、アンゲラ・メルケルは16年にわたって首相府に君臨してきたが、ドイツ民主国家ではないと言う人はいない。しかし、ここは日本だ。たいていのアメリカ大統領経験する8年間の任期を勤め上げたら憲政史上最長の長期政権になってしまう国だ。かつては1年単位コロコロ首相が代わり、選挙に負けたら与野党党首が腹を切らされ、ポスト○○は誰だという話でワイドショーがもちきりになる国だ。麻生太郎野田佳彦も、そして最初組閣時の安倍晋三も、選挙に負けて党首を辞めさせられてきた。選挙にはめっぽう強かった再登板以降の安倍晋三は、コロナで失政をやらかした(と国民から思われた)ために首相を辞めた。じゃあ、志位和夫は? 共産党の党勢を爆発的に伸ばしたわけでもなく、有能な首長を何人も輩出したわけでもなく、山本太郎福島瑞穂のように事実上の個人政党を統べているわけでもない彼は、なんでずっと党首椅子に座っていられるんだ? ヘルムート・コールが25年にわたってCDU党首を努めたドイツであればいざ知らず、安倍晋三ですら10年も自民党総裁椅子を温めることができなかった日本において、それはあまりにも異様で非民主的に「見える」光景だ。

もちろん、党内で綿密な議論を重ねた結果、たまたま有為人材連続して選出されているのだ、という主張をすることは可能である自民党世襲政治家の皆様も、有能な人材たまたま息子だった、と言いたいことだろう。我が国には職業選択の自由があるので、それは一概に否定できることではない。そこで、党首公選絶対必要だとは思わない理由のその2になる。共産党の人びとがここ最近力説されているように、憲法には結社の自由が定められており、なおかつ、政党党員による直接選挙党首を選べ、と規定している法など存在しないのだから政党内部の民主主義に関する法がないにもかかわらず多くの政党党首選挙採用しているのは、日本成熟した自由民主主義社会であることの証左だと思う)、そんなもんは共産党自由なのである。究極的な話になるが、神のお告げで党首を選ぶ政党があってもよいし、レスラーが立ち上げた政党であればリング党首を決めたっていいのだ。嘘をつかずに「我が党は格闘や神託党首を決めています」と言ってくれさえすれば、あとは国民の方で判断すればいい話なのだから(現に、「○○の息子でございます」と名乗った上で自由選挙で選ばれている世襲政治家大勢いるわけで。そして世襲政治家であっても当選保証されているわけではないことは、偉大なる田中角栄ドラ娘が見事に証明してくれた)。

レスリングイタコ党首が決まる政党であっても、俺たちの利害を適切に代弁し、国民自由保障してくれるのなら一票を投じてもよい。非民主的な発想かもしれないが、少なくとも俺はそう思う。だから共産党にとっての真の問題とは、そのようにして擁護してくれる人の数を年々減らしていったことにあるのではないか。俺は、あんたらがフェミニストと手を組んでゾーニングだの何だのと喚き散らしたりしなけりゃまだ共産党に票を入れてただろうし、松竹伸幸を強引に追い出したりしなけりゃ、結社の自由戦士になって共産党を庇ってもよかったんだけどね。

最近共産党の除名騒動を見てて思うこと

共産党分派党首公選制を認めないこと

党首公選制を主張した松竹伸幸氏を除名したこと

上記の2つは異なる問題なのにごっちゃにしている人がとても多い。なにより共産党自身がごっちゃにしている。

今回の件で共産党批判されているのは、党首公選しないことに対してではなく、それを主張した人間に対して除名という処分を下したことに対してなのに、「党首公選しろと言われている。これは共産党に対する攻撃だ」ってブチギレてる。

そこじゃねえんだわ。

2023-01-21

松竹伸幸『シン・日本共産党宣言』の感想

専守防衛自衛隊合憲と認め、自公政権下でも、よりまし政府民主連合政府の段階でも自衛隊を存続させ活用するという提案には同意

綱領上の位置づけや憲法解釈問題についても納得できる整理がされている。

付け加えるなら、自衛隊の反国民的・反民主的部門廃止改革も取り上げたい。


一方、米帝評価核抑止抜き日米安保についてはなかなか難しい。

松竹氏は本書で「日本周辺で平和と安定の環境がつくられ、国民多数も他の野党も『アメリカ通常兵器にも頼る必要がなくなった』と考えるようになれば、『日米安保抜きの専守防衛』の段階に進む」と述べる。


しかし、次の疑問が出る。

安保条約がある下で「日本周辺で平和と安定の環境がつく」ることが可能なのか?すなわち、安保条約を廃棄してこそアジア平和環境をつくることができるのではないか

核抑止抜きの日米安保といっても結局は軍事同盟にほかならない。軍事同盟必要悪として認めるのか?暫定政権構想で日米安保一時的にタナ上げする、というのなら理解できるが。欧州左翼党グループNATOから離脱基本方針としているようだし、非同盟スローガンは掲げたいところ。

核抑止抜き日米安保になったとしても、中国北朝鮮在日米軍基地ミサイル標的にするのをやめないのではないか台湾有事の際に中国からミサイル攻撃を受けないようにするには在日米軍撤退してもらうしかないのではないか

④氏は在日米軍合憲位置付けていると思われる。憲法で許容される軍事力専守防衛必要必要最小限度ということであれば、在日米軍はその限度を超えていると思うのだが、そのあたりどう整理するのか?

⑤氏が核抜き安保を主張する理由は、それが今よりましだからなのか、それとも核抜きであってもやはり日米安保必要ものからなのか、どちらなのか?言い換えれば、自公改憲志向政権を打破して野党連立政権を目指すためのやむを得ない譲歩なのか、それとも、現在台湾情勢や中国情勢などから導きだされる必然的選択なのか?

⑥従来話法で端的に言えば、アメリカ帝国主義の侵略性にたいする過小評価にならないか


いずれにしろ、本書が提案する、安保防衛政策に関する全党員ブレーンストーミング必須だろう。


マスコミ報道では「党首公選」が大きくクローズアップされているが、それはあくまで党内における安保防衛政策(それ以外の政策も含めてもよいが)についてのブレストのための一手段と考えるべきだ。政策論争や基本路線論争なしの党首公選意味がないからだ。実際に党内討論が活発に行われているのであれば「党首公選」などしなくてよいのである党大会代議員による選挙でもよいくらいだ。


しかし、日本共産党は61年綱領確定後数十年にわたり党内で路線論争や政策論争をしてこなかったものから、党内討論のやり方・おさめ方が未経験で不慣れであり、中央中間指導機関積極的に討論する気風を醸成してこなかった。大会決議案はいつも大会3~4か月前に発表され、支部総会→地区会議都道府県会議大会という「全党討議」のプロセスを経るが、実際のところは「決議案を"学習"して"全面実践"しよう」という見出し赤旗に堂々と見られる程度の"全党討論"なのだ


この慣行を打破するには、「党首公選」というやり方が一番効き目があるのは確かである。末端の党員でも議論に参加しやすいからだ。たとえば「○○の政策を掲げている池内米沢投票したい」とか「私は、神谷坂井推し理由は△△だ」とか人物評をきっかけにして政策討論を起こしやすいし、投票という自分の行動を決めるものからその分討論も真剣になる。


なので、氏の提案する党首公選等にもおおむね同意だ。

ただ私見だが、党首公選実施するなら党員候補制の復活をお勧めする。入党して6か月間は党員候補党首公選選挙権はない、6か月ちゃん活動したら党員と認められ党首公選選挙権を持つことができる、という制度設計にしないと、党首選挙のためだけに一時的に入党する十条党員が増えてしまい、支部活動に支障をきたすからだ。

2014-08-16

時代の正体(17)語る男たち(5)軍事語る護憲運動を ジャーナリスト松竹伸幸さん | カナロコ

http://www.kanaloco.jp/article/76279/cms_id/96682

護憲派軍事というもの全否定する勢力だと思われてしまっては、主張が広がることも難しい

いや、「思われてしまっては」ではなく、事実としてそうだろ。現実を認めろよ。

 
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