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はてなキーワード: ハンズフリーとは

2016-10-31

http://anond.hatelabo.jp/20161031024847

もっとハンズフリーが普及すれば、ハンズフリーで話している人に驚くこともなくなるだろうし、

両手がつかえるハンズフリーはより安全性の高い通話方法だと思うので広まってほしい。

ハンズフリー

最近、街を歩いているとハンズフリー電話している人増えてきたなって思う。

あれ、傍から見ると独り言言っているように見えて、最初ドキッとする。

電話していることが分かればいいんだけど、わかるまでが「なんだ?この人」ってなってしまう。

公共の場での電話が得意でない自分にとっては、ハンズフリーで街中で話すことはすごい難しい。

2016-09-13

http://anond.hatelabo.jp/20160726210239

この手のゲームは、いつでもどこでも、クルマ運転中にすらやってしまう人がいるので、

google glassクルマフロントガラス等に表示してハンズフリーで遊ぶ形態へと早く移行するべき。

まあ次善の策としては、近々でるApple watch版やポケGo Plusでもいいけど。

2015-12-24

http://anond.hatelabo.jp/20151224173730

秋葉原オナホールコーナー10年かよってるが、ハンズフリーでまともな品ないぞ。

ちな全部商品見てる。

ちなみに、医者だぞ。

かっけー!

俺は大統領です

http://anond.hatelabo.jp/20151224155800

秋葉原オナホールコーナー10年かよってるが、ハンズフリーでまともな品ないぞ。

ちな全部商品見てる。

  

ちなみに、医者だぞ。

お前がぼーっと時間浪費してた間も賢く勉強した。

お前より、ずーっと賢いし高収入未来もある高学歴様だ。

  

お前の自己紹介クッソワロタわwアルバイトすらできんのか?w

勉強できなくて学歴もまともに得られなかったんだから、一生底辺してろ雑魚

http://anond.hatelabo.jp/20151224154959

おまえすげえアンテナ低いな

ハンズフリーオナホなんて10年前からあるぞ

もちろん日本にもある


口調も気持ち悪いしタイトルまとめブログみたいだし臭さしか感じないけど

無職アンテナ低いおっさんブログ収入夢見て

まずは増田で頑張って面白エントリ書きの練習してます

みたいな感じ?


センスないから真面目にコンビニバイトでもしろ

2015-07-17

男の潮吹きに興味がある

どんなんかは面倒なので転載

http://www.massazine.com/siofuki.php

めっちゃ気持ちいいらしい。

アナル開発とかは引いちゃうけど、これならいけるんちゃうんかと。

転載元は手でやる方法だけど、ローション&亀頭刺激系オナホ(電動のやつ)ならハンズフリーで出来るっぽいんだよね。

まずはオナホから探す。

2015-06-21

ローションを使用する上での課題

先日のコレ

http://anond.hatelabo.jp/20150620004308

経過報告なのだけど、課題が2点浮かび上がってきた。


課題1】垂れる

初回は風呂場で実験したため、後処理は洗い流すだけで済んだ。

実際の運用では自室を主な活動場所として想定しているが、床に垂れたりすると後始末がめんどくさい。

対策案】バスタオル等を床に敷く等の養生を施してから事に臨む。

検討洗濯の手間は増えるのが難点か。


課題2】参照資料をどうするか

前項とも重複するが、想像以上に両手がベタベタになる。これでは紙の資料は参照しにくい。

かといってPCにしてもマウスなりキーボードなりがベタベタになるのはたぶんよろしくないだろう。

対策案】ある程度の時間量がある動画ならば、再生を始めたらハンズフリーで作業に集中できるかもしれない。

サンプル動画時間だけでは射出に至るのは困難が予想されるため、より長時間かつ遊びが少なめな実用実践的な資料の用意が急務である

検討個人的には紙媒体資料を好む。いわゆるマンガ形式のものが好ましい。スライドショー的な自動ページ送り機能検討してみるのも手かもしれない。


増田諸氏の助言をいただけましたら幸いです。

2015-04-13

独りごとを言うあぶない人と思ったら電話だった案件

「独りごとを言いいながら歩く人がいる、恐い、春だ」

「よくみてみな、あれはハンズフリー通話だ」

「だからといって傍からみれば 時にはニタリと笑いながら

 独りごとを言いながら歩く危ない人にしかみえないし

 私が恐怖を感じてしまったのは紛れもない事実だ」

「でもあれは受話器が見えにくいこと以外は

 純粋電話であるし、通話相手がいるし、独り言ではない」

「それはエクスキューズにならない、

 大体パッと見で、通話しているようには見えない、

 通話先の言っていることも聴こえない、

 ならばその場の事実として独り言でなくてなんであるというのか、

 『それでも実際電話なのだ勝手に怖がったお前が悪い』というのは

 向こうが許されすぎている…ちくしょうちくしょう……

 この恐かった気持ちはどう処理すれば………」

気持ちはわからないでもない

と思いながら後日、

一人で道を歩いていたら

確実にハンズフリー通話していない

笑いながら延々と独りごとを言うあぶない人と

すれ違ってすこぶる恐かった

春です

2014-06-24

SH-01B大絶賛レビュー

長年使用している私物携帯電話SH-01Bで(途中幾度と無く浮気したが)

いまでも使い続ける5つの理由をここらで紹介したいと思います

端末裏返して置いていても通知が分かる!!

こちらの端末、ディスプレイ側の縁がイルミネーションになっていて

着信、受信時に発光するのだ!!

通常イルミは本体表側に搭載されていることが多いが、この端末それが

縁についているのです。

これならデスクにポンッと表裏気にせず置いても着信来てるー!ってすぐにわかます、目立ちます

携帯電話スマートフォンなど複数所持している著者にとってはとっても助かる機能なのだ!!

(因みに所持内訳はガラケー2台、スマートフォン2台、タブレット1台)

撮った写真が実は綺麗!!

認めるよ、シャッタースピード遅いことや手ぶれ補正がいうほど補正してくれないこと・・・

だがしかーーっし!!

きちんと撮った写真スマートフォンorタブレットorパソコンでご覧なさい!!

なんということでしょう!!

まことしやかに写っているではありませんか!!

さすが12.1メガピクセル伊達じゃない!!

学習能力備えた文字入力が頗る捗る!!

さすがガラパゴス機能!!

ローカルキーボードも長文もなんのその!!

エッチ用語だって覚えちゃんだから!!(やめてー)

時代最先端をいくBluetooth搭載!!(当時)

マウスだってキーボードだってペアリングできちゃうんだぜぇ!!

ハンズフリー通話ができちゃうんだぜぇ!!

なんだってハンズフリーを知らない?

ではそんな君にこんなメッセージを送ろう。

「いつでも手軽な電話を。そう、SH-01B(とBTヘッドセット)ならね。」


一部分厚いけど軽い!!

※こちらはあくまで主観的感想です、予めご了承ください。

いつだって軽いは正義!!

軽いよ(分厚いけどな!!)

持ちやすいと思うよ(分厚いからな!!)

しかし、会社支給ガラケーってなんでこんなに重いの!?愚痴自粛!)

カメラついてないしこの端末より2年以上後に発売した機種なのに!?愚痴自粛!!)


以上、私がSH-01Bを使い続ける5つの理由でした。

ガラケー万歳!!

2012-11-13

スマホ時代になってから携帯を肩とほほに挟んで通話してるビジネスマンを見なくなった気がしませんか?

かといってハンズフリーヘッドセットつけてるわけでもなし…

2011-10-08

auガラケー持ちの知り合いに、iPhone4S機種変契約させてきた

auガラケー使ってる知り合いが「この携帯の画面じゃちっちゃすぎて、ネットしてても画面に何が書いてあるのか見にくい。」と言っていたので、「じゃあ今度auからiPhone4S出たんで、それに変える?」と聞いたら、「画面が大きくなるんで、見やすくなるんでしょ?変えるか」とその気になったので、一応現在iPhone4Sの料金プランをなるべく分かりやすく教えておいた。

 「今、ダブル定額ライト使ってるでしょ?それだと全くネットしなくても毎月1,050円取られる。ネットしまくっても、毎月4,410円で済む。つまり、今まではパケット通信料としては1,050円~4,410円で済んでたわけだ。それがiPhone4Sに変えると、少ししかネットしなくても強制的にパケット通信料を毎月4,980円払わないといけなくなる。(外でネットする前提なので、wifi限定運用度外視)」「それぐらいは仕方ないか」「あと赤外線通信はないので、携帯同士を向け合ってのアドレス交換は出来ない」「手打ちすればいいや」「料金プランは今まで通りのも使えるし、新しく出来たau同士なら1時~21時の間は無料で通話出来るっていうプランZシンプルってのにも変えられる。良く話す相手がau持ちならかなり安く済むけど…」「知ってる人がauかどうかはよく分からん」「じゃあ取り敢えずプランは今のままでいいね別売りヘッドセット買えば、運転中もハンズフリーで通話出来るよ」「ポケットに入れてても話せるってこと?」「そういう事」「あと、GPS付いてるので、アプリを買えばカーナビにもなる」「それはいいな」「au電波で繋がらなかったことってある?」「うーん、よっぽど山奥に行った時ぐらいで、それ以外ではちゃんと繋がる。ドコモとかソフトバンクとかだと繋がらないこともあったな(ドコモソフトバンク携帯は持ってないので、他人の携帯での経験か?)」「電波は問題ないな。じゃあパケット代は高くなるけど、iPhone4Sに変えてもいい?」「そうするか」「容量は16GB、32GB、64GBとあるけど、どうする?今auポイントっていくらぐらい貯まってる?」「16,000ぐらい」「だとすると、16GBなら端末代は10000円ぐらいなのでポイント使えばタダ、32GBなら20000円ぐらいなので、ポイント全部使って4000円ぐらいだな。外で動画撮影とかする?だったら結構容量食うと思うけど」「するする」「じゃあ容量は多めの方がいいな」「32GBにするか」

 と言うことで、今日auショップ契約してきました。10/14に届くかどうかは分らないそうです

2009-10-12

三十路からの携帯電話

「あまり使わないよな」、何て考えていて

車中心の生活地域なので公衆電話で大体事が足りて

いざとなればタバコ乞食のごとく、一緒にいる人の電話を借りて

ぼけっとしていたら三〇になった、そんな感じ。

PHSなんか必要でもないのに、みんな持ってたからってだけの理由で持ってて

使った事なんて数えるほどしかない時期もあったけど

別にケータイが好きでも嫌いでもなく、ただただ縁がなかったとしか表現できない状態だった。

少し前までは。

価値観がちょっと変わったかな。

・朝は大体かかってくる電話とかメールの音で目が覚めるようになった。

内容は、本当にどうでも良い内容ばかり。甘いモーニングコールみたいな物だったら嬉しいんだろうけど。

生活時間が一緒な人間が周りにいるのだからなのだから必然なのだろう。

結局そのままハンズフリーでおき支度を始める。

ただ鳴ってもいないのに、鳴った気がして起きることも(これは慣れるのだろうか?)

NTT回線では全く気にならなかったナンバーディスプレイ。知らない番号でも平気で出ていたけど今は無理。

最初数人にしか教えてくて、もちろんその人とだけなはずだったけど

番号はいつの間にか広まって、NTTの番号しか知らないはずの人からも普通にかかってきて何か少し怖かった。

大抵の知人を登録することで解決したが、未だに番号だけの表示はやだ。非通知なんて最悪だ。

これを今まで自分が平気でしてたと考えると、空恐ろしい。自分が普段持ち歩く物に侵入ってのが嫌なのではないかと思う。

おかげでNTTの方も見覚えのない番号は警戒するようになる始末。

・目の前の人を無視できるようになった。

無視という単語が適切かどうかは分からないけどこれが一番大きい。

例えばコンビニとかで電話しながら店員とやり取りしても回線の向こうの相手にそれを感づかれないそんな今まで無かった行動スキル

又、目の前で会話している人がいても今の段階では電話側にインタラプトされたらそっちに意識を持って行かれる。

それまでの自分の中では今まで当たり前のように目の当たりにしてきた

少し嫌悪感を抱く行動だったけど、それが普通なんだと思えるようになった。

・走行中の電話は本当に危ないと思った。

ハンズフリーとか意味無い。

でもみんな普通にやってるから、これもしばらくすれば慣れるのだろうか?

・結局大切な事は、メールアポ取ってから行動するというスタイルが変わらなかった。

本当はもっとどこでもドアみたいなのを少し期待していけど

自分だけで見たらこっちのアドレス携帯のそれになったぐらいの変化しかなかった。

一番期待していたのが期待はずれだった。

いつもイーモバ&PCって言うのもあるかも知れない。

・「又電話する」って言う話の切り上げ方を身につけた。

なんだか知らないけれどだらだらした会話になりがちなので。

他には「バッテリーが」とか「電波が」とかいろいろ。

・布団の中でネットが出来るって素晴らしい。


・何故か大の途中にかかってくる、電話してると大がしたくなる場合が多いと気づいた。

結構音に気を遣う。

2009-02-12

自分電車の中で出来ること/出来ないこと

野郎なので、化粧はしません…。

あとなにかあったかなぁ…。

出来ること:

・寝る

音楽を聴く(イヤホンあり)

コミックス/小説 を読む

PSP/DS/ケータイゲーム/ケータイネット をする(音なし)

ケータイアニメを見る(イヤホンあり)

・かかってきた電話ハンズフリー/普通に出て通話する(長話はしない)

・何かを飲む

出来ないこと(したくないこと):

音楽を聴く(イヤホンなし)

PSP/DS/ケータイゲーム/ケータイネット をする(音あり)

ケータイアニメを見る(イヤホンなし)

・しなくてもいい電話をする

・何かを食べる

2007-09-12

[]増田さん

 わたしは自分の名前が嫌いだった。多分、生まれたときからずっと。普通の人がどう思っているのかなんて知らないけれど、苗字も名前も、わたしにとっては、ひどく馴染まない、まるで他人の名前のようだった。母や姉にそう呼ばれても、条件反射で返事をしてしまうだけで、なんだか、わたしのことを呼んでくれたんだな、とは実感できない。幼いときからずっとそうだった。わたしにとってそれは、誰か別の人の名前なのだ。

 わたしが生まれたとき、名前を付けてくれたのは、祖母だという。それはそれは、非常に古臭くて奥ゆかしい名前だ。それはもう、わたしの名前の第一印象で、「あ、このひとはお年を召されている方だな」と勘違いしてしまえるくらいに。

 そんな古臭くて、はっきり言えばダサい名前なものだから、わたしはそれがすごく嫌いだった。周囲の女の子達は、みんな可愛らしい名前を持っていて、その名前がとてもよく似合っている。少なくとも、そういう子が多い。

 苗字も気に入っていなくて、これは明かしてしまうと、『増田』である。なんだかひどくおじさんっぽい苗字じゃないだろうか。特に『田』というのがいただけない。とてもじゃないが、麗らかな乙女マッチする苗字とは、ぜんぜん思えなかった。全国の増田さんには申し訳ないけれど、これはおじさんのための苗字としか思えない。中学生の頃は、小鳥遊、とか、西園寺、とか、そういう苗字に憧れたものだ。

 とにかく、名前も苗字も嫌い。ずっと嫌いだった。

 だからずっと、誰かに名前を呼ばれても、なんだか自分を呼ばれたという気がしなかった。そういう人生だった。

 家族に、友人に名前を呼ばれても、それがなんだか違うように思えて仕方ない。けれど、だからといって、じゃぁ、本当のわたしの名前ってなんだろう、とずっと思っていた。

 大学生になって、初めて彼氏ができた。高校生の頃から密かにアタックを続けていた結果だった。初めは、彼はわたしのことを増田さんと呼んでいた。けれど、やっぱり嬉しくなかった。いや、もちろん彼に名前を呼ばれるのは嬉しいんだけれど、なんとなく、ぴたっと噛み合う感じじゃないのだ。増田さん、なんていわれると、もうそれだけで頭の中がおじさん臭くなって仕方なくなる。このイメージは、けれど、他の人にはわかってもらえないかもしれない。もうわたしの中では、「増田さん=おじさん」なのだ。キスの直前に名前を呼ばれてそんなイメージが湧き出したら、もう大変だ。せっかくのムード台無しになって、それどころじゃなくなる。お前はおじさんとキスする気か、と突っ込みたくなる。

 そんなわたしの乙女心に気付いてか、彼はいずれ、わたしのことを下の名前で呼んでくれるようになった。ただ、その名前も好きじゃなかったから、やっぱりしっくりこない。それで、実はわたしは自分の名前が嫌いなんだ、と彼に言ったら、彼は変なものでも見るようにわたしを眺めたあと、デートの間中、ずっと思索に耽っていた。そうして、その日の別れ際に、彼はわたしに新しい名前を付けてくれた。

 今まで、あだなとか、ニックネームとは迂遠なわたしだった。親しい子が呼んでくれるそれらしい名前でも、「さっちゃん」という、本名に基づいた名前で、なんとなく違和感があった。

 笑わないで欲しい。彼はわたしのことを、「さらら」と名付けた。もちろん、本名に引っ掛けてる部分もあるのだろうけれど、「髪がさらさらしてるから」という、単純な理由だった。それで、わたしは彼に、「さらら」と呼ばれるようになった。

「さららは、今日は午後空いてるの?」とか、「さららは何飲みたい?」とか、もう、そんなふうに呼ばれる毎日で、正直、人前だと、ものすごく恥ずかしかった。多分周囲の人からは、馬鹿なカップルがいるなぁ、と白い眼で見られてたんだと思う。

 ただ、恥ずかしかったけれど、

 とても嬉しかった。

 わたしは初めて、わたしを呼ばれているような気がして、なんだか初めて、本当のわたしを見付けたような気がした。

 わたしは、さらら。

 恥ずかしい名前だけれど、そう呼ばれると、ちょっと頬が赤くなるのを自覚しながら、ああ、今、自分が呼ばれてる、自分が求められている、そう感じて振り向くことができる。

 たった一人のひとだけが呼んでくれる、わたしの本当の名前。わたしを示す、本当の記号。ほんものの名前。

 さららと呼ばれて、さららでいる間は、とても充実した日々を送れて、胸の奥が暖かくて、幸せだった。

 けれど今年の夏のはじまり。

 わたしは彼と別れた。

 彼氏に好きな人ができて、わたしは一方的に振られてしまった。

 わたしは、『さらら』ではなくなった。

 もう、わたしを本当の名前で呼んでくれる人はいない。

 もう、わたしを、特別な名前で呼んでくれる人は、いなくなってしまった。

 たくさん泣いた。体重がどっと減るくらいに。

 講義も、バイトもサボって、暗い部屋で耳を塞いで、一人ずっと肩を震わせている。

 さらら。

 そんなふうに呼んでくれて、そっと、この震える肩を抱いてくれるのを、待つみたいにして。

 一人、ひっそりと。

 また、わたしは、わたしではない誰かになってしまった。

 さっきから、ずっと携帯電話が鳴っていて、もしかしたら、彼からかもしれない、と淡い期待を抱いて、ディスプレイを眺めると、でも、それは彼からではなくて、友人からの着信だった。そっとしておいて欲しい。そう伝えたのに、何度も何度も、友人は電話をかけてくる。わたしはとうとう、苛々としてしまって、ストレスを発散させるようにして、手にした携帯電話を床に投げ捨てた。はっきり言って、ヒステリーだった。電池パックが飛んだかな、とか、思ったけれど、携帯電話は意外と丈夫で、なんともなかった。それどころか、投げようとして掴んだときに通話ボタン押してしまっていたみたいだった。そして通話は、何かの拍子にハンズフリーモードになっていた。

さっちゃん

 携帯電話から、わたしを呼ぶ声がする。

さっちゃん、どうしたの。さっちゃん

 それはわたしの友人の声だった。ずっとずっと電話を掛け続けていた友人の声だ。なんだか今にも泣きそうで、壊れてしまいそうな、頼りない声だった。

 その声が、さっちゃん、と呼んでいる。わたしの嫌いな名前を。他人のものとしか思えない名前を、ずっと呼び続けてる。

さっちゃん? ねぇ、返事しなってば。ちょっと、さっちゃん!」

 昔から、自分の名前が嫌いだった。

 誰かに自分の名前を呼ばれても、なんだか、本当にわたしを求められている、という気がしなかった。だから、わたしのための、わたしにだけしかない名前を呼ばれたとき、わたしは嬉しかった。

 はじめて、誰かが、わたしを求めてくれてるんだって、そう感じた。

 どうしてだろう。

 今、わたしは、この嫌いな名前で、心の底から誰かに呼び求められているような気がした。

 携帯電話を拾い、手にして、耳に押し当てる。

 電話の向こうから、息を飲むような気配がする。そうして、溜息と、もう一度、わたしを呼んでくれる声。

 どうしたの、ずっと連絡もしないで。心配してるんだよ。大学はどうするの。来週、レポートの提出だよ。ノート、取ってあげたから、さっちゃんも、ちゃんとレポート出すんだよ。

 わたしはぐずぐず鼻を鳴らして、曖昧に頷く。

 大学生の夏、わたしは一度だけ、さらら、になって。

 そうしてまた、増田さん、に戻った。

 たぶん、きっと、名前なんか本当は関係なくて。

 いま、ここにいるわたしと、笑い合ったり、慰めあったり、そうしてくれる人達が呼ぶ名前が、

 今の本当のわたしの名前なんだろうから。

 *

 この日記増田フィクションです。

 前回、ブクマしてくれる人がいたので調子に乗ってまたやった。後悔はしていない。

 タイトルは「名前」にしようとしたが、ここはあえて。

 長文ウザかったらすまんす。

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