あのイヤホンマイクつかった、携帯を耳に当てない通話な。ハンズフリー通話ともいうらしい。
スマホを耳にあてていれば「アー電話してんだな」ってわかるけど、スマホ表に出さないで、イヤホンマイクで通話してるやつはこわい。
特に話し始めとか、ひとりごと?こっちに話しかけてんの?とぎょっとする。不審者かと。
やたら声でかい奴が多いのも気になる。
耳に当ててたら声の調子とか大きさとかに特徴あるけど、ハンズフリーはぼそぼそじゃなくて、怒鳴ってる調子のやつも少なくない。
マイクに届くようにってんだろうけど、普通の会話以上に声でかいのは正直うっとうしい。
外国人はイヤホンマイクの電話をしてる人多いけど、外国人だと、言葉がわからないストレスもあって。もうほんと、やめてくれってなる。
いや、その外国人に否がないのはわかるけど。せめて声を小さくしてくれ。
夜にイヤホンマイクで通話しながら歩いている奴は、ほんと怖い。気味悪い。
宵闇に誰かと話してるらしい一人の声が延々響く上、そいつの姿みても、電話を耳に当ててない。
電話を耳に当ててたら、そこをちらっと見て、電話してんだなって目をそらすことができるのに、行き場を失った俺の視線をどうすればいいんだ。
おまえ夜道あるいてるとき振り返ったりしてるけど、そこにはだれもいませんよ
ハンズフリーの一番の利点は安全性にあるので、この流れは止めることはできないと思う。 人口の3割がハンズフリーで電話するようになれば、誰も独り言だと思わなくなるだろう。
携帯電話が普及し始めた頃も気持ち悪かった。 十年後は、頭で考えただけでチャットができるようになって、突然笑い出すようなやつが出てきて、さらに気持ち悪くなるだろう。