■独りごとを言うあぶない人と思ったら電話だった案件
「独りごとを言いいながら歩く人がいる、恐い、春だ」
「よくみてみな、あれはハンズフリー通話だ」
「だからといって傍からみれば 時にはニタリと笑いながら
独りごとを言いながら歩く危ない人にしかみえないし
私が恐怖を感じてしまったのは紛れもない事実だ」
「でもあれは受話器が見えにくいこと以外は
純粋な電話であるし、通話相手がいるし、独り言ではない」
「それはエクスキューズにならない、
大体パッと見で、通話しているようには見えない、
通話先の言っていることも聴こえない、
ならばその場の事実として独り言でなくてなんであるというのか、
『それでも実際電話なのだ、勝手に怖がったお前が悪い』というのは
向こうが許されすぎている…ちくしょう…ちくしょう……
この恐かった気持ちはどう処理すれば………」
気持ちはわからないでもない
と思いながら後日、
一人で道を歩いていたら
確実にハンズフリー通話していない
笑いながら延々と独りごとを言うあぶない人と
すれ違ってすこぶる恐かった
春です
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