2015-04-13

独りごとを言うあぶない人と思ったら電話だった案件

「独りごとを言いいながら歩く人がいる、恐い、春だ」

「よくみてみな、あれはハンズフリー通話だ」

「だからといって傍からみれば 時にはニタリと笑いながら

 独りごとを言いながら歩く危ない人にしかみえないし

 私が恐怖を感じてしまったのは紛れもない事実だ」

「でもあれは受話器が見えにくいこと以外は

 純粋電話であるし、通話相手がいるし、独り言ではない」

「それはエクスキューズにならない、

 大体パッと見で、通話しているようには見えない、

 通話先の言っていることも聴こえない、

 ならばその場の事実として独り言でなくてなんであるというのか、

 『それでも実際電話なのだ勝手に怖がったお前が悪い』というのは

 向こうが許されすぎている…ちくしょうちくしょう……

 この恐かった気持ちはどう処理すれば………」

気持ちはわからないでもない

と思いながら後日、

一人で道を歩いていたら

確実にハンズフリー通話していない

笑いながら延々と独りごとを言うあぶない人と

すれ違ってすこぶる恐かった

春です

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