2009-10-12

三十路からの携帯電話

「あまり使わないよな」、何て考えていて

車中心の生活地域なので公衆電話で大体事が足りて

いざとなればタバコ乞食のごとく、一緒にいる人の電話を借りて

ぼけっとしていたら三〇になった、そんな感じ。

PHSなんか必要でもないのに、みんな持ってたからってだけの理由で持ってて

使った事なんて数えるほどしかない時期もあったけど

別にケータイが好きでも嫌いでもなく、ただただ縁がなかったとしか表現できない状態だった。

少し前までは。

価値観がちょっと変わったかな。

・朝は大体かかってくる電話とかメールの音で目が覚めるようになった。

内容は、本当にどうでも良い内容ばかり。甘いモーニングコールみたいな物だったら嬉しいんだろうけど。

生活時間が一緒な人間が周りにいるのだからなのだから必然なのだろう。

結局そのままハンズフリーでおき支度を始める。

ただ鳴ってもいないのに、鳴った気がして起きることも(これは慣れるのだろうか?)

NTT回線では全く気にならなかったナンバーディスプレイ。知らない番号でも平気で出ていたけど今は無理。

最初数人にしか教えてくて、もちろんその人とだけなはずだったけど

番号はいつの間にか広まって、NTTの番号しか知らないはずの人からも普通にかかってきて何か少し怖かった。

大抵の知人を登録することで解決したが、未だに番号だけの表示はやだ。非通知なんて最悪だ。

これを今まで自分が平気でしてたと考えると、空恐ろしい。自分が普段持ち歩く物に侵入ってのが嫌なのではないかと思う。

おかげでNTTの方も見覚えのない番号は警戒するようになる始末。

・目の前の人を無視できるようになった。

無視という単語が適切かどうかは分からないけどこれが一番大きい。

例えばコンビニとかで電話しながら店員とやり取りしても回線の向こうの相手にそれを感づかれないそんな今まで無かった行動スキル

又、目の前で会話している人がいても今の段階では電話側にインタラプトされたらそっちに意識を持って行かれる。

それまでの自分の中では今まで当たり前のように目の当たりにしてきた

少し嫌悪感を抱く行動だったけど、それが普通なんだと思えるようになった。

・走行中の電話は本当に危ないと思った。

ハンズフリーとか意味無い。

でもみんな普通にやってるから、これもしばらくすれば慣れるのだろうか?

・結局大切な事は、メールアポ取ってから行動するというスタイルが変わらなかった。

本当はもっとどこでもドアみたいなのを少し期待していけど

自分だけで見たらこっちのアドレス携帯のそれになったぐらいの変化しかなかった。

一番期待していたのが期待はずれだった。

いつもイーモバ&PCって言うのもあるかも知れない。

・「又電話する」って言う話の切り上げ方を身につけた。

なんだか知らないけれどだらだらした会話になりがちなので。

他には「バッテリーが」とか「電波が」とかいろいろ。

・布団の中でネットが出来るって素晴らしい。


・何故か大の途中にかかってくる、電話してると大がしたくなる場合が多いと気づいた。

結構音に気を遣う。

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