はてなキーワード: 赤石山脈とは
もしも北岳の標高が富士山よりも高かったら日本文化はどのようになっただろうとIFを空想する
その世界では北岳みたいなシンプルすぎる名称ではない名前で呼ばれているのだろう
南アルプスの北岳だけが飛びぬけて高いわけじゃないだろうから赤石山脈の山の標高が全体的に高くなった世界なのだろう
少しは減じるかもしれない、でも大きくは減じないだろう
その国の最高峰じゃない別の山の方が人気の国、探せばある気がする
ところで北岳の標高が富士山より高くなると3193m→3776m↑になってだいたい600m高くなるわけだが
見えなかったら結局測量がしっかり為されるまで富士山がポピュラーだよなあ
あー、台湾が日本領だったころはニイタカヤマが最高峰だったのか
富士山が最高峰じゃなくなった……と悲しい気分になった当時の人の記録が残っているかも
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リニアの南アルプストンネルによる大井川渇水に就いてJR東海は「水量減少を最小限にする」と述べ、それを鵜呑みにして「なるべく水が出ない工事をするんだな」と考えている人がいるが、このJRの言い分は出鱈目な嘘である。以下その理由を述べる。
南アルプストンネルというと赤石山脈ばかりに注目が行くが、一番の問題点はフォッサマグナの西縁を通る事だ。しかも大深度で。
中学の地学で習ったフォッサマグナは大地溝で、本州を縦に切って断面を見ると西縁が静岡~糸魚川、東縁が千葉~柏崎のU字溝の形をしていて、U字溝の中には富士山、白根山、浅間山、八ヶ岳、箱根などの新しい活火山が入っている。
なんでこんなものが出来たかというとプレートテクニクスと日本海造盆運動に関係していて、太平洋プレートがユーラシア&北米プレートに巨大な力で押し付けられながら沈み込む際に日本列島になる部分が大陸から離れる方向、つまり太平洋プレートの方に動いて浮き上がってきた。
この一見おかしな運動は長い靴下を側面から押えながら履く時に似ている。上辺が内側に巻き込まれるので靴下はくちゃくちゃになり上部付近の繊維は上に動く場面があるはずだ。
この辺は面白いので背弧海盆などで調べてみて欲しい。紅海やカリフォルニア湾と日本列島が親類関係にある事が判るはずだ。サンフランシスコの東のサクラメントの平原は水に飲まれる前の日本海である。
この為に本州に当たる部分は北米プレート、ユーラシアプレートにそれぞれ乗る部分で引き裂かれた。ここにフィリピン海プレートが押してきて無理やり裂かれた部分は押し付けられ、大量の火山が発生した。
L字の鉄鋼を山の部分でぶった切ってからプレスで思い切り押してアーチ形になった様なもんだ。押し付けられて真っ赤に溶けて盛り上がったのがフォッサマグナの火山帯だ。
こういう経緯なのでフォッサマグナのU字溝内は活火山帯だがU字溝自体と周囲は断層と大破砕帯になっているのである。
一つは崩れやすいからであり、特にトンネルでは地圧が高いのに崩落しやすいという最悪な状態になる。
もう一つは出水で、岩がガラガラな状態というのはそこに水を溜めているか流れているという事だ。井戸は砂礫層に到達すると水が出るのである。今回静岡県とJRの争点になっているのはこっちである。
更に問題であるのは、普通の破砕帯は概ね水平に近い方向に伸びている事が多い。だがフォッサマグナでは垂直に伸びているのだ。
さてここで水圧を計算してみよう。
南アルプストンネルが通過する赤石山脈の標高は約3000m、東側坑口は550m、西坑口が800m。すると土被りは最大で2300mである。
この時破砕帯がある場合、その水圧はどれだけになるか?答えは230気圧である。土被り1000mの箇所でも100気圧。こんな圧力に耐えられる中空構造物なんてあるはずが無い。工事だって出来るはずがない。
だがこれは間違いなのだ。この気圧は静水圧だ。ここで水を流すと岩の隙間から噴出してくる動圧になり、制御不可能な数字では無くなるのである。
この為に、高土被りの破砕帯での工事ではまずは水抜きのトンネルを掘りまくる。掘りまくって水量が安定したら平衡状態である。出てきた水はどんどん流して捨てる。そうしないと圧力が高くなるからだ。これ以外に工事の方法は無い。「水抜きボーリング」で検索すると土木会社の解説が沢山出てくる。
更に中空のトンネル躯体が耐えられる圧力ではないのだからこの水抜きトンネルはずっと稼働させて水を流しっぱなしにしなきゃならない。もし封じてしまったら水圧は静水圧となり100気圧超という鋼鉄の球体以外に耐えられない圧力になる。
この辺を誤解してコンクリの本坑トンネルだけ作ってコンクリの壁で水をとめるというイメージの人が多いが全然違う。意図的に大量の水抜きをしなきゃ工事も出来ず躯体の維持も出来ない。
そしてこの抜かれる水というのは大井川の水源で湧き出すはずだったものなのだ。この水はそのままなら重力に従い低い方の東側坑口、早川か導水路を作って甲府盆地にに放流されることになる。そしてこの両方とも富士川水系なのである。
この辺について静岡新聞などは「大井川の地下を通るので地下水の分布が変わり」と説明しているがこれも違うんじゃないか?
そうじゃなくて大量の水抜きをするので周辺一帯の湧水は枯れるのである。それは工事の為に意図的にしなきゃならないものなのだ。それをJRはあたかも極力防止するよう努力するみたいな事を言っている。いい加減な騙しだ。
静岡県が大井川水源問題に拘る理由は地理院地図で大井川周囲を眺めれば一目瞭然だ。https://maps.gsi.go.jp/
ダムが多数あるが、ある程度拡大すると水色の点線が沢山出てくる。これらはダム用の水路トンネルである。山中を数十キロものとてつもない長大トンネルを掘り数段にも亘って水源利用をしているのが判るだろう。数もとんでもない数だ。
因みに農業用水や水道用暗渠は描かれていない。水道も農業用水もこれらのダムや水管路を元に組み立てているのだから水量が低下したら壊滅的なダメージがあるに決まっている。
因みに名産品のお茶の品質にも影響が~って話もあるがそれは尻馬の出鱈目です。お茶は丘陵地帯で水が引けず耕作ができない処で発展したのが特徴ですので。
フォッサマグナを高土被りで掘削なんて前例がないのにJRは湧水量の算定をしているが、それは過去の大清水トンネル、長崎トンネルなどの出水を参照している。この時点でインチキ臭いのだが、国民の方もその詭弁に気づいていない。
中学校の地学でフォッサマグナの事を勉強したのに暗記だけして忘れちゃってるのだな。そういう勉強もちゃんと役に立つ時があるんだよ。日本に住んでて土木をしようと思ったらフォッサマグナと中央構造線は避けて通れない。
以前、長野県が長野をパスしないリニアルートとして諏訪周りのルートを提唱した時、その平面図だけ見て平成の大八廻りとか言ってる人が沢山居たのだが、中央構造線とフォッサマグナ西縁の交差点が諏訪湖なのだ。諏訪湖が陥没地形になっているのはその為なのだよ。
だからトンネルに入る前に諏訪湖を地上で経由するかどうかは工事の難度どころか可否と水源問題の多寡に直結する。
鉄オタは電車が好きなだけでこういう問題を考える事が出来ない。
ネットメディアでは説明するより馬鹿を扇動した方がPVが上がるので「静岡県では”JRはのぞみを静岡に停めない”等の憤懣も聞かれ」などのどうでもいい所をクローズアップして書く。すると鉄オタは「はやいのぞみごうのていしゃえきをふやすのか!」と見事に釣られてSNSで吹きあがり争点がなんだか判らなくなるんである。あほか。
沢山インタビューしたりネットから意見拾えば尻馬に乗ってどうでもいい憤懣を言う人は出る。取材しないネットメディアはそこだけをクローズアップして書くので釣られて幼稚な吹きあがりしてるのが争点だと思い込むのであるな。なんの為に義務教育終えたんだい?
水源問題起こして難工事の末に開通させられるか?出来ないんじゃないかと思う。
ここは日本であって大地が安定したスイスなどとは違う。まだ動き続けてるプレートの境目にある若い火山帯であって、しかもフォッサマグナ西縁は北米プレートとユーラシアプレートの境目だ。更にフィリピン海プレートが角型の2分割列島を一本の弓型列島になるほどの力で押してる。
クモマツマキチョウというチョウがいるのだが、そいつがとても好きだ。名前は漢字で書くと「雲間褄黄蝶」となって、さらに趣深い。だいたい名前に「クモマ」とつく昆虫はそう少なくないが、それらの多くは下界を離れた亜高山~高山帯に生息していて、滅多に出会えない種類という印象が強い。この種もその例に漏れず、飛騨山脈や赤石山脈などの高標高の地域でしか見れない。いわゆる高山蝶なのだ。
名前の一部になっている「ツマキチョウ」というチョウもいて、こちらは東京23区内でも見れる普通種である。ただし、成虫が活動する期間が1か月ほどと短い(23区内だと4月中しか見たことがない)ことと、遠目にはモンシロチョウに似ているが、近くに寄ると翅裏の唐草模様がすごくお洒落なこと、そして全体的に抑えた色調だけど♂の前翅の先端にそこだけ絵の具をこぼしたようなパッと映える黄色(名前の由来)があることなどで、自分の中では「会えると嬉しいチョウ」になっている。
クモマツマキチョウも、♂の前翅の先端には鮮やかなオレンジ色が刻まれている。ツマキチョウのそれよりも幅が広くてまるまっこいけど、「ああ似てるなー」と思うには十分だ。翅裏の唐草模様も一緒だし、白い翅が薄く繊細そうな感じも一緒だ。本当に綺麗なんだよなあ。数が少ない上に美麗種なので蝶屋の人たちにも人気で、「クモツキ」と略されて呼ばれているらしい。
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こう書いているが、自分は図鑑とネット上でしかクモマツマキチョウを見たことがない。前段の略称もwikipediaの中の情報だ。
自分は昔から昆虫を含め自然が好きで、いわゆる虫屋に憧れていた。去年、一昨年あたりまでは頻繁に自然の中に出ていたのだが、今年になって一気にポシャった。大きい挫折もいくつかあって、最近はずっと鬱々としている。今日は何もせず一日ネットを見て過ごしていた。ネットを傍観者の立場で見ていると「自然が好き」という自分の属性はどんどん自分の中から消え去っていく。そうしてガラクタみたいな知識だけ詰まっていくんだけど、時々ふっと、ついこないだまでの自分にとって大切な物が頭に浮かんでくる瞬間がある。
ついさっき、Youtubeを惰性で開きつつ、クモマツマキチョウが飛んでいる高山のお花畑の風景を、数年前の自分が「一度は行って自分の目で見てみたい」と感じた風景を、思い出した。
我が県の地名が酷すぎる。
名指しは避けるが、わが県には、山梨市、甲府市、甲斐市、甲州市という市がある。全部県庁所在地っぽいじゃねーか。どうなってんだよ。一体どこが県庁所在地なんだ。合併しまくって当たり障りのない名前をつけようとするからこうなる。特に甲斐市、オメーだよオメー、元は「竜王町」とか超かっこいい名前だったのによお。なんでそんな名前になっちまったんだ。竜の王だぞ。なあ。名前がカッコイイで有名な上九一色も甲府市と富士河口湖町の一部になっちまったしよ。
次に中央市。こいつはひでえ。県の中央、日本の中央だから中央市。いやいやいや、それはひどいでしょ。さすがに。言うほど中央でもねえし。だっせーな。やめちまえ。
そんで富士河口湖町、富士川町、富士吉田市、オメーら落ち着けよ。そんな富士富士言うなよ。隣県には富士宮市とか富士市とかあるのに。さすがに富士富士言い過ぎだろ。落ち着けよ。
一番酷いのは南アルプス市。いや馬鹿じゃねえの。言っておくが別に南アルプスという山脈の名前は、別に日本人がヨーロッパ・アルプスを真似してつけたわけではない。どこぞの外国の学者がヨーロッパアルプスになぞらえて日本アルプスという単語を作って広めただけだ。日本人が進んでそういう名前をつけたわけではない。だから山の名前には罪はない。でもそれを市の名前にするのはおかしいだろオメーおい。なあ。南アルプスには赤石山脈っていう別の名前があるんだから赤石市でいいだろ。なあ。文字数も多いしよ。信じられねえよな。