はてなキーワード: 下町ボブスレーとは
下町ボブスレー問題が騒ぎになってるが、昔その界隈で働いてたので実態を話そう。
大手メーカーから指定された機械と、材料と、手順と、部品の許容スペック(幅は何ミリから何ミリまで、バリの許容レベルなど)に従って、日々ものつくりしてるだけなんだ。
作業者にしか過ぎず、IT業界のプログラマーより裁量の範囲がない。エンジニアなんて呼んだら笑われるレベル。
もちろん技術力が皆無ではなく、やろうと思えば一から設計することは出来る。ただ一線からは離れてるので、日本のサッカーで言ったらJ3レベルの技術力だ。
「下町ボブスレー」
https://www6.nhk.or.jp/drama/pastprog/detail.html?i=bobsleigh
第1回「ボブスレーってナニ?」
東京・大田区の一角にある小さな町工場・矢島製作所。矢島孝一(蟹江敬三)と息子の健太郎(青柳翔)のもとに、ある日、ボブスレー選手を名乗る柳田美樹(南沢奈央)が現れ、ソチオリンピックのボブスレー競技用のソリを作って欲しいと申し出る。マイナー競技ゆえの苦労にひるむことなく、明るく前向きな美樹。彼女の情熱に動かされた健太郎は、町工場の職人仲間とボブスレー製作に乗り出す。
下町ボブスレーについて思うことがいろいろある。
人にたいして伝えられるかたちになるとは思わんが整理するためにも書いとく。
まず、自分は趣味のレベルであるが機材スポーツを楽しんでいる。
そのスポーツのプロがどのような生活なのかもなんとなく知っている。
ボブスレーについてはまったく知らないが共通する部分はあるんじゃないかな。
あと、この話題なんだかなぁって思いながら見てて深く見る気になれないところがある。それゆえ間違った認識をしている部分もあると思う。
下町ボブスレーの言い分、なぜ訴えるか。
これは理解できるんですよ。
それでタイムが向上しオリンピック予選も負けるわけに行かないのでそのまま使用。
でオリンピック直前になっても肝心のボブスレーが検査に通らず使えない。
なので本番もエストニア製を使うことにした。
やむを得ないですよね。
しかし、しかし、これやっぱ下町ボブスレー側がアレなんだろうなぁ。
まず下町ボブスレーは数年前に立ち上げられてソチで日本代表に使わせようとしたんでしょ?
しかし日本のボブスレー協会とは違うところで勝手にできたプロジェクトで出来上がったものはこの時も検査に通らない。
で、狙ったのがジャマイカ。
若い人はあんまり知らないかもしれんけど南米ジャマイカのボブスレーチームって雪の無い国が冬季オリンピックに出場したと映画化されたりもしたのよ。
なんでジャマイカのボブスレーってすごくネームバリューがある。
みたいなノリだったんじゃないかなと。
もっというと豊かな国でもないし機材スポーツって本当に金がかかるから多少性能が悪かろうが機材提供はありがたいのよ。
なんで断るわけないよなって足元見てオファーしたんじゃないかと。
本だしてドラマ化して、もしかしたら映画化もするつもりだったのかもしれない。
そこで金を回すためにボブスレーを使ったんだろうね。
おそらくジャマイカからも予選でエストニア製を使うことは連絡されててそれを黙認したんじゃないかと思う。
予選で間に合わなくても本戦で使えたらストーリーとしては問題がないからな。
で本戦になっても検査通らない、ジャマイカも使わないで焦って訴えることでなんとか損失を押さえようとしているんじゃないかなって思ってんだよね。
なんかねーボブスレーどうでもいいんだろうね。
なんでボブスレー?
ボブスレーのソリなら作れんじゃねぇの?
みんな知ってる競技だしちょうどいいじゃん。
みたいな。
話題ありきで動いてる感じ。
もうクソですわ。
悪文だなぁ
まぁ便所の落書きっすよ。
東京大田区の町工場が作った、いわゆるボススレーを、ジャマイカチームが遅いから使わないと言って揉めているよね。そもそも、大田区の町工場はどうしてボブスレーを作れると思ったんだろう?
部品は作れるけどシステムは作れないってのはよくある。部品屋はシステムを舐めているところがあって、この部品とあれとこれ組み合わせれば最終製品ができるとか、この部品はすごくいいからこれを使えばいいものが出来上がるって思っているんじゃない?
ボブスレーのソリの勘所ってどこなんだろう?
大田区の町工場の人たちって、ソリがスベスベに磨かれていればいいとか思ったんじゃないかな?ウチの磨きの技術でスパーって滑っていくみたいなイメージで。
システムを知らないと、ボトルネックや勘所、部品への要求スペックって分かんないんだよね。それなのに、部品屋がシステムを作る時、自分の部品が良ければシステムの性能が上がると思いがち。その部品がボトルネックじゃなければ、その性能を上げてもシステムの性能は上がらないのにね。
下町ボブスレー、ツイッター眺めてると安倍首相が応援してたから攻撃してる人いるよなぁ。
「アベ相撲協会」みたいな見出しで、相撲協会を批判してる知識人がいたから、これも安倍首相が関係してるのかと思って一連のツイートを読んでみたけど単に「隠ぺい体質が安倍政権と同じだ!」とか言ってるだけだった。
下町ボブスレー応援キャンペーンというページで応援メッセージの寄せ書きの写真を公開している。大多数はがんばれ!めざせ金メダル!などの純粋な応援なのだが、某所で日本チームに敵意をむけた書き込みがあるとの話がでた。
8月13日に開催した「大田の工匠NTG展」のフォトギャラリー
http://hpd.co.jp/sbo/photo03.html
こうなったら ジャマイカチーム! 行け!! 打倒JAPAN~!!
打倒 JAPAN!!
http://hpd.co.jp/sbo/photo01.html
大田の工匠NTG展(NTGはNext Generationの略らしい)というイベントでの寄せ書きだ。日本代表に採用を見送られたことへの逆恨みだろう。まさかこんな事を工匠展を見に着ただけの親子連れが書いたりはしないだろうから(もし親子連れにこう書かせるような話がされてたとかならもっと怖い話だが)、下町ボブスレーの関係者が書いたと思うのが自然だろう。
勿論下町ボブスレーに関わった人全員がこんなメンタルだというつもりは毛頭ない。しかし一部には確実に逆恨みで日本負けろという空気が造成されてたのだろう。それがこぼれ出たのが寄せ書きだ。
名匠やそれを率いる人が人格者である必要性はないが、マンガ化やNHKのドラマ化などが既に行われていて後に引けない事情もあったのだろうが、競技シーン的には全く関係ないのに使わないなら違約金だと迫るのは完全にプロモーション上の失策である。失敗したなら失敗したで話のまとめようはあっただろうに、「競技の道具メーカー」としては競技者本位であるべきなのに、競技者を差し置いてメーカーが主役になることに固執した結果が一連の醜い言動に繋がっている。
構造的にはかなり違うが、プロモーションの失敗という観点では神戸のクリスマスツリーに通じるものがあるとおもってる。自分達の傲慢さに気づけない運営は大衆にそっぽ向かれるよ
下町ボブスレーも24時間テレビも、誰かが「これやったら感動するでぇ!」とか言って企画したものをゴリ押ししてる感しかない。
そういうものを見て素直に感動できる人もいるんだろう。というか、世の中には素直に感動できる人の方が多いんだろう。
「美談」を見たときにバックにいるであろう企画者を想定する自分みたいな奴の心が汚れているだけ。
みんな自分が信じたいものを心から信じられるんだな、羨ましいことに。
とはいえ「こんな美談には企画者がいるに違いない」ってのも邪推だし、自分が「こんな美談なんて普通あり得ない」と信じたいだけだからな。