東京大田区の町工場が作った、いわゆるボススレーを、ジャマイカチームが遅いから使わないと言って揉めているよね。そもそも、大田区の町工場はどうしてボブスレーを作れると思ったんだろう?
部品は作れるけどシステムは作れないってのはよくある。部品屋はシステムを舐めているところがあって、この部品とあれとこれ組み合わせれば最終製品ができるとか、この部品はすごくいいからこれを使えばいいものが出来上がるって思っているんじゃない?
ボブスレーのソリの勘所ってどこなんだろう?
大田区の町工場の人たちって、ソリがスベスベに磨かれていればいいとか思ったんじゃないかな?ウチの磨きの技術でスパーって滑っていくみたいなイメージで。
システムを知らないと、ボトルネックや勘所、部品への要求スペックって分かんないんだよね。それなのに、部品屋がシステムを作る時、自分の部品が良ければシステムの性能が上がると思いがち。その部品がボトルネックじゃなければ、その性能を上げてもシステムの性能は上がらないのにね。