はてなキーワード: スイッチヒッターとは
同姓同名の人物がいるかもしれないけど これから語る桜井一志はゴーアンゴーの桜井のことだよ
外見:スラムダンクのミッチーのモミアゲをゴリラ風にしたらだいたい桜井だよ
これ以外は作中でとくに言及がないよ
(こいつのライバル(主人公)がどことなく清原を彷彿とさせる性格なのもその一要因だよ
というかこの漫画は打者と投手を逆転させたKKコンビの話なのかもしれないよ)
隠キャだよ
具体的に言うと
桜井が五歳くらいのころ 彼は近所の子供達がボール遊びをしているところを通りがかったんだよね
そしたら子供達が桜井(五歳)に向かって「入れて欲しいなら「入れて」って言えよ」と語りかけるんだ
そしたら桜井どうしたと思う?
当然ケンカになるんだけど 桜井は近所の兄貴分を連れてきて子供達をボコボコにしてもらったよ
元はというと桜井が100パーセント悪いけどまるで反省してなさそうなツラをしていたよ
こんな調子で協調性のないまま15歳になった隠キャ それが桜井だよ
腫れ物を触るように扱われ
遠巻きに陰口を叩かれていたよ
新入部員なわけだよ
入ってそうそうキャプテンに「オレがついて行くにふさわしい人かどうか試させて下さいよw」「今どきの中学レベルを見せてあげますよw」と草生やしながら煽って勝負するよ
その次のページでホームラン打たれたよ
「勝てんぜお前は」とか言って4ページくらいで吸収されたアルティメット悟飯よりもはかなく散ったよ
(ギャラリーに「今どきの高校レベルを思い知ったか」と煽り返されていたよ)
これで鼻を折られておとなしく ならなかったよ
監督に「お前レフトな」ってコンバート打診されて「ふざけないでいただきたい!」とか噛みついた上に「次の練習試合完封したら考え直して下さいよ……」とわけわからん要求をするよ
突然ですが クイズだよ
練習試合が始まる前こいつはなんと言ったでしょう
チキチキチキ
正解
「エラーなんかしたらぶっ殺す」(ライバルである主人公に向かって)
当然主人公以外の野手全員もその台詞を聞いているわけで 震え上がったよ 野手全員が!
いや 普通 言う?
殺すて お前……
当然雰囲気は最悪!
桜井に一目置いていたセンターの佐島さん(この漫画で一番かっこいいキャラだよ)はとくに震えたよ!
とかマジメに思ってるよ ありえねえよ……こんなイキリキッズのポジションとかどうでもいいでしょ……
そしたらあまりにもいろいろ気負ったせいで情報量がオーバーフローして
センターの佐島さんは簡単なセンターフライを見落としてしまうんだよ というか意識飛んだ的な
そんで「すまん桜井!」って泣くんだよな いやどうでもいいでしょ……桜井の進退とか……真面目すぎか?
そんで佐島さんの打席回ってきて(佐島さんは一番だよ)二番の桜井に「もうオレの守備なんか信用できないよな」って聞くわけよ
「今はまだわかりません……次の守備のとき佐島さんのとこに打たせたくねえなって思ったらたぶん信用してないってことでしょう」
普通 言うか??!!? 先輩やぞ??????? こんなこと言うか??????? 頭おかしいのでは????
そしたら佐島さんがここからかっこいいんだけど 桜井と関係ないので飛ばすよ
(本来は二人部屋だけど同部屋の一年生は桜井と一緒に寝たくないから廊下で寝ているよ)
そんで壁に貼ったでかい(A1サイズぐらいの)ランディジョンソンのポスターをビリビリに破きながら「さよならランディ……」て泣くんだよな
ここまでやっておきながら桜井が野球を始めたきっかけはランディじゃないよ!!!!!! どういうことなんだ……
練習試合で「舐めたマネしてんじゃねーぞ」と切れたり打撃練習で先輩に順番譲らなかったりするけどわりとおとなしいよ
主人公の部屋のドアに敵校のピッチャーが活躍した新聞記事貼って「よし!」とにこやかに宣言する陰湿さを発揮するけど おとなしいよ
(単行本9巻の表紙を見ても分かるとおり 桜井は「人の嫌がることをすすんでやる」という言葉を誤った意味で実践しがちな性格だよ)
そこまでの話の流れ的に泣かないヤツは人の心がないレベルで必然的に泣かねばまずいシチュエーションだったよ
でもそれだけじゃないんだよ
子供の頃 桜井には一人だけ友人がいたよ 近所に住んでいた兄貴分の子だよ
その子に誘われて野球を始めたんだよ(ランディのポスターのくだりはなんだったんだよ…………)
桜井はめきめき上手くなったよ アニキが居るときは桜井も比較的社交性を持っていたよ
でも兄貴は高校行って野球これ以上上手くなんねえわって挫折してトラックに突っ込んで死んだんだよ
「オレも野球で上手くいかなかったらこうなるんだろうな」と思うようになったよ
それ以降の桜井は人に避けられるのも構わずひたすら自分が上手くなるためだけに野球をやっていたんだよ……
話がちょっと変わるけど芳陽の話をするよ
主人公がカンニングに失敗した話を聞いて「バレないようにやれやw」と笑ったり主人公が芳陽よりランク上の高校に誘われてた話聞いて「オレだったらそっち行ってたわw」とぶっちゃけたり
さらに言うと格下の高校は必ず侮るよ そんでいいようにやられてピンチに陥るよ
もっと言うと格上の高校には卑屈になるよ 「あいつらは飽きる程甲子園行ってるしな……」とか「死刑執行前の死刑囚の気分」とか言うよ
主人公が勝手に敵校のピッチャーのクセを敵校に開示して 先輩たちはかっとなって主人公をタコ殴りにするんだけど 次のページでは「逆にふっきれたわwwwwwwwww」とか言い出すよ
ようするに卑屈な小物であり尊大な強者であり その場によってコロコロ変わるんだよ
(敵校の監督が「イキってなかったら芳陽でレギュラーになれるわけない」とか言ってるからお墨付きなんだよ)
そんな適当極まりない連中なので 桜井のことも適当に受け入れたよ
面倒な性格なのはわかってて普通に話してくれるし普通に練習混ぜてくれるし普通に試合中相談できるよ
その「普通」は桜井が手に入れることの出来そうになかったものなんだよ
それを偶然 芳陽に入って 得てしまったんだよ
単行本でいうと29巻まで気づいてないよ
クソにぶやんけ!!!!!
桜井は今の境遇がたぐいまれなる幸運によるものだと29巻もかけてようやく気づいたよ
そのことに気づいてどうしたか……それは……
なんとマンガBANGならゴーアンゴーがタダで読めちまうんだよ
https://manga-bang.com/free/complete/goandgo201906
(厳密に言うと一日に無料で読める量は決まってるけど……まあたぶん今からならタダで読めるんだよ)
18巻において主人公の覚醒を示唆するようなセリフがあるよ 以下がそのセリフのあらましだよ
「主人公はマウンドの上で一人で戦っている気でいる あいつが周りに支えられていることに気づき
周りのために投げる気になったのなら 今までとは違うピッチングが出来るようになる」
しかし
この
「主人公はマウンドの上で一人で戦っている気でいる あいつが周りに支えられていることに気づき
周りのために投げる気になったのなら 今までとは違うピッチングが出来るようになる」
という示唆セリフの「主人公」部分を桜井に差し替えると………………
だとするならば
それは
首のすげ替え………………
実際どうなのかは だれにもわからないよ
佐島さんが26巻でメッチャ活躍するんだけど
この活躍の根拠である「佐島はスイッチヒッターである」という設定は完全な後付けだよ
この佐島スイッチ判明のとき敵校の監督は「そういえば佐島はスイッチだった」とか言うんだけど
佐島さんは9巻の試合で「オレ左打者だからあいつの球打ちにくいわ」とか言ってるよ
というかその「打ちにくいわ」言ってた試合のスコアブックだと左打者だったよ
それなのに途中でいきなりスイッチに差し替わってたよ 物証のある後付けだよ
一部ではあるんだよ……
というかランディのポスターの意味合いが「兄貴が野球に誘った それで桜井は野球始めた そのときのポジションはショートだった」でボヤボヤになってる時点で察するべきなのかもしれないよ……
ここまで言っておいてなんだけど
ゴーアンゴー実際に読んだら「柳さんかっこいい」以外印象に残らないと予言するよ
このパピコを賭けてもいいよ
エナメル質が削れそうなほど歯軋りしつつ眉間にこれでもかと皺を寄せながら書いていたよ
たまにKindleでも10巻ぐらいまで無料になることがあるからそういう機会を狙ってもいいよ
読んでみるといいよ