「棋士」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 棋士とは

2012-12-18

米長の1000人切り】

米長セックスが大好きである

プロ棋士として将棋に励んだのも、有名になればたくさんの女と知り合えるからだ。

妻帯者にもかかわらず、女性がいればとりあえず口説いてセックスをし、愛人にする。

愛人は常に3人から4人程度をキープしており、新しい愛人ができたら飽きた愛人を捨てて、

将棋連盟の手駒やマスコミを使って社会的抹殺するという繰り返しだ。

米長セックスをした相手を1000人切りノートと名付けたノートに記録しており、

死ぬまでに1000人とセックスすることを目標にしているという。

彼がことあるごとに自慢するのは、名人位を獲得したことでも永世棋聖になったことでも将棋連盟会長職を務めたことでもなく、

800人の女性セックスしたことなのだ


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

千人斬り目指して900人ちょっと喰ったけどそれ以上増やせなかったか

もう男でいいやって男も数十人喰った結果

生涯計950人くらいらしい

2012-09-06

王座戦の三手目で将棋板騒然となってるけど何で?について

将棋速報】 王座戦の三手目で将棋板騒然となってるけど何で?

http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51738005.html

という記事が多数ブクマされていましたが

ドラゴンボールでもガンダムでもなんとなくうまく例えられていないので騒然とした理由について軽く説明してみます

騒然となった理由については、複数の要素が混ざっている上に基礎知識をどこまで説明するのか大変難しいですが。もう少し短くまとめる才能があればよかったです。

 

さて、件の羽生さんが飛車を振ったとは、正式には「角交換四間飛車」という振り飛車戦法を採用したことについての反応です。

将棋には、大きくわけて2つの戦法があり、1つは飛車をそのままの位置で使う居飛車、もう1つは飛車を序盤すぐに動かして使う振り飛車という名前区別されています

そして、羽生さんは、基本的に居飛車採用している居飛車党と呼ばれる棋士ですが、

と同時にその時に流行している戦法を居飛車振り飛車わず採用するオールラウンドな棋士で、

つの戦法にこだわらずその時その時の最新戦法に目を付け、いち早く指しこなすこと、それが長年にわたって活躍する羽生さんの強さの1つでもあります

そのような事情もあり、羽生さんが採用した新しい戦法は、その定まらない評価にお墨付きがつくというような現象もしばしば起こることになります

 

では、今回採用した「角交換四間飛車」とはどのような戦法なのでしょうか。

それには振り飛車という戦法の位置づけについてさらっと説明しなければなりません。

現代将棋おいて、振り飛車という戦法は、将棋王道と言われている居飛車に比べて少し分が悪く、工夫を常にしなければ基本的にはやや苦しい戦法であると言われています

それゆえ、革新的な戦法も生まれやすく、新しい振り飛車戦法が生まれて流行し勝ちまくると、しばらくして居飛車側が対策を出しその戦法が衰退するという歴史を何度か繰り返しています

現在流行している振り飛車戦法であるゴキゲン中飛車」に対しても、昨年ごろから優秀な対策が出されはじめ、

振り飛車党は、現在進行形で新たな戦法を模索し出しているところです(画期的発明がなかなか生まれないように、振り飛車の新しいアイディアも簡単には生まれません)。

 

そこで、今年に入って新たな振り飛車党の主力戦法となるのでは?とささやかれているのが、今回羽生さんが採用した角交換四間飛車です。

この戦法は、昔からごくたまに指されてはいたのですが、その一見棋理に反するような構想とあまりよくない勝率あいまって

良い評価を得られてはおらず、一方でゴキゲン中飛車などの勝てる流行戦法があったのもあり

振り飛車党にとっても好んで採用する戦法ではないとほとんど見向きもされていませんでした。ここ一番の奇襲戦法という感じでしょうか。

そんな中、いち早くその優秀性に目をつけ、そのアイディアを1つ1つ肉付けし、数年かけて一つの体系的な戦法に育て上げたのが

今回の王座戦の前に行われた王位戦羽生さんと熱戦を繰り広げた藤井猛という棋士です。

しかし、産みの苦しみというものでしょうか、藤井さんが1局1局手順を工夫し1局1局その戦法を修正して行く中で

A級というトップリーグから2年連続の降級してしまったのもあり、特に勝率の良くない後手番におい藤井降級の戦犯戦法と揶揄する将棋ファンもあらわれていました。

(もちろん、その一方で竜王戦2組優勝や2年前の王座戦挑戦、そして王位戦2度のリーグ優勝、今回の王位戦挑戦と

藤井さんがまたタイトル戦に絡むようになった原動力の1つともなっています。あくまで一部のファンの空気を説明する必要があったので書いてみました。)

 

そんな角交換四間飛車も昨年からゴキゲン中飛車の苦戦の影響を受けて、

今年に入ってからは、このままゴキゲン中飛車ダメになったとすれば、

次に流行するのはこの戦法なのでは?という声が少しづつ聞こえてきはじめています

そのような空気の中で振り飛車党の棋士採用率も少しづつ増えて来ました。

先の王位戦では、藤井さんが手塩にかけて育てた角交換四間飛車羽生さんが受けて立つという構図で

結果は羽生さんの4-1防衛、角交換四間自体も1勝2敗1千日手(後手番は1敗1千日手)でしたが

戦法としては面白い戦法なのではないかという感触が羽生さんにも得られたのかもしれません。

(実は、羽生さんは2年前の王座戦藤井さんと戦った時も、次の棋戦で角交換四間を1度だけ採用しています。)

 

話はこれだけには終わりません。

今回羽生さんと戦っている渡辺竜王王座についてです。

渡辺さんは、初代永世竜王将棋史上初の永世7冠がかかる竜王戦20連覇をかけた王座戦など

これまで羽生さんの大記録がかかる重要な勝負に現れ、ことごとく勝ち続けるという、まさに天敵、羽生キラーの名をほしいままにしている棋士です。

それゆえ、将棋ファンにとって羽生vs渡辺戦というのは屈指の黄金カードでもあるわけですね。

そんな渡辺さんにもほんの少しだけ弱点があると言われており(ほんとにほんの少しです)、対振り飛車勝率が対居飛車勝率より少し悪いと言われています

そして、これまで羽生さんと渡辺さんの重要な勝負は、居飛車居飛車の戦いだけでした。

昨年20連覇がかかる中で渡辺さんに奪われた王座戦は、羽生さんにとって格好のリベンジの機会となります

  

さて、ようやく小難しい話は終わりました。

 

今回の王座戦第2局前の将棋ファンの会話です。

「第1局は、また渡辺さんが勝った。羽生さんは第2局どうするんだろう。」

渡辺さんは振り飛車が苦手。羽生さんもゴキゲン中飛車をやればいいのに。去年1回ゴキゲン中飛車渡辺さんに勝ってるじゃないか。」

「いやいや、羽生渡辺の戦いは居飛車に限る。お互いの真っ向勝負をみてみたいよ。」

「そうだよな。羽生さんはここ最近ほとんど振り飛車採用してないし今回も居飛車だよ。」

そして、いよいよ王座戦第2局の開幕。羽生さんは後手番です。

「初手7六歩、2手目3四歩、3手目2六歩、、、よしよし居飛車将棋の出だしだ。どんな将棋が見られるかな。」

4手目4二飛車!!!(角交換四間飛車をやりますという手)

まさかの!」

振り飛車をやるにしても藤井の角交換四間飛車とは!」

「まじかよwwwwwwwwww」(←一部では角交換四間飛車戦犯戦法とネタにされていたりします)

藤井大勝利!藤井大勝利!」(←藤井ファン歓喜の反応)

「振った振ったよ!これは羽生ガチ渡辺に勝ちに来てる!」

「後手番の角交換四間飛車で勝てるのかよ!」

王位戦で対戦してやってみたくなったんだな。実際、王位戦ではなかなか苦しめられていたし」

藤井の戦法をどう羽生解釈たかみてみたいな。羽生さんから新手は出るの?」

研究の行きとどいてない振り飛車だと渡辺さん1発はいちゃうんじゃないか、これ」

 

などと騒然となったのでした。

わかりにくかったでしょう。自分でもどう説明したらいいのか、あの空気をどうまとめていいのかわからなかったです。

とりあえず、将棋板やニコ生twitterが騒然となった背景には色んな立場から色んな理由があって、将棋好きにはたまらない瞬間の1つだったのです。

そして、ドラゴンボールガンダムでどう例えるのが良いんでしょうw

  

最後に、王座戦第2局は序盤中盤終盤とお互いの持ち味が発揮された大熱戦となり、どちらが良いのかわからない難解な中盤戦を抜けだした羽生さんが144手で勝利しました。

非常に面白い将棋で今年1番の名局と言えるかもしれません。

羽生さんが採用したことで振り飛車の新戦法角交換四間飛車の評価にどのような影響がでるのか、それはまだ誰にもわかりません。

具体的な手はわからないけど、戦法の流行やそれをとりま人間模様、ドラマを追う。将棋はこのような楽しみ方もできるかもしれませんね。

  

とにかく、将棋って面白いんですよっと。

 

ちなみに、以前書いたフォロー記事です。

羽生の神の一手?について

http://anond.hatelabo.jp/20100819210057

2011-08-23

仮にポップスでなかったとして

仮に韓国TVで毎週のように日本プロになったばかりの新人棋士

日本で美男とも言われてないし大人気でもないのに「大人気日流美男棋士」として

紹介されて、韓国将棋(チャンギ)の棋士ほとんど紹介されず、将棋に関係ない番組グルメを紹介するコーナーで

日本将棋の対局中に注文する食事の内容がなぜかクローズアップされ、日本舞台にした将棋

ドラマ日本将棋タイトル戦がが一日2時間程度流れ、日本将棋ファン達に、韓国棋士囲碁をけなす

発言が目立ち、韓国将棋(チャンギ)の棋士タイトル戦で優勝したら、優勝を伝える番組

韓国将棋の優勝棋士のかっこわるい場面を大きなパネルで紹介した上に

なぜか日本将棋羽生さんを褒め称え出したら、いくらTV局のビジネスの都合上うんぬんいっても

韓国将棋囲碁に興味の無い温厚な韓国人でも、日本将棋将棋ドラマもう見たくないとTV局に対してデモ起こすと思いますね。

追記:そのような状況になってから、「日本将棋は本当に面白い」「日本将棋をけなすやつらはネトウヨ

「○○という棋士親韓」と擁護しても時既にお寿司

2011-08-19

誰でもできるプログラミング

プログラミングは誰でもできる、とか言うときの誰でもできる、は、たとえば「野球は~」とか「将棋は~」とかについてそう言うのと似たようなものであって、プロの一軍選手なりプロ棋士なりに相当するレベルプログラマになれるのは、やはりそれなりに限られた才能を持ってる奴だけなのである

というあたりまえの事実をまったくわからずにしたり顔でプログラマなんて誰でもなれるとか言う奴が大恥かかないというのはどこかおかし

2010-11-01

小2の読書感想文や子役で世間に氏名を公開するな

以前「小学2年生の読書感想文に2,000ブクマが付くことへの違和感」を投稿した。

http://anond.hatelabo.jp/20101023004716

これについていろいろと批判のコメントを頂いたようだが、自分としてストンと落ちない。

結局、根源的には

「15歳未満の児童の氏名が、ネットや世間に開示されること自体、

 マズイんじゃないか」と自分が思っていることが違和感の原因のようである。

あくまで自説であるが、

「15歳未満の児童の氏名がネット社会に開示される、というのは

自らの児童ポルノ画像が氾濫しているのと同レベルにマズいんじゃないか」

と感じてしまう。

自己決定能力が薄弱な15歳未満が、親のススメで読書感想文に応募して

それで入賞してはてブで「これはスゴイ」として2,000ブクマを集める、

それって自己決定能力が身についてから振り返ったときに、

果たして妥当な判断と言えるのだろうか?

なので、違和感ということで言えば、まさに

「天才子役の●君」とか

「天才棋士の●君」とか

リトルリーグの●君」とかにも感じる話。

暴論であるが、「TV等で子役を禁止しろ」とは言わないが

「子役の氏名の公開を自粛しろ」とは思っている。

報道は「氏名が判らない子役A君」でいいじゃないか。

それを氏名を同定して、「未来スター」なんて煽ってしまうから、

様々な不幸が押し寄せる。

2010-10-09

木金、竜王戦がはじまる

名人と並ぶ称号、竜王。この二つを同時に得てこそ、将棋界のチャンピオンといえよう。

名人になるにはまずいくつか方法でプロ棋士にならねばならない。そしてプロ資格を得るとまず、序列で最下位の地位を得る。毎年、プロ棋士160名ほどを5層に分けたリーグ模様の対局を行い、各層の成績で上位下位の2~4名を入れ替え序列も整え直す。これを順位戦という。最上位のA級には10名の騎士が在籍し、各棋士がそれぞれ年9局を戦い、最優秀者が名人への挑戦権を得る。

名人になるには最短でも5年もかかり、さまざまな相手に勝ち続ける必要があるので、安定した実力がなければ名人にはなれないであろう。

竜王になるには一年でよい。そして女流枠や資格が必要とはいえアマチュア枠もある。そのかわり、竜王戦で実績を積んである1組16名から5名、2組16名から2名、その他3~6組130名ほどから4名のなかに選ばれ、さらに11名からなる変則トーナメントを駆け上がらなくてはならない。特に3~6組に割り振られたら誰にも負けずに駆け上がらないと挑戦者資格は得られない。

竜王になるには、たった一年間でもいいが、その間は誰にも負けないほどの実力が必要となる。

竜王渡辺明。20歳から6年間その座に就いている。竜王戦にて倒してきた挑戦者も森内、佐藤(康)、木村、と実力者ばかりである。名人挑戦への道である順位戦も、苦労しながらようやく挑戦者リーグであるA級に食い込んだ。いま成績三位であり十分に挑戦権を狙える位置にいる。そしてなにより牙城の竜王戦、土壇場で絞り出される底力は凄まじいものがある。

名人羽生善治40歳に到達するがますます強さを増している。七冠独占をはじめ、20年間近くどれかのタイトルを保持し続ける、対局相手のほとんどがトップレベルにも関わらず千局以上指して勝率が七割を優に超える、あと一度でも竜王を奪れば全七大タイトルで永世・名誉位が揃う。さらに今年度は現在勝率八割をも超え、王座戦では19連勝中での19連覇中と勢いが止まらない。

そして、二年前を思い出す。

そのときも渡辺は、羽生竜王挑戦者として迎えていた。大局観、読み、研究手を咎められ、渡辺は三連敗し、崖っぷちに追い詰められた。後が無い第四局目も玉将を裸にされ、負けたかとうなだれる。しかしギリギリで詰みがないことに気づき、攻め、逆転勝ちを収めてしまう。そして続く第五・第六局を絶好調の羽生相手に圧勝、乱戦の最終局まで決め手を躊躇させたのか制してしまう。将棋界初のタイトル戦3連敗4連勝が刻まれた瞬間であった。

あれから二年。今年の挑戦者は、羽生善治名人

竜王戦が、はじまる。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

注:誤りが無いようにと努めてはおりますが、記事の内容は保証しません。

2010-08-19

羽生の神の一手?について

http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20100818/p1

このエントリの△3六歩について

盤面の局面は、後手(羽生)わずかに有利だが互角の形勢

先手(久保)が後手の王に迫っており、後手も上手く指さないとこのまま互角の戦いが続くかもしれない終盤の局面です。

 

件の△3六歩は、確実に先手の王に迫る手ではありますが、それ自体は、先手の王に危険が無いなんでもない手であり

(次の3七歩成を実現させて初めて厳しいが、それもまだ詰めろではなく先手に余裕がある)

上のエントリの通り、先手にそのまま攻めきられる手が無いとも限らず

ここで3六歩と歩を進めるのは、一見、どうぞ攻めてくださいと相手に攻撃の手番を渡し、形勢を互角に戻すぬるい手、いわゆる「緩手」であるおそれがありました。

(実際、すぐに角をとって、3七歩成とした局面から、先手が正解を指し続ければ、わずかに先手がしのいでいた可能性があるようです。)

ですので、プロの第一感からは、こういう手は成立しそうにない(他にもっと良い手があるはずだ)となったのでしょう。

 

上記エントリは、わかりやすく説明されているおかげで、逆に当然の一手のような感触をもつかもしれませんが

リアルタイムで観戦していると、この手はtwitterにおいても2chにおいても「羽生さんやらかしたかも?」というような懐疑的な反応でした。

(こういう手を読むのが不得手ともいわれていますが、ソフトの形勢判断でも一気に先手わずかに有利だが互角の評価に数値がふれました。)

しかし、よくよく検討してみると、、

あれ?待てよ?後手に迫る順がどう指しても見つからない。

久保残り10分…これは迷う…。

やっぱり、後手の王がどうにも寄らない。

寄らないよ、寄らないんだよ!羽生すげえええええ!!

と、なったのでした。

羽生さんのコメントによると、他には「全然攻め手がないんです」だそうで、これ以外の手にはアヤがあり自信が無い、必然の一手と見ていたのかもしれません。

もしかして先手が指せる順があったのかどうかは解説を待つことになります。

 

そもそも、この対局、後から考えてみると意味がわかる、一見意味がわからない手が他にも指されており

54手目の△8六歩も、打った瞬間、先手に明快な攻め筋があり、どうぞ攻めてくださいという意味が掴めない手でした。

(後の検討で他の攻め方をすれば先手十分とされる筋があったようです。)

エントリの局面でとられそうになっている4九角を打った44手目を羽生さんは失敗したと反省していたとのコメントもあることから

後から意味を推測するに、4九にいる角を復活させるための手(角を左金ではなく右金でとらせるため)だったのかもしれなかったり

そして、これまた検討されていなかった8六歩、そして後の3六歩に繋がる62手目の△2八歩打という手もあったりで

このような怪しげな歩の連発に、終わってみると、これをどこから読んでいたんだ…。あれが指せる羽生さんはやはり恐ろしい。

と思わされた人が多かったのではないでしょうか。

 

どなたかが、対局後に「神対人間代表の対局。人間代表の久保はよく頑張った。」と書かれていたのを見ましたが

これは言い過ぎとしても、リアルタイムで中継を見ていた人ほど、3六歩に集約される一連の手に人外の何かを思わされる羽生さんの快勝譜でした。

しかし、久保二冠も本当に強い棋士で、この2人の対局は現在の棋界No.1対No.2の黄金カードですので

次の竜王挑戦者決定戦第2局もどのような将棋になるのか、楽しみですね。

 

棋力もないし、説明も上手いとも思えませんが、指された瞬間の空気をフォローしてみました。

 

とにかく、将棋って面白いんですよっと。

2010-07-18

http://anond.hatelabo.jp/20100718133504

羽生善治の他にプロ棋士何人いると思ってんだ。

あがくとか無意味とか両方おかしいぞ。

http://anond.hatelabo.jp/20100718132649

「わかり合えないことが判った」と言っているのに説得しようとすんなよ・・・

「俺は一生、羽生 善治に勝てない」と悟った棋士が、それでも棋士生活にしがみつく。

それが無意味と思うアンタと、それでもあがくのが人間、と思う俺の違いは価値観の違いであって、どっちが正しい、って話じゃないだろ。

機械でできることをどうしてわざわざ人力でやろうとするのか

ゲームとかまさにそう。

TASという優れた理論最速検証ができる技術確立されているにもかかわらず、いまだにシコシコ己の限界とやらに臨む脳筋ばっかw

将棋にしたってそう。

Bonanzaに負けるような棋士プロ資格剥奪すべきだし、機械に負けるようなゲームをわざわざ対人間でやる必要など無い。時間無駄

2010-06-26

日本代表羽生善治

サッカー日本代表グループリーグにおける進化を目の当たりにして、棋士羽生善治言葉を思い出した。

勝負どころで一番大切なのは自分を信じること。自分を信じられるかどうかが一番難しい。他人のことは100%は知らないので、簡単に神格化できる。日常から自分を信じられると、決断しなければならない場面において不安がなくなる

初戦のカメルーン戦、続くオランダ戦、そして歓喜のデンマーク戦、この3戦における日本代表進化はまさしくこの言葉通りではないだろうかと思う。

岡田ジャパン戦前からコンセプトに掲げていた、運動量組織力によるディフェンス。何戦も行ったテストマッチで全くと言っていいほど結果が出ず、岡田監督が目指すサッカー自体に問題があると、ほぼすべてのサポーターは思っていたはず。

オランダ戦を終えた時点でディフェンスに関する不安は払拭出来ていたからこそ初めてデンマーク戦でオフェンスが機能した。

過去オフェンスが機能しなかったのは、テクニカルな要素以上にディフェンスに自信を持ちきれなかったことが一番の要因だったかのように思える。

さらに言うと、こんな短期間で劇的な進化を体現できたのは、それがW杯という大舞台ゲームだったから、ということ。

タイトルのかかったような重要な一局であえて得意ではない戦法を試すのはなぜかという問いに対し羽生は、

今一番手堅い戦法は次の一局に勝つためにはベストだが、五年後、十年後と長期的に見るとベストかどうかと言われるとそうではない。リスクをとって大舞台でやってみなければ学べない、怖い思いをしてやらなければ吸収できないものはたくさんある。

将棋自体には詳しくないのだが、この言葉を聞いてそれを感覚的に理解できても、ある意味勝ち負け二の次でそんな場面を自分進化に利用している羽生は恐ろしいほどの境地にいるように思えるが、それほど大舞台では人間進化できるということ、それを成功させた日本代表に更なる勝利を望む。

2010-04-04

女流プロ大丈夫かこれ

情報処理学会日本将棋連盟に「コンピュータ将棋」で挑戦状をたたきつける

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1004/02/news075.html

それこそ、男性棋士の頂点クラス羽生とか渡辺とかならともかく、女流じゃちょっと厳しくないか?

今秋に実施される予定の対局では、コンピュータ将棋ソフトウェアに合議アルゴリズムと呼ばれる方針を採用する予定。これは、複数のソフトウェア疎結合で並列計算させ、それらを集約して、次の一手を決定する手法。具体的なソフトウェアとしては、2009年世界コンピュータ将棋選手権で優勝した「GPS将棋」のほか、Bonanza激指、YSSなど世界コンピュータ将棋選手権で優勝経験があるソフトウェアの名が挙がっている。

この「合議制」ってあたりが案外弱点になるような気もしなくもないが・・・。

単独でまともに指してすら女流プロぐらいだと苦しい相手じゃないかこいつら。

それそれとして、挑戦状の内容といい、プロレスとしては良いものだなこれ。

2010-02-20

なぜ女性プロ棋士になれないのか?

その理由は「金」「玉」という駒に女性過剰反応して羞恥心から集中力がさまたげられ、駒を見るたび触るたびに動揺してしまうからである。そして「金」に守られた相手の「玉」を詰める事に女として限界を感じ、それ以上才能を伸ばすことができなくなるのだ。

2009-10-06

「そういう遊びの恋愛は、学生時代のうちにすればいいの」

http://anond.hatelabo.jp/20090916195829

正直いって、彼女が欲しいとは思うけど、彼女となにがしたいかと言われればセックスくらいしか浮かばない。

だってさあ、どこ行くの?なにするの?

高級レストランやバーに興味ないし。

ファミレス居酒屋で十分。

そもそも、二人で食べに行きたいっていう願望がない。

食べたくなったときには連れがいようがいまいが食べに行くわけだし。

別に動物園遊園地も、映画スキープールも行きたくなったら一人でもいけるし。

というか行くし。

カラオケはさすがに一人じゃ行かないけど、それって二人より五人六人で行ったほうが楽しいだろうしさ。

10代のデートって、一人では普段行けない場所に二人で背伸びして出かけるということなんだと思う。

したことないけど。

で、いろいろと経験を積んで成長して、いい加減そういう甘い体験に飽きたら、今度は経験値の少ない女性自分はもうへっちゃらなところに連れて行って、「すごーい」と言われて優越感に浸る。

それが20代以降の恋愛なんじゃないかと。

それもしたことないけど。

男の自慢話はウザいというけれども、本当は女って男の自慢話が好きなんじゃないかと思う。

あるいは、「すごーい」とおだてて有頂天になってる姿をみるのが好きなのかもしれない。

自分だって本気出せば開くようなビンのふたを俺たちに開けさせてるに違いない。

ただしイケメンに限る

って突っ込みはやめてくれよな。

でもさ、俺たち童貞が求めてるのは、優越感なんかじゃない。

ドキドキの時間を共有したいわけ。

でもそれは無理なわけ。

もう映画スキー動物園もドキドキじゃないんだもん。

あの頃だったら、一緒に電車に乗るだけでドキドキしてたと思う。

中途半端女性馴れしちゃって、もうそのくらいじゃドキドキできないもん。

風俗とか経験しちゃってるせいか、異性と二人っきりになったくらいじゃ高揚感もないし、恋人だらけの街を一人で歩くことに羞恥心はもうないもん。

そういうわけで、デート願望とかもはやない。

ラブプラスっての買えばそのドキドキを味わえるのかな?

で、性欲だけまだ残ってる。

セックスしたい。第一希望はどいつ、第二希望はどいつで、セックスのためにデートして告白して、しつこいけどセックスしたい。」

それが本音。

誰それが好きで、だから思いを告げて、一緒の時間を共有して、その結果セックスにたどり着くっていう正統な思考が踏めない。

結婚する気もないくせに女性と付き合いたい男って体が目当てなだけ」

って言われたら、たぶんそう。

「んー別に結婚、というか一緒になにをしたいでもないけど、とりあえずセックスしたいって思ってるよ。」

っと言い返したいもん。

俺に恋愛する資格はないんだろう。

結婚願望があれば恋愛する資格くらいは出てくるのかもしれないけど、考えれば考えるほど結婚願望は薄らぐ。

あと数年もすれば性欲も失って、恋愛に対する願望とかもなくなるんだと思う。

いまだってオナニー羞恥心がなくなり、快感も薄れ、ただの生活の一部になりつつあるもん。

至言だよ。

「そういう遊びの恋愛は、学生時代のうちにすればいいの」

貴女の言うとおり。

で、それが出来なかった男は恋愛市場に参加できないの。

将棋世界でいうところの奨落ち、誕生日をむかえたあなたはプロ棋士への道は閉ざされました、将棋一筋に生きてきたんでしょうけど、あきらめてねプゲラ

2009-06-14

なんかさあ、人生って一度きりなのに俺もお前等も何してんだろな?

いや、厨房みたいなこというけどまあ聞いてくれ。

俺今ふと思ったんだよね、人生って一回きりだなって。

まずさ、俺にもそれからお前等にとっても、いまこの瞬間とか明日の朝とか

おとついの昼間とかも全部が全部、もう2度と取り返せない一瞬なんだよね。これがすごいよね。

まあこのことって当たり前なんだけど、正直あんま意識してなかったんだよ俺。

でもさ、俺たちはまず間違いなくあと50年か60年か長くても70年くらいで死ぬじゃん。

もうね、死ぬよ絶対。間違いない。それはわかりきってることなのよ。いろいろ屁理屈こねたら反論も出来るけどね。

でもいや違うのよ、違うの。俺はなにもさ、そのことでさあ、じゃあ限られた時間を精一杯いきろ!とか

なにか人生で偉大なことを成し遂げろ!とかそんな熱いことが言いたいわけじゃないんだよ。

むしろだらだらしててもいいと思う。やる気なんかなくてもいいだろう。

それも人生だ。だけどさ、だけどもし死ぬ前になってさ、

「ああ俺もうすぐ死ぬんだ。はははそうか死ぬのかあ。いろいろあったなあ・・・・・。・・・・・・・・。

 ってあれ、俺何してたんだっけ。生まれて生きてそれで死ぬのか。ええと、いろいろあった・・よな?

 面白いこととか、いや辛かったなあとか、ん?ないの?ねえ俺何してたん?うんこびちびちやねん。」

ってさあ、思ってさあ。

なんかさあ、そんなこと考えてたら。あれ俺って何してんだろみたいにおもったわけよ。

それで今日テレビみてたりしてね。プロスポーツとか映画とかミュージシャンとかその他

著名な活動してたりする人たちを見てさ、あれこの人たちと俺ってなんていうか

なんか違うのかな。って思ったの。遠いところの人っていう感覚があって、その一方で

んでも人間人間だよな根本的には同じじゃないのか。とか思って。

そんでね俺はこう思うことがある。

例えばサッカーの代表戦みてるときは、もし仮におれがこのピッチに立って

戦うことが出来たとしたら俺はそこで戦いたいなあ。とかって。いや仮にね。

または音楽を聴いてたりするときは、仮に俺がミュージシャンになれるとすれば俺は

出来るならばそりゃあ音楽感動を生みたいだろうな。とか

あるいは俳優やって良い映画にでてみんなに感動を届けたいなとか。

それで思ったんだ。結局俺はさ、何かを達成したいんだろ?って。

でも普段の俺ときたら、別にいいじゃん。適当に生きたら。とかって言ってる。

そんなにムキになって、人生は一度きりだとか大げさにならなくてもいいだろ。

ラブ&ピースでのんびり暮らしていこうぜ。なんてねw

それで十分満足です。って。いやそうなんだよ、そういうのもわかるんだよ。

でもさあ。でもさあ。なんかさああ。違うんじゃねえのって思ったりするんだよなあ。

いや、じゃあ勝手になりゃあいいだろって話になるわけだよ。

俺もなにが言いたいのかよく判ってないからしょうがないんだけどさ、

よくある言葉に、”人生は一度きりだ。悔いの無いように生きろ。”なんてのがあって

これもさあ、もうずいぶん使い古された言葉なわけだけどさあ、

俺はそれ本当に、はいはいすごいすごい。で片付けていいのかなって思ったりしてるってことなわけよ。

もし、死ぬ間際になって本当にそう思っちゃったらどうすんだろって思う。

”あ、人生ってまじ一度キリなんだなw俺もう死ぬとかワロスwそう考えたらなんだって出来たな。”

とか思ったら俺もう死にたいよ。まあ死ぬんだけどw

いや実際にね、

ワールドカップに出てブラジルとかフランスとかと戦ってる人がいるんだよね。同世代で。

あとメジャーリーグに出て首位打者とっちゃったりとか、

そこまでいかなくてもものすごいホームランバッター相手に堂々とボール投げてる人間とかがいるわけだよ。

同世代で。

そんでさっきも言ったけど、そんなのは特別な人間のやってることだ。て思う気持ちがある。まあ確かに特別なんだろう。

でも、じゃあお前はそこに自分が立ちたいとかっていう夢みたいなものを感じないのかって言われると、

恥ずかしいけどまあ嘘つかないで言うと、正直感じてるわけだよ。

いや別にスポーツは例として将棋でもいいよ羽生まじすげえプロ棋士になれたら真剣羽生ガチで。とかね。

でさ、でもさ無理なんだよ。とかも思うわけ。いやいや無理だろ俺って何なのみたいな。

だからさあ、俺は思うに無理でもいいんじゃねって。お前なにか実は熱くなりたいんじゃねってね。

そんで俺が今日おきてやったことってさ、

起きてそっこうPCの電源付けて寝ぼけ眼でhatenaブクマチェックだよ。

なんか面白いエントリねえかな、ねえな。とか思ってるの。だらだらしながら。

しょうがねえなあ、じゃあ俺がなんか面白い増田上げてえな。とか思ったりして。

んで、なんとなく考えてたら昼。なんとなく考えてたら昼ってなんだよwww俺何してんの?うはwwみたいなw

冷静に考えれば俺はさ、熱くなりたいって気持ちを誤魔化して、やってることは

ハテナホッテントリ上げたいっていう要するに”ちょっと気分的に熱くなりたい”ってことなんだよ。

いやホッテントリ上げるのは難しい。だからいい感じでブクマが伸びたりすると俺はちょっと嬉しかったりする。

いやすごく嬉しい。そこでさ、俺そこで、なんだよ俺っておもうわけ、自分誤魔化して、でもやってることは一緒じゃんって。

じゃあやれよ、なんか人生で成し遂げたいんじゃねえのって。いや難しいこれ誤解されそう。ハテナを下に見てるとかじゃない。

違うんだけどなんだか俺は人生をちゃんと見つめなおすときだろって思ったりしてるわけだ。

俺はさあ、俺にだってさあ、まあ恥ずかし気も無くいうけど

”可能性”ってやつがあるだろっておもうわけよ。つまりはそういうことなんだよ。

俺にも、それからお前等にも、”可能性”ってやつは、もうそれはまじで”有る”としか言えないんじゃないかと思ってんの。

”夢”みたいなものがあるなら、そこには必ず”可能性”みたいなものもあるよなって。

それはすごく微かな手ごたえで、むしろ”無い”とすら言えるかもしれない。

うはww意味わかんね俺ww無いのか有るのかどっちだよww

でもさ、”本当はそれは「有る」んだけど「無い」としか思えない俺”ってのが今の俺だと思うわけ。

微妙だけどそうとしか言えない。

だからさ、俺はさ、ちょっとじゃあやってみようかなって思うわけ、思うわけだよ。

で、そこで俺思った。何やるんだろ俺wwwやべえそこから始めないとww俺まじ今まで適当すぎ。まあそれも人生

いままでの俺は、それはそれで俺なりに人生について考えてそれでなんとなく今を

こうやって生きてるのも悪くない。って思ったんだから。

でもなんか時間とか人生とか、よくわからんけど考えてみた。わりと正直に。

夜に。深夜に。深夜の俺が思ったわけ。そして俺の中のなにかが顔を出したんだよ。本当は違うだろお前って。

ということで、結局まずは自分探し、みたいなしょぼい結論っぽくなっちゃいましたけど、

なんとなく言いたいことを言ってみました。

とにかく俺は何が好きで、何をやりたいのか、それから何を成したいのか、

ってことについてある程度の人生現実的なリスクを無視して考えることからはじめてみます。

ちなみに俺は20代後半です。ぷはwwいまさらかよ。っても思うけど、でもいいやって思えてきた。

んでじゃあどうしようかなあ。俺。

とりあえず好きな漫画ジョジョから今の俺に対してこの言葉を書き写す

「君はぼくを乗り越えると言ったが……… 君よりも9年も長く生きてるから教えてやろう…… 

 他人を負かすってのはそんなむずかしい事じゃあないんだ……… 

 もっとも『むずかしい事』は! いいかい! もっとも『むずかしい事』は! 

 『自分を乗り越える事』さ! ぼくは自分の『運』をこれから乗り越える!!」

あとこれも好きな言葉

「「ブッ殺す」… そんな言葉は 使う必要がねーんだ なぜなら オレや オレたちの仲間は 

 その言葉を頭の中に思い浮かべた時には! 実際に相手を殺っちまって 

 もうすでに終わってるからだッ! だから 使った事がねェーーーッ」「『ブッ殺した』なら使ってもいいッ!」

さて、このまま寝て

あしたの朝起きたらさっぱりいつもの自称ラブ&ピース適当無気力の俺がいるかもしれない。

でも、これだけはやると決める。

あしたの朝おきたら俺はこのエントリを読み返す。間違いなく。絶対に。確実に。

そう決めた瞬間にもうソレは完了していると言ってもいい。おれはこのスレを読み返し、もし

それでも俺が変わらないならおれは俺をあきらめる。そう思う。だが俺は変わりたいと思っている。

明日の俺にこれだけは行っておく。

”俺は今、変わりたいと思っているし、きっとお前も変わりたいと思っている。自分を誤魔化すな”

ここまで読んでくれた人ありがとう

こうやって自分について少しでも考えることができたのはhatenaのおかげだと思う。

増田自分で文章を書いてそれで書きながらいろいろ考えて

そういうのが俺には必要だったんだと思う。個人的な日記なんか書かないからハテナのお陰で

俺はこうやって考えることが出来たんだ。ありがとう

2009-06-02

梅田望夫生き方が可哀想すぎる

ヨーロッパの香りを漂わす裕福な家庭に生まれ、父は劇作家であり博報堂取締役、母は映画女優という、生まれながらにして「ハイソ」な環境が周りにあった。

幼稚舎から大学まで慶応という純粋培養

当然、御学友たちも文化的香り満載の本物のセレブが多かったに違いない。

小さい頃から本物を見続けてきた望夫は、それらに比べて自分の力がいかに劣っているのかを思い知らされてきただろう。

おそらく、例えば自分文学的な文章を書いてみたこともあるだろう。

しかし、出来上がってみたものは今まで見てきた本物と比べていかにちっぽけなものだろうか。

下手にそう判断できるだけの客観性教養があったがために、しだいにどんどん身動きがとれなくなっていった。

文学者の息子が理系に進むのは、偉大な父と同じフィールドに進むことから逃げるためだろう。

違う場所なら自分も人並みになれるのではないかと期待を持って。

当然ながら、その世界にも沢山の天才がいる。

他人の能力のすごさを嫉妬せずに理解できる、できるからこそ、同じ舞台にあがろうとしない、畏縮して上がれなくなってしまう。

無能の自分ができること、それは埋もれた天才を世に広めることだけ。

好きな将棋だって、自分で指さない。

指したところで一流の棋士には、どうあがいたって彼らにはかなわないから、最初から指さない。

自分は優れた人間で無いことを自覚してるから、自意識を守るために勝負しない。

一流と戦って、負けることでも成長して、いつかは彼らの高みに近づこうという気力が無い。

一流のそばにいて、彼らは一流ですとアピールしてれば、彼らと勝負する事がないから、負ける事がない。

不良に「アツシさん、マジハンパねぇっす」といっている線の細いヤンキーメンタリティー。

彼の不幸は、本が売れ、自分も勝負を挑まれる立場になってしまったこと。

「それなら、自分でなんとかしてみろよ」という批判に答えるためには、自分で何かをしないといけないが、自分で何かを作り出す事から逃げてきた人生

やればできるかもしれないこともやらない、やっても一流の人にはかなわない。

Web進化論の続きを!」自分より若い人がやるべきだ

はてなブックマークバカばっかだ」取締役という立場を離れないと言えない

はてな取締役をやめないかぎりコメントできない」

逃げて逃げて逃げて。

もうこれ以上、彼を何かを創りだせる人間だというスタンスで話を聞かないで欲しい。

彼は、本当の能力はともかく、それを誇示する事で生まれる障害に立ち向かえることができない、とても可哀想な人間なんだよ。

2009-06-01

日本将棋は「残念」 将棋ファンのMさんに聞く(前編)

200X年X月、将棋ファンのMさんが著した「将棋進化論」は、将棋の可能性をポジティブに語り、国内の「将棋 2.0」ブームに火を付けた。

だがここ最近は、将棋について語ることは少なく、昨年11月には終盤まで優勢に進めた将棋を二歩で反則負けするという“読み抜け”も起きた。

指さない将棋ファンであるという立場を離れて言う。将棋ファンには、バカなものが本当に多すぎる。棋士を紹介しているだけのエントリーに対して、どうして対象となっている将棋を指さずに、指し手の批判や自分の読み筋を披露できるのだろう。そこがまったく理解不明だ。

一方、今年5月には、最新刊千駄ヶ谷二丁目からチェスを観る」を出版。その名の通り、チェス観戦の魅力を語った本で、帯にはこうある。

「わたしが本当に書きたかったのはこの本でした」

同書で彼は、“指さないチェスファン”としてチェスを語り、第一線のGM努力天才性を「千駄ヶ谷二丁目の棋士と通じる」と賞賛。リアルタイム観戦記を自ら執筆し、チェス将棋という日本文化を広げる媒体として位置付ける。

3年前、将棋を賞賛し、将棋の可能性を力強く語ったMさんが今、将棋について語ることを休み、一流のGMたちに魅了されている。

Mさんは日本将棋絶望し、チェスに“乗り換え”てしまったのだろうか――記者新刊からそんな印象を受け、Mさんに疑問をぶつけた。

「ずいぶん違う物になっちゃった

最近Mさんは、日本将棋についてあまり語っていらっしゃいません。新刊を読んでいると、「日本将棋チェスのようにはなれないから、今度は世界チェスに期待する」と思われているような印象を受けました。

今の将棋について、意図することがあるから語ってないわけではありません。

とはいうものの残念に思っていることはあって。英語圏チェス日本語圏の将棋がずいぶん違う物になっちゃったなと。

仮に今の将棋ネガティブなものになったとしても、それを分析しようというモティベーションがそもそもないんですよ。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/01/news045.html 続かない、カッとなって書いた反省している、ゴメン)

2009-05-10

シリコンバレーから将棋を観る」英語版からの超訳版。

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20090420/p1

を受けて、

http://d.hatena.ne.jp/shotayakushiji/20090508/1241797762

http://modernshogi.pbworks.com/

と言う形で下訳された「シリコンバレーから将棋を観る」の英語版。

これにエキサイト翻訳をかけ、だいたいのところをつかみつつ、超訳をかましてみました。

シリコンバレーから将棋を観る」のリバースエンジニアリングと言えます。

リバースエンジニアリングに正当性を持たせるため、「シリコンバレーから将棋を観る」は購入はもちろん、ブログ引用などに目を通すことすらしていません。純粋英語版だけを元にしています。

このため、特に邦題、固有名詞、会話の語調などが間違っている可能性がありますので、その点はご承知おき下さい。

また、今のところ実施したのは前文のみです。

下訳は1時間超訳は全く別のDVDながら見しながら3時間ほどで終わらせましたので、その程度の精度と取っていただければ。

ツールとして、アルク英辞郎(http://www.alc.co.jp/)を始め、オンライン辞書Amazon書籍検索Wikipediaなどを活用しました。IT革命仕事のツールが便利になったってのは本当ですね。

忙しい人のために要約しておきますと、

と、こんな感じみたいですが、実際のところどうなんでしょう?

前文「指さない将棋ファン」宣言

 20世紀末に起きたIT革命と急速なグローバル化社会はより複雑に大きく変わりました。得られる情報は増え、仕事に使う道具も増えました。その結果、昔(と言っても20年ほど前ですが)に比べ、今は、自分に合った仕事をやりたいとか、やりがいのある仕事をやりたいとか、そういった仕事できちんと生活したいと思うと、一人前になるために必要な期間も、そうなってから働く時間も、ずいぶん長くなってしまっています。良いか悪いかは別にして、「自分趣味に関することを勉強しよう」とか「趣味仕事にしよう」というのがなかなか難しい時代なのです。

 将棋は、日本社会日本の文化として、日本人の心に深く根付いています。日本人なら、小学生、あるいは中学生の時は、将棋でよく遊んでたな、という人も多いでしょう。ただ、そんな時代は長くありません。将棋に夢中だった男の子女の子も、10代後半以降、専門の勉強が増えるなどして忙しくなると、だんだん将棋を指さなくなります。私も他の皆さん同様、そうやって将棋を指さなくなったうちの一人でした。

 10代末から始めてきた自分の専門をいかして働き、それで家族を養っていこうと、日本を去りシリコンバレーで生活してきた、というのが、私のこの25年のことでした。そうして私は自然将棋を指さないでいました。

 とはいえ、日々忙しいなか、たま余暇には将棋に関する情報に触れていました。著名な将棋関連本でしたらほぼ全ての書籍を読んでいましたし、雑誌"将棋世界"を定期購読したりしていました。ですから、遠く離れた場所から、日本将棋棋士の魅力にとりつかれていたと言えます。

 将棋を"指したり"、"腕が上がったり"、する暇は全くありませんでしたが、今でも将棋を"観戦したり"、棋譜を"読んで楽しんだり"、将棋から"人生のヒントを得たり"することは日常のことになっています。例えば、米長邦雄永世棋聖(日本将棋連盟会長)が記した名著「人間における勝負の研究 - さわやかに勝ちたい人へ」(82年、祥伝社)は私が大学にいる時に出版されたものですが、私にとっての必携の本でした。重要な決定に関わる時、この本が自分を助けてくれたことが何回もありました。また、金子金五郎九段については、おそらくこの本の中でも何度も語るでしょうが、単に彼の本がいい、だけにとどまりません。彼の本は、私の執筆の手本となっていますし、彼の生き方が、私が後半生に目指したい生き方でもあります。

「指さない将棋ファン」である私。

 私はこうして将棋に係わってきましたが、将棋はほとんど指してきませんでした。そのため、将棋が好き、といったことや、趣味将棋、といったことを公言してはいけないと思っていました。将棋を好きと言うためには将棋が上手くなければいけない、そんな空気があるように見えるのは私だけでしょうか。将棋界の一員になるには、敷居が高すぎると考えたのです。それで、私は一人静かに将棋を愛し続けました。

 40代になり、暇になってきたので、私は愛する将棋について、自分ブログでつぶやき始めました。

 すると、驚いたことに、かなりの反応があったのです。日本にも、将棋を指さなくなって長くなっても、心の中では将棋を愛し続けていた人がいたのだとわかりました。

 小学校の同級生で、今は外科医をしている友達に30年ぶりに会った時にいちばん盛り上がった話題は、前に私がブログで書いた話がきっかけでした。

梅田、お前、子供の時から将棋が好きだったのか。俺も下手の横好きでな。医学部に入ったら、将棋を指す暇なんてなくなっちゃたけど。でもなあ、今度中二になる俺の息子が、将棋クラブに入っていて、毎週あいつと毎週日曜のNHK将棋番組を見るのが楽しいんだよな」

「なら、将棋の大ファンじゃないか」

「いや、未だに将棋を指す時間はないし、下手だし」

将棋を見るのが好きなら、俺と一緒で、十分趣味と言えるよ。プロ棋士はすごいよなあ」

「今から5,6年経ったら、オペも引退だろうし、そうしたら暇になるから、その時は将棋観戦ももうちょっと楽しいだろうな」

彼と将棋について話している時間はあっという間に思えましたが、それは子供時代にタイムスリップしたひとときでした。

また、S社の技術関連責任者10名と、新技術商業化に関してぶっちゃけ会議を行った時のことです。会議の後で、そのうちの1人のソフトウェア技術者、私はこの人とは初対面でしたが、彼が私に話をしに近づいてきました。30代で、凄腕の技術者です。

梅田さん。将棋が好きって本当ですか?」

「ええ」

ブログ将棋に関するエントリ、読むの好きですよ」

「それはうれしい。仕事のあとでそういう話が聞けるのはいいですね。」

自分高校の時には初段を取ったくらいの腕前だったんですが、大学に入ってからはソフトウェアにかかりっきりで、将棋を指す暇がなくなってしまったんですよ。でも、時々雑誌とかテレビとかインターネット将棋をみていましたし、それで鳥肌の立つこともありましたよ。あれは本当に面白いものです。学生時代将棋に没頭する人たちがいて、彼らはアマ有段者だったりするんです。そういう人が仕事場にいるんですが、ああいう人たちを見ていると、どうも自分将棋ファンだと公言するだけの資格がないように感じてしまって。」

「そんなことはないでしょう。あなたは"指さない将棋ファン"だし、"趣味将棋観戦です"と言えばいいんです。私は自分趣味を言う時には"将棋"ではなく"将棋観戦"と言いますよ」

また別の機会には、K社の役員会議オブザーバーとして加わって、そこの社長と話しました。

「ええ、自分羽生さんの本を会社経営の参考にするためにいつも読んでます。生きている間に1度は彼に会いたいと思っています。10年以上もアメリカで疲れる暇もなく働いているせいで誰とも将棋を指せなかったのですが、でも将棋に関する雑誌はずっと読んできました。役員会に招集されて日本に戻っても、すぐに世界一周に飛び立たないといけないので、雑誌を読むのは主に機内でですけどね。将棋を指す暇は全くありません。」

将棋の大ファンじゃないですか!」

「いえいえ。上手くはないんです。子供の時にはいつでも将棋で遊んでましたが。今となっては将棋の腕を磨く時間すらとれません。今はコンピュータ将棋も強くなりましたが、自分にとっては羽生さんが活躍しているのを遙か遠くから静かに見守るのが、自分将棋の腕を磨くよりもいいと考えてます。」

「そのうち、タイトル戦の大盤解説を一緒に見に行きましょう?」

「いいですね」

将棋界は完璧才能で成り立っています。谷川浩司。あの人が出てきた時は、まさしくそ才能完璧才能の人が現れたと思いました。しばらくしたら、羽生善治が現れました。10年経って、別の完璧才能が現れるんです。なんというか、将棋界はかくも信じがたき世界ですよ。私が強く将棋に惹かれるのもそこです。でも私は将棋を指すのがうまくないんです。上手くないですから、将棋界の外から静かに見守ります。」

どうも世界中に、彼らのような"指さない将棋ファン"がまだまだ隠れていそうです。

 最初ブログ将棋エントリをこわごわ書いていました。将棋の上手い人がそれを読んで「こいつは将棋を知らないな、まともに指せもしないのになんでこんなことを書いているんだ」と思われるのではないかと思ったのです。

 しかしながら、隠れ将棋ファンの皆さんから来た思いがけない反応をみて、私は将棋界で何かお役立ちの一端を担えるのではないか、また"指さない将棋ファン"というコンセプトが、ファン層を厚く、広くするために重要ではないか、と思うようになりました。

 子供将棋人口を増やすために親に将棋を広める、というのも大事ですし、それ以上に、将棋グローバルになるるためにも大事です。

 また、羽生さん、佐藤さん、深浦さん、渡辺さんのようなプロ棋士と仲良くなったのですが、同じようなことを皆さんも常々考えていたようで、"指さない将棋ファン"や"将棋観戦のファン"が増えるよう、私を励ましてくれました。

 将棋を見て、楽しむのに、特段必要なものはありません。

 誰でもすぐに「指さない将棋ファン」になることができます。

 将棋を指さなくなっても、将棋界のことを考えている人、理由はともあれ将棋好きだけど、将棋が上手いとは言えない人、将棋を今まで指したことがないけれど、棋士の輝きに魅了されて、そのため将棋により興味が湧いた人。

 それらの人たちに向けて、私はこの本を書いています。

 将棋を指さずとも、将棋の楽しさはわかるように、素晴らしい棋士楽しみを感じられるように、何か変わったことがほしくて将棋を見始めたくなるように。

 本当にそうなって欲しいなと願いながら、私はこの本を書いています。

2009-04-27

http://anond.hatelabo.jp/20090427163352

女流棋士について言えばはっきり格下で蔑称だと思う。棋士とは同じトーナメントで戦うことすらできないんだから。女流作家も、まあ俺に言わせれば蔑称だね。作風が良くも悪くも女という感性に限定された人ってニュアンスがある。

2009-04-21

ボードゲーの中で囲碁はやばい

ボードゲーの中で囲碁はやばい。

世界中プログラマープログラム作りに躍起になってもアマ初段程度。

けど、アマ8段とかがプロと対決するときはハンデをもらうのが当然。

じゃ、そのハンデでようやく互角の勝負になったと思ったアマ

酒に酔ったトッププロと一戦したところ無残なまでの大敗。

そのトッププロによれば酔ってめんどくさいから実力差どおりにやっただけとのこと。

囲碁には指導碁ってんのがある)

さらにそんな日本トップレベルでも急速に実力をつけた中韓に国際戦ではあまりいいところなし。

けど、じゃ現代最強棋士が歴代最強かといえばそうとも言い切れない。

囲碁すごすぎる。プログラマーがんばれ、アマがんばれ、日本プロがんばれ、世界棋士がんばれ。





2chブログコメントに↑の文章書いたら思いのほか出来がよくて残そうと決意

2009-03-11

さっきFloodgateの24換算レートランキングを見たが、本当に唖然とした

さっきFloodgateの24換算レートランキングを見たが、本当に唖然とした。

俺は断言するが、あのBonanzaとかいう機械の手に感動してソフトダウンロードする奴は馬鹿だ。これは100%断言できる。

何であれがいいと思うの? なんでソフトと対局するの? 本当に分からない。あれ機械じゃん。機械の手だよ? 誰だって棋譜見れば機械だって言うのは一瞬で分かる。それで感動するって本気で馬鹿なんじゃない? 

あれがいいっていうのは、頭がおかしいとしか言いようがない、というか、脳が退化してるんだよ。それしか説明がつかない。つまり、人間の手と機械の手が区別つかなくなってるんだよ。だからいいと思って対局する。これは馬鹿としか言い様がないだろう。日本の将来は大丈夫か?

前にもちょっとBonanza4.0が出た時、Floodgate(こんなもの見たくなかったが)で見たが、なんであんな人気あるんだろう。あとついでにそのBonanzaプロ棋士研究目的で使ってるってのも聞いた。これならまあ100歩譲って納得できなくもないが、ただ当然プロ棋士とは比べるのも失礼な程だし、無料ならまあ一回対局してもいいかな、という程度だ。何回も指すほどではない。ただタイトル戦のスレでは機械の形勢判断が絶賛の嵐。アホか。本物を知らないニートばっかなのかあそこは。ろくなもんじゃないな。

俺ははっきり言うが、もっと人間が本気でダイブしている対局を見るべきなんだよ。じゃないとおかしい。プロ棋士が毎日どれだけ苦労してるか知ってるか? パチンコ麻雀、博打、女、ファミコン競馬、体調の管理、食事管理、鰻重、チェス挑戦、書けばきりがない。大好きな酒、猫に餌やるのを我慢して頑張ってる人もたくさんいるし、公益法人化で揺れてて安定した組織じゃないから毎日不安と戦ってる。そういう方が心を込めてダイブしている対局を見ずに、機械で形勢判断して2chスレで「激指先生は……」と偉そうに講釈たれる。ほんと死にたくなるね。どうしてあの機械の手を信じるかね。わからない。世の中不思議だらけだ。

本当におまえら頭冷やして考え直せよ。おまえらは馬鹿か、またはブームに乗せられてるだけだ。まあそれを馬鹿と言うんだがな。

2009-01-28

寓話の続き。

http://anond.hatelabo.jp/20090128120351

「わたしはそれほどお前の打ち筋を気に入ってるんだ。だからお前はわたしだけの対局相手でいて欲しいんだ!」

「その2文が繋がる意味がわかりません。気に入っているから自分だけのものにしたいというのは、1個の人格に対してあまりにも傲慢ではないでしょうか。僕だってあなたとの対局は好きです。できれば今後も対局を続けていきたい。しかし、たった1人を対局相手としていかなければならない理由が、形骸的な約束以外に思い当たらないのです」

「まわりだってみんなそうしてる!」

環境による先入観に犯されているのではないでしょうか」

「わたしだって他の奴とは対局していないのにお前だけ他の奴と対局しては不公平だ!」

「ではあなたも他の人とも対局してみてはいかがでしょう。色々と新たな発見がありますよ。お互いの対局にそれを還元できればさらなる高みを目指せるではありませんか」

「わたしはこれまで様々な奴と対局してきた。そしてお前とだけ対局していければ満足という結論に至ったんだ……」

ありがとうございます。しかし、僕はそうでなかったようです。あなたとの対局が楽しいのも本心ですが、他の人とも対局してみたいというのも純粋本心なのです。この気持ちに、何か正すべき誤りはあるでしょうか?」

「お前に他の奴との対局を許したら、いずれわたしとの対局時間を惜しむほどに対局が楽しい相手を見付けてしまうかも知れないじゃないか……」

「そうなる可能性は確かにないとは言えません。しかしその時はその時、よりよい対局相手が存在したことを見付けられぬまま人生を終えずに済んだことに感謝したいのですが、それが自然なことではないでしょうか」

「そのとき対局者のいなくなったわたしはどうすればいいんだ……きっとその頃にはわたしは耄碌していて、あらたに相性の良い棋士を見付けることなどできやせん」

これには青年言葉を継げなかった。確かに、この国の終生対局者システムは、老いた棋士を見捨てない相互介助の仕組みとしてはうまくできているようだ。自分がここで規範を破ることは、将来自分が打ち捨てられることを認めるようなものだ。

「すみません。僕が間違っていました」

添削を受けて寓話を修正してみた

ある国では、国家戦略として全国民囲碁棋士になるよう奨励していた。そして日曜日国民TVアニメでも流されているとおり、囲碁の本懐は終生の対局相手を探すことという風習だった。

1人の、囲碁ルールを覚えて一人前になった青年がいた。懸命に終生の対局相手を探していたが、なかなか見つからない。

何人目かでやっと青年は、自分の打ち筋を気に入ってくれた花屋を見つけた。そこの主人は言った。

「お前の打ち筋はすばらしい。わたしが終生相手をしよう。ただし、お前はもう他の誰とも対局してはいけない。わたしとだけ対局するんだ。わたしもお前とだけ対局しよう(←new!)

青年は、認めてもらったうれしさもあり、その申し出を承諾した。この国ではそういう対局形態も多いのだ。

それから青年は、対局を花屋の主人とだけ行う日々を過ごし、それなりに満足していた。

いちど花屋のお客さんに「俺とも対局してみないか」と言われ曖昧に返事しているところを見られて主人にこっぴどく叱られた以外は、おおむね順調な日々だった。

何年か経ち、青年散歩に出かけていると、花屋によく薔薇を買いに来る画家と出会った。世間話のあと、画家は言った。

「ぜひ君と対局してみたいね。私はこう見えても棋士の素質を見抜く才能があるんだ。君には素晴らしい腕がある」

「だめだよ。僕は花屋の主人と、他の人とは対局しないと約束しているんだ」

そう言いながらも青年は思い出していた。

もっと若い頃の、情熱に溢れていた自分を。できるだけ大勢の人と対局して囲碁世界を知りたいと夢見ていたあの頃を。

「それでも私は君と対局してみたい。これは私の正直な気持ちだ。花屋のご主人との対局スケジュールに迷惑をかけるつもりもない」

その言葉青年は決心した。青年画家と対局することで、画家幸せになれるし青年幸せだ。そしてよくよく考えてみると花屋の主人が不幸になる理由もないのだ。

2人は対局した。画家は言った。

「私の目に狂いはなかった」

それから青年はたまに画家の元を訪れては対局するようになった。青年の腕は、対局の機会が増えたことに加え、画家アドバイスもあってみるみる上達していった。

そんな日々が続く中、さすがに花屋の主人も青年が一足飛びでうまくなっていることに気付いた。

執拗な追求の結果、とうとう青年画家と対局していたことはバレてしまった。

花屋の主人は烈火のごとく怒った。

「わたしという終生の対局相手がいるのに!!!」

青年は言った。

「あなたが私という打ち手を気に入ってくれたことは大変うれしいし感謝もしています。しかし、僕と対局することで幸せになれる人が他にもいたのです。僕もできるだけ多くの人と対局してみたい。多くの対局でより多くの幸せを紡ぎ出すことが、なぜいけないのですか」

「わたしとしか対局しないって約束したじゃないか!」

「僕が他の人と対局することであなたに不利益があるわけでもないのに、僕が他の人と対局することがあなたにとって嫌なのだとすれば、それはただの卑しい独占欲ではないのでしょうか。だとしたらそのような束縛に、いったいどのような意義を見出せばよいのでしょう」

ここまで書いて思った。

浮気がいけないのって、不慮の子供が生まれちゃう可能性があるからと、セックスの打ち筋が変わってしまうから(←new!)なんだな。

解釈

青年…夫

花屋の主人…嫁

画家浮気相手

※性別は逆でもOK

■修正前

http://anond.hatelabo.jp/20090127211103

2008-12-16

克目せよ!竜王戦最終局

渡辺竜王羽生名人か、初代永世竜王の座を掴むのは。いよいよ竜王戦最終局が明日午前9時に始まる。

竜王位は名人位と並ぶ将棋界の最高タイトルであり、唯一無双の最高額タイトルである。挑戦者アマ女流を含めた実績考慮の変則的トーナメントで決定されるため、トーナメント出場資格以上の実績が無くとも連勝さえすれば最底から一気に挑戦者となることができる。7回の保持または5連続の保持で永世位の資格を得る。

----

羽生は最強の棋士である。7大タイトルの独占後も無冠に落ちたことはなく、7戦以上して負け越している相手はゼロ。勝ちまくるため自然と強い棋士との対戦が多く組まれてゆくにもかかわらず生涯勝率は38歳にして7割を優に超えている。複数回や連続年度獲得すると得られる永世名誉位も6つ手中にし、残る永世竜王位もあと1局を残すのみとなっている。あらゆる戦形を指しこなし、長期的視野にたって目先の1局だけでなく後々に経験が生きるように指すことも多いと自他共に言われていたが、今期竜王戦だけは勝利に徹した差し回しを選択していると噂されている。

迎え撃つは24歳の渡辺である。羽生と同じく中学生プロ棋士になり、若干20歳で竜王位を奪取した。その後も強敵相手に防衛を重ね4連続保持の最中のため、この1局に勝てば永世竜王位の資格を得る。しかし獲得したタイトル竜王だけであり、また羽生を倒してのタイトル獲得防衛ではなかったため、他の一流棋士に厳しく評されることもあった。将棋純文学と形容される本格的な戦法である居飛車、矢倉、穴熊に強い。

二人は5年前にタイトル王座を巡ってフルセットを戦ったが、最終局終盤で羽生は手が震えて駒がまともに持てなかった。しかしその後は不思議なことにほとんど対局は行われず、今年の五月にネットでの対局が組まれたときは、なんと羽生コンピューター操作にトラブルがあったようで時間切れ負けとなってしまう。そのために事実上最強の羽生と最高タイトル竜王を保持する渡辺が並存するという奇妙な状態が5年も続いていた。しかし、遂に羽生竜王位に復位せんと勝ち上がってきたのである。

こうして若手の渡辺竜王に最強の羽生名人が挑戦するという、感覚とは逆の不思議な大勝負が実現した。

----

第1局はパリで行われた。これで勝つはず筈とほとんどのプロ棋士が思った渡辺竜王の攻めを、羽生自分だけが観えていた大局観で凌いで羽生挑戦者勝利。格の違いを見せ付けられたようだった。

第2局は細かい攻防が続いたが、渡辺竜王の苦心の手もそれまでの僅かな劣勢を跳ね返すに至らずに羽生挑戦者連勝。第1局での後遺症が響いたのかと噂される。

第3局は渡辺竜王の新手を羽生挑戦者が咎め初日の夜から大差になり、以降渡辺竜王はいいところなく無残な敗北を喫する。渡辺竜王からは沈痛な感情がありありとみえ、ブログでは「内容が悪くて申し訳ない思いです」とまで記された。単なる一局の敗北に留まらず決定的な精神ダメージを負ったのではないかとまで噂される。ともかく羽生挑戦者3連勝で渡辺竜王を追い詰めた。

第4局も羽生挑戦者不思議な駒の使い方をして、渡辺竜王を専守できないように誘導してから自陣をガチガチに固めることに成功する。なんという一方的な展開だったのかと次々に観戦者から悲鳴が上がり、また別の者は羽生挑戦者の勝利とみて永世竜王位の祝杯を早々とあげはじめる。

ところが。

何度も敗北を覚悟しながらも妻に応援された通りか粘っていた渡辺竜王の玉は、羽生挑戦者の猛攻を打歩詰めの筋というギリギリでかわしていたのだ。後に本人でさえも「最初はそんなことがあるわけないよな、と信じられませんでしたが・・・。」と語るほど不思議な決着で、奇跡の逆転を果たす。まるで第1局を映したかのように。

第5局は渡辺竜王が序盤から少しずつリードを重ねていき、羽生挑戦者の仕掛けた深遠な罠をことごとく見破って勝利した。大局後の検討で様々な質問に対して深いところまで丁寧に回答していたという。この一局はがっぷり四つの横綱相撲のようであり、まるで第2局を映したかのようでもあった。

第6局は渡辺竜王が矢倉から早々に戦いを仕掛けていき、そして一日目の昼下がり、誰にも語らずに温めていた新手を放つ。これは大丈夫なのかとの声が観戦者から上がる。……しかし羽生挑戦者の様子がおかしい、僅か数手で持ち時間がみるみる減っていく。深く検討すると既に羽生挑戦者がかなり苦しい事がだんだんわかってきた。それから羽生は食事もあまりとらず、あるいはとれなかったのかもしれない、膝元に毛布を置いていたのだから風邪とも噂されるが、過去羽生挑戦者風邪の方が緊張がとれてかえってよかったと言いながら勝った事があるため不明。ともかくその後は羽生挑戦者にいいところが全く無く……そう、まるで第3局を映したかのような惨敗を喫したのである。

----

最終戦終局は明後日の午後6時前後予測される。

2008-12-13

RE:棋士ドラゴンボールで例えてみたんだけど……

そのあてはめ方は、いくらなんでも酷い…

http://anond.hatelabo.jp/20081213012110

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん