「ロジスティック」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ロジスティックとは

2015-05-01

好きな季節は春と答える全ての人へ

春が好きだ。声を大にして言おう、春が好きだーーー!

君が好きだと叫びたい!晴子さん晴子さん!

!?春子さんでしたか!?ねえどっち!どっちでもいいや!

女子「ねーねー、1番好きな季節って何?」

なんて、キャッキャ言いながら季節ランキングを聞いてくるそこの女子よ。

あ〜かわいい。あーいとおしい。う〜んそうだね。

春を愛している今の僕に好きな季節なんて愚問だから、1番好きな果物ランキングにしよっか!うん、いいよね。

女子いちごかなぁ、それとも巨峰かなぁ、・・・あ、メロン忘れてた♡」

いいんだよ、悩んで、逡巡して、ぐずぐずと迷ってまよって、たまに熟れちゃって。

ちょっと舌が痺れるくらいのデラウェアちゃんに君がなってくれるなら、僕は石の上にも三年山本昌は現役32ネン☆

その悩みを読みきって満を持しての桃が登板しまーす。桃最強説。

女子「えっ、このタイミングで桃なんてずるぃよー☆」「もう!桃は反則ぅー!」

UNOでドロフォーを喰らったような、オマリーに角光男ワンポイントリリーフで当てられたような

とにかく困った顔をしたかわい子ちゃんが、そんな戯言を言ってきてたって、時既に遅しピーチマロン3年→柿8ネン☆

いや、ちょっとまって!ジブン、春だからって浮かれすぎてナイ!?

うそう季節だよね。好きな季節のHA・NA・SHI♪

恥ずかしいけど言うよ。言わせてよ。

若かりし頃の僕はなんて答えていたと思う!?

驚ろくなかれ。「冬」と答えていたんだよね。

カァーっ!!ハズいねトラウマ確定、デジャブ認定

いま、なんて言った若いの。理由はなんですかって!? the reason why!?

そうだね、的を得質問だ。若かりし日は理由が大切だ。

特に男たるもの、そのロジカルロジスティックスな知的体育会系な一面を

見せないといけない。わかったよ、せかすなよ言うから、もう言うからさ。

冬が一番だった理由

「夏は脱いでも脱いでも暑いけど、冬の寒さは着込めばなんとかなるから

ねえ聞いた!?おい、そこの烏合の衆の皆様、ご拝聴誠にありがとうございます

バカだねー!!我ながらヘドがでるね、この嬉し恥ずかし蒙古斑BOYよ。

そのanswerロジカルがあると妄信してるのかい!?

そんな若かりし頃の蒙古斑には、さすがの佐川男子も真っ青。西濃運輸中年への期待はキンモツ☆



あ〜!!ごめんごめん違う違う。

春がホント最高だって、みんなに伝えたかったの!

ほら、いつもはおとなしい僕だって、こんな積極的で晴れやかに楽しい気分になれる!

春がナンバー1シーズンでいいと思うんだ。いいよね、だからそんな可愛い娘ちゃんが

出来心適当に聞いている好きな季節ランキングなんて愚問は、春一択で決まり

はい、解散解散〜!


・・・でもちょっとまって。

いやだ。ヤバいことに気づいちゃった

これ、開けちゃうブラックパンドラボックス開けちゃう


ねえ、この春の楽しい気持ち。

これって実はゴールデンウイーク追い風受けてない?

先発が山本昌で勝ったから、すっかりマサのおかげだと思ったけど、

実はマサは3回で降板していて、ロングリリーフで角光男が3回〜7回くらいまで投げてて・・・

ねえ、だから街が浮き足立ってるの・・・!?

純粋に春(マサ)だけの力じゃないの・・・!?

まさかゴールデンウイークゴールデンは角光男の”光”・・!?

春という季節を愛する自分。華麗かつ高尚な自分を味わうために書き始めたのに、こんな終わり・・・

このままじゃ、GW最高で〜す☆なんて言いつつ、空港ワイドショーインタビュー受ける一般の愚民たちと同じ。

だけど、これは抗えない結果。

春を後押ししているであろう、ゴールデンウイークの力投に拍手をせざるを得ない。



ああ、わかったもういいよ。ぜんぶ飲みこむ。

一般人マイルドヤンキーその他大勢と、俺は一緒なんだろわかってるよ。

から2つだけ言わせてくれ。




春最高。


そして、みんなのゴールデンウイークも最高な時間でありますように。

2014-08-27

団塊のおじさん達に今こそ伝えたいこと

僕の勤めている会社では、外部から嘱託という形で

たとえば、大手メーカ定年退職したような人を呼んで仕事を手伝ってもらうことがある。(親会社というわけでもなく、本業の手伝いをしてもらうわけでもありません。)

で、そういう人に何をしてもらうかって言うと、

知見を活かして、ビジネスアドバイスを頂くことになっています

しかしながら、実体ロジスティックスとネットワークしか期待していません。

で、まぁ今日その人と仲違いをしました。

ここ一週間くらいで関係修復不能だと判断し、

早々に上長に報告。

おそらく、彼との契約も今年度いっぱいになるだろうなぁと上長

さすが、一流企業と呼ばれるところで活躍されただけあって

事務もそこそこできるんだけど、パートナーとしては最悪でした。

特にやりづらかったのは

自分出身会社ルール信条をおしとおそうとする

パートナーに、部下あるいは秘書としての働きかたを求める

③意に反することがあると露骨に機嫌を悪くする

まり俺様は偉いんだからもっと尊重しろ。状態。

僕は、今までああいタイプの人と働くことがなかったけど

昔はああいうおじさんがまかり通っていたんだと思うと

正直なところ諸先輩方には頭があがりません。

なんて不毛なことをしてきたんだとも思うけどね。

でも、おじさんに唯一誤算があったとすれば、

こんなにも早くパートナー若造からNGがでるとは思わなかった

という点だと思う。

おじさん、3つ伝えます

あなたが残り少ないビジネスマン人生

劇的に変わるとは思っていません

ただ、まぁ私も良い勉強になったのでそのお返しです。

自分仕事じゃないが通じるのは管理職ときだけです

貴方が成果を出せたのは出身会社馬鹿でかかっただけです。

③別会社でそれをやっても裸の王様なだけです。

そして、これを読んでくださった団塊世代の方にお伝えしたいこともあります

これは、もしこれから若い世代と働くことがあったら参考にしていただきたいことです。

①見限るの早いです

若ければ若いほど、転職志向が強いです。

ですから仕事にせよ人間関係にせよ本当にちょっとしたことで文句を言います

それは、根性がなくなったというより見限るのが早くなっただけです。

教育的指導かいりません。

暴言好きなだけはいておいて、あとでフォローするなんて茶番は通用しません、

だって、その「あと」が来るまでにやめますもん。

若者だろうと怒らせたら泣き寝入りはしてもらえません

からでも上司のクビをきる手段なんて山程あります

労組を動かさなくてもパワハラ捏造、鬱診断をとってくる、

人対人になったときに道連れにすることなんていくらでもできます

そんな手段山程ネットに転がってます

まり、何が言いたいかと言うと

もう少しだけ、謙虚になっていただきたいのです。

あなた方が日本高度経済成長を支えてきたのは知っています

そして、十二分に尊敬しているつもりです。

からこそ、今の若者に対して、

若い頃のあなた方がきいたら眉を潜めるようなナンセンスな言動を控え

よき、相談相手、指導者になっていただきたいのです。

これから高齢者雇用必要とされあなた方ようなかたが

若者と働くことは増えるでしょう、

からこそ、裸の王様でいて頂きたくないのです。

日本高度経済成長あなた方の世代努力によるものだと信じたいのです。

2014-05-12

NHKとかで「日本技術最高!建築技術すげえ!機械技術がうんぬん」みたいな番組よくやってるけど

日本国民向けに流すばっかりじゃなくて翻訳して新興国とかでもっと積極的放送したりすればいいと思うんだけどそういうことしてないのかなあ。

ビル解体技術とか、ロジスティックの話とか実際すごく面白いくてよく見てるんですが。

(完全に調査無しの思いつきで書いてる。)

2012-03-28

http://anond.hatelabo.jp/20120328111133

な。まったく何も考えてないとしか思えない答えしか帰ってこないだろ。

たとえば中国人に対する介護とか看護人件費の高い日本人が優位になる理由がどこにあるんだよ。

小売やロジのノウハウ(日本人が金をかけて醸成した)が発展途上国に売れるなら、

同じ理由で日本人が金をかけた装置で作ったDRAMも売れるはずだろバカか。

じゃあ日本ではその代わりに何をするべき(何をして儲けるべき)なのかということを考えた場合に、

まともな答えは多分返ってこない。

介護看護

あとは、小売やロジスティックとかのサービス業ノウハウ発展途上国に売る、とか。

なんだかんだいっても日本サービス業ってレベルいから、進出しても勝てるよ。

って、ちきりんが言ってたw


2社に残れなかったか死ぬしかなかったんだ論は正しいと思う。

で、介護・小売・ロジのノウハウをもしグローバル化して外国に売るモデルを考えるなら、

それらも世界トップ2社に残れなかったらやっぱり死ぬ運命だろ。

介護看護なんて日本社会事情や変な制度に頼ってるところなんだからガラパゴすぎて話にならんわ。

http://anond.hatelabo.jp/20120328110427

じゃあ日本ではその代わりに何をするべき(何をして儲けるべき)なのかということを考えた場合に、

まともな答えは多分返ってこない。

介護看護

あとは、小売やロジスティックとかのサービス業ノウハウ発展途上国に売る、とか。

なんだかんだいっても日本サービス業ってレベルいから、進出しても勝てるよ。

って、ちきりんが言ってたw

2011-03-14

http://anond.hatelabo.jp/20110314162956

ケースバイケースな側面があります。が、一般的には

1.現地入りはしない。

2.その集落に関する情報(必要な薬品等)を所定の機関に連絡

になると思います。

1.についてはご懸念の通り、ロジスティックが付いていない限り、医師と言えど一般人で、現地の負担と現地への貢献差し引きマイナス可能性が高いかです

2.については、実際このようなケースでは、現地ヒアリング→物品手配→現地での医療活動、の手順を踏みますが、その最初工程の効率化が図れる可能性があるからです

 基本的には、地域拠点病院に連絡がつき、そこに情報を出しているならそれで当面の最善は尽くしているということになると思います。叔父上のお気持ちは分かりますが、トリアージが行われたような現場では、通常の医療倫理あるいは感情的道徳的には理不尽な話が正解となる場合があります。「2人の人を助けるために自分母親を殺せるか?」という問いと似たような話で、感情的には納得できないのが当然と言えますが・・・

ただし72hという最も緊急的な対応が必要な時期は過ぎていますので、ケースバイケースな点もあって「絶対に止めた方がいい」とはいいきれません。実際に医療的な貢献ができるかどうかは別として「顔見知りの医者が面倒を見に来てくれた」と言うこと自体に大きな効果がある可能性があるからです患者さん方と現地医療機関の橋渡し役、というのは組織的救難活動では手が回りにくいところでもあります。あくまで「現地医療機関が止めないなら」という条件付きでは一般人ボランティアとは意味が違う部分があるのも確かと思われます過去災害対策では「大きな避難所が優先されてしまい、限界集落のようなところは手が届きかねた」というのは常に挙がっている問題点たいていはやむを得ずあえてそういう決断をしているのですが)でもありますし。

2010-01-20

小説国家的児童売春社会実験

これは、社会小説とも言えるし、ギャグ小説とも言えるし、官能小説?とも言える。

2010年1月の某国

金●日総書記は、新たな外貨獲得手段を探していた。

ドル札の偽造、麻薬密造、兵器密輸・・・

あらゆるダーティビジネス触手を伸ばしたが、まだまだ外貨が足らない。

部下A「将軍様、名案があります」

総書記「何だ?」

部下A「我が国には、女性という資源があります」

総書記売春業でも始めようというのか?

    しかし売春なら、中国でも日本でもあるじゃないか。

    あまり儲けられるとは思えないぞ。」

部下A「成人女性売春なら、日本でもオランダでもあるでしょう。

   しかし、未成年児童買春は、さすがに当局の規制が厳しくて、

   横行していません。

   逆に言えば、「需要に対して供給が追いついていないので」

   高値が期待できます。

   実際、日本では12歳を「5万円」で取引されたそうです。」

総書記「う~ん、俺は歓び組のような成人女性の方が好きなんだが、

   蓼食う虫も好き好きなんだなあ・・・」

部下A「そこで計算しました。

   我が国には12歳から18歳までの少女が100万人存在します。

   この少女たちが、毎日「1回5万円」の売春をすれば、

   100万人×5万円×365日=18兆円の外貨が稼げます。

   これは我が国GDP2兆円の実に9倍です。」

総書記「そんなにうまく行くか?

   100万人の中には、デブとかブスとか、

   「男からすれば、いくらなんでもヤリたくない」のもいるんじゃないか?

   それに「女性の日」には売春できないんじゃないか?」

部下A「なにをおっしゃいます、将軍様

    世の中には「デブ専」「ブス専」と言って、

    「デブの方がいい」「ブスの方がいい」という、本当に蓼が好きな変人男子もいるんです。

    同様に、「生理中がいい」という変態男子もいるんです。」

総書記「お前、やけに詳しいな?」

部下A「将軍様のために調べました。

    それから、女子が100万人いれば、当然男子も100万人いる訳ですが、

   この中から「選りすぐりの男子」は、それはそれは男色需要が待っているのです。

   まあこちらの方は、100万人分も需要はないでしょうが、1万人は用意しておけば・・・」

総書記「なんか男子についても詳しそうだが、

    なぜ詳しいのか、追求するのは武士の情けでやめておこう。」

部下A「恐れ入ります」

総書記「しかし、そんなに需要が存在するのか?

    100万人×365日=3.65億人/年の需要だぞ?」

部下A「日本人の中で、ロリコン嗜好の男子は、潜在的には1,000万人はいるでしょう。

    彼らが毎月1回のペースで我が共和国に来てくれれば、1,000万人×12回

    =延べ1.2億人/年の需要が産まれます。」

総書記「なんか試算が甘い気がするが」

部下A「また、欧米ロリコン男子も、恐らく2,000万人~3,000万人はいるでしょう。

   そして、忘れてならないのは、我が隣国、中国です。

   中国では一人っ子政策の歪みとして、女子が「間引かれた」結果、

   異常な男余り社会になっています。 

   なので、その男性の需要はものすごいと思います。

   まあ、彼らは成人女性の方がいい、と言うかもしれませんが。」

総書記「しかし、我が国が売春している、となると、さすがに国際社会に聞こえが悪いぞ」

部下A「ご心配なく。

   名目は「共和国若者との世界若者の交流事業」といたします。

   まあ、肉体の交流を行なうのですから、看板に偽りはないでしょう。」    

総書記「・・・ヨシ判った、じゃんじゃん少女外貨を稼ごうじゃないか!」

・・・ということで始まったこの事業だが、スタート早々にパンクした。

部下A君の緻密な計算、確かに読みは鋭く、日米欧中韓ロリコンからのニーズが殺到した。

しかし、部下A君は旧日帝の失敗に学ぶべきだった。

彼はロジスティック計算をし忘れていた。

「1日100万人のロリコン」をどうやって輸送できるのか?

成田空港でさえ、1日の利用者数は4万人である。

つまり、この事業を開始するためには、成田空港25箇所分の空港と、

ジャンボ機換算2,000機分の航空機が必要となる。

空港は「自国内だけ用意すればいい」訳じゃない。

日本国内にも相当数を用意しなければいけなくなる。

結局、世界各国から100万人/日のロリコンからの注文を取れるにも係らず、

輸送ボトルネックのため、「1日1,000人」の需要しか満たせず

(つまり1日1,000人しか運べず)、

競争率1,000倍の狭き門」となってしまった。

勿論、「競争入札」にして「1晩の価格=100万円、1,000万円・・・」と

値上げしていく努力は行なったのだが、トータルの収入は見込みの数十分の一に

留まったとさ。

チャン、チャン。

2009-09-29

民営化とは

民営化とは、端的に言って、国民税金で作ってきたインフラサービスを、バーゲン価格で民間に差し上げることだ。たいていの場合、その交渉は秘密裏に行われ、安値で手放す上に買い手側(投資家)に有利な条件がつく。

たとえばアリゾナ州予算不足をまかなうために、州が所有する刑務所や州議会などを含む約30の建物を売却した。売却代金として、州は7億3,500万ドルを手にする一方、建物を使い続けるための賃貸料として毎年6,000万から7,000万ドルを払い続けていかなければならない。

シカゴでは昨年、市のパーキングメーターが民営化された。ある報道では実際の価値の半額で売却されたともいわれている。この民営化による市民への大きな影響は、パーキング料金が2倍から4倍に値上がりすることだ。

さらにはペンシルバニア州では、2人の判事民営化された少年刑務所から賄賂をもらい、少年を投獄するという事件もおきた。保護監察官の反対にもかかわらず、この判事によって2002年からおよそ5千人の未成年者たちが刑務所に送り込まれたという。

民営化といえば忘れてはならないのがアメリカイラク戦争だ。イラクに駐留する米軍の次に大きな駐留部隊は民間企業に雇われた傭兵である。これまで米軍がやっていた、兵舎の建設、食事の供給など、そのほとんどを今では民間企業が行なっている。またロジスティック面だけでなく、ブラックウォーターUSAといった傭兵派遣会社は、戦術訓練を受けた人材イラクに送っている。そしてこうした民間企業は膨大な請求書をアメリカ政府に送りつけ、結局それは国民の負担となるのである。

民営化本質は、国民の負担が増え、一部の人が富を手にするということだ。日本でも今になってようやく、郵政民営化で誰が富を手にしたのかが衆目にさらされ始めた。もし国民が、国の資産一部の人々の利権すり替えられるのが「郵政民営化」の本質だと認識していれば、多くの人が郵政民営化に反対したことだろう。

2009-01-16

http://anond.hatelabo.jp/20090116005817

農業林業もかなりのところまで自動化できるよ。医療も高度だけど、できなくはない、程度まで目処は立ってる。

ロジスティックな部分と、畜産が厳しいかなあ。荷物の積み卸しとか受け渡しとか、人間がやった方が圧倒的に効率良いし楽な部分が置き換わらないだろうね。

畜産も柔軟性が必要なところは人間がまだやってるし、それが必要とされたりしてるし。そういや農業自動化はできるけど、漁業ってできるかな

企画設計までは必要だけど、あとはそろそろ自動化できるかもね。無駄は多いけど、その無駄が許容できる程度には高速化してきてるし。

2007-12-25

学歴主義批判について

学歴主義批判について(1) ー対象の限定ー

社会において実質的に機能している「学歴主義」って、会社書類選考上のスクリーニングだけでしょう。

面接過程にはいったら、学歴よりももっと生の情報がたくさんあるんだから、人事担当者が合理的であるかぎりは、非学歴的な情報のほうが重要視されるものとおもわれます。でなければ、そんな会社はすぐにつぶれてしまう。

いわんや入社後のキャリアをや。「能力がないのに学歴だけはあるひとばかりが昇進していく」というのはルサンチマンゆえそれが目につくだけで、それが大勢であるとはとてもおもわれません。でなければ、やはり、そんな会社はつぶれてしまうでしょう。

商売人というものをあまりなめないほうがいい。

学歴のことでいじめられた、とか、そういう話もあるかもしれませんが、そういう社会意識上の対立はミクロ政治的対決によって乗り越えていくしかないわけで、ここでは、給料ポストといった客観的地位を決める上で学歴というものが効いているかどうか、ということだけを考慮にいれます。

ついでにいうと、それが学歴によって決まっているとしても、それだけでは問題になりません。問題となるのは、そうした選抜が、社会的に見て非効率であったり、不公平であったりする場合のみです。

学歴主義批判について(2) ー問いの設定ー

ここでは「社会において実質的に機能している『学歴主義』って、会社書類選考上のスクリーニングだけ」だということにして、この点についてのみ考えてみましょう。これ以外の場合については今回は考慮しません(たんなる予想ですが、これ以外の問題はすべてルサンチマンによる色眼鏡でしょうね)。

この場合、学歴主義批判の第一答弁はつぎのようなものになるはずです:書類選考上のたんなるシグナルにすぎない学歴候補者を切り捨てるなんてけしからん!

この主張に対する反対答弁はこうなるでしょう:入社時にシグナルとして使われていることなんてはじめからわかってるんだから、そのシグナルを身につけられるようにがんばっておけばよかったじゃない。

話をイメージしやすくするため、ここでは「書類選考上有利なシグナルを身につける」=「良い大学にはいる」ということにしておきましょう。

この反対答弁を生き延びられる学歴主義批判はほとんど存在しないと思います。「学歴重要だなんてことははじめからわかりきっていたことなのに、なんでそれを手に入れておかなかったの」。そうではないですか?

この反対答弁を生き延びることのできる学歴主義批判はふたつだけだと思います:(1)入試で必要なスキル社会人に必要なスキルはちがうのに、入試で人々を選抜するなんて、社会的に見て非効率だ、(2)お金のある家庭のひとほどいい教育を受けられて、いい大学にすすめる。これは不公平だ。

問題は、かくして、「良い大学にはいる上で社会的な非効率性や不公平は生じているか?」という問いへと移ることになります。

学歴主義批判(3) ー非効率性についての考察

現行の大学入試社会人になって役立つスキルをもった人間を選抜するうえで役に立たない?そこには社会的な非効率性が存在している?

それは正直わかりません。もしかしたらそうかもしれないし、そうでないかもしれません。そんなの、誰にもわからないでしょう。

とりうる方策は、大学教育目的(ここでは「よい会社にはいれること」になってしまうわけですが)の達成スコアがその大学への入学の難易度に反映するような仕組みをつくることだけでしょう。実際の具体的な選抜の方法は各大学が試行錯誤のうえ見いだしていくしかありません。

結局は各大学目的達成スコア歴史がその大学ブランドを決定し、その大学への入学難易度を決めるのです。そう考えれば、すでに何十年ものモニタリングをへて形成されてきた大学ブランドには、おおむね一定の有効性がある考えるのが妥当でしょう。学校教育の成績と社会でのスキルがまったく相関していないとすれば、この制度が何十年にもわたって存続しえたはずがありません。

もちろん、「もっとよい制度」はありうるとおもいます。それは否定しません。事実世界の選抜システム日本とおなじわけではありません。しかし、そうした批判は、(1)「もっとよい制度」を具体的にデザインして、(2)その制度が優れたものとなりうる根拠を論理的にしめしたうえで、(3)何年、年十年かそのシステムを走らせることによって実績をつみかさねる、ことによってしか現行の制度にかわることはできないでしょう。そんな途方もない!と思われる方は、現行の選抜制度はこのプロセスを生き延びてきた制度なのだということを忘れるべきではないでしょう。

現行の選抜制度の非効率性についての結論はこの通りです:非効率かもしれないけど、非効率じゃないかもしれない。すくなくとも何十年も存続しているんだから、そんなに悪くはないんだろう。文句があるなら、もっといい制度をデザインしてからにしてくださいよ。

学歴主義批判(4) ー不公平性についての考察

最後に、もっとも重要な点ですが:お金のある家庭のひとほどいい教育を受けられて、いい大学にすすめる、というようは不公平は存在しているのでしょうか?もしこれが本当だとすれば、学歴主義は間違いなくけしからん制度です。機会の平等という、近代社会の基本原則に抵触します。

この文脈でよく引き合いにだされるのが「東大学者の両親の平均年収は1000万円をこえている」というはなしです。Presidentなんかでもよくみるはなしです。

この話を聞いたときにいつも思うのが次のようなことです:それって疑似相関なんじゃないの?ほんとの要因は遺伝で決まる能力なんじゃない?「親の能力高い→親の年収高い」、「親の能力高い→子供能力高い→子供学歴高い」、という因果関係存在しているだけで、「親の年収高い→子供学歴高い」というのは疑似相関であって、因果関係ではないんじゃないの?(疑似相関の意味がわからない人はググって下さい)

だから、被説明変数を「大学志願率」として、その決定要因を探りたいのであれば、最低限、「親の年収」にくわえ、「親の学歴」をいれるべきでしょう。このモデルで「親の学歴」が有意で影響大となる一方、「親の年収」の影響力が下がるのであれば、その結果は、「子供学歴を決めるのは親の年収だ」という主張があやまりであることを支持するものになります。

また、「親の年収が高いほど子供教育お金がかけられるのでいい大学に行けるようになる」と主張したいのであれば、そのままずばり「○○時点教育投資額」のような変数も決定要因にいれてみればよいのです。

お金のある家庭のひとほどいい教育を受けられて、いい大学にすすめるのは不公平だ」と主張したいのであれば、最低限これぐらいの論拠はしめしてほしいものです。

そんな論文ないものかな?と思い、google scholarで「教育 学歴 年収」といれてみたところ、そのままずばり、次のようなレポートがでてきました。

大学進学行動の教育経済学的分析

これは、子供大学志願率を

(1) 自分が大学に進学するとどれぐらいのリターンがあると考えているか(主観ベネフィット

(2) 保護者年収(客観的資金調達能力

(3) 保護者子供の進学にかかる資金を負担できると保護者が考えているかどうか(主観的資金調達能力保護者

(4) 保護者子供の進学にかかる資金を負担できると子供側が考えているかどうか(主観的資金調達能力高校生

(5) 中三時点までにどれだけの教育投資を行ったか(中三時点既出教育投資額)

(6) 保護者の最終学歴

(7) 性別

ロジスティック回帰分析したものです。

結果は次のようなものだったようです:「すべての経済変数が、大学進学希望に関して予想される形で影響を及ぼしていることを意味している。また同時に、親学歴を含めると大学進学行動の予測を7割強の確率で行えることを表している。また、標準化したロジスティック回帰係数に注目すると、進学行動を強く規定しているのは、保護者最終学歴(父親)、主観的資金調達能力保護者)、性別、主観的資金調達能力高校生)、主観ベネフィット、中三時点既出教育投資額、客観的資金調達能力の順となっている」

要するに、父親の学歴と、親が資金を負担できると考えているかどうかという主観的評価の影響がもっとも大きく、中三までにどれだけの教育への投資が行われたか、親が客観的にみてどれだけの資金負担能力をもっているかは、もっとも影響が小さかった、という結果になったわけです。

この結果をうのみにするわけではありませんが、これを見る限り、「お金のある家庭のひとほどいい教育を受けられて、いい大学にすすめるのは不公平だ」、という主張はかなり論拠があやういということになります。

学歴主義批判について(5) ー結論ー

今回はまず、対象の範囲を「社会において実質的に機能している『学歴主義』って、会社書類選考上のスクリーニングだけだ」という風に限定しました。つぎに、「書類選考上のたんなるシグナルにすぎない学歴候補者を切り捨てるなんてけしからん!」という「学歴主義批判派の主張」を、「入社時にシグナルとして使われていることなんてはじめからわかってるんだから、そのシグナルを身につけられるようにがんばっておけばよかったじゃない」というリーズナブルな批判にさらすことで「良い大学にはいる上で社会的な非効率性や不公平は生じているか?」という問いに変換しました。そのうえで、「現行の大学入試制度は非効率か?」「現行の大学入試制度は不公平か?」という点についての若干の考察を加えた結果、「おそらく、非効率でもなければ不公平でもないだろう」という暫定的な結論がみちびかれました。

多くの点で不十分ではありますが、すくなくとも理にかなった論旨の展開にはできたのではないでしょうか?

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん