「ソニックブーム」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ソニックブームとは

2023-09-12

anond:20230912120926

50メートル先のよく見えないところから飛んでくるソニックブーム、その先でしゃがんでるガイルとかギャグしかねぇだろ

2023-08-14

anond:20230814093358

でも女さんは画面端でソニックブームを連打して男が飛び込むのを待つだけですよね

2023-01-15

巨大なキンタマ世界破壊してえなあ

Mis gigantescos testículos

俺の  巨大な  キンタマ    でさあ

でっけえキンタマブルンブルン!

ソニックブームギャンギャン!!

ガラスバリンバリンコンクリート、破砕破砕!

飛行機、墜落!タンカー沈没ビル、倒壊!

機動隊、到着!キンタマルルーン!人体破裂!!!

機動隊全滅!自衛隊スクランブル出動!!

俺・回転!!キンタマも回転!!!

遠心力が、モーメントがチャージされていく………

キンタマ解放!!!くらえ!!

テスティクロス・ヒガンテスコス・デルディアブロ!!(悪魔の巨大キンタマ)

自衛隊、潰走!!東日本の3割が吹き飛び、地図が書きかわっていく!!

ブレイキングニュース:米ホワイトハウス、苦渋の決断……日本に向け、8発のICBMを発射

俺はそのニュースを、太平洋に反射する陽光キラメキを感じながら、スマホで眺めていた。キンタマ圧縮解放することで得た圧倒的な衝撃力で、俺はいま、まさにアメリカへと跳んでいる最中だったのだ。頭上を飛んでいく、8筋の光とすれ違う。残念、行き違いですね。独りごちて、キンタマをさする。

2022-03-13

でもメチャクチャ軍事増強したら戦争危険は減るよな

3000万機の超音速戦闘機が常に上空を哨戒(市民ソニックブームで耳がやられないように常に耳栓をつけている)、水平線を埋め尽くすくらい空母が常に浮かんでいて、ちょっとデカい鳥が飛んできたらイージス艦に撃ち落とされる

そういう国があったら、あっキチガイだ、こことは戦争せんとこ……ってなるよな

2021-10-25

ソニックブームの読み方みんなちがいすぎ

アレクフー

・はねっくーん

アベック砲~

2021-10-10

風や土が「属性魔法」として扱われてるの流石に無理がねえか?

古代ギリシャ錬金術師だったかが四大属性として組み込んだからって調子に乗りすぎじゃね?

一度整理してみようか。

紛れもなく属性魔法だ。「熱的なエネルギーを生み出す」だろうと「燃焼物の塊を作り出して飛ばす」だろうと紛れもなくそれは「火」や「燃焼」という属性を伴う。

ファイアボールって何が燃えてるんだ?」ってのは王道の疑問だが、まあここは「マナに『空気と結合して燃え物体』としての性質を与えて飛ばしてる」あたりで手を打とうじゃないか

マナ』なんてもの存在しない世界だとしたら、魔法の杖の先に核となる金属の塊でもセットして発射する魔法にでもしとこうか。

ゲーム攻撃魔法として属性があるべきかっていうと、燃やすのが有効な奴とあんま効かなそうなやつに分かれるんだからアリだな。

単なる水素酸素の結合物が大きく出たもんだが、地球の表層を覆ってる量が凄いし人体も大部分はこれなんだから文句は言えねえな。

から水を生成するタイプ場合であっても水はまあ割と特徴が多い物質からそういう方向に誘導するのが無理な感じはあんまねえな。

これをぶつけることで特別ダメージが入るかって言われると……まあ溶媒王様みたいなもんだから効くやつには効くだろ。

ゆうて高威力場合は単なる物理攻撃と何が違うのか分かんねえや。

冷気属性だったら文句はまったくないんだがな。

エネルギーに影響を与えるタイプは強いねー本当。

基本的にただの物理だろ。

基本的に土の塊や岩の塊を生み出すタイプだ。

土壌をめっちゃ綺麗にするとか植物を生み出すとかはまあ魔法ぽいんだけどな。

振動系だったら固有の属性として扱ってもいいのか?

でもやっぱこれは物理だろー。

少なくとも土属性攻撃呪文に関しては物理じゃないのが少なすぎるぜ。

うんまあコイツが最大の問題児だ。

そもそも属性呪文なんてもの存在できるのかがまず疑問だ。

風をどうやって起こすのかなんだが、それが単にそういう運動エネルギー空気に与えているだけならこれはもうテレキネシスとかの一種なわけで属性かって言われると微妙過ぎる。

熱気や冷気の流れから産み出しているならそれは火と冷気の複合魔法に近いわけで、風属性として枠組みを作る必要があるのかが疑問だ。

そういや何かの作品かまいたちを飛ばす魔法といいつつ実際は中にワイヤーを仕込んでいたのがあったな。

まあつまり属性攻撃呪文は限りなく物理だってことだ。

まとめ

うーん……あえて言うなら「物理的な振動や衝撃を生み出す魔法」を風か土のどっちに当てはめていくのかが結論になりそうだなあ。

でもたまに「魔法だけど物理的な衝撃を飛ばしますので物理魔法です」みたいな概念が出てくる設定の作品があるんだが、そういうのだともう風魔法の居場所なんて無いよな。

究極を言えば「無から有を生み出す」「エネルギーを操る」の2つだけあれば魔法ってのは成立しちゃうからなあ。

そこにあえて属性を加えるなら物理的になにか単なる物理じゃない現象を産み出してくれないとなわけだが、岩を飛ばしますソニックブームを起こしますじゃあ違うんだよなあ……。

やっぱ無理だろ

2021-08-06

anond:20210806172501

ぱっと思いつくのでは、いちいち他のキャラが「あの○○を倒しているんだぞ」と主人公を評するという手があるな。

ニンジャスレイヤーでは、ソニックブームバジリスクがこれだったな。

 

あと思いついたのは、幽遊白書鞍馬や飛影は、ダイ大のクロコダインやヒュンケルは、仲間になることによって、結果的主人公といっしょに永遠に格が上がりづ付けたな。

ワンピースで言えばバギーあたりも変則的だけどこの枠かもしれんな。

 

そもそも漫画全体をインフレさせない、というのもやっぱり有効なんだろうな。

ジョジョとか、今だとアンデラとか。能力バトルで勝ち負けは全部相性と作戦問題ですって話にする。

そもそもずっと敵が絶望的に強いままのからくりサーカスも、これにあたるか。

漫画後半になっても、序盤のアイツなら後半ボスのあれに余裕で勝てたよね、みたいな話が盛り上がる。

2020-09-16

本当のSM

ハンマー投げの要領でM男を投げ飛ばし音速の壁を超えたときに出るソニックブームで尻を叩く

2020-08-31

喧嘩さしすせそ

さ:サマーソルトキック

 宙返りしながらキックを繰り出す大技。なにせ魅せ技の側面が強いか実用まで持っていくのは大変だったけど、うまく決まればかなり相手戦意を削げる。

 熱出してる状態で族20人くらいに囲まれときはかなりしんどかったけど、サマソを2発決めたら帰れた。熱サマソ!とかいってw

し:縮地

 カッケェな縮地…と思って練習してたらいつの間にかできるようになってた謎の技。5〜6メートルくらいを文字通り瞬きくらいの時間で詰められるから重宝してる。

 膝の力を抜いて重心が落ちるのを移動に転用する、みたいな説明を信じて練習してたんだけど実際の運用結構違う気がするんだよな。でもじゃあどうやってるのかつったら自分でもマジでわからん古武術は奥が深いぜ。

す:寸勁

 カンフー映画みて頑張って体得した技。これも原理はよくわからんけど、この前ウチのコンクリの壁に撃ってみたら思いっきりヒビ入っちゃって最悪だった。

 人に撃ったらほぼ死ぬから路上喧嘩なんかでは使えないんだけど、予備動作少なく撃てるから仕事では重宝してるな。

せ:セイヴ・ザ・クイーン

 これは殺していい人間しか使わない㊙️技だから詳細は伏す。

 昔イギリス仕事中に某女王が襲われてるのをこれで助けたことがあって、以降コードネームとしてこう呼んでる。呼んでるというか、居合わせた同僚に面白がって広められてしまった。あのとき勲章とかボディーガードオファーとかで大変だったけど、アイドントスピーイングリッシュ連呼でなんとか乗り切れたな。人生イチつらかった時期かも……

そ:ソニックブーム

 気合入れてパンチ撃って、うまいこと音速を出せればコレが出る。目立つからあんま乱用できないんだけど、敵はテキメンにビビってくれる。

 この前走り込みしてて、気持ち良くなって川沿いで全力疾走してたら白い壁が見えたときは焦った。全身でソニックブーム出したらかなり怒られそう…

2020-02-15


ウイルス工場は消された模様

2019-09-13

https://anond.hatelabo.jp/20190912154412

それ自体るろうに剣心を元にしたネタだというのはわかっているけど、漫画理論では「真空の刃」が結構割合で登場するよね……。

仮に四肢武器を超高速で動かして真空状態を中空に生み出したとしても、大気がそれを埋めるわずかな風の流れが生じるだけで破壊的な威力を持つわけがない。

実際のところ鞭の先端が音速を超えることはあるが、それで生み出されるソニックブームでも単にうるさいという程度の影響力なわけで。

2019-07-12

30半ばのおっさんだけどアクションジャンルプレイする準備がどんどん大変になっている

自分ゲームの中でもアクション系のジャンルが好きなんだけど、そのプレイの準備がどんどん大変になっている、

誤解の無いように付け加えるとプレイはまだまだいけるよ、準備が大変なんだ。

格闘ゲームシューティング、横スクロールと色々やったけど、最近目に見えて衰えたと感じるのが反射神経、

具体的には、ストリートファイター4ガイルソニックブームを見てから春麗のウルコン1を余裕で決めれたのが決めれなくなってきたり、

首領蜂弾幕が来ても切れ目を見て潜り抜けてたのが大きな弾の塊にしか見えなくて大回りしなきゃいけなくなったり、

マリオなんかは1週目クリアしたら2周目でコースごとのTAプレイしてたのがなかなかいタイム出せなくなっていたり、

タイピングオブザデッドはノーマルノーコンティニュークリア出来てたのが実機を置いてるゲーセンが無くなってプレイ出来なくなっていたり、

そんな風にプレイ出来るゲームの幅が狭くなっているのを最近感じる。

なので、これらをプレイする前はジョギングと50mダッシュをして、コーラ飲んで、ヨガヨガ(※ダルシム勝利ポーズ)して、が必要になった、

軽く45分くらいかかる、いやほんと大変になった。

2019-03-26

anond:20190324090455

ロボットに人が乗り込むスケール感でリアルもクソもないだろ。建築重機みたいな大きさの機械がズカズカ歩き回ってブンブン腕を振り回してるんだぞ。転んだらパイロット死ぬだろ。サーベルだかライフル振り回してたら先端は音速超えてソニックブームヤバイ

2017-11-19

しょうはどはどーけん

小学生の頃に行っていた駄菓子屋に置いてあったストリートファイターⅡなんだけど、

昇竜拳すると波動拳が5,6個出てきたし、弱でソニックブーム打つとスピードが遅くて10個以上画面にあるし、画面の上へ上へと行けた。

あのストⅡは小学生の俺が見た夢だったのだろうか。

2017-08-19

下関国際の野球部を見て思い出すこと

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170812-00000006-nkgendai-base

甲子園初出場を果たすも文武両道否定して前時代的な指導で物議を醸した下関国際だが、自分はこの高校を見て真っ先に「駆けろ!大空」を思い出した。

20年位前のコロコロコミックで連載されていた野球漫画なのだが、漫画こちらで読めるので、興味があったら読んでみるといい。

https://www.mangaz.com/book/detail/44691

下関国際が駆けろ!大空に似てると思うところとオススメポイントを書く。

不良たちが甲子園を目指す先駆的なストーリー

「不良たちが一丸となって甲子園を目指す」と聞くと、まっさきにRookiesが出てくると思うが、Rookiesの連載開始は1998年、駆けろ!大空の連載開始は1996年である自分はこういう「マイナーだけどジャンルの中では一番最初にやってる」みたいな作品にすごく弱い。もしそういう作品を好むなら、それだけでも読む価値はあるだろう。

(ちなみにこの漫画野球部甲子園2回戦で負けてる)

偏差値36の底辺高校

調べてみたが、この学校偏差値は36で非常に低い数字だ。所謂進学校と呼ばれる高校はだいたい偏差値60以上で、偏差値36といえば下から数えたほうが早い。自分地元高校比較してみれば、偏差値36がどれだけ低いかより実感できるだろう。

実際にニュース記事などを漁ると、授業妨害はちょいちょいあるし部室は落書きだらけだしでいろいろ問題のある高校だなというのはなんとなく分かる。

https://www.minkou.jp/hischool/school/review/2311/rd_276472/

http://www.asahi.com/koshien/88/chihou/yamaguchi/news/TKY200607110194.html

翻って「駆けろ!大空」の舞台となる博愛高校だが、授業中に校舎内でバイクを乗り回し尾崎豊よろしく窓ガラスを割って回る不良とか、落書きだらけの部室とかが出てきて、今で言うところの教育困難校っぽい感じが冒頭の随所で描写されていた。

偏差値が低いからって実情はそんなに悪くないっていうのはもちろんあるが、少なくとも自分はこういう学校には行きたくない

テニスの王子様に先駆けたエクストリームスポーツ

メンバーが一通り揃ったところで他校と練習試合をしようとするも不良だらけの学校からどこも取り合ってくれない。そんななか、練習試合を買って出た高校練習試合をすることになったが、こいつらがやばい

こいつらも不良なのだけれど、デッドボールは当たり前、バントすると見せかけてキャッチャー顔面バットを当てるわ、ピッチャー肩にバットを放り投げるわで、終盤はメンバーのほぼ全員が立ってるのもやっとという惨状になる。

「9回までもったのはこいつらが初めてだぜ…」とか相手高校モブがぼやいてたけど、そういうスポーツじゃねえからこれ!

この、「相手を先に倒したほうが勝ち」みたいな風潮、今のテニプリなら当たり前だけど、それを20年前に先駆けたこの作品はマジすごいと思う。

個人的に好きなところ

終盤、地区予選でライバル校と戦うのだけれど、7回まで0-0だったのにメンバーの一人のエラーで失点してしまう(待ちガイルvs待ちガイルソニックブームをガードしてしまった感じ)

重要タイミングで致命的なエラーをやっちゃってすごく落ち込んでるところに、「お前にしては上出来だ、これで俺の逆転ホーマーが際立つ」「何言ってんだ、こいつは俺のために見せ場を用意してくれたんだ!」ってうまくフォローしあってるところがすごく好き。

不良に限らず、基本的世間落ちこぼれが何者かになろうと何かをめざすストーリーってなんだかすごく良いって思う。個人的には高校野球自体そんなに好きじゃなくてなんで野球部ってみんな坊主なの?とかなんでかき氷禁止なの?とかなんでスマホ禁止なの?とかいろいろ突っ込みたいところはあるし、こんな練習じゃ絶対死人が出るだろうって思うし、生存バイアスに満ち満ちているけど、やっぱり人間って何かそういうサクセスストーリーのようなものが1つでもあればいいんじゃないかなって思うんだ。

2017-05-25

「対戦ゲーム相手絶対に負けない方法を知ってるか?」

当時同級生だったナイジェル(本名吉村。純日本人だ。)は相手ガイルが放ったソニックブーム波動拳相殺しながらそう言った。

ゲームセンターに対戦台といわれる背中合わせに並ぶ2台で同じゲームを楽しむ仕組みが取り入れられ始めた頃のことだ。

相手ガイル遠距離ソニックブームを連打し、近づけば中足払いで牽制するというスタイルを徹底していた。

リュウ竜巻旋風脚ソニックブーム対策になる前のシリーズでは、せいぜい中足払いに対して大足払いで相打ちを取って、ダメージで優位をとるのが関の山だった。

ナイジェルはガイル鉄壁を崩せず、すでに10試合近く負け続けていた。

相殺された波動拳の隙にガイルの裏拳がめり込む。

最終ラウンド、すでに絶望的な体力差だ。

「そんなの知らねぇよ。リュウでも真空投げができるっていうなら別だろうけど。」

適当なことを言ったわけではない。ナイジェルは強豪が集う新宿神保町ゲームセンターにもよく顔を出していた。

ひょっとしたら当時噂になっていたリュウ真空投げをナイジェルは知っていて、これ以上の負けに耐えきれず暴露しようとしているのではないか

隣にあるすでに誰もやらなくなったようなパズルゲーム腰掛けていた僕は、ギャラリー視線を気にしながらそんな淡い期待を胸に言葉を返した。

「いいか見てろよ。」

一つため息を付いてから、何かを心に決めたような真剣な目でナイジェルは言葉を続ける。

「それはな、、、」

画面上のリュウがバックジャンプして距離を取ると、おもむろに竜巻旋風脚を放った。

ガイルはそれを対処しようと冷静にしゃがんだ姿勢を維持している。

僕の目は次に起こる出来事を見逃さないようにと画面に釘付けになる。

しかし、次の瞬間ナイジェルが叫んだ言葉は、僕の全く予想していないものだった。

ゲームなんてルールの中で戦わないことだ!!」

突如として椅子を蹴り立ち上がるナイジェル。呆気にとられる僕を背に対戦台の反対側めがけて走りだした。

ナイジェルは無類のゲーム好きだが、じつは柔道の有段者で部のエースでもある。

腹がたったのはわかるが暴力沙汰はまずい。学校帰りにゲーセンいたことが発覚すれば僕の問題にもなってしまう。

吉村!」

僕は焦って立ち上がり筐体の影に消えたナイジェルの姿を追った。

しかし、そこにナイジェルの姿はなく、サマーソルトキックできっちりとKOされたリュウ叫び声だけが悲しくゲームセンターに響いた。

なるほど。

ナイジェルは負けなかったのだ。

なぜなら負けが確定するより先に逃げたのだから

この翌日から和風な顔立ちの彼はナイジェル(Nigel)と呼ばれるようになった。

その理由名付け親が誰なのかも彼はまだ知らない。

ウルトラスリートファイターII発売おめでとうございます

発売応援意味を込めて、2016年5月20日投稿した増田を再投稿しました。(一部修正

思い出そう!あの時の熱気と狂気を!みんなで再び熱くなろうぜ!

2016-05-20

格ゲー相手絶対に負けない方法を知ってるか?」

当時同級生だったナイジェル(本名吉村。純日本人だ。)は相手ガイルが放ったソニックブーム波動拳相殺しながらそう言った。

ゲームセンターに対戦台といわれる背中合わせに並ぶ2台で同じゲームを楽しむ仕組みが取り入れられ始めた頃のことだ。

相手ガイル遠距離ソニックブームを連打し、近づけば中足払いで牽制するというスタイルを徹底していた。

リュウ竜巻旋風脚ソニックブーム対策になる前では、せいぜい中足払いに大足払いを当てに行って、ダメージで優位をとるのが関の山だった。

ナイジェルはガイル鉄壁を崩せず、すでに10試合近く負け続けていた。

相殺された波動拳の隙にガイルの裏拳がめり込む。

最終ラウンド、すでに絶望的な体力差だ。

「そんなの知らねぇよ。それともまさかリュウ真空投げでもできるっていうのか?」

しかしたら当時噂になっていたリュウ真空投げをナイジェルは知っているのではないだろうか。

隣にあるすでに誰もやらなくなったようなパズルゲーム腰掛けていた僕は、ギャラリー視線を気にしながらそんな淡い期待を胸に言葉を返した。

「いいか見てろよ。」

何かを心に決めたように真剣な目をしてナイジェルは続ける。

「それはな、、、」

画面上のリュウがバックジャンプして距離を取ると、おもむろに竜巻旋風脚を放った。

ガイルはそれを対処しようと冷静にしゃがんだ姿勢を維持している。

僕の目は次に起こる出来事を見逃さないようにと画面に釘付けになる。

しかし、そんな僕の期待を裏切るようにナイジェルは叫んだ。

ゲームなんてルールの中で戦わないことだ!!」

突如として椅子を蹴り立ち上がるナイジェル。呆気にとられる僕を背に対戦台の反対側めがけて走りだした。

ナイジェルは無類のゲーム好きだが、じつは柔道の有段者で部のエースでもある。

腹がたったのはわかるが暴力沙汰はまずい。学校帰りにゲーセンいたことが発覚すれば僕の問題にもなるのだ。

吉村!」

僕は焦って立ち上がり筐体の影に消えたナイジェルの姿を追った。

しかし、そこにナイジェルの姿はなく、無防備になったリュウ叫び声だけが悲しく響いた。

なるほど。

ナイジェルは負けなかったのだ。

なぜなら負けが確定するより先に逃げたのだから

この翌日から和風な顔立ちの彼はナイジェル(Nigel)と呼ばれるようになった。

その理由を彼はまだ知らない。

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