はてなキーワード: アスピリンとは
普通の会社と同じで、3年ごとに職場変えてると、「なんだこいつ」って思われる。
医師は医局制度があるから、若いうちにいろんな病院を回って、いろんなやり方を見ることができる。
一方、薬剤師は一か所で勤め上げることこそが至高だから、そこ独自のやり方が全てになりがち。
賦形のルールにしたって、1包0.2gにするところから、0.5gにするところや、1日1gとかもう色々。
アスピリンも、賦形しない、賦形する、結晶を潰してから賦形する、と、知っているだけでも3パターンある(ちなみに潰すと加水分解を促進するから、それ以外が望ましい)。
そして、それぞれが、それぞれのやり方こそ至高だと思っている。
どうでもいいだろ。そんなとこにこだわってる時代は終わったんだよ。
(http://anond.hatelabo.jp/20160102221820)
そこで、また自分なりの勉強のコツも見つかったので書いていきたいと思います。
①言葉の羅列系はゴロあわせ(2周目以降の暗記)
徳川歴代将軍とか、日本総理大臣を全部とか、そういう暗記が詰まったときは、ゴロあわせと決めてました。
織田信長、豊臣秀吉、この2人はどういう風に対比できるのかをまとめた表みたいなのがあったりするじゃないですか。
「鳴かぬなら、殺してしまおう、ホトトギス」といったのは織田信長、「鳴かぬなら、鳴かせてみせよう、ホトトギス」と言ったのが豊臣秀吉。
これを覚えようという場合は、「豊臣秀吉は、懐でぞうりをあっためて主人のゴキゲンとったエピソードとかあるから、殺してしまおうは無いな」とか、あるいは「織田信長は物凄く残酷だったらしいから、殺してしまおうだろう」というような。
これのいいところは、片方覚えれば自動的にもう片方も覚えられることです。
たとえば、「大動脈弁閉鎖不全(AR)は、速脈かつ大脈」一方で、「大動脈弁狭窄症(AS)は、遅脈かつ小脈」というのがあったりします。
僕は、この覚え方としては。ASのほうは覚えずに、ARだけ覚えました。
A「R」→「R」apid(速いって意味の英語)→速脈→速いかつ大きいだな→速脈かつ大脈。→ってことは、ASはその逆だから、遅脈かつ小脈か。
これはイメージ的な覚え方してるので正確には理屈で考えてないですが。片方覚えれば、一気に記憶量が2倍とかに膨れるのがこの系統のいいところですね。
③1つの大きな事象を覚える系は、エピソードで覚える(2周目以降の暗記)
たとえば、「第二次世界大戦」を覚えることになりました。
色々な事象が入り組んでいて、正確に暗記するのは難しく、膨大な量です。
こういう場合は、まず、その時のエピソードなんかを探すといいと思います。
戦争中の小説なんかを見て、「フンフン、防空壕でB-29っていう爆撃機の空襲に備えたり、疎開したりしたのか、飯もあんまりなかったんだな、どっかの島で戦って壮絶な死にそうな戦いもあったのか」っていう体験談とかとかを見たとします。
すると、「日本は外国から燃料を買えなかったり、そのため最後の方は特攻隊みたいな、操縦の技術が低くても勝負できるようなものだったらしい」とか、ある程度歴史の横の軸を覚えることができるかと思います。その部分を軸にすれば覚えやすい。
医学の場合は、「喘息。wheeze(呼気性)って聴診音聞こえる。肩で息をしていたり、呼吸とまったりもする。アスピリン喘息は女性に多く、鼻茸なんかが特徴的。運動誘発性喘息には~~~」というような、羅列が並ぶけど。これは覚えにくい。
なので、実際に問題とかで、「7歳の男児、学校で運動していたところ、突然呼吸困難を訴え、救急車で運ばれてきた。来院時の酸素化は88%(普通は98%以上)。胸部聴診上、呼気性の喘息を認める。このときの検査、治療として正しいのはどれか?」みたいな問題があったら。覚えていないところを、マーカーでぬる。で、この症例のイメージを持って、喘息の細かな事象の羅列を覚えていく。
理屈ではない暗記を効率的に覚えられるので、エピソード系で暗記っていう風にする。
④覚えにくく小さい散発的なものは、無理やりなイメージやひっかかりで暗記(2周目以降の暗記で、捨て所な細かい知識)
どうしようもない、散発的な知識って奴がある。
たとえば、「尿路結石では、シュウ酸カルシウム結石の場合は顕微鏡で四角形の結石が見えるし、シスチン結石の場合は顕微鏡で六角形の結石が見えます」っていうのがあるんですが。
これは出るかどうかも怪しいし、覚えにくい。尿路結石は5種類くらいあって、どれがどれなのか混乱しやすいんですよ。
これはもう割り切って。「『シ』ュウ酸『カ』ルシウム→『シ』『カ』クケイ→四角形」、「『シス』チン→『シ』ック『ス』→six→六→六角形」
問題自体、でるかどうかも分からず、でもこれ一発で答えさせる問題も過去にでている。しかもこんな覚え方実際本番で思い出せるかも怪しい。
でも、割り切って、覚えてればいいな~くらいで流します。
「毛細血管拡張性失調症(ataxia telangiectasia)って病気は、T細胞の障害で、IaA,IaEが下がる」みたいなのも、覚えにくさが半端無いんですが。
「『a』taxia 『t』elaniectasia」→「知らないけど、IgAとT細胞は下がるんでしょ」くらいで、IgEの低下はバッサリ切って覚えてました。
覚えられないし、散発的だけど、覚えるってのは非効率ですが。ある程度納得感を持って切らなきゃいけない部分も多いので、バッサリ切るためにこういう覚え方してます。テスト期間中くらいなら持つでしょ。
こうきたら、こうだ。っていう暗記を作ってしまう。
当然、思い出せる確率は低くなるが、そういうものだからしょうがない。
たとえば、四国の位置を覚える場合、全部覚えなくてもいい。3つ分かれば、もう1つは自動的に消去法なわけです。
⑥覚えにくい、頭に入りにくいならいいかえてみる(2周目以降の暗記)
「麻疹になると、T細胞(免疫系)が下がりますよ」みたいなことを書いてあっても、なんのこっちゃですが。
「麻疹になったときに、肺炎になると、相当ヤバイですよ!だって免疫下がってますから防御できないんですよ!麻疹はT細胞を弱らせるんですよ!」みたいな感じで言ってもらうと覚えやすい。自分で言い換えやるわけです。
「青森の林檎生産量は468000トン、長野は162000トン、山形52000トン」みたいな暗記は難しいですが。
「全国800000トンの生産の内、半分以上が青森、長野は青森の3分の1くらい、山形は長野のさらに3分の1くらい」という風な記憶でもほぼ正解選択肢が選べることに気づけば、かなり暗記しやすい。というか、元の数値を暗記する手間が省ける。もちろん、このために間違うこともあるでしょうが、9割方大丈夫でしょう。
とにかく、頭に入らないな、覚えにくいなって思ったら言い換えたりしてみる。ダメなら次の機会にまた言い換えたり結びつけたりする。
医学の場合だと、「年齢調節したガンの死亡部位では、男は1位肺がん、2位胃がん、3位大腸癌。一方女は、1位大腸癌、2位乳がん、3位肺がん」これを覚えるの結構キツイんですが。
「大まかに、男は上から、女は下から。+男はタバコ吸うから肺がん一位」→「ちょっとまてよ、乳と肺ってどっちが前だよ!」→「もし肺が2位で乳が3位ならそういう疑問持ってなかったはず、ってことは、乳が2位なはず」
このくらいの言い換えでいいと思います。途中で頭をひねろうとしたっていう体験も記憶に組み込んでいますが、こういう試行錯誤したからこうなってるはずだみたいな暗記も強いです。体験に基づく暗記は体で覚える系になって、かなり思い出しやすいし確信が持てる。
⑦なんの合理性もない理屈を無理やりつける(2周目以降の暗記)
「豊臣秀吉と、織田信長、どっちが先だっけ?」→「『お』と『と』では、五十音で『お』が早いから、織田信長でしょ。」
「咽頭結核熱はどのくらい学校休むんだっけ?」→「咽頭結核ね「ツー」だから、症状が消失して『2(ツー)』日でしょ。」
もうなんの合理性もないんですが、こういう引き出しで覚えるw
例えば尻尾。
もし青色の瞳が覗きこんだ黒目にはあなたが。
例えば小指。
あたしとあなたのわたしはきみだから。
時計の長針が短針を引き抜く回数は?
細い指の先で触れる頬を貫く感触は?
窓の外に浮かんだ?
モノクロと白黒の違いは?
灯りだけが付く神社の桟橋。
目の前の壁と後ろの壁に押される猫は?
見ようとする端子と映すカップの紅茶に。
太平と体制の違いに翼のない猪が駆けるこけし。
芥子のペンで鼠を近付ける酸。
箱の中と外の箱の他の猫。
碇が咽び泣く北斗七星。
目の前を通過するHDD。
旅費の他に必要な電源。
59 04 23 22 これらの中に隠れた子供は何人?
滴る銅と翡翠の爪から響いた雲の隙間が仲間を呼んだ時間と枠組みは?
縺れる瞳と犬の拳に浮かぶ水泡と破れた河の中腹に生える右眼は?
精神と肉体の間の電子的な制約とハイデッガの利率は三十だから。
電子レンジで砕けた音質の減少率は?
見つけたくても見つかる昆虫は?
狂える落葉と平安の安息とが同定する世界。
不揃いな中指が互いに世辞を認める小銭。
戻る芳香と啜る病の鈍痛。
馨しく如何わしく禿あがる空の小指。
箪笥と炊飯の関係性に取れる冊子。
行間と行間に煌めくアスピリンの罪状は?
黒白の球に転がった頭と取れた眼球の相違は?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1436797534
に対する回答です。
もはや数年前のことですが、120点満点で100点に届かなかったくらいのレベルでよければお読みください。
あなたが何年生なのか分からないので、現在高校2年生であるという前提で話をします。
当面は、英語に全力を費やすという理解でよいですね?
英語は、「語彙力」「文法力」「読解力」だと言われますが、
「単語のイメージをつかみ、相性が良い前置詞がわかるだけの語彙力」
「英語を頭から素早く読みこなせ、間違いは間違いと指摘できる文法力」
「英語の構造的な特徴を理解しており、話の続きが自然にわかるだけの読解力」
が必要です。
まず、とてもよい「英語辞典」を用意してください。単語、文法で疑問があったときに常に立ち返ってください。
(おすすめは紙のジーニアスです。語義・関連・コラム・絵が全て載っているという点で紙の辞典がベストです。もしかしたら、最近の電子辞書はフルに載っているのかもしれませんが。。。)
【英語辞典の使い方】 辞典は引いたら「読む」ものです。一度引いたら、その単語のイメージや周辺の単語ごと丸ごと覚えてしまってください。例えば、こんな使い方です。
「inspire」の単語がわからない→「意味:ひらめきを与える」がわかる。→「inspire him to do」という使い方で「彼に~する気を起させる」という意味になる。→名詞形を調べる。「inspiration」なるほど、インスピレーションか!ちなみにアクセントは、"a"だな→inspireの語源を知る「(in)中に」「(spire)息吹を与える」→「spire」を使った他の単語は?expire, aspire, perspire ...→expire「ex(外に)-spire(息が出る)」で「死ぬ→失効する」ふーん、無理やりだなw、aspire「a(~へ)+spire(息を吹きつける)」で「熱望する」、perspire「per(~を通って)+spire(息をする)」で「汗をかく」って液体と気体じゃ違うやんw→アスピリンってaspireと関係するのかな?…、へーエジソンの「1%のひらめきと99%の努力」って1% of inspiration and 99% perspiration って言葉だったのか。英語だとセンスいいなw…
といった感じで、どんどん「読んで」いきます。こうした使い方ができる辞書を選んでください。
こうしたことをしばらく続けていると、しらない単語に出会っても意味が分かるようになります。よく、意味は文脈で判断すればよいという人がいますが、親戚の単語から推測するからこそ文脈でそれを補完できるのです。でなければ、ただの辻褄合わせ、山カンになってしまいます。
【単語帳】
現在、速読英単語必修編を使っているとのことですので、むやみに他の単語帳に手を出す前に、その本を完璧にしてください。
完璧にするというのは、単語帳に書いてあることを余すところなく吸収するということです。
例えば、「glance(ひと目見る)」といった単語を一つ覚えるにしても、glance=ひと目見る と覚えてはダメです。
"glance at the ball"でボールを見る。"at"はlook at と同じ"at"だな。名詞でも使えるのか、"take a glance at him"で彼のほうをちらりと見る。なるほど、a を忘れちゃいけないな。a glance of him でなくて a glance at him だから、「彼の姿をみる」ではなくて「彼のほうへ、ひと目ちらりと目をやる」ってのが正しいイメージだな、と覚えていくのです。(多分、こうした関連・派生的な使い方は単語帳に書いてあるはずです。)
また、単語帳でなかなか覚えられない単語や、2つめの意味が1つめの意味と異なっているように思える単語(例えば、correspond 1.一致する 2.文通する)などは、辞典を引いてどうしてそういう単語なのかを理解しましょう。思わぬ発見があるはずです。
こうして覚えるのは非常に非効率に思えますが、実はこうして単語を丸ごと覚えることで「イディオム」の暗鬼や「語法」の暗鬼に費やす時間が圧倒的に減ることになります。というのは、ほとんどのイディオム・語法のうちの7割程度が「既知」の知識から導けるようになるからです。
【文法・語法】
1冊薄いものでよいので、高校英文法の参考書を用意してください。あなたの質問から察するに、まだ文法の基礎が固まっていないようだからです。これを一通りやりきります。
やりきるというのは、説明に使われている例文を「まるごと覚えつつ」、例題とか章末問題を真正面から取り組むということです。(だから分厚いのを用意して挫折するのだけは避けてください。全部で100ページくらいのもので十分です。)さて、この英文法の基礎的な一冊をやる中で分からないものは、(1)辞典を引く、(2)必ず学校の先生に聞くなりして「完全に理解してください」。
わかったふりをすると結局受験の後半で「なんとなく5割くらいは取れるんだけど、頑張ってもそれ以上に伸びない」という感じになってボロが出ます。そんな友人を沢山見てきました。
さて、薄い基礎が固まったら、それを得点力に変換する番です。おすすめは以下の一冊です。これを、文字通りやりきってください。間違ったところは文章と解説を丸ごと覚えてください。それを3回は繰り返します。
これを全て覚えてしまえば、世の中の文法問題は全て見たことがある問題になって、典型的な問題ならほぼノータイムで解けるようになります。しかも所謂「語法」や「イディオム」についても主要なものは覚えられます。結局、イディオムなんてものは、他の学習をしている最中に“自然に”覚えてしまって、最後に足りないところを「へぇ~」といいながら覚えていくものなのです。
さて、こういった“基礎的な”文法力が身に付いたら「英文解釈」と呼ばれる参考書を買ってください。(自分は買ってないのでおすすめの本が分かりません><)
英文解釈とは、一文~複数の分を的確に読みこなすコツみたいなものです。よく、英文解釈は「読解力」だと思われていますが違います。「英文を頭からどんどん読むための文法力」を養成する本です。
【読解・把握力】
さて、これらと並行して読解も始めてください。最初は簡単なレベルからスタートしてよいので毎日継続してください。(毎日はいいすぎでも、一週間に3回くらい。計画的にこなせるのであれば、高校1年生向けからスタートしても十分なくらいです。)
問題が簡単そうなときは、「早く読む」ことをこころがけ(「500word+問題」を5分でこなす程度)、ちょっと込み入っていたら正確に読みこなすようにしてください。
ただし、「適当に回答する」ことはやめてください。
ちゃんと勉強していると、適当に回答していても結構な頻度で当たりますが、そんなことをする意味はありません。妥協せずに、ある英文が伝えようとしている意味を正確にとらえてください。(それでもわからなければ諦めて、回答を見る・辞典を引く→でもわからなかったら学校の先生に聞いてください。付き合ってくれる先生を仲間にしてください。結局、大学受験は「読めなければ」話にならないのですから、ここだけは絶対に妥協してはいけないのです。)
※なお、読解は単語力養成のチャンスでもあります!簡単なレベルの読解で出合った知らない単語はどんどん調べてください。下手に2冊目の単語帳に手を出すよりも効果があります。(固有名詞とか、そういうマニアックそうなのはやめてもよいです。)
さて、「英語の構造」がわかるようになる方法ですが、いわゆる「パラグラフ・リーディング」「ロジカル・リーディング」とか呼ばれる技法です。
自分は、3年の冬になって初めて実況中継シリーズのロジカルリーディングとかを読んでました。読んでみると大したことは言っていないのですが、知っているか知っていないかで、英文の先読みをする力に大きな差が出ます。ある程度のレベルまでだと、英文をちゃんと読めていないのに、パラグラフ・リーディングの技術のみで問題が解けるようになってしまいます。しかし、勘違いしないで欲しいのは、それはあなたの英語力うんぬんよりも、「問題の質が悪い」ことに起因することがほとんどです。
東大レベルの英文問題においては、知っていると早く読めるけれど、そもそも基礎力が無いと話になりません。というわけで、予備校に通ってからでも十分間に合います。
とのことですので、勉強法について。東京大学新聞社が毎年刊行している「東大20XX」シリーズという本をおすすめします。この中には、東大の説明やキャンパスライフの紹介のほか、東大合格者の勉強法や、教授がすすめる勉強法が掲載されています。これを読むと、先人たちの知恵とか東大受験法が自然に頭の中に形成されます。そして、何よりもモチベーションがあがることが、一番よいところでしょう。
余談ですが、英文法が完成した段階で、一度TOEICを受けてみると面白いです。
私は高校二年の冬に一度受けましたが、2時間半もの間ずっと集中して英語につかるというのが、こんなにつらいことかというのを実感しました(汗) 正直、東大入試よりもつかれます。
休みなのではてなハイク見てたら、風邪の報告がちらほら。マスゴミでは医療崩壊とか言ってるけど、前線部隊としては目の前の外来(特に時間外)が混むと面倒だし、病院に来てもらっても帰った後のことがあるので書いた。後悔はしていないが、各論の詳細はググってくれ。増田で長文ごめんね。
※病院と診療所は違うが、以下両方含め「病院」と書く。レントゲンが撮れたり血液検査の結果がすぐ出たり入院できたり、場によって特徴があるだろうけどその辺は空気を読んで。
ニュー速まとめ「風邪をひいたとき」を参考にしてもいいが、単純には「水と塩」が必要最小限。熱があると体から水分が飛ぶので、食欲が全くなくても、水分だけはたっぷり摂ってくれ。飯は2-3日食べなくても問題ないし(入院して絶食のとき、点滴の中身は水と塩)、ウィダーとかカロリーメイトゼリーの存在意義はこういう時のためだろ。ちなみにうちにはスポーツ飲料と、塩分補充目的のカップスープ(油っこくないやつ、味噌汁など)を常備してある。
あと解熱剤。熱出てるとつらいけど、下がると少しは楽になる。多用すると胃を痛めるが、2-3日なら大きな影響はないと思う。銘柄は何でも良いが、成分が「アセトアミノフェン」のものは、胃にやさしく安全、効果はいまいち(小児の座薬はアセトアミノフェン)。
市販の風邪薬は、正直好きなのを使ってくれ。風邪は薬が治すんじゃなくて、自分の免疫力が治すもの。病院でもらう薬は効く気がするかも知れんが、理由があるとしたら市販薬より有効成分が若干多いという点と、症状に合わせてピンポイントに処方する点で、それ以上でも以下でもない。抗生剤は普通は要らない(2-3日の風邪にはとりあえず不要。書くと長いし面倒だから「風邪に抗生剤」とかでググれ)。
「風邪で病院に行ったら5種類も薬出されたよ、ヤブじゃね?」なんて話もあるが、処方薬は基本ひとつの薬にひとつの成分だから、「熱とのどと咳と鼻水と、胃痛も」とか言うと、それぞれに対して薬が出てくる。市販薬は、そういうのを混ぜあわせて「パブロン」とか「ルル」とか「アンパンマンシロップ」とか名前をつけて、カクテルにして売っているものであり、大抵これで十分。解熱鎮痛薬には胃薬が混ぜてある(市販の「バファリンの半分はやさしさ」だけど、病院のバファリンには「やさしさ」は入ってないので、胃薬とセットで出てくるでしょ?)。
基本的に風邪ひきさんで混んでる病院に行くと、体弱ってるところに新たな風邪をもらうことになるからお勧めしない。風邪ひいたら2-3日は熱が出るものだが、少しずつでも良くなってる気配があるなら一安心だ。例えば、一日の最高体温が、昨日は38.5℃だったが、今日は37.8℃までだった、など。自覚的な体の軽さが一番の目安。
吐いたり下痢する風邪の場合な。体から出ていくものは補給しないといけないので、上で書いた「水と塩」が特に重要。出るとつらいから摂らない、というのは駄目だ。脱水は体に堪える。
本当にひどい吐き気の場合、病院で点滴してもらって、吐き気止めをもらうという手もある(飲めなければ座薬もあるぞ)。脱水を補うと体は楽になる。ただ、上から下から出てもめげずに口から補充していれば何とかなることが多い(点滴のもうひとつのメリットは、数時間分の「水と塩」を口から摂らなくて済むという点だ。あくまで数時間分)。アイソトニック飲料なら、胃から速やかに吸収されている。
もし、「ひどい下痢なのに車で2時間運転しないと…」なんて場合は病院で強い下痢止めをもらうという手もある。そういう事情でもなければ強い下痢止めは処方してくれないと思うし、あまりお勧めしない。薬局でビオフェルミン買っとけ。
上記はあくまで、もともと元気なおっちゃん、おばちゃん、おにーさん、おねーさんの話。少々の脱水で命に関わることはないし、めったに肺炎とかにならない(肺炎になっても、入院になるほどの重症化は稀)。
ただ、老人と小さい子供は要注意な。鼻垂らしてて39℃熱が出てても元気な子供は心配ないが、ぐったりとして顔色が悪い様な場合は夜中でも病院へ(詳しくは小児科でパンフもらっとけ!)。吐いて水分が摂れない場合も、特に体が小さい赤ん坊はすぐ脱水になるので、基本は病院へ(ちびちびとでも飲めれば一安心ではある)。老人も同じで、何か様子がおかしいな、という場合は一見軽そうでも一応病院に行った方が良い。
おにーさんおねーさんや元気な子供の場合でも、(上で「2-3日」と何度か書いたが、それを過ぎて)4-5日目で高熱が続いてるなど全然良くなる気配がない場合には病院に行った方が良い。単に風邪が長びいているだけも多い(そういう風邪もある)が、検査しておいた方が良い場合も多い。もともと喘息があって風邪で発作が出た場合も、粘らずに病院へ(当事者は重々承知と思うけど、ひどい喘息は若者でも死ぬからな)。
ちと例外的ではあるが、「溶連菌」が流行してる幼稚園や保育園関係から熱が出るのど風邪をもらったら、病院で溶連菌の検査をしてもらってくれ。これには抗生剤が要る。
もともと重大な持病がある人は、主治医に色々言われてるだろうから省略。
これも情報が氾濫してるけど、基本的には風邪の一種。高熱が出るとか、5日ぐらいは熱が続くとか特徴があるけど、もともと元気なおにーちゃんおねーちゃんにとっては、そういう風邪をひいた、というもの。
何が恐いかというと、大流行するという点と、稀に肺炎とか脳症を起こす点。もともと余力のない老人・子供が、5日間39℃の熱が出ると結構大変、という点。
新型インフルエンザも、恐いのは重症度より大大大大大流行が予想される点だ(詳しくはググれ)。
だから、もともと元気な人は、インフルエンザになっても(上記の様に対処して)何とか凌げ、と医者に言われると思う。一応、インフルエンザと解熱剤アスピリンの組み合わせで、子供限定と言われているが「ライ症候群」という恐い合併症もあるので、安全を重視する医者はアセトアミノフェンを処方する。アメリカのテキストに「12歳以上はイブプロフェンでいいんじゃね?」と書いてたので、自分用には「イブ」を常備している。
検査について。熱が出始めて約1日間ウィルスが増殖しないと、本物のインフルエンザでも「陰性」になる。なので、朝から熱が出て当日の日中に病院に行っても、検査もしないと思うし、医者にとっては「(インフルエンザかも知れない)風邪の人」。
タミフルについて。実際、飲んだら翌日には解熱するという程の特効薬でもないし、上記の通りもともと体に問題ない人のインフルエンザは風邪として対処して治るので、あまり必要性はない。発熱後48時間を越えたら意味なしと言われてるので、検査の事もあって、熱が出て24-48時間頃に病院に行くことになる(流行状況によっては検査しない場合もあるけどな)。タミフルいらね、というなら病院に行ってインフルエンザかどうか白黒つける必要自体ないかも(流行期の病院は、逆にインフルエンザをもらう危険ゾーンだ)。
近年はタミフルで異常行動という副作用をマスゴミが煽ってた影響で、「とにかくタミフルくれ」という人もあまり居なくなった(省略するが、風邪に抗生剤の議論と同様、集団全体のためにはタミフル乱発は好ましくない)。無論、子供や老人のインフルエンザ、肺炎・脳症などの治療に大変重要な薬。
定番だが、手洗い、うがい。加湿。人から人に伝染するものなので、人混みはハイリスク。
ちらほらインフルエンザが出てきてるが、まだ間に合うからワクチン打っとけ。事前に電話で訊くと良いが、値段は大病院は高くて診療所は安めと思う(中身は同じ)。ワクチン打ちに行って風邪もらうなよ。
最近裁判傍聴が面白くてちょくちょく行っている。住所が札幌なんで行くのは当然札幌地方裁判所。
裁判傍聴自体も面白いんだけど、その後で見た公判についての新聞記事を読むのがまた面白い。まあ地方裁判所なんで新聞沙汰になるような事件はそう無いんだけどさ。
で、今日傍聴したのは、ちょっと前に大きく報道された札幌の小学校教頭がやったという児童買春・ポルノ法違反事件(アスピリンスノーのアレ)の初公判。マスコミもけっこう来ていて傍聴は抽選になった。倍率は低かったんで外れることは無く最前列で傍聴してきた。
そして今各社の新聞記事見てるんだけどちょっと面白かった所があるんで書いてみる。被告人が何年前ぐらいからこんな買春行為を始めたかって部分なんだけど……
細田被告が1989年ごろからテレホンクラブで知り合った多数の少女と性的関係を持つようになり〜
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20071214-OYT8T00729.htm
なぜ単なる年数なのに各社で違っているのか? 種明かしすると、このことを述べた検察官は、年を和暦で言っていたのね。西暦○年って。
そしてこれは推測なんだけど、検察官は「平成元年」と言ったのを一部の記者が「平成三年」と聞き間違えたのだろう。するとちょうど1989年or1991年、ということになる。もしかしたら「平成三年」が正しくて「平成元年」が聞き間違いかもしれないけどそれは今となっては分からない。
まあこんな違いなんてどうでもいいと言えば限りなくどうでもいいんだけどね。でもこれは実際に言って聞かなきゃ絶対に分からなかったこと。こういう所も裁判傍聴の面白さであります。
#しかしなんでマスコミはわざわざ西暦に直すのだろう。そういう決まりでもあるのかな? あと刑事事件で裁かれる立場の人って正しくは「被告人」なんだけど、マスコミはなぜかほぼ必ず「被告」って言うね。これもルールか何かなのか?