最近裁判傍聴が面白くてちょくちょく行っている。住所が札幌なんで行くのは当然札幌地方裁判所。
裁判傍聴自体も面白いんだけど、その後で見た公判についての新聞記事を読むのがまた面白い。まあ地方裁判所なんで新聞沙汰になるような事件はそう無いんだけどさ。
で、今日傍聴したのは、ちょっと前に大きく報道された札幌の小学校教頭がやったという児童買春・ポルノ法違反事件(アスピリンスノーのアレ)の初公判。マスコミもけっこう来ていて傍聴は抽選になった。倍率は低かったんで外れることは無く最前列で傍聴してきた。
そして今各社の新聞記事見てるんだけどちょっと面白かった所があるんで書いてみる。被告人が何年前ぐらいからこんな買春行為を始めたかって部分なんだけど……
細田被告が1989年ごろからテレホンクラブで知り合った多数の少女と性的関係を持つようになり〜
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20071214-OYT8T00729.htm
なぜ単なる年数なのに各社で違っているのか? 種明かしすると、このことを述べた検察官は、年を和暦で言っていたのね。西暦○年って。
そしてこれは推測なんだけど、検察官は「平成元年」と言ったのを一部の記者が「平成三年」と聞き間違えたのだろう。するとちょうど1989年or1991年、ということになる。もしかしたら「平成三年」が正しくて「平成元年」が聞き間違いかもしれないけどそれは今となっては分からない。
まあこんな違いなんてどうでもいいと言えば限りなくどうでもいいんだけどね。でもこれは実際に言って聞かなきゃ絶対に分からなかったこと。こういう所も裁判傍聴の面白さであります。
#しかしなんでマスコミはわざわざ西暦に直すのだろう。そういう決まりでもあるのかな? あと刑事事件で裁かれる立場の人って正しくは「被告人」なんだけど、マスコミはなぜかほぼ必ず「被告」って言うね。これもルールか何かなのか?