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2014-09-25

昨今のPC向けWebブラウザの現状(準メジャーブラウザ、その他編)

http://anond.hatelabo.jp/20140925002959 に続き、準メジャーブラウザとその他のブラウザの現状。

Firefox派生ブラウザは全く使ったことがないので、省略。

Chromium派生ブラウザは(レンダリングエンジンの性能に関しては)どれもChromeを超えられる存在にはなりえないので、とりあえずOperaだけ。

個人制作ブラウザも省略。

Opera

かつては独自レンダリングエンジン(Presto)を載せ、独自機能を数多く搭載し、一部の人からOpera最強伝説」と絶賛されていたブラウザ

タブブラウザ流行らせた一因と言われている。

Web標準にいち早く準拠させた一方で、IEなどの互換性も配慮していたようだ。

しかし、HTML5CSS3準拠度は後発のWebKitエンジン搭載ブラウザに押されてしまった。

そのせいなのか、もしくはPCが廃れそうだから独自レンダリングエンジン投資するのは無駄と考えたかどうかは不明だが、PC版はBlinkエンジン採用することになってしまった。

Blinkエンジンを手に入れることによって、得られたのはHTML5準拠度UPとブラウジングスピードと安定度。失ったのは、マウスジェスチャカスタマイズサイドバーといった今までのメリットだった独特のUI。ただのChromium派生ブラウザになってしまった。

バージョンアップタイミングChromiumと同期するためバージョンアップ頻度が高くなり、現在では24まで上がっている。

それでもなお、独自エンジンを搭載した最終バージョンを使い続けるユーザーが少なからずいるようだ。

Sleipnir

国産ブラウザ代表。かつては、IEコンポーネントタブブラウザ定番だった(少なくとも国内ではそうだった)。

最近Version 5系が出て、何を思ったのか不明だがバージョンが6まで上がった。5からは文字がボケボケ滑らかになったり、タブがページサムネイルになったり、Blinkエンジン専用になったり、4でできたカスタマイズができない、6で「お気にタブ」というネーミングセンスを疑う機能など、ある意味で大化けしてしまった。

一方で、2系や4系のバージョンアップ継続するようだ。実際はこれらの処遇を決めかねているのではないだろうか。

2, 4, 6の中で不満の少ないのを模索しているようにも見える。

ちなみに、BlinkエンジンChromiumをいじってChromiumのタブとかボタンとかを隠しているだけ。このおかげで、Chrome拡張機能がそのまま使えるようだ。Blinkプロセス単独で実行させれば素のChromiumが起動する。4系で確認。6系は未確認

バージョンに共通して言えることは、起動が遅い、UIがごちゃごちゃしすぎ。機能に振り回されている。さらに、Chromiumバグまで引きずるダメアプリ

Lunascape

国産ブラウザ代表。昔は軽量だったのに、「世界初 トリプルエンジン搭載」だとかなんとか言ってるせいで、いつの間にか重量級ブラウザになってしまった。WebKitエンジン更新が止まりセキュリティ的にやばいんじゃないかと言われ続けたが、最近になってようやく更新し始めた模様。

ブラウザ本体にAds by Lunascape広告を載せる実験をした実績あり。

感想Sleipnirと同じ。どちらかというと、レンダリングエンジン自体が重いせいなのかもしれない。せっかく3種類のレンダリングエンジンが使えるといっても、重いのでは全く意味がない。

というか、Sleipnir4 - 安定感 + Geckoエンジン = Lunascapeという数式が頭をよぎる。

Maxthon

中国産の中では比較的まとも(と思われる)ブラウザ

レンダリングエンジンをどう改造しているかからないが、HTML5testではなぜかChromeよりスコアが高い(正式リリース前のバージョンだが)。

最近Chromeより30%軽いとか言っているMxNitroを作ったらしいが、まだベータ版らしくブラウザとしての基本機能が足りない。Chrome拡張機能が使えないので、Chromeと同列に扱うのは反則だと思う。

30%軽い理由の1つは、Chromium組み込み向けフレームワークであるCEF(Chromium Embedded Framework)ベースと推測されるため。これは間違っているかもしれない。

どんな方法高速化しているのかが気になる。

それにしても、UIが全体的にのっぺりな平行四辺形なのはどうなんだろうか・・・

最後

国産はごちゃごちゃしたものばかり作るなよと言いたいところだ。ユーザー要望安易に答えすぎた結果なんだろうか。技術的には中国産ブラウザに負けているような気がするが、気のせいだろうか。

Opera独自レンダリングエンジンを止めてChromium派生になってしまった上にスマートフォンやらタブレットやらが普及してしまった以上、もうPC向けに力を入れる時代ではなくなったのかな・・・

昨今のPC向けWebブラウザの現状(主要ブラウザ編)

うPC向けWebブラウザは、進化する余地がないのか、停滞しているように思えてしょうがない。

IEはともかく、FirefoxデザインChromeにしちゃったし(あれのどこがいいのやら)、Chromeに至っては、停滞どころか悪化しているとさえ感じる。

主要Webブラウザは、どこへ行こうとしているのだろうか。

IE

IE8になってようやくWeb標準に従うようになって、IE9JavaScriptが劇的に速くなり、IE11でかなりWeb標準準拠度が改善された。

また、Windows XPサポート終了により、IE6というWebデザイナーの多数を地獄送りにしたブラウザから完全に脱走できるようになった。

しかも、サポートポリシーが変わって、2016年1月以降は各OSで最新のバージョンしかサポートしないと決まったため、思ったよりも早くWebデザイナー苦痛が取れるようだ。IE6で懲りたんだろうか。

しかし、IEコンポーネントブラウザ互換性を軽視する傾向にある。

IE10では、Windows7必須アップデートのせいで画面描画が乱れる場合があったり、特定WebサイトIEコンポーネントブラウザフリーズさせるという必殺技を披露した。

IE11では、一部環境DOMストレージが原因でブラウザコンポーネントを十数個開くとフリーズする新必殺技を披露した。(現在バグ修正済)

次のIEでは、どんな技を披露してくれるのだろうか。

Firefox

Chromeをパクってと同様、高速リリースサイクルになって3年目。

アドオン互換性に悩み、自ら失敗といいつつも、高速リリースサイクルを何とかやっていけてるようだ。

シングルプロセス/マルチスレッドながら省メモリJavaScriptの速度チューニングを着実に行っている。

つい先日、australisというChromeパクリに非常によく似たUI強制適用し、一部ユーザーから顰蹙を買う

※筆者はあまりFirefoxを使ってないので、ここまで。

Chrome (Chromium)

高速リリースサイクル強制アップデート流行らせた元凶。

Chromeは初期設計ポリシーがよく、HTML5準拠度とブラウジングスピードは今でもよい。

登場からあっという間にシェアを獲得し、主要ブラウザと呼べるほど有名に。

しかし、バージョンが上がるたびに肥大化し、メモリ消費量がますます増え続け、低スペックマシンでは重くなる一方である

レンダリングエンジンWebKitから独立してBlinkになったが、さらに迷走していく。

迷走その1: Aura

ユーザー阿鼻叫喚した、ウィンドウシステム共通化プロジェクト

理想は、各種コントロール(スクロールバーやボタン、エディットボックスといったもの)を全プラットフォームで共通化した上で、GPUによる描画で高速化する・・・ということだった。

Windows版ではバージョン32から適用された。しかし、安定版になってもスクロールバーの矢印が消えた、汎用マウスジェスチャが使えない、

縦/横スクロールがまともに動かない、Webフォントが描画されないなどなど、多数のバグが残存していた。

今でも、バージョンが上がるにつれて改善されたものもあれば、一度改善していたのに不具合が再発するなど、安定版といいつつ安定しない日々が続いている。

いったい、「安定版」とは何なのだろうか。

迷走その2: Google色が濃厚に

最近ChromeGoogleのものであることをユーザーにしらしめる努力ばかりやっているのではないか。

Google Nowなど、自社のサービスを便利に使うために機能追加するのは別にかまわないが、新しいタブページの異常にでかいGoogleロゴはどうだろう。

よく開くページのサムネイルを小さくし、下に追いやってまでGoogleロゴを目立たせる必要はあったのだろうか。

迷走その3: NPAPIプラグイン廃止

今年中にNPAPI廃止を目論んでいるが、それは現実的なのだろうか。

Chrome独自に持っているPPAPIは、セキュリティが厳格なゆえにNPAPIの代替手段には決してなりえない。少なくとも、PPAPI上で動くFlashがNPAPIのそれと同等の速度で動かない限り、廃止はありえないと思う。

高速リリースサイクルの弊害?

Firefox高速リリースサイクル採用した初期の時のように、高速リリースサイクルを優先するあまり品質犠牲にしているケースが目立っている。

最近出た37では、DirectWrite周りの実装がお粗末で、安定版が最初に出たころはズームイン/ズームアウトするだけで文字が表示されなかった(翌日に修正)。今でも、ビットマップフォントの表示品質GDIよりも悪い。

高速リリースサイクルの弊害が現れているのではないだろうか。このことに、Chromium中の人たちは、気づいているのだろうか。

ひどい。最近Chromeはほんとにひどい。

2009-09-28

Sleipnirこえ部が見たい。

Sleipnirこえ部見たことある人ならわかると思うけれど、1回目はちゃんと再生できるのにもう1度アクセスすると再生できないという怪現象が発生する。

これに対してこえ部(ってかカヤック)は現在IEFireFoxで見てちょ☆」という解決策を提示してくる。

が、こえ部見るためだけに別ブラウザを起動するとかできればやりたくない。やりたくないのである。

とりあえず、頑張って調べてここまではたどりついた。

IEコンポーネントが、キャッシュにあるSWFを再読み込みしないのが原因(つまりkikiでもルナスケでも同じ問題が発生する。純正IEならOK)

・Temporary Internet Files(キャッシュ)のSidebar.swfを削除した後でページリロードすれば聞ける(そらそうだ)

Proxomitronでなんとかできるんじゃね

ソースはとりあえずここだけで事足りるか。他にもあったけど(kiki関係の掲示板とか)↓

スレ立てるほどでもない雑談・一言スレ - Fenrir User Community

http://community.tabbrowser.jp/forum/viewtopic.php?p=13561

ということでProxomitronを入れて色々試してみたものの、やり方がわからない。うーん。

キャッシュ無効とかはFLASHには効果がない?スレではswfファイル名に現在時刻付け足せばいいんじゃねみたいに書かれてたけど、その方法もわかんない。

似たような機能のフィルタを改造すればいけるんじゃないかなーと思ったけど見つからない。

もうそろそろ諦めたほうがいいのだろうか(時間的に)。でも諦めたくないなあ。

2009-05-10

http://anond.hatelabo.jp/20090510204106

Geckoであることと、アドオンを評価に入れたら、話し合うまでもなくただのFirefox信者だよっ!

信者Firefoxつかってりゃいいんだよ!俺のように!

でもGecko系が全部はらからなら、IEコンポーネントブラウザも全部いっしょだっ。

ChromeSafariも同じものだっ(ごめん、いいすぎた)

アンチIEソフトの善し悪しというよりも、思想の批判に近いので、別の話し合いでやった方がよさげ。

MacUNIX系列ユーザは元々それほど仲わるくもないですよね。OSX以前から。

でもそこで結託してアンチWindowsを叫ぶと、ただのマジョリティー批判にしかならない。

そこはMacならMacって言っておけばいいかと。

どうせ傍から見たら全部Linuxだよっ!

UNIXLinuxだよっ!

最近DebianディストロってUNIX系列としての実用とは違うところにいってるよな、

とかUbuntuユーザ自分は思うわけですが)

そのときの気分で好きなものを支持すればいいんじゃね?

2008-12-17

IE6に気を使わなくてもいい理由

IE6 叩きについて思うこと - 頭ん中

http://www.msng.info/archives/2008/12/ie6.php

windows updateによるIE7への移行が開始された現在IE7にしていない人は「意識的に」変えていない。

それまでは「IE6=初心者無頓着ゆえにそのまま」「IE7=慣れた人が導入する」という図式だったわけだけども、もはやその構図は逆になった。

意識的にIE6のままいる人の理由は様々だろうが、少なくともPCの操作にある程度習熟している人だと推測される。

ブラウザなんて知ったこっちゃない一般人」を対象にするなら、むしろもうIE6は切っていい。

一応、例外も考える。

WINDOWS2000未満なのでIE7は用意されていない」それならFirefoxでいいと思う。

SleipnirなどのIEコンポーネントブラウザを利用しているのでどうでもいい」どうでもいいなら自動更新で入れちゃった方がJavascriptの実行が多少速くなる。

パソコンの性能不足」メモリ搭載のMAX量が256MB程度のパソコンは、あなたのような玄人が使うパソコンとしてはそろそろ限界だと思います。

会社の規則でダメ」ご愁傷様です。

割れ物XPなのでwindows updateできない」買え。

まあ、実は自分は「技術進化したんだお前らちゃんとついてこい」って考え方は大嫌いなんだけどね。それは技術屋の傲慢。

2007-08-15

Sleipnir使ってるけどIE嫌い」な人をしばしば見掛けるんだけど、そういう人たちってSleipnirIEコンポーネント使ってることを知らないんだろうか。

話してるとIEセキュリティがあれだとか、どちらかというとopera/firefox使いと同じような意見を言うんだけど、どの口で言うかというか、いや、IEコンポ使ってたら一緒じゃね?と。

正直そこのところをわかって言ってるのか非常に判断に迷うので「ああそうですよねー」と適当に流してるんだけど。

教えてえろいひと。

2007-03-07

Windows Live MessengerIEコンポーネントが使われているの?

Windows Live Messengerを起動するとサインインしてからすぐに応答なしになるエラーが続いていたり、Super Mapple Digital Ver.7でカスタム情報(自分で特定の場所にメモしたり、写真を貼り付けられたりする機能)の個別の情報を見るためにウィンドウを開くとこちらも応答なしになるエラーが続いていた。

地図ソフトはまぁ、そこまで重大なエラーじゃなかったけど、Windows Live Messengerが動かない(xpデフォルトで入っているWindows Messengerは動作する)のが困る。Windows Live Messengerを再インストールしても直らないし・・・・。

地図ソフトカスタム情報を表示するどうもIEコンポーネントが使われているのはなんとなく知っていたので、思い切ってIE7インストール

するとIEコンポーネントが新しくなったみたいでWindows Live Messengerも正常に動作しているみたいです。(まだ会話はしていないんですが・・・)もちろん地図ソフトカスタム情報も表示される。

これらのソフトの調子が再インストールしたり、修復しても直らない場合は、IEインストールしなおすといいかもしれない。

IE7は…なんか使いにくそうだな。フルスクリーン表示でアドレスバーが隠れるのはいいけど、Greasemonkeyが使えないのは困るしねぇ。

 
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