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ここもちろぐ
生産性志向のSEが、IT業界での奮闘記や仕事や生活で学んだことをはきだします。
2018-05-15
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こんにちは。もちです。本日は、みずほ銀行のプロジェクトで2か月限定支援に行った時のことを話したいと思います。
あの頃は、ちょうどポケモンGOがリリースされた時期でした。 プロジェクトのお昼休みに、わくわくしながらアプリを立ち上げて、メンバーの方と遊んだものです。
そんな次期システムが、いよいよ、2018年6月9日から徐々に移行開始されるそうです。
みずほ銀、9日からシステム移行 「世界最大級のプロジェクト」 ATMやネットバンクに臨時休止日 (1/2)
みずほ銀行とみずほ信託銀行は、入出金や口座管理などを担う勘定系システムを統合した次期システムへの移行作業を9日から始める。4000億円超の資金を投じて進めてきた世界最大級のプロジェクトが、最後のヤマ場を迎える。
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移行が発表されてから、「あの頃が懐かしい」と感じたため、せっかく浮かんだいろいろな想いを残そうと思って記事にしました。
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みずほ銀行のプロジェクトで2か月限定支援に行った時の話、まなび編です。 ▼前記事の問題編はコチラ www.cocoamocchi.com 古参メンバーの仕事を奪う デキる古参メンバーはとにかく忙しいです!! 新規参入者でもやり方さえ一度知れば、できそうな仕事もありそうだということで、積極的に仕事を奪いにいきました。 たとえば…
2018-05-17 22:53
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毎朝エレベータに長蛇の列
人気アトラクションかな?と思わせるほどの大行列でタイミングが悪いと10分以上待たされました。
テストフェーズがちょうど一個上の段階に進んだためか、チーム内のスマホは鍵付きロッカーでしっかりと管理されるようになりました。
インターネットが使えない
security-265130_640 これが一番厄介でした!!!
新入社員であれば、まずはググり力を鍛えろ!と先輩に教わるも方もいるのではないでしょうか。
わたしみたいなIT業界で働く方々は特にインターネットで調べまくる生き物です!
なのに使えないので厄介でした。
・・・とはいっても、わたしの場合は、こっそり休憩スペースにスマホを持ち出して調べてました。
他には、書籍にもお世話になりました。
ここで 「ネットが当たり前だと思うな、腕を磨こう」という教訓を得ました。
印刷用紙が真っ赤で読みづらすぎ
持ち出し抑止のために、プリンタ用紙が赤くなっておりました。
(特に持ち物チェックがあるわけではないので、悪意のある人なら持ち出せたかと思います。)
印刷してみるとまあ~わかりづらい。 気持ち的にもなんか落ち着かない。
でも一定の効果はきっとあったのだろう。。
ただでさえ生産性の低い環境なのに、働き方もやっぱり残業ばかりされている方だらけでした。
特に既存メンバーの古参者は大量に仕事を抱えているので、いつもヘトヘトです。
他の人へのレビューも、当然荒い。
また最終退館者名簿を見ると、お客さまサイドも負けずと毎日23時台まで残っているようでした。
※ちなみに
ごめんなさい、わたしは最長でも21時には帰りました!寝不足すぎると生産性がダダ下がり逆効果なので苦笑。
単体開発 バグ改修
私の場合、残念ながら新規開発部分は残ってなく、仕様取り込みやバグ改修をちょこっとやったくらいです。
開発ではなく、ほとんど仕様整理やJP1いじっている時間が多かったです。
命名規則がつらい
短い単語をアルファベット1文字で表現する文化があったため、それらをつなげて作成されるDBのテーブル名やカラム名が新規参入者にとってはしぬほど分かり辛かったです。
1箇所の修正で5個もケースはないし、誰も見ないのではないかなというくらい、ゆるふわなテスト結果が置いてあったりと、とてもじゃないけどもお金を扱うシステムだとは思いませんでした。
これ、結合テスト以降、バグ爆発するのでは?という印象だった。
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階層がとにかく深く、無秩序に置かれた何千のフォルダ群はまさにジャングル。
既存の古参メンバーであったとしても、過去の単体テスト仕様書の在り処を探すだけで10分以上かかっていました。
IDEなど開発に使用するツールも、各チーム持っている情報が異なっていて、結局、既存メンバーの持っているものを丸ごとコピーして使ってました。
個々の期限がタイトにも関わらず、申請日時を厳守しなければならないのはつらかったです。
この申請は、数チームで1つのエクセルファイルにまとめて申請します。
プログラムファイル1つ1つのパスを記載していくのですが、 誰かが1ファイル既述を誤るだけで、
どこぞやのチームのせいで2連続申請ミスされたこともあり、こちらとしてはたまったものではありませんでした。
もしかしたら、誰かが休みたいがために、わざとミスしてるのではと疑いたくなるくらい大変でした。
まあ、とはいっても緊急リリースみたいな1~2日でできる裏技も時に使うことができたため、そこまでではなかったのかもしれません。
プロジェクトマネジメント
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うちの会社だけかもしれないけど、メンバーの離脱が、作業指示を出しているチームリーダーまでなかなか届かない印象でした。
「来週からこの作業お願いするね」と言っていた矢先に、彼らがいなくなることを知らされる。
これは、どこの炎上プロジェクトもですが、各タスクの期限だけ決まっていて、工数は考慮されていない事案です。
この事案は仕方ない場面もありますので、メンバー側がリーダーやプロマネに少々寄り添って、自分で仕事を考えていればOKです。
親切なプロジェクトじゃないのは分かっていることなので、他責にせず、ざっくりと工数を伝え、助けていきましょう。
新規参入者の実力が怪しい
少し言語知っている程度(for、if文はできるけど・・)で意思疎通の難しいプログラマーが国籍問わず、たくさんおりました。
猫の手も借りたいくらい忙しいプロジェクトだったので、自分で主体的に仕事を考え、動き、古参メンバーを助ける必要があります。
しかし、
進捗が良くないことをごまかす
など、この中のどれか1つ該当ではなく、複数持ちのプロジェクトキラーが何人かいました。
他の人も急に想定外の残業フォローをしなければならなくなるし、本人は無駄に悩み続ける時間増えるし、誰も幸せにならない感じでした。
まとめ
特に銀行のプロジェクトは、生産性の低い現場やずたぼろな構成管理など、環境的問題も多いことがわかりました。
同時に他責にせず、主体的に行動すれば、新規参入者でもそれなりに活躍できることもわかりました。
しかし、わたしの場合、2か月限定が配属前から決まっていたこともあり、
心までしんどくならずになんとか戦えたことが大きいかもしれません。
もし炎上案件に出会っても、 心や身体をやられるようなことがあれば即刻辞退をおすすめします。
残業による残業という負のスパイラルが、もし嫌なら、早く抜け出すほうがこれからの人生豊かです!
断言できます!!