2020-10-16

子どもいるか死にたいって思う

追記です。

コメントなんてつかないと思っていたし、ついても期待はしていなかったけど、いただいたコメントがみんな優しくて泣きそうになっている。

記事を書いてから数日後、倒れて病院へ行って抗不安薬とか処方してもらった。

状況は全然改善していないし、毎晩のように目が覚めてひどい動悸と吐き気とたたかっている。

このまま死にたい気持ちに抗って生きていくしかないけど、なるべく死なないように頑張ってみる。

コメントくださった方々、本当にありがとうございます

追記終わり。



竹内結子さんの自死について、産後うつではという憶測が飛び交っていた。本当の理由私たちがわかるはずがないのに、みんな好き勝手言っていた。産後うつについて声高々にこんなにつらいんですってSNSで発信される人もたくさんいて、これを機に産後うつについて認知が広まるのはいことなのでは、とも思っている。彼女の死の真相とは別として。その中に、「子どもを残して死ぬなんて信じられない」という声に対して、ちょっとだけ私の考えを書いてみる。

私には3歳の子どもがいる。夫婦ふたり生活もいいけど、子どももいたらいいな、私たち二人の子どもを育てたいと思って、産んだ子だ。自分で決めた。子ども好きの夫は結婚当初から子どもが欲しいと言っていた。だけど、正直、自分の生きてきた人生もそこそこしんどかったので、こんな世界自分エゴ人間人生み出していいのか、とも悩んだ。でも、子ども人生について、こちらで辛いかどうかなんて決めつけることもできない。シンプルに、自分の子どもに会いたいという気持ちが勝った。

そうやってきちんと計画して、順調に生まれ子どもは、どこも悪いところなんてなくて、発達も問題ない、人懐こくて賢くて快活明朗元気なかわいい子だ。私のことをとても好きでいてくれて、「お母さん子」なんて言葉はないけど(おばあちゃんっ子、とかあるのに)、とにかくいつでも「おかあさん」と言ってずっと私にくっついていたがる。こんな素晴らしい子が私の子なんて、私にはもったいないとすら思う。

私は希死念慮が高い。でもそれを必死に隠して生きている。学生時代ものすごく嫌なことがあって、それから日々死にたいと思っていた。死にたい、というか、明日目が覚めずに死んでいたらいいのに、という風に思っていた。なんやかんやあって、毎日そう思う日々から解放されたのだが、時折無性にこの世から消えてしまいたい気持ちはなくならない。実際に行動は起こしたことがないので、親しい人にも誰にも、夫にすら、実はたまに死にたがっている、ということはばれていないと思う。今までは主に孤独感が引き金でよく死にたいと思っていたが、夫と結婚して気持ちは安定していた。子どもがいたら、そういう気持ちもっと収まるかと思っていたが、甘かった。

子育ては本当に大変だ。出産前の想定なんて甘すぎた。想像の何倍も何十倍も大変だ。そして、苦労はすべて子ども笑顔に報われるかと言うとそういうわけではない。

何が大変か。まず、子育て自体が大変。慣れない授乳睡眠不足子ども自分の急な体調不良。すぐ泣くし、すぐ怒る。コロナ禍では衛生面にもより神経質になる。でも、こういうのは、それこそ子ども笑顔ひとつで報われた気がするんだよね。

大変なのはそれだけでなく、社会も厳しい。育休をとったら、もうお前はしばらく会社に貢献できないから辞めてほしいと言われた。大学就活リーマンショック後だったこともありうまくいかなくて、それでもなんとか辿り着いた正社員職だった。結局自己都合退職、ということになった。労基署相談しても無駄だった。結構冷たい対応をされたので、傷口に塩を塗られたようだった。こんなことがあるのか、と絶望した。そりゃ少子化になる。出産育児金や子育て支援等、行政サポートはあっても、実際こんなもんだ。正社員じゃなくて、契約社員派遣アルバイト、そういう人は産休育休もなく自分から辞めるしかない。そうなると育児休暇の手当ももらえない。

結局、今は子を保育園に預けて別のところでパートとして働いている。給料は二分の一以下になった。その分業務レベル簡単だし、責任もない。有給はとりやすいので、育児と両立しやすい。職場の方も優しい。それでも、今の収入だと毎日不安だ。第二子なんてとても考えられない。(夫とは結婚当初から生活費を折半している)

それに、子ども遊歩道散歩していたら突然知らないじじいから「うるさい!早く子供を連れてどっか行け!」と怒られたこともある。

地域イベントに出た時、小さい子どもの隣は嫌だと言って不機嫌そうに席を離れたおっさんもいた。

どちらのパターンも、うちの子は騒いでなかった。子連れってだけで突然怒る人もいるから怖い。

基本的に見知らぬ人でも子どもに優しいコミュニティにいる。特に役所の人はとても親切だ。エレベーター優先させて乗せてくれたり、手続きを丁寧に教えてくれたりして、泣きそうなくらい嬉しかった。あと、その辺で出会学生の子、おばちゃんやおばあちゃんも優しい。

突然怒ったり、挨拶しても無視するのは大抵いい年の男の人、特にじじい。挨拶もできないなんて、この人たち、職場でどういう風に生きてきたんだ?

一度、子どもが、セカンドバッグをもった強面のおっさん挨拶したことがあって、よく声かけたなと思ったのだけど、その人はとても優しい声で挨拶を返してくれた。大抵の人はいい人なのに、たった1割の嫌な思い出がトラウマになる。臆病な私は、なるべく周囲に迷惑かけないようにびくびくしながら踏ん張っている。

あと、これからのことを想像すると苦しい。子どもいじめられたら、逆にいじめ立場になったら、とか

今後事故にあったら、とか、病気になったら、犯罪にあったら、とか

大学卒業まで経済面大丈夫か、留学費用や塾の費用は賄えるか、とか

そういう不安が波のように襲ってくる。

子どもかわいいかわいいけど、たまに自己犠牲や理不尽なこと、不安なことが多すぎてしんどい

子育てを辛いと思う自分は、母親失格じゃないかといつも頭のどこかで思っている。みんな普通にやっていることなのに、自分にはできない。自分には我慢できない。

子供に手をあげたことはないし、感情的に怒らないよう、何かあったときはきちんと叱るように心がけている。育児本や発達心理学の本も読んで勉強している。

それでも、遊んだおもちゃを片付けない、夜ご飯を食べない、お風呂に入らない、朝起きない、いつまでも泣き喚く、そういう、子ども自分の言うことをきかないとき、思わずを手をあげたくなる。子ども自分とは別の人間で、自分の思い通りになるはずがない、ということは百も承知なのだけど、それでもしてはいけないこと、しなくてはいけないことは、何度も何度も伝えているのだから少しはわかってほしい。必死我慢している。虐待絶対だめだってわかっているけど、いつも隣り合わせな気がする。

ネットで、「そもそも子どもが泣くのは悪いことではない」という言葉を見たけど、やっぱり泣き声というのは聞いていてとても不快だ。泣いている本人だって、嫌な気持ちがあって泣いているんだから、早くそ気持ちを取り除いてあげたいというのはいつも思う。

たまに怒るが、基本は褒めるように心がけている。もともとのんびりした性格で、子どもが生まれる前は声を荒げて怒る、なんてことしたことなかった。なるべく、小さなことは気にしないようにしている。いつだって子ども幸せを願っている。毎日かわいいね、大好きだよって寝る前に伝えるようにしている。だからはいないほうがいいんじゃないかと思う。

ママ友もいない。保育園ママたちと全くうまくしゃべることができない。保育園の送迎の時だったり、公園子どもたちが遊んでいる間だったり、軽く言葉を交わしているママ達を見て憧れる。

自分母親に向いていないと思う。たまにうまくいかなくて泣いていたり落ち込んでいたりすると、夫に、みんな普通にやっているんだから、と言われる。そういう時、あ、じゃあ私は向いていないかリタイアしようかな、という気持ちがよぎる。私の両親も夫の両親も健在で、関係は良好で、家も近くていつでも頼ることができる。それでもやっぱり苦しい。誰にも頼れない状況で子育てしている人もいるのに、こんなにサポートしてくれる人がいる環境で躓いている自分はなんてダメなんだろう。

自分はこの子母親じゃないほうがいい、いなくなっちゃったほうがいい、そう思う。自分はこの子人生に悪影響を与える存在になりそうだから、早いうちにいなくなろうと思う。

子どもが死へのストッパーになるのでない。死んだほうが子どものためなのだ

夫はしっかりしているから、親や義両親と協力して夫が育てたほうがいいと思う。夫はかなり子育てをしているほうだとは思うけど、趣味や友人づきあいで土日、平日の夜いないことも多く 、やっぱり育児母親がメインでするもの、という考えが根付いていて、言葉の端々にその考えが窺える。  

私がいなくなることで、メインで子育てをする苦しさを夫にわかってほしい、という気持ちも少しある。夫には感謝しているし、嫌いではない。実は夫に復讐したい気持ちもほんの少しあるのも本当だ。

結局自分不安や嫌なことから逃れたいだけの自分勝手人間なんだと思う。こんな勝手人間、やっぱり母親じゃないほうがいい。  

それでも、私がこの状況からひとり逃げて、子どもに「お母さんがいない」と言わせること、それで寂しい思いを押し付けしまうことがどんなに酷か、ということは容易に想像できるので、なんとか踏ん張っている。でもそれにいつまで耐えられるのかはわからない。

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