2020-10-03

anond:20200903011453

人工知能詐欺まがいなことしてる香具師に引っかかった、という話をこれからしていく。この記事は「人工知能詐欺だ」ということでなく、「詐欺師は人工知能を使いたい」ということを語る。

もう10年ぐらい前になるのだけど、人工知能には色々あるのに「深層学習けが人工知能」だという無勉強馬鹿に引っかかったんだよ。本当は人工知能なんて LISP から始まって、色々あって今の AI につながるているのに、その歴史は全く無視してね。Pythonライブラリでどうにかできないもの不要とのことなので、「ふーん、そうなんですか」ぐらいで対応してた。なぜなら、自分人工知能APIを叩いてブラウザに表示する部位を担当たからだ。

その会社にはエンジニアがいないので、人工知能デザインを除いた全てをほぼ自分だけでフロントエンド(当時はFlashからバックエンドDjango)とデータベースクラウド部分を設計・開発・運営をやることになった。それは慣れてたから良いのだけど、ひとりでぼちぼちやるのは変な感じだった。ホームページには10名近い社員がいます、とのことなのに。

この理由はなぜなのか理解できたのは、インターンがやってきてからだ。そいつは結果を出せないから有能な人がやってこないのた。それで社員数を水増しするためにインターン社員としてカウントしていたのである。なんとインターンの無給の学生ばっかり声かけて、ただ働きさせて「成果は自分のものミス能力のない学生のせい」みたいな畜生の極み、のようなことをして糊口をしのいでいる自称天才』に俺は捕まってしまったのにここではじめて気がついたのだった。信じられないことに。

それで、ついに API をつないで一つのシステムしましょうという日が来た。なんとか力量で解決したのだけど、はじめて彼のソースを見せてもらったときの衝撃度ときたらね。驚いたよ、スカスカコード過ぎてね。おかげで深層学習ライブラリを使えば簡単にできるのも学んだけのだど。

閑話休題

まぁ、コードを書くのが本業でない人だからいか、と思ったらなんと、Python 教室を開くというじゃないですか。それで、成果をサイト掲載するのですよ。自分コード絶対に載せないのに、他人コード添削して「弊社は実力があります」みたいな事例にしていたのですよ。驚いたことにね。

なぜ、そのような香具師存在できたのかというと、「人工知能効果判定をしにくいけど、将来的にはメリットになる可能性が高い」という計算機科学領域では珍しい特性を持っているのよね。ほら、業界人にとってブラウザデータベースといったものは、ちょっと触ったら特性感覚にわかるじゃないですか。そこが人工知能ちょっと違う。

もちろん人工知能は世の中に必要不可欠なものになるのは間違いないのだけど、というよりも現状でもスパムメール判定やゲームでは活躍していますけど、おそらく個人がどうにかできるものではないのよね。理由はこれ以上はアルゴリズムの向上が困難で、高コストな専用ハードウエアを扱える資本家に対抗する術を個人が持てないという限界と、教師あり学習のような判断基準の元になる資料をどう収集するのかという問題点解決した人や組織が皆無という状態にあるからなんですよ。特に最後の部分は未だに twitter レベル組織ですらやらかしているので、まだまだ難しいと思われます

学習根拠になったもの自体をどうやってキレイものにするかということすら、データサイエンスという学問が出てきて苦労しているのですからユーザーエンドからしたらこ領域は未だにキャズムを超えていないと判定されるのは仕方がないことなのでしょう。それは、そういうもんだから良いのですよ。将来的には解決される可能性が高いでしょうし。

それでですね、やっと本題に入れるのですけど、問題点は「人工知能効果判定をしにくいけど、将来的にはメリットになる可能性が高い」という非対称性をこの領域は抱えているのですよ。これはですね、バイオ健康食品代替療法)や金融商品暗号通貨バイナリーオプション)なんかに出てくる胡散臭い「何しているのかわからない」香具師が介入しやす環境なのですね。それっぽいことを言って、専門家なら絶対に言えないコミットメント金融だと「100%絶対に儲かる」とか)を宣言し、私はアメリカの有名大の(別領域の) Ph.D. を持っています(嘘)、日本ゴミです、さあ皆さん『人工知能で夢』を叶えましょう、なんていうクサい台詞を(非技術者向けの)講演会で語るやつがいるのです。残念なことに。

でも、皆さん、ちょっと考えてみてください。なんで(トーシロ限定で)講演会なんてする必要があるのかと。人工知能世界講演会をして資金集めをする、っておかしくありませんか?OSS で有名なコミッタだったり、インパクトファクターのつく雑誌名前がのるような人材がですよ、この御時世にわざわざ資金集めする必要がありますか?世界から「金を出させてくれ」といって金がわんさか集まってくるに決まっているじゃないですか。逆に、プロを避けるような人物に金を出したいと思いますか? よって、(トーシロ限定で)資金集めのための講演会なんかをひらくような残念な人工知能開発者が金を稼ぐことはありません。同様なケースに遭遇したら、出資したら泣き寝入りすることになりますよ。

※ この記事アキネーター下りがクソです。もう少ししたら自分言葉で書き直します。ただ、この記事を消すことはしないです。これ技術的な話をしているようにみせてますが、わかる人にはしっくりくる符牒のつもりで書いています

うん、でも、わたし講演会でその人のつくった人工知能が動いているのみたよ、まるでアキネーターみたいな、というのでありましたら「良いものを見ましたね」とこたえますよ。あれは良いものです。実はアキネータークローンは今だと学生レベルスキルで作れます。具体的にのますと、なにかテーマを固定して、そのテーマ関係する情報を片っ端から集めて、Pythonライブラリを使ってデータ処理を行い、機械学習ライブラリを介して5段階の入力に対して適宜返せるような状態に持っていき、Rails/Laravel/DjangoHTML を吐き出すようにして、ウェブブラウザVue/ReactjQuery に呼応するようにすると計算機科学ができる人だと作れちゃいますし、見た目を重視したければ美大生にでも声かければ、似たようなキャラを描いてくれることでしょう。

この程度だと、二人の学生を無休(給)のインターンやらせて、詐欺商売道具をただで作れます。これは、アキネーターは駄目だとは言ってません。説明すると長くなるので省きますが、あなたを騙す道具を作るのにプロは要らないと言っているのです。

それで話を続けさせてもらいますが、哀れな学生酷使されたうえに、会社サイトに「インターン思ひ出検閲済み)」を実名掲載されるという、デジタルタトゥーを刻まれるのです。かわいそうに。

※ ここを疑え、というポイントを追加。

ランサーズ原稿の依頼やコアなコードを依頼

これだけでは済みません。詐欺の道具はこれだけでは不足しまからね。本は良い権威の道具になりますよね?そうなんですよ、出版社知識のない馬鹿共が「学生けが書いた技術書」(前書きと終わりにだけを本人が書き、しかも自著として講演会提示するという狂気の書)を出しやがった。これ、マジで有名出版社やらかしたので驚いたよ。

で、こいつもう一冊も本(これまた共著なのに、自著として講演会で使うイカれた書)を出してるのよね。まぁ、読んでみたらあまりの頭の弱さに感動したのだけど、驚いたことにこの本を出典として Wikipedia に何度も記載しようとチャレンジするキチガイ(本人かは不明)がいたのよ。もちろんリジェクトくらっていたのだけど、ビビるよねー。繰り返すが、人工知能が悪いのじゃないのですよ。人工知能を使って、投資家を騙そうとするのが許せないのであって。

ちなみに、わたくしはそいつコード添削されたのですけど、おそらくそいつは FizzBuzz テストクリアできませんよ。なぜなら、If/Else がかけないのではなく、四則計算ミスが酷いので。チューリングテストは通るとおもうけど。どうして、大切な投資家向けの資料なのに単純な数値が一致しないのかわからないのですけど、何故か数値の足し算がおかしいことが多すぎるのよ。数値が一致しない、ってヤバすぎるだろ。それ、多分病気から、哀れに思った(元)奴隷ちゃんたちは、病院へ行くように諭してあげてください。きっと、逆上するでしょうけど(笑)

えっ、なんでお前はやんないのか?って、そりゃ「めちゃくちゃそいつのこと恨んでいるから」に決まっているじゃない。オレは、そいつを救えるほど、冪等な人間じゃないんだよ。だって、オレは天然知能だからな。

p.s. 多分、この記事言及している人物被害にあった方はは多いので、「アイツだろうな」とわかるように書いてあります。「アイツってどんな人?」と聞かれたら、説明するのが辛いでしょうからこのページをさっとみせられるようにこの記事を書きました。私も辛いのです。10フラッシュバックに悩まされてきました。ただ、これ以上の犠牲者が出ることが耐えられなくなり、今回この記事を書かせていただきました。この記事言及している人物は専門ではないのに人工知能情報工学という餌を使って、相変わらずボニーアンドクライド気取りで若者搾取していますソーシャルエンジニアリングを使われると、若者はかんたんに騙されてしまものです。かつての自分がそうだったように。世の中にしなくて良い苦労はあるのです。

この記事人物とは「」(ニュースになったら追記します)である

  • おい黒壁が出現した

  • 機械学習の知識が雑すぎるしアキネーターのくだりでどうでもいいwebフレームワークの話を長々と書いてるあたり技術センスなさそうなので、こいつ自体が典型的なエーアイ詐欺師とい...

    • あっ、わかるー?オレ、業界引退したからね。今は趣味のプログラマ。本音を言うと、人工知能は嫌いだよ。ヘドが出る。理由は帰納法っぽいノリが嫌い。本当はリレーショナルデータ...

      • せめて改行しくれ

      • 「技術」(ウェブ系のプログラマーはなぜか言語やフレームワークそのものを「技術」と呼ぶ)の名前を羅列するだけなところが本当に薄っぺらい

        • 仰ることはわかりますよ。フレームワークを使いこなしているだけで、言語や理論を知った気になっているという指摘はわかります。しかしながら現実問題、大多数が使っているフレー...

          • スクラッチで作れなんてもちろん言ってない。 でもなんていうかウェブ系って次から次へとフレームワークが筍みたいに生えてくる「こういう状態」以外の状態になったことがないから...

            • ごめん、熱くなりすぎた。ツリーのルートに書きたいことは、本当は人工知能批判じゃなくて、人工知能で詐欺や搾取をする特定の人物の告発文なんだ。人工知能なんてオレは興味ない...

    • 非技術者の講演会で釣られたひとっぽいし、この程度の薄っぺらい知識はむしろ信憑性あるかと

      • そう言ってくれると助かる。特定されないように書いてるから。わかるやつだけ、わかってほしい。オレは機械学習はポシャると確信してるし、こんな暗記馬鹿ライブラリをちょろって...

        • オレは機械学習はポシャると確信してるし、こんな暗記馬鹿ライブラリをちょろってやって人間が負けるようだったら、人類は滅亡すべきだと思うよ。 こういう認識なんだとすると、...

          • 変な記事を書いてあるのはわかっている。これは人工知能を否定する文章じゃ無いんだ。上から下まで読んだら、とある人物に搾取された人が共感してくれる目的で書いたのだ。あの人...

            • いや、気持ちを害したとかは全くなくて、単純にコメントをしてるだけだよ。 議論や意見交換を「敵か味方か」というフレームで解釈してしまうのはその変な奴にからまれた経験がPTSDみ...

              • いや PTSD になりました。もう10年も昔のことなのにね。未だにねても、夢に出て起きちゃうぐらいトラウマ。未だにマイスリーMAXで寝るんだぜ?最強にウケるだろ?別に機械学習に悪意は...

  • 改行を入れてみた。たしかに前の文は読みにくいな...。

  • 自分で書いといて、アキネーターのくだりは最悪だな。ちゃんと書くべきだった。いわゆる三層クライアントサーバモデルの DB の箇所が人工知能と書かないと恥ずかしい内容だな。こり...

  • 暗号通貨もそうだけどそれっぽいものを作るのはものすごく簡単だからな。 そして新しめの技術に疎い投資家はゴロゴロいる。 情報の非対称性が大きい業界は詐欺流行るよね。

    • 機械学習や暗号通貨が簡単だとは決して言えないのだけど、本当に凄かったらもういい時期じゃない?みんなが使うものになっていて、と思うのよ。だって、車・スマホは人類が9割強...

  • まあ、「新しい物事」にはそういう山師みたいなやつ生じるよなー。 けどさ、一点 でも、皆さん、ちょっと考えてみてください。なんで講演会なんてする必要があるのかと。計算機科...

    • あっ、すいませんでした。仰る通りです。これは、自分の書き方は間違いなく語弊があります。申しわけありません。修整しておきます。

      • いやいや。だいじょうぶだよ。 けどさ、日本で「なにか夢のある新しい技術」は詐欺まがいにならんとできないんだろうなと。そして殆どは詐欺師として終えると。 昔テックベンチャー...

        • 返信ありがとう!俺は転職しちゃったけど、今歩いている業界を全力でやってみるよ!そっちも、健康にお気をつけて!ごきげんよう!

  • 落合陽一ですかね

    • 落合陽一の本が2冊ってことはないでしょ 数えてないけど

    • 元増田です。むしろ落合陽一だったら嬉しいよ。あいつは何も成し遂げていないだけで、努力はやっている。落合陽一はダメみたいな話ができるだけ羨ましい。

  • なぜ、そのような香具師が存在できるのかというと、「人工知能は効果判定をしにくいけど、将来的にはメリットになる可能性が高い」という計算機科学の領域では珍しい特性を持って...

  • 昨日、https://anond.hatelabo.jp/20201003195734 という記事を書いた増田です。「卍」という言葉以外を使わないことを除けば、似たような人物だと思います。お疲れさまでした。 けっこう for 文...

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