書いても書いても報われない、埋められない欠損が無いから
「それでも良い、ありのままでも良い、駄目でもそのうち何とかなる、時間は長いんだから」と思うから
・坂口安吾「余はベンメイす」
小説を読むなら、勉強して、偉くなつてから、読まなければダメですよ。陸軍大将になつても、偉くはない。総理大臣になつても、偉くはないさ。偉くなるといふことは、人間になるといふことだ。人形や豚ではないといふことです。
小説はもと/\毒のあるものです。苦悩と悲哀を母胎にしてゐるのだからね。苦悩も悲哀もない人間は、小説を読むと、毒蛇に噛まれるばかり。読む必要はないし、読んでもムダだ。
小説は劇薬ですよ。魂の病人のサイミン薬です。病気を根治する由もないが、一時的に、なぐざめてくれるオモチャです。健康な豚がのむと、毒薬になる。
おそらく一番早く、十分に準備が整い、過去の選挙での票も安定的に得てきていた宇都宮氏がぽっと出のタレント候補(あえてこう表現するが)に押しのけられたのを見て、
なぜリベラル勢力は常に俺の期待を裏切り続けるのだろうとそろそろ精神的に限界が来つつある。次は幸福実現党に入れてやろうかおい。
そういう発想で溜め込んでいくんだな
それも含めてさっさと決めときたいんじゃ
担当者に打合せ前の軽い話で聞いてみたら、今年入った新人とのこと。
「女性なのに気が利かなくってねぇ、まいったよ。ゆとり世代って、みんなこーなんすかね、はは。」
「ゆとり!、今の話、聞いててわかってんの?」
その担当がトイレで席を外した時に、うちのゆとりがぼそっとつぶやいてきた。
「聞こえるって、静かにしとけ。」
その「ゆとり!」が会話に気がついたのか、こちらに向かって歩いてきた。
http://www.ikedahayato.com/20151211/49988308.html
※無印3話の客がいないパターン、デレマス3話の成功するパターンは外す。かといって単に失敗するパターンは後味悪いので不可。とすればこれしかないぜ。あと善子誕生日おめでと。
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曲ができたので、果南と花丸に名前だけ借りて5人として申請書を提出する千歌たち。
「そんなの横暴です!」
「そうだよダイヤ。生徒会長が規則を守らなくてどうするの」と休学明けの果南。
「ぐぬぬ…では一週間後にライブをなさい! そこで生徒の心を動かせれば認めなくもないですわ」
「その挑戦、受けて立ちます!」
「そんな高級なものうちの学校にはないよぅ。東京の学校はいいなあ」
「ないものねだりしないの。体育館のステージでいいんじゃない?」
「そうだねー」
そこへ花丸が様子を見に来る。ルビィもくっついてくる。
「名前貸した手前、裏方くらいなら手伝うずら」
「助かるよ~。あ、ちょっと通しでやってみるから見てくれる?」
初めて見るライブに感動して拍手する花丸。しかしその後ろでルビィがジト目で考えこんでいる。
(う~んいくら初心者とはいえ、このレベルじゃ今のスクールアイドル界では通用しないよぉ。それに体育館でやるって聞こえたけど、ステージの狭さをちゃんと考慮に入れてるのかな?)
「ルビィちゃん、何か気になる?」
「ピギィ! なな何でもないですぅ!」
一方ルビィも家でこっそり踊っていた。
(ここは私ならこうするかなぁ…)
「ルビィ? 何してますの?」
「ひっお姉ちゃん、何でもないよ」
そして花丸は善子にメール。
登校のきっかけが欲しかった善子は、そこまで誘われたら仕方ないわねーとか言いながら制服の準備をする。
ライブ当日。衣装に着替えてステージの幕から恐る恐る首を出すと、体育館は満員だった。
「え…こんなに…?」
「あ、あの、ここまで大勢集めなくても…」
「ハァ!? お客が多くて文句を言うとはどういう了見ですの!」
「い、いえ文句とかじゃなくて、もちろん嬉しいんですけどっ」
と過去への伏線を張るダイヤに、近くで聞いていた果南も複雑な顔。その向こうには謎の金髪が。
「わ、私もこの衣装恥ずかしくなってきたよ~。やっぱり迷彩服の方がよかった…」
「だだ大丈夫! 何とかなるよ!」
そしてとうとう始まったライブ。
しかし案の定、緊張により動きは鈍く、さらに舞台の狭さから互いに激突し、千歌が舞台下に転げ落ちてしまった。
(一瞬でも期待した私が愚かでしたわ…)
善子も呆れ顔である。
「あ、あはは…」
苦笑する花丸の隣で、ルビィがぶるぶると震えている。
(こんな…こんなんじゃ…。
キレたルビィが壇上に駆け上がりマイクを奪い取る。
「エヘッ、みんなビックリした? ここまではちょっとした演出です!
ピンチから逆転するのが真のエンターテインメント! ライブの本番はここからだよぉー!」
「ル、ルビィちゃん!?」
何の取り柄もないと思われていたルビィは、実はステージ上で豹変するタイプだったのだ。
「は、はいずら」
ルビィ+2年生のライブが開始。ルビィのスクールアイドル知識を生かした的確なリードにより、何とか最後までやり遂げたのだった。
「ピギャアアアアア!」
我に返り真っ赤になったルビィは一目散に逃げていった。
「はー、何とか助かったよ。後でルビィちゃんにお礼言わなきゃ」
と、3年生のモブがライブの感想を言いながら歩いてきたので、思わず隠れてしまう。
「あのルビィって子、ほんと可愛かったわね」
「水泳部の渡辺さんもさすがの運動神経よね。ナショナル級だもんね」
「あの曲、転校生の子が作ったんでしょう? さすが東京の人は違うわね」
仲間が誉められていることを嬉しがる千歌だが、千歌自身の名前は出てこない。
「あと一人誰かいなかったっけ?」
「そういえばそんな子もいたわね」
千歌の目から光が失われていく。
それを拾い上げたのは別の3年生だった。
「諦めちゃう?」
「え…?」
「スクーゥアイドォルをやりさえすれば輝けるなんて、そんな甘い話があるわけないわよねぇ。やっぱり普通は普通、μ'sにはなれないって諦めちゃう?」
千歌は涙目になりながらキッと睨み付ける。
「あ、諦めません! 今は無理でも、もっともっと頑張れば、私だって輝ける時が…」
「シャイニー! その気持ちはGoodよ。でも気持ちだけじゃ無理無理。タクティクス、戦術がないとね」
「せ、戦術?」
ぽかんとする千歌の頬に、冷たい缶が押しつけられる。
「ひゃあ!」
「私は3年の小原鞠莉」
「あなたの身柄、私のビジネスセンスに任せてみない? 悪いようにはしないわよぉ~?」
怪しく笑う鞠莉で次回に続く。